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現状把握
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「ふむふむ。そうやって細かく刻んだら練るように混ぜるんやね」
フォクシーはさすが調合レベルが高いだけあり、ルリアの教えた手順をあっさりこなした。
「上手いですね。俺もここまで出来るようになるまで時間かかったのに」
「ふふ、俺も薬を時々作るからな。それに俺の方が姫様より年上だよ?」
フォクシーが肩を揺らして笑う。
「で、フォクシー。俺たちに他の用事もあるんだろう?」
ラヴィアンがとんと指で机を軽く叩いた。
「やっぱりラヴィアン様には隠し事できんなあ。スリーザのダンジョンがもうすぐ崩壊しそうだってさ」
「なんだって?」
「ああ、大丈夫。今は俺たちの部隊が抑えてる。ラヴィアン様のことだから責任者がどのあたりにいるかも分かってるんやろ?」
「まあ一応な」
「そうなの?ラヴィアン!」
今度はルリアが驚く番である。
「うーん、一応な」
ラヴィアンが目をそらす。
「その部隊?の人に捕まえてもらえないの?」
「それは無理やんな」
フォクシーがうーんと腕を組んだ。
「なんで?」
「実力差がありすぎるんよ」
「まあ基本的にダンジョンの責任者は皆強いしなあ」
ラヴィアンも苦々しく言う。だからラヴィアンにイバが直々に頼みに来たのだ。ルリアは点が線に繋がったような閃きがあった。
「というわけで、部隊のコたちは今ぼろぼろだと思うんよ。だから他の薬の作り方も教えてくれへん?」
「分かりました」
*
船は港にいる。スリーザの手前の街にある港だ。ここからバスを乗り継ぎスリーザに向かう。だが、とにかく緊急事態である。フォクシーによると迎えが来るとのことだった。
「もうすぐなんやけどな」
向こうから爆音がした。小型の車が猛スピードでやってくる。
「ラヴィアン様ー!!!」
キキィという急ブレーキ音がしてすぐさま車から誰かが飛び出してきた。淡い水色の長い髪を後ろで結った青年である。彼はラヴィアンの手を取ってぶんぶん振っている。
「ラヴィアン様!来てくださったんですね!」
「ミミカ、久しいな」
ミミカという青年は今にも泣きだしそうだ。
「大変なんです。僕たちギリギリなんですうー!」
「分かったから泣かないでくれ。急ごう」
「はい」
一行が車に乗り込むと、再び爆音をまき散らしながら走り出した。
「姫様も来てくださって」
うううとミミカが涙声で言う。車が揺れたのでルリアは怖くなった。今、ミミカに運転をミスされるわけにはいかない。
「ミミカさん、もう大丈夫だから落ち着いてください」
「お優しい」
ぐすっと鼻をすする音がする。
「ミミカ、怖い運転するなや」
「フォクシー!お前は今の戦況を知らないから!ダンジョンから高クラスの魔物が次から次に出てきてるんだぞ!」
「それは相当やばいな」
「ですよね!ラヴィアン様!」
スリーザの街に入る手前で車は停まらされた。一応確認が要るらしい。
「ミミカ、ラヴィアン様か?」
「そう、もう行っていい?」
「ああ、頼むぞ」
ルリアはスリーザの地図を思い出していた。確かダンジョンは街の一番中心に位置していたはずだ。街の人々も今は避難しているらしい。向こうからどんという大きな音が響いた。
フォクシーはさすが調合レベルが高いだけあり、ルリアの教えた手順をあっさりこなした。
「上手いですね。俺もここまで出来るようになるまで時間かかったのに」
「ふふ、俺も薬を時々作るからな。それに俺の方が姫様より年上だよ?」
フォクシーが肩を揺らして笑う。
「で、フォクシー。俺たちに他の用事もあるんだろう?」
ラヴィアンがとんと指で机を軽く叩いた。
「やっぱりラヴィアン様には隠し事できんなあ。スリーザのダンジョンがもうすぐ崩壊しそうだってさ」
「なんだって?」
「ああ、大丈夫。今は俺たちの部隊が抑えてる。ラヴィアン様のことだから責任者がどのあたりにいるかも分かってるんやろ?」
「まあ一応な」
「そうなの?ラヴィアン!」
今度はルリアが驚く番である。
「うーん、一応な」
ラヴィアンが目をそらす。
「その部隊?の人に捕まえてもらえないの?」
「それは無理やんな」
フォクシーがうーんと腕を組んだ。
「なんで?」
「実力差がありすぎるんよ」
「まあ基本的にダンジョンの責任者は皆強いしなあ」
ラヴィアンも苦々しく言う。だからラヴィアンにイバが直々に頼みに来たのだ。ルリアは点が線に繋がったような閃きがあった。
「というわけで、部隊のコたちは今ぼろぼろだと思うんよ。だから他の薬の作り方も教えてくれへん?」
「分かりました」
*
船は港にいる。スリーザの手前の街にある港だ。ここからバスを乗り継ぎスリーザに向かう。だが、とにかく緊急事態である。フォクシーによると迎えが来るとのことだった。
「もうすぐなんやけどな」
向こうから爆音がした。小型の車が猛スピードでやってくる。
「ラヴィアン様ー!!!」
キキィという急ブレーキ音がしてすぐさま車から誰かが飛び出してきた。淡い水色の長い髪を後ろで結った青年である。彼はラヴィアンの手を取ってぶんぶん振っている。
「ラヴィアン様!来てくださったんですね!」
「ミミカ、久しいな」
ミミカという青年は今にも泣きだしそうだ。
「大変なんです。僕たちギリギリなんですうー!」
「分かったから泣かないでくれ。急ごう」
「はい」
一行が車に乗り込むと、再び爆音をまき散らしながら走り出した。
「姫様も来てくださって」
うううとミミカが涙声で言う。車が揺れたのでルリアは怖くなった。今、ミミカに運転をミスされるわけにはいかない。
「ミミカさん、もう大丈夫だから落ち着いてください」
「お優しい」
ぐすっと鼻をすする音がする。
「ミミカ、怖い運転するなや」
「フォクシー!お前は今の戦況を知らないから!ダンジョンから高クラスの魔物が次から次に出てきてるんだぞ!」
「それは相当やばいな」
「ですよね!ラヴィアン様!」
スリーザの街に入る手前で車は停まらされた。一応確認が要るらしい。
「ミミカ、ラヴィアン様か?」
「そう、もう行っていい?」
「ああ、頼むぞ」
ルリアはスリーザの地図を思い出していた。確かダンジョンは街の一番中心に位置していたはずだ。街の人々も今は避難しているらしい。向こうからどんという大きな音が響いた。
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