57 / 111
第5章*成人と婚姻
42/ピクニック
しおりを挟む
「お嬢様、殿下が到着されました」
「はーい、今行きます」
お忍びデートの時と同じく外見は一般の馬車でのお迎えです。
でも中は豪華で乗り心地は申し分ありません。
降りて来たバージルに手を引かれ乗り込みます。
いつも通りアンナはバージルの膝の上。
いつも通りダニエルとビオは知らん顔。
「おはよう、アンナ久しぶりだね」
アンナを膝の上に抱き抱えたバージルはきゅっと抱きしめてきます。
「ジル様、久しぶりってほんの四日ですよ」
「一日逢えないだけで私にとっては久しぶりなんだよ」
「・・・」
「今日は少し郊外に出るから水入らずでのんびり出来るよ」
「楽しみですね、お弁当も頑張って作りましたから楽しみにしていて下さいね」
「うん」
バージルは少年の様な笑顔で頷きました。
『あー。朝からこれは・・・まぁ予想通りだけど』
『仕方ないさ、休みが取れると判ってからバージルはもう上の空だったからな』
『どんだけアンナのことが好きなのよ』
ダニエルとビオラは苦笑しながら小声で話をしていますが、バージルは聞こえているにも関わらず気にも留めずアンナに頬ずりをしたり髪に口づけをしたりして愛でているのでした。
城下を抜け村々を通り林の入り口で馬車は止まりました。
「これから先は馬で行くよ」
ああ、それで馬車の後ろに馬が二頭繋がれていたんですね。ここで待つという馬車の従者と護衛の騎士の二人にアンナは余分に作って置いたお弁当(おにぎりと唐揚げのセット)を手渡します。
「朝早くからありがとう。お昼に食べてね」
「私たちにですか!」
「で、殿下!」とバージルの方に戴いて良いのかとお伺いを立てます。
「アンナの気持ちだ貰っておきなさい」
「ありがとうございます。ジュリアンナ様」
従者と護衛は何度もアンナに頭を下げていました。
それを見ていたバージルはクスッと笑い
「はい、アンナはこっちね」
葦毛色の馬の手綱を引いてアンナを呼び寄せます。
「バージル様は栗毛に乗るんですか?」
「ん?あっちはダニエルとビオラだよ」
「えっ?」
「ほら、乗って」
バージルはアンナをひょいッと抱き上げ葦毛馬の背に横向きに座らせると自分もアンナの後ろに乗ってきました。
「えー!相乗りですか!?」
「そうだよ、前に言ったでしょう。ここからは馬車では無理だからね。ほらちゃんと捕まって」
アンナは真っ赤になりながらチラリと栗毛馬の方を見ると、何の躊躇もなく相乗りをしているビオラとダニエルの姿が目に入って来ました。
何であの二人は普通なの?
「いくぞ、ダニエル」
耳元で響くバージルの声がこそばゆく俯いてしまうアンナ。
「はい」
相乗りをした二頭の馬は静かに林の中へと入って行きます。
バージルの片腕はアンナのお腹を支えるように抱き寄せ身体は密着していまにもバージルの鼓動が聞こえてきそう。
歩き始めたばかりの頃はドキドキして顔を上げらずにいたアンナですが、林の中を進むにつれ若葉の匂いと澄んだ空気に心も落ち着き景色を楽しむ余裕が出てきました。
「ジル様見て。木立の葉の隙間から光がさしてキラキラ綺麗」
「ホントだ、綺麗だな。ずっと執務室に籠っていたから久しぶりに自然を肌で感じて気持ちが良いよ」
「ですね~」
「この先にエメラルド色をした池があるんだ。そこで今日はゆっくりと過ごそう」
「うわぁー、楽しみです」
「すっかり二人の世界だな」
数メートル離れて後を追うダニエルが呟きます。
「恨ましいの?アンタも早く彼女とか作ったら」
「俺は別に女性には不自由してないからな」
「ふーん」
「だけどアイツは十八からよく我慢してきたよ。
実はさ、魔力を一時的に抑える薬は出来ているんだ。暴走してしまったら抑える事は出来ないけど、事前に飲めば一晩だけど魔力を低下させることが出来るってやつね。それを飲めば女性とダンスを踊る事も一夜を共にする事も可能なんだぜ」
「へぇ、そんな薬作られていたのね」
「ああ、第二とは言え王子がこのまま結婚できなくては困ると開発されたんだ。アイツはそれを持っているにも関わらず一度しか使ったことが無い」
「どうして?」
「まだ人を魔力酔いさせてしまうと判って間もない頃で欲求不満もあったんだろうな。俺と一緒にまぁそれなりの所へ行って薬を飲み致した訳だけど、薬が切れた後の副作用があまりにも酷くてな・・・それからは一度も飲まず今に至ってる」
