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ゲーム会社ムロムからの挑戦状(航&平介)
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「なぁ平介、今日の夕飯、すき焼きでいいか?」
そろそろ定時という頃、会社の先輩でありパートナーである航にこう尋ねられた。
「え!すき焼き嬉しい!」
「この間商店街の肉屋がセールしてたんだよ。ちょっと奮発した」
平介はここでハッとなった。
「俺、今日予約していたゲームを買いに行くつもりで…」
「あぁ。言ってたよな。大丈夫。連絡くれればいい感じに作っておくよ」
「先輩、好きです」
「…平介の告白は毎回慣れねえな。ま、寒いから早く帰ってこいよ」
「はい。ありがとうございます」
航と会社の出口で手を振り合って別れる。最近は残業を良しとしない風潮になってきているが、こなさなければならない仕事量は変わらないので、就業中はがむしゃらに仕事をこなす日々だ。そのストレスを解消するために、平介は子供の頃から好きだったゲームに救いを求めた。航も似たような理由だったらしい。同居を始めたらお互い、思いの外しっくりきてしまった。
(先輩といると、とにかく楽なんだよな)
てくてくと寒空の中、馴染みの家電量販店に向かう。店内に入りレジの列に並ぶ。平介の番は直にやって来た。無事にソフトを購入し、電車に乗り込む。帰宅時間のため、車内は混み合っていたが平介はすっかり慣れている。まるで動じなかった。
(そうだ、先輩に連絡しなくちゃな)
人混みの中コートのポケットからスマホを取り出し、たたたと文面を打ち込む。
(あと15分くらいで帰ります、と)
電車が駅に停車し、また走り始める。やっと最寄り駅だ。平介は電車から降り、ほっと一息ついた。ここから徒歩で数分の距離に自宅はある。平介は家の立地に金を惜しまなかった。一人暮らしをするには広すぎる2LDK。そこに航が転がり込んでくるのは自然過ぎる流れだった。
「ただいまー」
玄関で靴を脱ぎ、中に入ると暖かい。
「お帰り。買えたのか?」
「はい。わぁいい匂い」
「割り下は店で買ったんだ。確実だしな」
「いいと思います」
航は食材が煮えるのを待っていたらしい。よし、と一言呟いた。
「平介、ご飯盛ってくれるか?」
「はい。たまに飲もうかな。先輩もノンアル飲みます?」
「あぁ、もらう」
平介はプルタブを引っ張った。ぷしっといういい音がする。口に運ぶと苦みが広がった。
「あー、うまー」
「平介、肉も食えよ?」
「はーい」
航の料理の腕前は確かである。今日はすき焼きの他に惣菜のコロッケや手作りのサラダもあった。
「先輩、最近ゲーム買ってます?」
「あぁ。オンラインでホラーゲーム買ってやってる。怖い分岐あるから今度付き合ってくれ」
「なんですかそれ、いいですけど。そもそも先輩は今日俺とゲームするんですよ?」
「分かってるよ。厶ロムからの挑戦状なんだろ?」
「はい」
今日平介が買ってきたゲームは死にゲーという名で有名なものだった。とにかく序盤で心をへし折られてしまうらしい。平介はずっとやってみたかったので、新作が出ると聞いて張り切って予約しにいった。もちろん前作までの情報はしっかり調べ上げている。
「死にゲーなんてよくやるな?」
航もこのゲームのことはもちろん知っている。平介は思わず笑った。
「この会社の出すゲーム、ストーリーが面白いらしくて、ずっと興味があったんです」
「なるほどな。まぁ平介はゲーム上手いしなんとかなるだろ」
「どうですかね?あ、たまご新しいのもらいます」
「おう、ガンガン食え」
2人はしばらく夢中ですき焼きを食べた。
「ふー、美味かったなぁ。たまに焼き肉とかも行こうぜ」
