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後輩は子猫ちゃん(真司×千晶)
千晶とケーキバイキングに行った話
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千晶と付き合い始めて、もう半年が経とうとしている。
千晶は俺の会社の後輩だ。確か5つ下だと思う。今では恋人だ。
毎日、弁当を作ってもらってる。
俺としては、なにかお礼をしたいけどどうすれば千晶が喜んでくれるかな?
「なあ千晶?」
「どうしたんですか?先輩?」
会社の中では千晶と付き合っていることは秘密にしている。
ロッカールームでこうして二人で話すときも気は抜けない。
「あのさ、どこかいきたいとことかないか?」
「行きたいところ?」
千晶はしばらく考えてぱあと顔を明るくした。
どうやら思いついたらしい。
「今度ニュー大山でケーキバイキングがあるんです。行きましょうよ」
「お、いいぞ」
千晶は可愛いものと甘いものが大好きだ。
彼は、小柄で美人な顔をしている。
少し中性的なところもまた可愛い。
「先輩、またメールしますね」
「おう」
「じゃあ、失礼します」
「明日な」
先に千晶を帰したほうが、スムーズな気がしていつもこうしていた。
一緒に帰りたいなあ。
でもそれは千晶が嫌なんだろうし我慢する。
「ケーキバイキングかあ。
ん?ホテルニュー大山?」
それってめちゃくちゃ高級なホテルじゃなかったか?
俺は慌ててスマホでそのホテルを検索した。
安くても一泊三万は超える。
(おいおい)
そんな高級なホテルのケーキバイキングっていくらくらいなんだろう。
心配になって千晶にメールで聞いてみる。
するとすぐ返信が返ってきた。
「大丈夫ですよ。ケーキバイキングは割とリーズナブルです」
そう返事が来てほっとした。
とりあえず行ってみるしかなさそうだ。
ケーキバイキングは女の子が行くイメージだったけど、結構男もいる。
俺達もその中にまぎれた。
「真司さん、いっぱい食べましょうね!」
千晶が張り切っていて可愛い。
「おう。千晶はなんのケーキが好きなんだ?」
千晶は少し考えて答えた。
「ミルクレープです」
「へえ?」
ミルクレープなんて初めて聞いた。
どういうケーキかな、想像もつかない。
列が前に動き始める。いよいよか。
中に入ると色とりどりのケーキがテーブルの上に並んでいる。
女の子から歓声が上がってみんな写真を撮り始めた。
千晶もそれに加わっている。
へえ、ああやってみんなSNSにあげるのかあ。
感心していると千晶がやってくる。
「さあ、食べましょう」
俺達はケーキを選んで皿に載せた。
「真司さん、これがミルクレープですよ」
何層にも生地が重なっている。へえ。これが。
「俺も食べてみよう」
「はい、おすすめですよ」
千晶が笑って言う。よかったなあ。
飲み物も自由に飲んでいいらしい。すごいな。
アイスティーを選んだ。
テーブルに戻ると千晶がケーキの写真を撮っている。
「真司さん、俺と写真撮りましょうよ」
「いいけど」
千晶って時々女子高生みたいだ。ジェネレーションギャップってやつかもしれない。
千晶とスマホで写真を撮る。
「ふふ、真司さんとまた写真が撮れた」
そんなに喜んでもらえるならいくらでも撮るけど。
「いただきます」
千晶が手を合わせて食べ始める。
「んま」
「美味いか?千晶」
「はい!甘すぎなくて、でも濃厚です」
「へえ」
俺も一口食べてみた。これは。
「美味いな」
「でしょう?」
千晶が自慢げに胸を張る。可愛い。
「あ、これブログに載せていいですか?」
「え・千晶ってブログやってるのか?」
千晶の顔が少し赤くなる。
「はい。えっとこれなんですけど」
千晶が見せてくれたのは、ファンシーなデザインのページだった。
可愛い。
「俺も読んでみたいな」
「面白くはないですよ?]