「アタシは男でも女でもない存在だから人間の様な欲求不満とかはないけど、心情的は分かるわ。でも副作用があるのは辛いわね」
「その時アイツが言ったんだ。自分が本当に愛する人が出来たら副作用があろうが飲んでその人を抱く。だけど、ただ欲求に任せて何とも思っていない女を抱く為に飲むのはこの一回きりで良いとね」
「空しく感じたのかしら」
「ああ、だからお嬢に出逢えてアイツはいま本当に幸せなんだと思う。自然体のままで愛することが出来るんだから」
「そうね、バージルを見てれば良く判るわ」
そんな会話がなされている事も知らずバージルとアンナは馬上で恋人同士らしく甘い時を過ごしています。
暫く行くと目の前がパッと開け小さな池が姿を現しました。
「すごい!なんて綺麗なの」
エメラルド色に引き寄せられるように馬から飛び降りると池の淵迄走っていくアンナ。
しゃがみ込み両手で水を掬い上げ、指の間を零れ落ちる水を見ながら
「こんなに透明で綺麗な水なんですね」
「池と言ったけど本当は泉なんだ。地下からいつでも湧き出ている。かなり底は深いんだよ」
馬を繋いで後から来たバージルはハンカチを差し出しながら説明します。
「そうなんですか。本当に綺麗だわ」
水面をうっとり見つめるアンナの肩を抱きバージルが耳元で囁きます。
「私は君の瞳の色の方がずっと綺麗だと思うけどね」
うー、ジル様またそんな殺し文句をさらっと。。。
また心臓がバクバクして息苦しくなってしまうじゃないですか(汗)
「アンナ―、こっちに敷物を敷いたわよ」
ビオラの言葉に救われました。
「まずはちょっとお茶にしてもう少ししたら早めのランチにしましょう」
魔法でお湯を沸かしビオラがお茶の仕度を始めました。
そこへのこのこと黒猫が一匹敷物の上に上がって来ます。
「まぁ、フォルヴァ!あなたも付いて来てたのね」
アンナは黒猫を抱き上げ頬ずりをします。
「ちっ。」
バージルの舌打ちにダニエルが背を向けて笑い出しました。
「はーい、今行きます」
お忍びデートの時と同じく外見は一般の馬車でのお迎えです。
でも中は豪華で乗り心地は申し分ありません。
降りて来たバージルに手を引かれ乗り込みます。
いつも通りアンナはバージルの膝の上。
いつも通りダニエルとビオは知らん顔。
「おはよう、アンナ久しぶりだね」
アンナを膝の上に抱き抱えたバージルはきゅっと抱きしめてきます。
「ジル様、久しぶりってほんの四日ですよ」
「一日逢えないだけで私にとっては久しぶりなんだよ」
「・・・」
「今日は少し郊外に出るから水入らずでのんびり出来るよ」
「楽しみですね、お弁当も頑張って作りましたから楽しみにしていて下さいね」
「うん」
バージルは少年の様な笑顔で頷きました。
『あー。朝からこれは・・・まぁ予想通りだけど』
『仕方ないさ、休みが取れると判ってからバージルはもう上の空だったからな』
『どんだけアンナのことが好きなのよ』
ダニエルとビオラは苦笑しながら小声で話をしていますが、バージルは聞こえているにも関わらず気にも留めずアンナに頬ずりをしたり髪に口づけをしたりして愛でているのでした。
城下を抜け村々を通り林の入り口で馬車は止まりました。
「これから先は馬で行くよ」
ああ、それで馬車の後ろに馬が二頭繋がれていたんですね。ここで待つという馬車の従者と護衛の騎士の二人にアンナは余分に作って置いたお弁当(おにぎりと唐揚げのセット)を手渡します。
「朝早くからありがとう。お昼に食べてね」
「私たちにですか!」
「で、殿下!」とバージルの方に戴いて良いのかとお伺いを立てます。
「アンナの気持ちだ貰っておきなさい」
「ありがとうございます。ジュリアンナ様」
従者と護衛は何度もアンナに頭を下げていました。
それを見ていたバージルはクスッと笑い
「はい、アンナはこっちね」
葦毛色の馬の手綱を引いてアンナを呼び寄せます。
「バージル様は栗毛に乗るんですか?」
「ん?あっちはダニエルとビオラだよ」
「えっ?」
「ほら、乗って」
バージルはアンナをひょいッと抱き上げ葦毛馬の背に横向きに座らせると自分もアンナの後ろに乗ってきました。
「えー!相乗りですか!?」
「そうだよ、前に言ったでしょう。ここからは馬車では無理だからね。ほらちゃんと捕まって」
アンナは真っ赤になりながらチラリと栗毛馬の方を見ると、何の躊躇もなく相乗りをしているビオラとダニエルの姿が目に入って来ました。
何であの二人は普通なの?
