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その後のSARA
◇ランチ営業と夕飯
「ポカポカして気持ちいいですね」
温室の様なテラス席でランチに来ていた女性が独り言のように呟いた。
ガラス越しの日差しを受けて十一月だというのに彼女の言葉通りポカポカと春のように暖かい。
食後の珈琲を和宏がテーブルに置きながら彼女の独り言に返事をします。
、
「初夏から秋はこのガラスもオープンになるのでもっと気持ちいいですよ。バーベキューなんかも出来ますから」
「うわぁー、良いですね!楽しそう」
彼女の名前は磯野怜子二十五才、笑顔が素敵な若奥様です。
ひと月前にタウンに引っ越してきたばかりですが、夜のSARAにご主人と二度来店されてからのランチタイムお一人様デビューでした。
「外の花はママが育てているんですか?」
「そうです。かお姉、あっ。ママが季節ごとに変えてます。その度に自分もこき使われているんですけどね」
和宏は毎回車を出せだの、土を運べとかいいように使われている事を彼女に面白おかしく話している。
「あら、そうなんですね。フフフ」
彼女が笑う。
和宏はイケメンな上に客商売には慣れているのでお客とのコミュニケーションも上手くとれているようです。
「やっと家の方が片付いてきたのでそろそろ庭の方も弄りたいなと思ってるんですけど。ガーデニングに憧れていて。
あっ、でも全然植物の事分からないんですけどね(笑)
これからの季節でお勧めの花とかありますか?」
今度はカウンター越しにいる香織に向かって尋ねてきます。
「そうですねー、このタウンのお宅ってお庭が結構広いですよね。闇雲に何でも植えちゃうと後でとんでもない事になっちゃうので、こんな感じとかイメージをある程度考えておいた方が良いですよ」
「イメージね・・・バラとか植えたいなー」
彼女はデッキの方に目を向け自分の庭のイメージを重ねながら考えているようだ。
その時奥の席の親子連れが「ご馳走様」と席を立ちレジの方へと歩いてきた。手を引かれた三才くらいの男の子がその手を振り切り広くはない店内を歩き回っている。
「まーくん、お悪戯しないでね」
声を掛けられると素直に母親のもとに戻って来た。
「おっ、坊主いい子だなー。食べてる時もちゃんと座ってたしな」
和宏に頭を撫でられて嬉しそうに笑う姿が愛らしい。
母親が会計を終え帰って行く親子の後ろ姿を見送っていた香織が何かを思い付いたらしく、磯野の元に駆け寄ってきた。
「磯野さん、さっきバラを植えたいとか仰ってましたけど、これからお子さんが生まれたら棘ものは危ないから花壇の奥、フェンス側に植えた方が良いですよ。お子さんが遊ぶ庭の手前側は優しい草花とかね。そういうイメージも大切です」
子供が産まれて庭で遊ぶ時のことまで考えた香織の言葉に彼女は感心した。
「あっ、なるほど。そういう事も考えなきゃダメですね。うんうん、鉢植えなら移動できるけど、植えちゃうと簡単には移動できないですよね。
ありがとうございます。何だか色々考えるのが楽しくなってきました。これからもお庭作りアドバイスして貰って良いですか?」
香織の手を取り目を輝かせていう彼女に笑顔を返す。
「もちろん、私で良ければ」
ガーデニングの話になると話が止まらなくなってしまう。香織は『これから楽しくなりそうだわ』と頷いいていた。
伯父に勧められて始めた店。
カフェバーと言っても今迄カフェ的要素は少なかった。でも、ランチ営業を始めてから女性のお客さんが増え、年代はまちまちだけど、ファッションや主婦業など日常の会話が出来るようになり香織も嬉しく思うのでありました。
貴史と結婚したからこそやりたかったランチ営業にも踏み切ることが出来たのだと思う。
応援してくれる人がいたから少しずつ自分のやりたかったことが叶えられてきた。