「食べ放題がいいですね」
「いいなそれ。よし、片付けたら風呂入ってゲームしよう。平介、部屋の掃除頼めるか?俺は食器洗う」
「任せてください」
2人はこうして分担して家事をしている。平介はワイパーで床を綺麗に拭いた。いつも航が綺麗に掃除をしているのであまり汚れていない。それでも平介は丁寧に拭いた。航の綺麗好きを知っているからだ。
「平介、先に風呂入れよ。ゲームも序盤はキャラメイクとかなんだろ?」
「確かに。なら先に頂きます」
平介は風呂場に向かった。浴槽の蓋を開けるといい香りのする入浴剤が入れられている。平介はかけ湯をして湯船に浸かった。
「あー、沁みるー」
浴槽に浸かると自分が疲れていたことに気が付く。よく温まり、全身を洗った。
「よし、ゲームするぞ!」
パジャマを着て居間に向かうと、航が台所でなにやら作っている。
「先輩?」
「あぁ、さっき残った汁で煮込みうどん作ろうかなって」
「美味しそう…」
思わずよだれが垂れそうになったが既の所で堪えた。
「美味いぞ。夜食に食おうな」
「はい!」
「じゃ、俺も風呂入ってくるわ。平介、先に始めていてくれ」
「了解です」
平介はソフトを本体に差し込み起動した。
「わ、画質綺麗だな。今時のゲームって感じ」
新しいセーブデータを作るかという確認があり、平介は了承した。いよいよゲームの始まりだ。
「死にゲーで女の子は可哀想な気がするな…」
平介はブツブツ言いながらキャラメイクを始めた。
航の言った通りなかなか時間がかかる。出来上がった頃には航も風呂から上がっていた。
「男にしたのか?主人公」
「はい。名前はクランニなんですけどね」
「職業は戦士か。強くなりそうだな」
「はい。今は普通の剣しか持ってないんでここからですね」
「厳しいな」
言いながら航が平介の隣に腰掛ける。
「あ、温かいお茶飲むか?」
「はい、頂きます」
こう言いながらも平介はゲームをプレイしている。まずは情報を収集したい。動作もあれこれ試してみる。
「なるほど。ここで素材を使うと能力値が上がるんだ」
「お茶持ってきたぞー」
航が戻ってきた。
「ありがとうございます。今、俺は拠点にいるみたいなんです。で、ここからワープして外の世界にいけるみたいなんですけど…」
「へぇ、じゃあステージみたいになってるのか?」
「多分。推奨レベルもないみたいなんで、難易度は運ですね」
「まぁダメだったら違う場所にいけばいいんだし」
「そうですね」
平介は一つの扉からワープした。
【刻限の間】という場所に辿り着く。そこは神殿のような造りをした建物だった。
「綺麗だな映像」
「そうなんです、あ!敵!!」
剣を振りかざした男が走ってくる。盾も持っているので今のクランニより遥かに上等な装備だった。
「いい盾持ってるな、コイツ」
「多分奪えますよ」
平介はクランニに剣を構えさせ、相手の攻撃を誘う。男が剣を振りかぶった瞬間、クランニの鋭い突きが相手の胸にヒットした。男が呻きながら倒れる。
「盾入手しました」
男を調べると薬草なんかのアイテムもあった。
「そうか、このゲーム、バトルの経験値でレベルアップじゃないのか」
「そうなんです、素材が必要でっとと!」
暗がりから敵が現れ平介は慌てて避けた。
「平介はやっぱり上手いよな」
「カウンターを上手く決めるといいみたいですよ」
「へえ」
刻限の間をくまなく探索する。
「うーん、大体見たような…」
「これってどうすればクリアになるんだ?」
「ボスを倒すとクリアです」
「え…もうボスなのか?」
「でも1回拠点に戻って能力値を上げたほうがいいかもですね」
「あぁ、慎重にな」
平介はクランニを操り拠点に戻った。
「さすが死にゲー、勝たせてくれませんね」
時はすでに深夜になっている。平介はなかなかボスが倒せなかった。惜しいところまでいくのだが、ボスの猛攻にやられてしまう。
「とりあえず煮込みうどん食わないか?」
「そうですね」
平介は一応セーブをしてコントローラーを置いた。
「あ、美味しい!」
「たまごはうどんにマストだからな」
「ですね」
ずるずるうどんを啜りながらふと、テレビ画面を見るとなにやら選択肢が出ている。
「あれ?なんだろ?精霊の懇願を聞き入れます…か?」
「平介、どうかしたか?」
「選択肢が出てるんです。こんな情報聞いたことないけど」
「ムロムの挑戦状だな」
「そうですね。せっかくだし、聞き入れてみよう」
平介は了承を押した。すると急にムービーが入る。
「クランニ様、敵中にいる精霊の長を救出して欲しいのです」
「急だなぁ」
「本当だな」
2人で精霊の言葉に驚いていると、精霊は色々なアイテムを渡してくれた。
「安全な旅をお祈りしています」
そう言い残して彼女は去っていった。
「クロスボウと矢は有難いな。あとは体力回復系のアイテムか」
クランニに早速クロスボウを装備させる。
「うん、遠距離攻撃が出来るのは大きいな。早速ボスを倒しに行こう」
「精霊の長の場所も分かるかもしれないしな」
「ですね!」
平介はボスと戦っている。お互いギリギリだ。
「ここでクロスボウに切り替えよう」
なんとか攻撃を躱し、平介はクロスボウを装備し直した。
「平介、あと一撃でいけそうだぞ」
「うぅ…怖すぎる」
ボスも最後の足掻きなのか攻撃が激しい。なんとかそれも躱しきって、平介は矢をボスに撃ち込んでいた。ボスの体ががらがらと崩れていく。
「た…倒した?」
「やったな!平介!」
「はい!わぁ、アイテムがこんなに。とりあえず拠点に戻りましょう」
平介はクランニの能力値を上げながらふと気が付いた。地図上に赤いマーカーがついている。
「もしかしてこれが…?」
「精霊の長の場所かもな」
「ムロム、なかなかやってくれますね!」
「面白いな、このゲーム」
平介がこのゲームを楽しんだのは言うまでもない。
そろそろ定時という頃、会社の先輩でありパートナーである航にこう尋ねられた。
「え!すき焼き嬉しい!」
「この間商店街の肉屋がセールしてたんだよ。ちょっと奮発した」
平介はここでハッとなった。
「俺、今日予約していたゲームを買いに行くつもりで…」
「あぁ。言ってたよな。大丈夫。連絡くれればいい感じに作っておくよ」
「先輩、好きです」
「…平介の告白は毎回慣れねえな。ま、寒いから早く帰ってこいよ」
「はい。ありがとうございます」
航と会社の出口で手を振り合って別れる。最近は残業を良しとしない風潮になってきているが、こなさなければならない仕事量は変わらないので、就業中はがむしゃらに仕事をこなす日々だ。そのストレスを解消するために、平介は子供の頃から好きだったゲームに救いを求めた。航も似たような理由だったらしい。同居を始めたらお互い、思いの外しっくりきてしまった。
(先輩といると、とにかく楽なんだよな)
てくてくと寒空の中、馴染みの家電量販店に向かう。店内に入りレジの列に並ぶ。平介の番は直にやって来た。無事にソフトを購入し、電車に乗り込む。帰宅時間のため、車内は混み合っていたが平介はすっかり慣れている。まるで動じなかった。
(そうだ、先輩に連絡しなくちゃな)
人混みの中コートのポケットからスマホを取り出し、たたたと文面を打ち込む。
(あと15分くらいで帰ります、と)
電車が駅に停車し、また走り始める。やっと最寄り駅だ。平介は電車から降り、ほっと一息ついた。ここから徒歩で数分の距離に自宅はある。平介は家の立地に金を惜しまなかった。一人暮らしをするには広すぎる2LDK。そこに航が転がり込んでくるのは自然過ぎる流れだった。
「ただいまー」
玄関で靴を脱ぎ、中に入ると暖かい。
「お帰り。買えたのか?」
「はい。わぁいい匂い」
「割り下は店で買ったんだ。確実だしな」
「いいと思います」
航は食材が煮えるのを待っていたらしい。よし、と一言呟いた。
「平介、ご飯盛ってくれるか?」
「はい。たまに飲もうかな。先輩もノンアル飲みます?」
「あぁ、もらう」
平介はプルタブを引っ張った。ぷしっといういい音がする。口に運ぶと苦みが広がった。
「あー、うまー」
「平介、肉も食えよ?」
「はーい」
航の料理の腕前は確かである。今日はすき焼きの他に惣菜のコロッケや手作りのサラダもあった。
「先輩、最近ゲーム買ってます?」
「あぁ。オンラインでホラーゲーム買ってやってる。怖い分岐あるから今度付き合ってくれ」
「なんですかそれ、いいですけど。そもそも先輩は今日俺とゲームするんですよ?」
「分かってるよ。厶ロムからの挑戦状なんだろ?」
「はい」
今日平介が買ってきたゲームは死にゲーという名で有名なものだった。とにかく序盤で心をへし折られてしまうらしい。平介はずっとやってみたかったので、新作が出ると聞いて張り切って予約しにいった。もちろん前作までの情報はしっかり調べ上げている。
「死にゲーなんてよくやるな?」
航もこのゲームのことはもちろん知っている。平介は思わず笑った。
「この会社の出すゲーム、ストーリーが面白いらしくて、ずっと興味があったんです」
「なるほどな。まぁ平介はゲーム上手いしなんとかなるだろ」
「どうですかね?あ、たまご新しいのもらいます」
「おう、ガンガン食え」
2人はしばらく夢中ですき焼きを食べた。
「ふー、美味かったなぁ。たまに焼き肉とかも行こうぜ」
「食べ放題がいいですね」
「いいなそれ。よし、片付けたら風呂入ってゲームしよう。平介、部屋の掃除頼めるか?俺は食器洗う」
「任せてください」
2人はこうして分担して家事をしている。平介はワイパーで床を綺麗に拭いた。いつも航が綺麗に掃除をしているのであまり汚れていない。それでも平介は丁寧に拭いた。航の綺麗好きを知っているからだ。
「平介、先に風呂入れよ。ゲームも序盤はキャラメイクとかなんだろ?」
「確かに。なら先に頂きます」
平介は風呂場に向かった。浴槽の蓋を開けるといい香りのする入浴剤が入れられている。平介はかけ湯をして湯船に浸かった。
「あー、沁みるー」
浴槽に浸かると自分が疲れていたことに気が付く。よく温まり、全身を洗った。
「よし、ゲームするぞ!」
パジャマを着て居間に向かうと、航が台所でなにやら作っている。
「先輩?」
「あぁ、さっき残った汁で煮込みうどん作ろうかなって」
「美味しそう…」
思わずよだれが垂れそうになったが既の所で堪えた。
「美味いぞ。夜食に食おうな」
「はい!」
「じゃ、俺も風呂入ってくるわ。平介、先に始めていてくれ」
「了解です」
平介はソフトを本体に差し込み起動した。
「わ、画質綺麗だな。今時のゲームって感じ」
新しいセーブデータを作るかという確認があり、平介は了承した。いよいよゲームの始まりだ。
「死にゲーで女の子は可哀想な気がするな…」
平介はブツブツ言いながらキャラメイクを始めた。
航の言った通りなかなか時間がかかる。出来上がった頃には航も風呂から上がっていた。
「男にしたのか?主人公」
「はい。名前はクランニなんですけどね」
「職業は戦士か。強くなりそうだな」
「はい。今は普通の剣しか持ってないんでここからですね」
「厳しいな」
言いながら航が平介の隣に腰掛ける。
「あ、温かいお茶飲むか?」
「はい、頂きます」
こう言いながらも平介はゲームをプレイしている。まずは情報を収集したい。動作もあれこれ試してみる。
「なるほど。ここで素材を使うと能力値が上がるんだ」
「お茶持ってきたぞー」
航が戻ってきた。
「ありがとうございます。今、俺は拠点にいるみたいなんです。で、ここからワープして外の世界にいけるみたいなんですけど…」
「へぇ、じゃあステージみたいになってるのか?」
「多分。推奨レベルもないみたいなんで、難易度は運ですね」
「まぁダメだったら違う場所にいけばいいんだし」
「そうですね」
平介は一つの扉からワープした。
【刻限の間】という場所に辿り着く。そこは神殿のような造りをした建物だった。
「綺麗だな映像」
「そうなんです、あ!敵!!」
剣を振りかざした男が走ってくる。盾も持っているので今のクランニより遥かに上等な装備だった。
「いい盾持ってるな、コイツ」
「多分奪えますよ」
平介はクランニに剣を構えさせ、相手の攻撃を誘う。男が剣を振りかぶった瞬間、クランニの鋭い突きが相手の胸にヒットした。男が呻きながら倒れる。
「盾入手しました」
男を調べると薬草なんかのアイテムもあった。
「そうか、このゲーム、バトルの経験値でレベルアップじゃないのか」
「そうなんです、素材が必要でっとと!」
暗がりから敵が現れ平介は慌てて避けた。
「平介はやっぱり上手いよな」
「カウンターを上手く決めるといいみたいですよ」
「へえ」
刻限の間をくまなく探索する。
「うーん、大体見たような…」
「これってどうすればクリアになるんだ?」
「ボスを倒すとクリアです」
「え…もうボスなのか?」
「でも1回拠点に戻って能力値を上げたほうがいいかもですね」
「あぁ、慎重にな」
平介はクランニを操り拠点に戻った。
「さすが死にゲー、勝たせてくれませんね」
時はすでに深夜になっている。平介はなかなかボスが倒せなかった。惜しいところまでいくのだが、ボスの猛攻にやられてしまう。
「とりあえず煮込みうどん食わないか?」
「そうですね」
平介は一応セーブをしてコントローラーを置いた。
「あ、美味しい!」
「たまごはうどんにマストだからな」
「ですね」
ずるずるうどんを啜りながらふと、テレビ画面を見るとなにやら選択肢が出ている。
「あれ?なんだろ?精霊の懇願を聞き入れます…か?」
「平介、どうかしたか?」
「選択肢が出てるんです。こんな情報聞いたことないけど」
「ムロムの挑戦状だな」
「そうですね。せっかくだし、聞き入れてみよう」
平介は了承を押した。すると急にムービーが入る。
「クランニ様、敵中にいる精霊の長を救出して欲しいのです」
「急だなぁ」
「本当だな」
2人で精霊の言葉に驚いていると、精霊は色々なアイテムを渡してくれた。
「安全な旅をお祈りしています」
そう言い残して彼女は去っていった。
「クロスボウと矢は有難いな。あとは体力回復系のアイテムか」
クランニに早速クロスボウを装備させる。
「うん、遠距離攻撃が出来るのは大きいな。早速ボスを倒しに行こう」
「精霊の長の場所も分かるかもしれないしな」
「ですね!」
平介はボスと戦っている。お互いギリギリだ。
「ここでクロスボウに切り替えよう」
なんとか攻撃を躱し、平介はクロスボウを装備し直した。
「平介、あと一撃でいけそうだぞ」
「うぅ…怖すぎる」
ボスも最後の足掻きなのか攻撃が激しい。なんとかそれも躱しきって、平介は矢をボスに撃ち込んでいた。ボスの体ががらがらと崩れていく。
「た…倒した?」
「やったな!平介!」
「はい!わぁ、アイテムがこんなに。とりあえず拠点に戻りましょう」
平介はクランニの能力値を上げながらふと気が付いた。地図上に赤いマーカーがついている。
「もしかしてこれが…?」
「精霊の長の場所かもな」
「ムロム、なかなかやってくれますね!」
「面白いな、このゲーム」
平介がこのゲームを楽しんだのは言うまでもない。
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