「いくぞ、ダニエル」
耳元で響くバージルの声がこそばゆく俯いてしまうアンナ。
「はい」
相乗りをした二頭の馬は静かに林の中へと入って行きます。
バージルの片腕はアンナのお腹を支えるように抱き寄せ身体は密着していまにもバージルの鼓動が聞こえてきそう。
歩き始めたばかりの頃はドキドキして顔を上げらずにいたアンナですが、林の中を進むにつれ若葉の匂いと澄んだ空気に心も落ち着き景色を楽しむ余裕が出てきました。
「ジル様見て。木立の葉の隙間から光がさしてキラキラ綺麗」
「ホントだ、綺麗だな。ずっと執務室に籠っていたから久しぶりに自然を肌で感じて気持ちが良いよ」
「ですね~」
「この先にエメラルド色をした池があるんだ。そこで今日はゆっくりと過ごそう」
「うわぁー、楽しみです」
「すっかり二人の世界だな」
数メートル離れて後を追うダニエルが呟きます。
「恨ましいの?アンタも早く彼女とか作ったら」
「俺は別に女性には不自由してないからな」
「ふーん」
「だけどアイツは十八からよく我慢してきたよ。
実はさ、魔力を一時的に抑える薬は出来ているんだ。暴走してしまったら抑える事は出来ないけど、事前に飲めば一晩だけど魔力を低下させることが出来るってやつね。それを飲めば女性とダンスを踊る事も一夜を共にする事も可能なんだぜ」
「へぇ、そんな薬作られていたのね」
「ああ、第二とは言え王子がこのまま結婚できなくては困ると開発されたんだ。アイツはそれを持っているにも関わらず一度しか使ったことが無い」
「どうして?」
「まだ人を魔力酔いさせてしまうと判って間もない頃で欲求不満もあったんだろうな。俺と一緒にまぁそれなりの所へ行って薬を飲み致した訳だけど、薬が切れた後の副作用があまりにも酷くてな・・・それからは一度も飲まず今に至ってる」
「アタシは男でも女でもない存在だから人間の様な欲求不満とかはないけど、心情的は分かるわ。でも副作用があるのは辛いわね」
「その時アイツが言ったんだ。自分が本当に愛する人が出来たら副作用があろうが飲んでその人を抱く。だけど、ただ欲求に任せて何とも思っていない女を抱く為に飲むのはこの一回きりで良いとね」
「空しく感じたのかしら」
「ああ、だからお嬢に出逢えてアイツはいま本当に幸せなんだと思う。自然体のままで愛することが出来るんだから」
「そうね、バージルを見てれば良く判るわ」
そんな会話がなされている事も知らずバージルとアンナは馬上で恋人同士らしく甘い時を過ごしています。
暫く行くと目の前がパッと開け小さな池が姿を現しました。
「すごい!なんて綺麗なの」
エメラルド色に引き寄せられるように馬から飛び降りると池の淵迄走っていくアンナ。
しゃがみ込み両手で水を掬い上げ、指の間を零れ落ちる水を見ながら
「こんなに透明で綺麗な水なんですね」
「池と言ったけど本当は泉なんだ。地下からいつでも湧き出ている。かなり底は深いんだよ」
馬を繋いで後から来たバージルはハンカチを差し出しながら説明します。
「そうなんですか。本当に綺麗だわ」
水面をうっとり見つめるアンナの肩を抱きバージルが耳元で囁きます。
「私は君の瞳の色の方がずっと綺麗だと思うけどね」
うー、ジル様またそんな殺し文句をさらっと。。。
また心臓がバクバクして息苦しくなってしまうじゃないですか(汗)
「アンナ―、こっちに敷物を敷いたわよ」
ビオラの言葉に救われました。
「まずはちょっとお茶にしてもう少ししたら早めのランチにしましょう」
魔法でお湯を沸かしビオラがお茶の仕度を始めました。
そこへのこのこと黒猫が一匹敷物の上に上がって来ます。
「まぁ、フォルヴァ!あなたも付いて来てたのね」
アンナは黒猫を抱き上げ頬ずりをします。
「ちっ。」
バージルの舌打ちにダニエルが背を向けて笑い出しました。