香織は厨房に戻りながら『幸せだな』と心の中で呟きました。
その夜いつものようにベッドの上で業務連絡。
今日の磯野さんの話を彼にすると「ガーデニング仲間が出来て良かったね」と微笑んでくれる。
貴史はランチ営業を始めて以前にも増して活き活きとして楽しそうに話をしてくれるこの時間が好きだとも言ってくれたけど、ちょっと何かが引っ掛かった気がする。
あたしもこうして彼の腕の中で色んな話を出来ることが嬉しくてつい自分の事ばかり話してしまうけど、聞いてもらうばかりではなく貴史の話も聞いてあげたい。
「あたし甘えてばかりだよね。貴史の負担になってない?何か思うところが言って欲しい」
彼の横顔を見ながら言ってみると、こちらに顔を向け
「ねぇ、香織。僕の話も聞いてくれるかな?」と静かな口調で話しかけてきたのから何かあったのかと構えてしまった。
「うん、聞くよー」少しの動揺を隠しながら明るく答えると
「最近少し気なっている事があるんだよね。
帰宅時間が早くなりこうして話をする時間も増えたけど、その分ランチの為に出勤が早まったうえに一度帰宅して俺の夕飯を作り夜の営業へと向かう訳で毎日でかなりの負担が掛かってない?」
「えっ?」普通にこなしている事を気にかけて心配してくれてるのかしら?
「夕飯の支度しなくてもいいよ。遅い時は食べてくるし、一人暮らしも慣れているから自分で何か作れるから」
「何で急にそんなこと・・・」
「大変でしょう?」
「そんなことない。家事も料理も好きだし」
「でもね、前より早く帰れても日中の仕事が増えた訳だから手を抜けるところは抜いて、もう少し楽をした方がいい。それに香織の料理は美味しいけれど、一人でチンして食べるのはちょっと寂しいかな」
あたしの顔を見ながら少し切なそうに言うのを聞いてどうしたらいいのか分からくなってしまった。
言われる通り夕飯の買い物や支度をしないだけでも楽にはなる。でも、それよりも後の言葉に胸が痛んだ。
そうだよね、前に義明伯父さんにも言われたことあったじゃない。ランチ始めてから休み以外は殆ど冷たくなった料理を一人で温めて食べている事を忘れてはいけなかったのに。
ただ家事をこなして夕飯の支度をして私は両立してますって自己満足していた自分が恥ずかしい。
「ごめんなさい、貴史の気持ち考えていなかった」
言葉にしたら涙がこぼれてしまった。
「あぁ、ごめん。言い方が悪かった。最後の方はそう言ったら作り置きせず、少しでも君の負担が軽くなるかと思った」
そう言いながらあたしのことをぎゅっと抱きしめてきた。
優しすぎるよ貴史さん。彼の気持ちが抱きしめられた腕の中で伝わって来る。
胸の中で考える。
平日は家で一人で食べることないではないか。店なら出来立てを食することが出来るじゃない。
前はちょこちょこ来てたのに最近寄らないことが多くなって気付かなかったけど。
「わかりました。平日の夕飯の準備は無しにさせて貰います。その代わり、外食以外は仕事帰りに店に来てご飯を食べて欲しい」
「それって、迷惑にならないかな」
「迷惑?」
「だって、旦那が店にいるってあまり喜ばれないでしょうが。そう思って最近は前みたいに顔を出さないようにしてたんだけど」
彼がそんなこと考えていたなんて・・・全く思ってもみなかったので驚いた。
「夜は殆ど常連さんでみんな顔見知りでしょ。結婚したら貴ちゃんが来なくなったってみんな寂しがってるんだから」
「そうなの?」
「そうなんです!だから食事するだけでも良いし、出来ればたまにで良いから伯父さんや遠野ちゃんの相手をしてあげて欲しいの」
一番の妥協策だと思い強めにいうと彼の顔がだんだんと綻んでいくのがわかった。
「ありがとう、そうさせて貰うよ。香織の顔を見ながら食べられるのが嬉しい」
そういいながら顔中にキスを落としてきた。
