最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。

はやしかわともえ

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十七章

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1・次の日、俺とシャオはルシファー騎士団の詰所で、エリザ様の屋敷から見つかった記録を眺めていた。もちろん復元転写されたものである。マシャは睡蓮に遊んでもらっている。睡蓮は子供の扱いもうまい。マシャは声をあげて笑っている。楽しそうだ。

記録にはマシャの誕生した頃のものもあった。彼は体外受精された受精卵から生まれたらしい。そこから色々遺伝子を弄られたというようなことが書かれていた。だからあんなに回復力が高いのか。目撃情報によれば、体を武器のような形に変えられるらしい。身体能力もものすごく高いようだ。
彼をヒトじゃないものにしたのは紛れもなくヒトだ。

「チッ、あんなチビの体を弄りやがって」

シャオが思わずといった様子で舌打ちをした。俺も同じ気持ちだ。マシャにはなんの罪もない。あの子を引き取れていなかったら、もののように処分されていたのだ。

「ね、王。スカーが獣人国に行ったって本当?」

睡蓮がマシャを抱き上げながら言う。それは知らなかった。
シャオは頷いた。

「あいつは一応、獣人だからな」

「え?そうなの?」

俺は驚いてしまった。スカーさんは全身を黒い布で覆っていたから分からなかった。獣人だったんだ。シャオが笑う。

「あいつはライラとも仲がいい。今朝発った。もう着いてる頃だろ」

獣人国はここ、魔界から西に行ったところにある。内乱の余波はもちろん魔界にも来ている。獣人国から魔界に避難してくるヒトも明らかに増えた。

「スカーたち、斥候部隊には獣人国の現状を調査してもらっている。まあ部外者の俺たちが出来ることは僅かだ。
問題点としては王政が糞だったってことだな。あまりに独裁が過ぎた。エネミーのことも王族は関心を示さなかったらしい」

「え?てっきり国中が一致団結してるのかと思ってた」

俺の言葉に睡蓮が悲しげに首を振る。

「動いていたのは城勤めの騎士だけだったみたい。王族と民の両方を守るって」

「そう…だったんだ。ねえシャオ?ライラさんはその、城勤めの騎士じゃないの?」

「あぁ。昔はな。あいつは今、独裁的な王政をやめさせようと動いている。つまりレジスタンスってやつだな。血の流れない革命はねえ。王政側は今、劣勢だ。俺たちが動かなくても直に…」

「王…当然、僕たちも行くよね?獣人国に」

「睡蓮?」

シャオが困惑したような声を上げる。睡蓮はそれに構わず続ける。

「王がライラくんを見過ごすことなんて出来るわけないじゃない。確かにライラくんは世界で一番強い猫かもしれないよ。でもだからって…」

『世界で一番強い猫』、どうやらそれはライラさんを表す代名詞らしい。
シャオが唸る。

「分かってる、お前の言う通りだよ、睡蓮。ましろにも一人で行くなって言われたしな」

シャオが俺を見て笑う。そして言った。

「にしても、仕事に穴開けずにそこにいけるもんなのか?」

「それは王が頑張るしかないよ」

睡蓮の言葉にシャオが脱力している。

「王!スカー様より伝令です!」

斥候部隊から情報が来たらしい。伝令役の彼はとても足が速い。シャオの前で跪く。息切れすらしていない。

「何があった?」

「は、おそれながら、獣人国の城から火が出ていると」

「スカーは無事か?」

「はい、現在スカー様は消火に当たっております。ただ、風が強く火の回りが早いようで、なかなか火が消えません」

「分かった。魔界から消防を派遣させる。俺たちも行くぞ。みんなに伝えろ!急げ!」

「は!」

「さすが、王!僕、頑張るよ!」

「睡蓮、お前はましろとマシャを頼む」

シャオの言葉に睡蓮は強く頷いてくれたのだった。

2・俺たちは、獣人国を目指している。獣人国へは魔界にある西の砦を出る必要があるらしい。リーシャさんがいた砦は南の砦だった。魔界は最北に面しているのだ。西の砦までは毎度お馴染みの飛龍で向かう。飛龍を見て、当然マシャは騒いだ。かっこいいもんね、分かる。

「マシャ、この子たちに優しくしてあげてね」

マシャは飛龍の体に抱きついた。飛龍が嬉しそうに鳴く。飛龍たちは基本的に大人しくて優しい性格をしている。マシャは本当に嬉しかったらしい。ぎゅう、と飛龍に更に抱きついた。飛龍がマシャの服を口で咥える。そのままぽい、と自分の背中にマシャを乗せた。
時間がないことを飛龍たちもよく承知している。

「ありがとうね」

「ギュル」

俺も飛龍の背中に乗った。飛龍がタタタと翼を広げて走るとふわり、と浮かび上がる。いつもながらこの浮遊感にドキドキするな。マシャは怖いのか飛龍の首にしっかりしがみついている。それをあやすように飛龍が自分のからだごとマシャを揺らしてみせた。マシャはそれが嬉しかったらしい。にっこり笑っている。

「可愛いよね、マシャくん」

上方を飛ぶ飛竜に乘る睡蓮に声をかけられて、俺は頷いていた。そう、マシャは可愛い。
俺にとって特別な子だ。一緒にいるうちにどんどん愛おしくなってきている。この子は絶対に俺が守る。
俺はマシャを引き取る時にそう決めていた。

飛龍に乗って20分ほど飛んだ頃、砦が見えてきた。飛龍が静かに地面に降り立つ。マシャはすっかり飛龍と仲良くなったようだ。ぎゅっとお互いを抱き締めあって、離れた。

「ばい…ば…い」

マシャが飛龍たちに手を振っている。そんなマシャの頭をシャオが撫でていた。シャオがふっと息をつく。彼の雰囲気が変わったことにマシャは気が付いたようだ。

シャオが声を張り上げる。

「ましろ、睡蓮、お前たちはマシャとここで待機しろ!残りの奴らは俺と来い!」

「は!」

雰囲気の変化に驚いたのか、マシャはシャオにしがみつこうとする。そんなマシャをシャオは抱き締めた。

「マシャ、いい子にしていろよ」

「ん!」

マシャが力強く頷く。俺はマシャを抱き寄せた。シャオが俺を見つめてくる。

「ましろ、日が変わる頃には戻る。この辺りの警戒を頼む」

「分かった」

シャオに額にキスされる。

「行ってくるな」

俺はシャオたちが見えなくなるまで手を振り続けた。

2・「むうう、困ったものだ。一体どうしたものか…」

砦の近くには、騎士が休むための宿舎がある。睡蓮に促されて、中に入るとトレンチコートを着た誰かが唸っていた。騎士にはとても見えないな。誰だろう。

「もー、またここに来ていたんですか?サムさん」

睡蓮がそう声を掛けると、彼はばっと立ち上がった。

「これはこれは睡蓮殿。お久しぶりですな」

あれ、このヒト誰かに似ているな。誰だろう?じっと見つめているとサムさんと呼ばれたその人は顔を赤らめた。

「姫様に熱烈に見つめられている」

「はあ。このヒトは本当に変わらないな。姫、このヒトはスカーさんのお兄さんのサムさんだよ」

そうか、スカーさんだ。俺は全て合点がいった。雰囲気がなんとなく似ているなと思っていた。彼の頭からはカバの耳が生えている。

「あのましろといいます。こっちがマシャ」

「姫君もその御子も可愛らしい。シャオ陛下は幸せですな。我輩も早く妻子が欲しい」

サムさんってちょっと変わった人なのかな。

「サムさん、そんなことより、また勝手に騎士の宿舎で寝泊まりしてたでしょ!」

「ぎくう!!」

サムさん、いい人みたいだな。俺は思わず噴き出してしまった。
マシャが不思議そうに俺を見上げて来る。サムさんが体の前で両手を弄びながら言った。

「仕方ないだろう、事件が起こっているのだから」

「事件?」

睡蓮が首を傾げるとサムさんは自信満々に頷いた。本当にこのヒト、何をしているヒトなんだろう?

「あの時、シャンデリアが落ちて来て城に火の手が回ったのだ。それが今になってライラ殿の謀略ではないかと言われている」

「はあ?」

睡蓮の驚きは最もだ。なんかすごく重要なことを言っている?よく分からないけど。

「サムさん、それどういうこと?」

睡蓮がサムさんの向かいに座る。俺たちもその隣に座った。サムさんもつられたように座る。

「ふむ、我輩も人づてに聞いた話だ。だがこの名探偵、サムに解けない謎はないと確信している」

あ、このパターン知ってる。迷探偵のパターンだ。
スカーさんはあんなにしっかりしているのに、この違いはなんだ?
サムさんが頷いて話し始めた。

昨日の夜、獣人国の城では盛大なパーティが行われていたらしい。そこに広間の真上についているシャンデリアが落ちて来たそうだ。そのシャンデリアの明かりは蝋燭で灯されていたという。そりゃあ火事になるわけだ。
でもそれを計画したのがライラさんというのはなんだか腑に落ちない。だけど実際、彼は逮捕されて、現在事情聴取を受けているのだという。

「警察は王政側の組織。レジスタンスのリーダーであるライラ殿が本当にそうしたとあれば、王政側が有利であろうな」

「じゃあレジスタンスの人たちは?」

彼はしばらく黙っていた。

「もちろん公開処刑になるか、よくて国外追放になる」

「そんな」

自分の国をよくしようと彼らは動いていただけのはずなのに。

「シャンデリアはなんで落ちて来たんですか?事故じゃ?」

俺の問いに、サムさんが手帳を取り出す。ボロボロの手帳だ。ずっと使ってきたというのが一目で分かる。

「警察が重要な証拠を提出したようだ」

「そんなのどうせ捏造なんでしょ?」

睡蓮は苛立ちを隠さない。

「我輩もそう思う。だが…当のライラ殿が自分がやったと自供しているらしい」

「ライラくんが?」

「うむ…我輩も納得できんが」

睡蓮が立ち上がった。いつもの穏やかさがまるでない。

「姫、僕も獣人国へ行ってくる」

「それなら俺も行くよ!」

「我輩も!」

睡蓮は俺たちの顔を見回した。そして困ったのか、座った。

「さすがに、姫様たちまで巻き込むわけにはいかないよね。どちらにせよ、王は今夜戻ってくる。その時にうまく動けるよう作戦を練ろう」

睡蓮がコツリ、と杖をテーブルにぶつけると、地図が映し出される。獣人国のものだ。

「城はここ。そこに向かって移動しているのが王たちだよ」

「さすが睡蓮殿。魔力を辿っているのですな」

「うん。王は魔力量が半端ないからどこにいるか、すぐに分かるよ。それにしてもライラくんはなんで自分がやったなんて言ったんだろう?」

俺にもさっぱり分からない。とりあえず早く城の火が鎮火するのを祈るしかない。
俺は睡蓮たちとしばらく地図を眺めていた。シャオだけすごく大きく表されるんだな。魔力の保有量ってこんなに違うものなんだ。途中、睡蓮の魔法に気が付いたらしいフギさんが通信してきた。
無事火は消えたらしい。何名か負傷者は出たけど死者はいなかったようだ。よかった。

3・「人質を連れてきたぞ」

真夜中に帰ってくるやいなや、シャオがそんな物騒なことを言った。人質って。シャオが彼女の背中を優しく押した。確か獣人国の第八王女だったはずだ。虎の耳と尻尾を持つ彼女は美しい。

「シャオ陛下、私は人質なんていいものではありません。私はただライラさまを助けたいだけなのです。今回のことだって仕組まれたことに違いありません!」

「あぁ、俺もそう思う。ライラやレジスタンスが邪魔なやつがやったんだろうよ」

シャオが舌打ちする。

「ふむう…だが証拠はもう…」

サムさんの言う通りだ。だって燃えてしまっている。それにシャオは笑った。

「力ずくで鎮火したからな。すぐ火は消えた」

シャオは少し本気を出したらしいな。こういうところを見ると最強魔王様なんだなって思い出す。シャオが取り出したのは写真だった。

「フギに記録させた。ライラが誰かを庇っているのは間違いない。
なにがなんでも裁判に割り込んでやる」

「うん、絶対にライラくんを助けよう!」

「それならば知り合いに心当たりがある」

「さすがサムさん」

睡蓮たちが明るい声をあげる。わあ、これからどうなるんだろう。
裁判は明日の昼かららしい。明け方まで砦の宿舎で休むことになった。なんで砦に魔界の騎士がいないのか尋ねたら、訓練で出払っているらしい。そこをサムさんが我が物顔で使っていた?いや、サムさんはもしかしたら魔界の騎士が帰ってくるかもって待っていたのかな。助けを求めるために。
俺は眠っているマシャの頭を撫でた。今は休んで明日に備えよう。
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