0
あなたにおすすめの小説
王女様は温かいごはんが食べたい ~冷えた王宮料理を変えたら、オープンキッチンと政略婚約がついてきました~
しおしお
恋愛
異世界の王女リリアーヌは、前世の記憶を持つ転生者。
豪華絢爛な王宮で暮らし始めた彼女だったが、ひとつだけどうしても耐えられないことがあった。
――食事が、冷めているのだ。
どれほど立派な料理でも、ぬるいスープや冷めた肉ではホッとできない。
「温かいごはんが食べたい」
そのささやかな願いを口にしたことから、王宮ではなぜか大騒動が巻き起こる。
地下厨房からの高速搬送。
専用レーンを爆走するカートメイド。
扉の開閉に命をかけるオープナー。
ついには食堂に火を持ち込むオープンキッチンまで誕生して――!?
温かさは、ホッとさせてくれる。
それは料理だけではなく、人との距離まで少しずつ変えていくものだった。
冷えた王宮に湯気と笑顔を取り戻す、
食と温かさをめぐる宮廷日常コメディ!
-
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
『5階にトラック突撃!?ポンコツ女神の使役権と地球通販を得た医学生、辺境の村でワスプ薙刀と現代医療を駆使し最強防衛ライフを始める』
月神世一
ファンタジー
マンションの5階でカレーを作っていたら、なぜかトラックが突っ込んできた件。
外科医を目指す医学生・中村優太(24)は、特製の絶品バターチキンカレーを食べる寸前、マンションの「5階」に突撃してきた理不尽なトラックによって命を落としてしまう。
目を覚ますと、そこはコタツでカップ麺を啜るジャージ姿の駄女神・ルチアナの部屋だった。
「飲み会があるから定時で帰りたい」と適当な理由で異世界転移をさせられそうになる優太だったが、怒りのガラポン抽選でユニークスキル【地球ショッピング】と【女神ルチアナこき使い権】を引き当てる!
かくして、ポンコツ女神を強制連行して剣と魔法の世界『アナステシア』に降り立った優太。
しかし、彼にはただのチートスキルだけではない、元SEALs直伝の「CQB(近接戦闘術)」、有段者の「薙刀術」、そして何より「現代医療の知識」があった――!
降り立った辺境のポポロ村で彼を待っていたのは、クセが強すぎる住人たち。
キャルル: マッハの飛び蹴りを放つ、ファミレス大好きなウサ耳村長。
リーザ: タダ飯とポイ活に命を懸ける、図太すぎる地下アイドル人魚。
ルナ: 善意で市場や生態系を破壊する、歩く大災害の天然エルフ。
ルチアナ: 優太のポイントでソシャゲ課金と酒を目論む、労働拒否の駄女神。
優太は【地球ショッピング】で召喚した現代物資と、自身のサバイバル能力&薙刀術で野盗や魔物を無双! さらには特製のスパイスカレーで異世界人の胃袋を完全に掌握していく。
そして、村人に危機が迫った時。
優太の「絶対に命を救う」という善意の心が、奇跡の黄金ガチャを引き起こす……!
「俺は医者だ。この村の命も、平和な日常も、俺の戦術(スキル)で全部守り抜く!」
現代の【医療・戦術・料理】×【理不尽ギャグ】×【異世界サバイバル】!
凶悪な「ワスプ薙刀」を振るい、ヤバすぎる仲間たちと送る、最強医学生のドタバタ辺境防衛ライフが今始まる!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。
再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。
妻を一途に想い続ける夫と、
その想いを一ミリも知らない妻。
――攻防戦の幕が、いま上がる。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる