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後輩は子猫ちゃん(真司×千晶)
二人で
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「真司さん、ご飯です」
千晶がニコニコしながら出来上がった料理を運んできてくれた。
手伝いたいけど、千晶はいつも座っていてくれればいいと言う。
俺はいまのところはそれに従っている。
でも千晶が大変な時は手伝うという決意も固めている。
今日はピーマンとたけのこがたっぷり入った青椒肉絲だった。
もちろん大好きな肉だっていっぱい入っている。店のじゃこうはいかない。
「千晶、すごいな!」
「簡単ですよ、中華系は素があるんで」
「へえ!」
千晶が茶碗にご飯を軽くよそってくれる。
あとでおかわりしやすいようにだ。
本当に千晶は奥さんみたいだな。他にもジャガイモの味噌汁を作ってくれたようだ。
好きなんだよなあ、それ。母さんがよく作ってくれた。
「真司さん、ここ居心地悪くないですか?」
千晶が心配そうに尋ねてくれる。
俺は一昨日から千晶の家に転がり込んでいる。
いざ実行してみると、意外と簡単だった。
もっと早くこうすればよかったかな。
でもお互いのタイミングもあるし。
それがたまたま今だったんだろう。
千晶と付き合って、もう半年が経つ。季節はいつの間にか秋だ。
千晶のことを知ってどんどん千晶に惹かれていく自分がいる。
好きって上限ないんだな、なんて思ってしまう。
「千晶こそ大変じゃないか?毎日ご飯作ってくれるし。
俺はコンビニとかファミレスでもいいからな?」
「真司さんって優しいですよね」
「そうかな?」
「はい。優しいです」
千晶にきっぱり断言されると照れるな。
俺は照れ隠しに食べ始めることにした。
「い、いただきます」
「どうぞ」
今日もお腹いっぱい食べてしまった。
千晶のご飯の難点は美味しすぎて食べすぎるところにある。
この前の健康診断で、体重をキープしないといけないという話になって、それから俺は毎日体重を計っている。
それをスマホのアプリに入力する。今度の受診で見せないといけないらしい。
「大丈夫なんだよなあ」
「真司さん?」
千晶が声を掛けてきた。
「お前の飯いつも沢山食べるけど体重増えないんだよな」
「それはよかったです。野菜中心にしていますしね」
「千晶は頼りになるなあ」
こうなるともう千晶が作る以外のご飯が食べられないんだよな。
「真司さん、お風呂に入ったらどうですか?沸いていますよ」
「いいのか?」
「もちろん」
なんでも千晶にやらせてしまっている。
俺にもなにかできることがあるはずだ。そのことも含めて千晶とちゃんと話そう。
夜、俺は千晶のベッドの下に布団を敷いて寝ている。
「なあ千晶?」
暗闇の中、俺は千晶に話しかけた。
「どうしましたか?」
「家事のことなんだけどさ、もっと分担しようぜ」
「これから二人で暮らすんですもんね」
「ああ。俺もなにかしたいよ」
「じゃあ真司さんは洗濯ですね」
確かに洗濯なら俺にもできそうだ。洗濯機を回して干すだけだしな。
「真司さん、あの」
千晶が起き上がる気配がある。
「あの、そっちで一緒に寝たいです」
「いいよ、おいで」
千晶が俺に抱き着いてくる。
「ねえ、真司さん。俺のこと呆れたりしないんですか?」
「え?なんで?」
訳がわからない。
「俺、男なのにそういう部分全然ないし」
「そうか?千晶は男らしいぞ?」
「え?」
「よっぽど他の男のほうがうじうじしてるぞ。
俺もだけどな」
そう言って笑ったら千晶がじっと見つめてきた。
「し、真司さんはかっこいいし、優しいです」
「そういってもらえると嬉しい」
千晶を抱き寄せてキスした。
「千晶、こらからもよろしくな」
「はい」
おわり。
千晶がニコニコしながら出来上がった料理を運んできてくれた。
手伝いたいけど、千晶はいつも座っていてくれればいいと言う。
俺はいまのところはそれに従っている。
でも千晶が大変な時は手伝うという決意も固めている。
今日はピーマンとたけのこがたっぷり入った青椒肉絲だった。
もちろん大好きな肉だっていっぱい入っている。店のじゃこうはいかない。
「千晶、すごいな!」
「簡単ですよ、中華系は素があるんで」
「へえ!」
千晶が茶碗にご飯を軽くよそってくれる。
あとでおかわりしやすいようにだ。
本当に千晶は奥さんみたいだな。他にもジャガイモの味噌汁を作ってくれたようだ。
好きなんだよなあ、それ。母さんがよく作ってくれた。
「真司さん、ここ居心地悪くないですか?」
千晶が心配そうに尋ねてくれる。
俺は一昨日から千晶の家に転がり込んでいる。
いざ実行してみると、意外と簡単だった。
もっと早くこうすればよかったかな。
でもお互いのタイミングもあるし。
それがたまたま今だったんだろう。
千晶と付き合って、もう半年が経つ。季節はいつの間にか秋だ。
千晶のことを知ってどんどん千晶に惹かれていく自分がいる。
好きって上限ないんだな、なんて思ってしまう。
「千晶こそ大変じゃないか?毎日ご飯作ってくれるし。
俺はコンビニとかファミレスでもいいからな?」
「真司さんって優しいですよね」
「そうかな?」
「はい。優しいです」
千晶にきっぱり断言されると照れるな。
俺は照れ隠しに食べ始めることにした。
「い、いただきます」
「どうぞ」
今日もお腹いっぱい食べてしまった。
千晶のご飯の難点は美味しすぎて食べすぎるところにある。
この前の健康診断で、体重をキープしないといけないという話になって、それから俺は毎日体重を計っている。
それをスマホのアプリに入力する。今度の受診で見せないといけないらしい。
「大丈夫なんだよなあ」
「真司さん?」
千晶が声を掛けてきた。
「お前の飯いつも沢山食べるけど体重増えないんだよな」
「それはよかったです。野菜中心にしていますしね」
「千晶は頼りになるなあ」
こうなるともう千晶が作る以外のご飯が食べられないんだよな。
「真司さん、お風呂に入ったらどうですか?沸いていますよ」
「いいのか?」
「もちろん」
なんでも千晶にやらせてしまっている。
俺にもなにかできることがあるはずだ。そのことも含めて千晶とちゃんと話そう。
夜、俺は千晶のベッドの下に布団を敷いて寝ている。
「なあ千晶?」
暗闇の中、俺は千晶に話しかけた。
「どうしましたか?」
「家事のことなんだけどさ、もっと分担しようぜ」
「これから二人で暮らすんですもんね」
「ああ。俺もなにかしたいよ」
「じゃあ真司さんは洗濯ですね」
確かに洗濯なら俺にもできそうだ。洗濯機を回して干すだけだしな。
「真司さん、あの」
千晶が起き上がる気配がある。
「あの、そっちで一緒に寝たいです」
「いいよ、おいで」
千晶が俺に抱き着いてくる。
「ねえ、真司さん。俺のこと呆れたりしないんですか?」
「え?なんで?」
訳がわからない。
「俺、男なのにそういう部分全然ないし」
「そうか?千晶は男らしいぞ?」
「え?」
「よっぽど他の男のほうがうじうじしてるぞ。
俺もだけどな」
そう言って笑ったら千晶がじっと見つめてきた。
「し、真司さんはかっこいいし、優しいです」
「そういってもらえると嬉しい」
千晶を抱き寄せてキスした。
「千晶、こらからもよろしくな」
「はい」
おわり。
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