[いいよ。俺、千晶の好きなもの知りたい」
「真司さん」
千晶にじっと見つめられる。
「真司さんって本当もの好きですよね」
「好きに言ってろ」
千晶にブログのURLを教えてもらった。
あとで読んでみよう。
「真司さん、ベリータルトですよ!」
「へえ、美味そうだな」
ケーキのサイズが小さめだったせいか、意外と沢山食べられた。
「ああ、苦しい」
それでも食べすぎたのは間違いない。
「美味しかったですね」
千晶がにこやかに言う。千晶は小柄だけどよく食べるよな。
駅で千晶と別れた、電車に乗り込む。
千晶からいつものお礼メールが届いて、俺も返信する。
そうだ。ブログだ。
俺は千晶のブログにアクセスした。
やっぱりファンシーな可愛いページだ。
ユニコーンが飾られている。
どうやら千晶はケーキバイキングや、コンビニスイーツなんかを食べたときにこれを更新しているようだ。
濃厚プリンが美味しかったとか、新作ドーナツを買ってみたとか、そんな記事ばかりだ。
中身を読むとそれがいかに美味しかったかつづられている。
甘いもの好きだもんな。
このブログは最近開設したらしい。そのわりにアクセスが半端ない。
もう一万を超えている。
コメントも沢山来ているし、このブログは大人気なようだ。
(すごいな、千晶)
千晶の新しい才能を知った。
ふと見ると、新しい記事があがっている。
俺はその記事をタップして開いた。
ケーキバイキングに行ってきたというその記事に俺とさっき撮った写真が上がっている。
もちろん顔は隠されている。
コメントがどんどん増えている。これが炎上?
記事を読むと、彼氏と行ってきて楽しかったというようなことが書いてあった。
嬉しいけど炎上してますよ?
コメント欄を恐る恐る覗いたら姫ロスと書かれているコメントが多かった。
千晶を女の子だと間違えている人だったらしい。なんだか可哀想だ。
それも無理がないと思う。
千晶のハンドルネームは、あきだったし。
それでも千晶のファンでいると彼らはコメントに書いてくれていたので問題はないと思うけど。
千晶も可愛いから気を付けてもらいたい。
「ブログ読んだぞ」
そうメールを送ると、千晶から返信が来た。
「いっぱい反応来てびっくりしました」
そりゃあそうだろうな。
「変なのに気をつけろよ」
「はい」
千晶が楽しめることが沢山あるといいな。
またケーキバイキングに行ってみるか。
おわり
千晶は俺の会社の後輩だ。確か5つ下だと思う。今では恋人だ。
毎日、弁当を作ってもらってる。
俺としては、なにかお礼をしたいけどどうすれば千晶が喜んでくれるかな?
「なあ千晶?」
「どうしたんですか?先輩?」
会社の中では千晶と付き合っていることは秘密にしている。
ロッカールームでこうして二人で話すときも気は抜けない。
「あのさ、どこかいきたいとことかないか?」
「行きたいところ?」
千晶はしばらく考えてぱあと顔を明るくした。
どうやら思いついたらしい。
「今度ニュー大山でケーキバイキングがあるんです。行きましょうよ」
「お、いいぞ」
千晶は可愛いものと甘いものが大好きだ。
彼は、小柄で美人な顔をしている。
少し中性的なところもまた可愛い。
「先輩、またメールしますね」
「おう」
「じゃあ、失礼します」
「明日な」
先に千晶を帰したほうが、スムーズな気がしていつもこうしていた。
一緒に帰りたいなあ。
でもそれは千晶が嫌なんだろうし我慢する。
「ケーキバイキングかあ。
ん?ホテルニュー大山?」
それってめちゃくちゃ高級なホテルじゃなかったか?
俺は慌ててスマホでそのホテルを検索した。
安くても一泊三万は超える。
(おいおい)
そんな高級なホテルのケーキバイキングっていくらくらいなんだろう。
心配になって千晶にメールで聞いてみる。
するとすぐ返信が返ってきた。
「大丈夫ですよ。ケーキバイキングは割とリーズナブルです」
そう返事が来てほっとした。
とりあえず行ってみるしかなさそうだ。
ケーキバイキングは女の子が行くイメージだったけど、結構男もいる。
俺達もその中にまぎれた。
「真司さん、いっぱい食べましょうね!」
千晶が張り切っていて可愛い。
「おう。千晶はなんのケーキが好きなんだ?」
千晶は少し考えて答えた。
「ミルクレープです」
「へえ?」
ミルクレープなんて初めて聞いた。
どういうケーキかな、想像もつかない。
列が前に動き始める。いよいよか。
中に入ると色とりどりのケーキがテーブルの上に並んでいる。
女の子から歓声が上がってみんな写真を撮り始めた。
千晶もそれに加わっている。
へえ、ああやってみんなSNSにあげるのかあ。
感心していると千晶がやってくる。
「さあ、食べましょう」
俺達はケーキを選んで皿に載せた。
「真司さん、これがミルクレープですよ」
何層にも生地が重なっている。へえ。これが。
「俺も食べてみよう」
「はい、おすすめですよ」
千晶が笑って言う。よかったなあ。
飲み物も自由に飲んでいいらしい。すごいな。
アイスティーを選んだ。
テーブルに戻ると千晶がケーキの写真を撮っている。
「真司さん、俺と写真撮りましょうよ」
「いいけど」
千晶って時々女子高生みたいだ。ジェネレーションギャップってやつかもしれない。
千晶とスマホで写真を撮る。
「ふふ、真司さんとまた写真が撮れた」
そんなに喜んでもらえるならいくらでも撮るけど。
「いただきます」
千晶が手を合わせて食べ始める。
「んま」
「美味いか?千晶」
「はい!甘すぎなくて、でも濃厚です」
「へえ」
俺も一口食べてみた。これは。
「美味いな」
「でしょう?」
千晶が自慢げに胸を張る。可愛い。
「あ、これブログに載せていいですか?」
「え・千晶ってブログやってるのか?」
千晶の顔が少し赤くなる。
「はい。えっとこれなんですけど」
千晶が見せてくれたのは、ファンシーなデザインのページだった。
可愛い。
「俺も読んでみたいな」
「面白くはないですよ?]
[いいよ。俺、千晶の好きなもの知りたい」
「真司さん」
千晶にじっと見つめられる。
「真司さんって本当もの好きですよね」
「好きに言ってろ」
千晶にブログのURLを教えてもらった。
あとで読んでみよう。
「真司さん、ベリータルトですよ!」
「へえ、美味そうだな」
ケーキのサイズが小さめだったせいか、意外と沢山食べられた。
「ああ、苦しい」
それでも食べすぎたのは間違いない。
「美味しかったですね」
千晶がにこやかに言う。千晶は小柄だけどよく食べるよな。
駅で千晶と別れた、電車に乗り込む。
千晶からいつものお礼メールが届いて、俺も返信する。
そうだ。ブログだ。
俺は千晶のブログにアクセスした。
やっぱりファンシーな可愛いページだ。
ユニコーンが飾られている。
どうやら千晶はケーキバイキングや、コンビニスイーツなんかを食べたときにこれを更新しているようだ。
濃厚プリンが美味しかったとか、新作ドーナツを買ってみたとか、そんな記事ばかりだ。
中身を読むとそれがいかに美味しかったかつづられている。
甘いもの好きだもんな。
このブログは最近開設したらしい。そのわりにアクセスが半端ない。
もう一万を超えている。
コメントも沢山来ているし、このブログは大人気なようだ。
(すごいな、千晶)
千晶の新しい才能を知った。
ふと見ると、新しい記事があがっている。
俺はその記事をタップして開いた。
ケーキバイキングに行ってきたというその記事に俺とさっき撮った写真が上がっている。
もちろん顔は隠されている。
コメントがどんどん増えている。これが炎上?
記事を読むと、彼氏と行ってきて楽しかったというようなことが書いてあった。
嬉しいけど炎上してますよ?
コメント欄を恐る恐る覗いたら姫ロスと書かれているコメントが多かった。
千晶を女の子だと間違えている人だったらしい。なんだか可哀想だ。
それも無理がないと思う。
千晶のハンドルネームは、あきだったし。
それでも千晶のファンでいると彼らはコメントに書いてくれていたので問題はないと思うけど。
千晶も可愛いから気を付けてもらいたい。
「ブログ読んだぞ」
そうメールを送ると、千晶から返信が来た。
「いっぱい反応来てびっくりしました」
そりゃあそうだろうな。
「変なのに気をつけろよ」
「はい」
千晶が楽しめることが沢山あるといいな。
またケーキバイキングに行ってみるか。
おわり
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