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くまさんのマッサージ3♡(翼のこと③)
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「美味しかったねえ、お寿司」
その日の夜、二人は回転寿司屋に出かけた。翼は大好きなマグロとエビがたっぷり食べられて満足したのだ。
「うん、たまにお寿司もいいね。まず家じゃ作れないし」
大地も美味しいと言って、沢山食べていた。
「ああ、お腹いっぱい。このまま寝たら牛になっちゃう」
「ふふ。今お茶を淹れるから座ってゆっくりしようか」
「うん」
大地が台所でお湯を沸かし始める。翼はそういえばと自分のスマートフォンを見つめた。お気に入りのキャラクターショップからメルマガが来ていたのを思い出したのだ。グッズはあまり買わないと決めている翼だが、一応新作が出るたびにチェックはしている。
「わ、可愛い」
「翼さん、お茶だよ」
大地がマグカップを手にやってくる。
「ありがとう、大地君」
「なにか気になるものあった?」
大地が向かいに座りながら聞いてくれる。
「うん、このクッション可愛いなって」
「へえ、本当だ」
翼がスマートフォンの画面を見せながら言うと、大地が頷いてくれる。
「でもお値段が可愛くない」
むすっと翼が言うと大地が笑った。
「そういうもんだよね」
「ねえ大地君、これ買っていい?」
翼が示したのはキャラクターのカードである。新弾のパックが出たということを先程知ったのだ。
「翼さんのコレクションすごいもんね。もちろんいいよ」
「やったあ、えい」
翼は購入するボタンを押した。そのまま一括でクレジットカードで代金を支払う。
「早く来ないかな」
「いつ来るの?」
「クリスマスくらい」
「そんなに先なんだ」
大地が驚いている。翼は頷いた。
「最近のグッズって、すぐ買い占められてすぐ転売されるから困るんだよね。公式にお金を落としたいのに結局関係ない人にお金がいっちゃうし。だから予約出来るだけマシなんだよ」
「なかなか厳しい世界なんだねえ」
「そうなの。でも最近は対策されてきてるから良かったよ」
「欲しい人に定価で手に入るのが一番だよね」
「うん。あぁ、楽しみ」
「12月は、翼さんの誕生日もあるし、今年はプレゼント何にしようか?」
大地にそう尋ねられて、翼はそうだったと気が付いた。
「大地君と一緒にテーマパーク行く」
「え!そういえば行ったことなかったよね。思い付かなかったよ」
「うん、俺も最近思ったの。でも大地君大変じゃないかなって。乗り物乗るのも結構待つみたいだし」
「翼さんと2人なら楽しいんじゃないかな。ならそうしようか。日程的に、クリスマスより前になっちゃいそうだけど」
「いいの?」
「いいよ。翼さんと楽しみたいもの」
「ありがとう、大地君!」
「ね、翼さん、最近なんか練習してるよね?」
翼は大地に顔を寄せて言った。
「年明けに俺の漫画が出版されるからサインの練習してるんだよ」
「えぇ!本当?!」
しー、と翼が静かにのポーズをすると、大地が声を潜めた。
「すごいよ、翼さん。絶対に本買う」
「ありがとう」
翼の心はほかほかしている。
その日の夜、二人は回転寿司屋に出かけた。翼は大好きなマグロとエビがたっぷり食べられて満足したのだ。
「うん、たまにお寿司もいいね。まず家じゃ作れないし」
大地も美味しいと言って、沢山食べていた。
「ああ、お腹いっぱい。このまま寝たら牛になっちゃう」
「ふふ。今お茶を淹れるから座ってゆっくりしようか」
「うん」
大地が台所でお湯を沸かし始める。翼はそういえばと自分のスマートフォンを見つめた。お気に入りのキャラクターショップからメルマガが来ていたのを思い出したのだ。グッズはあまり買わないと決めている翼だが、一応新作が出るたびにチェックはしている。
「わ、可愛い」
「翼さん、お茶だよ」
大地がマグカップを手にやってくる。
「ありがとう、大地君」
「なにか気になるものあった?」
大地が向かいに座りながら聞いてくれる。
「うん、このクッション可愛いなって」
「へえ、本当だ」
翼がスマートフォンの画面を見せながら言うと、大地が頷いてくれる。
「でもお値段が可愛くない」
むすっと翼が言うと大地が笑った。
「そういうもんだよね」
「ねえ大地君、これ買っていい?」
翼が示したのはキャラクターのカードである。新弾のパックが出たということを先程知ったのだ。
「翼さんのコレクションすごいもんね。もちろんいいよ」
「やったあ、えい」
翼は購入するボタンを押した。そのまま一括でクレジットカードで代金を支払う。
「早く来ないかな」
「いつ来るの?」
「クリスマスくらい」
「そんなに先なんだ」
大地が驚いている。翼は頷いた。
「最近のグッズって、すぐ買い占められてすぐ転売されるから困るんだよね。公式にお金を落としたいのに結局関係ない人にお金がいっちゃうし。だから予約出来るだけマシなんだよ」
「なかなか厳しい世界なんだねえ」
「そうなの。でも最近は対策されてきてるから良かったよ」
「欲しい人に定価で手に入るのが一番だよね」
「うん。あぁ、楽しみ」
「12月は、翼さんの誕生日もあるし、今年はプレゼント何にしようか?」
大地にそう尋ねられて、翼はそうだったと気が付いた。
「大地君と一緒にテーマパーク行く」
「え!そういえば行ったことなかったよね。思い付かなかったよ」
「うん、俺も最近思ったの。でも大地君大変じゃないかなって。乗り物乗るのも結構待つみたいだし」
「翼さんと2人なら楽しいんじゃないかな。ならそうしようか。日程的に、クリスマスより前になっちゃいそうだけど」
「いいの?」
「いいよ。翼さんと楽しみたいもの」
「ありがとう、大地君!」
「ね、翼さん、最近なんか練習してるよね?」
翼は大地に顔を寄せて言った。
「年明けに俺の漫画が出版されるからサインの練習してるんだよ」
「えぇ!本当?!」
しー、と翼が静かにのポーズをすると、大地が声を潜めた。
「すごいよ、翼さん。絶対に本買う」
「ありがとう」
翼の心はほかほかしている。
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