あたしが至らないばかりに彼に心労を与えていたんだと反省した。でもこんなに喜んでくれるなんて。
八つ上の彼が可愛く思えて自分からもキスをしたら、少し驚いたみたいにあたしの顔を見た瞳が少しずつ憂いを帯びてきた。
『あっ、しまった!この目は・・・彼のスイッチを押してしまったかも』
そうして香織に覆い被さり深いキスをしてきた貴史に翻弄され夜は更けていいくのでした。
温室の様なテラス席でランチに来ていた女性が独り言のように呟いた。
ガラス越しの日差しを受けて十一月だというのに彼女の言葉通りポカポカと春のように暖かい。
食後の珈琲を和宏がテーブルに置きながら彼女の独り言に返事をします。
、
「初夏から秋はこのガラスもオープンになるのでもっと気持ちいいですよ。バーベキューなんかも出来ますから」
「うわぁー、良いですね!楽しそう」
彼女の名前は磯野怜子二十五才、笑顔が素敵な若奥様です。
ひと月前にタウンに引っ越してきたばかりですが、夜のSARAにご主人と二度来店されてからのランチタイムお一人様デビューでした。
「外の花はママが育てているんですか?」
「そうです。かお姉、あっ。ママが季節ごとに変えてます。その度に自分もこき使われているんですけどね」
和宏は毎回車を出せだの、土を運べとかいいように使われている事を彼女に面白おかしく話している。
「あら、そうなんですね。フフフ」
彼女が笑う。
和宏はイケメンな上に客商売には慣れているのでお客とのコミュニケーションも上手くとれているようです。
「やっと家の方が片付いてきたのでそろそろ庭の方も弄りたいなと思ってるんですけど。ガーデニングに憧れていて。
あっ、でも全然植物の事分からないんですけどね(笑)
これからの季節でお勧めの花とかありますか?」
今度はカウンター越しにいる香織に向かって尋ねてきます。
「そうですねー、このタウンのお宅ってお庭が結構広いですよね。闇雲に何でも植えちゃうと後でとんでもない事になっちゃうので、こんな感じとかイメージをある程度考えておいた方が良いですよ」
「イメージね・・・バラとか植えたいなー」
彼女はデッキの方に目を向け自分の庭のイメージを重ねながら考えているようだ。
その時奥の席の親子連れが「ご馳走様」と席を立ちレジの方へと歩いてきた。手を引かれた三才くらいの男の子がその手を振り切り広くはない店内を歩き回っている。
「まーくん、お悪戯しないでね」
声を掛けられると素直に母親のもとに戻って来た。
「おっ、坊主いい子だなー。食べてる時もちゃんと座ってたしな」
和宏に頭を撫でられて嬉しそうに笑う姿が愛らしい。
母親が会計を終え帰って行く親子の後ろ姿を見送っていた香織が何かを思い付いたらしく、磯野の元に駆け寄ってきた。
「磯野さん、さっきバラを植えたいとか仰ってましたけど、これからお子さんが生まれたら棘ものは危ないから花壇の奥、フェンス側に植えた方が良いですよ。お子さんが遊ぶ庭の手前側は優しい草花とかね。そういうイメージも大切です」
子供が産まれて庭で遊ぶ時のことまで考えた香織の言葉に彼女は感心した。
「あっ、なるほど。そういう事も考えなきゃダメですね。うんうん、鉢植えなら移動できるけど、植えちゃうと簡単には移動できないですよね。
ありがとうございます。何だか色々考えるのが楽しくなってきました。これからもお庭作りアドバイスして貰って良いですか?」
香織の手を取り目を輝かせていう彼女に笑顔を返す。
「もちろん、私で良ければ」
ガーデニングの話になると話が止まらなくなってしまう。香織は『これから楽しくなりそうだわ』と頷いいていた。
伯父に勧められて始めた店。
カフェバーと言っても今迄カフェ的要素は少なかった。でも、ランチ営業を始めてから女性のお客さんが増え、年代はまちまちだけど、ファッションや主婦業など日常の会話が出来るようになり香織も嬉しく思うのでありました。
貴史と結婚したからこそやりたかったランチ営業にも踏み切ることが出来たのだと思う。
応援してくれる人がいたから少しずつ自分のやりたかったことが叶えられてきた。
香織は厨房に戻りながら『幸せだな』と心の中で呟きました。
その夜いつものようにベッドの上で業務連絡。
今日の磯野さんの話を彼にすると「ガーデニング仲間が出来て良かったね」と微笑んでくれる。
貴史はランチ営業を始めて以前にも増して活き活きとして楽しそうに話をしてくれるこの時間が好きだとも言ってくれたけど、ちょっと何かが引っ掛かった気がする。
あたしもこうして彼の腕の中で色んな話を出来ることが嬉しくてつい自分の事ばかり話してしまうけど、聞いてもらうばかりではなく貴史の話も聞いてあげたい。
「あたし甘えてばかりだよね。貴史の負担になってない?何か思うところが言って欲しい」
彼の横顔を見ながら言ってみると、こちらに顔を向け
「ねぇ、香織。僕の話も聞いてくれるかな?」と静かな口調で話しかけてきたのから何かあったのかと構えてしまった。
「うん、聞くよー」少しの動揺を隠しながら明るく答えると
「最近少し気なっている事があるんだよね。
帰宅時間が早くなりこうして話をする時間も増えたけど、その分ランチの為に出勤が早まったうえに一度帰宅して俺の夕飯を作り夜の営業へと向かう訳で毎日でかなりの負担が掛かってない?」
「えっ?」普通にこなしている事を気にかけて心配してくれてるのかしら?
「夕飯の支度しなくてもいいよ。遅い時は食べてくるし、一人暮らしも慣れているから自分で何か作れるから」
「何で急にそんなこと・・・」
「大変でしょう?」
「そんなことない。家事も料理も好きだし」
「でもね、前より早く帰れても日中の仕事が増えた訳だから手を抜けるところは抜いて、もう少し楽をした方がいい。それに香織の料理は美味しいけれど、一人でチンして食べるのはちょっと寂しいかな」
あたしの顔を見ながら少し切なそうに言うのを聞いてどうしたらいいのか分からくなってしまった。
言われる通り夕飯の買い物や支度をしないだけでも楽にはなる。でも、それよりも後の言葉に胸が痛んだ。
そうだよね、前に義明伯父さんにも言われたことあったじゃない。ランチ始めてから休み以外は殆ど冷たくなった料理を一人で温めて食べている事を忘れてはいけなかったのに。
ただ家事をこなして夕飯の支度をして私は両立してますって自己満足していた自分が恥ずかしい。
「ごめんなさい、貴史の気持ち考えていなかった」
言葉にしたら涙がこぼれてしまった。
「あぁ、ごめん。言い方が悪かった。最後の方はそう言ったら作り置きせず、少しでも君の負担が軽くなるかと思った」
そう言いながらあたしのことをぎゅっと抱きしめてきた。
優しすぎるよ貴史さん。彼の気持ちが抱きしめられた腕の中で伝わって来る。
胸の中で考える。
平日は家で一人で食べることないではないか。店なら出来立てを食することが出来るじゃない。
前はちょこちょこ来てたのに最近寄らないことが多くなって気付かなかったけど。
「わかりました。平日の夕飯の準備は無しにさせて貰います。その代わり、外食以外は仕事帰りに店に来てご飯を食べて欲しい」
「それって、迷惑にならないかな」
「迷惑?」
「だって、旦那が店にいるってあまり喜ばれないでしょうが。そう思って最近は前みたいに顔を出さないようにしてたんだけど」
彼がそんなこと考えていたなんて・・・全く思ってもみなかったので驚いた。
「夜は殆ど常連さんでみんな顔見知りでしょ。結婚したら貴ちゃんが来なくなったってみんな寂しがってるんだから」
「そうなの?」
「そうなんです!だから食事するだけでも良いし、出来ればたまにで良いから伯父さんや遠野ちゃんの相手をしてあげて欲しいの」
一番の妥協策だと思い強めにいうと彼の顔がだんだんと綻んでいくのがわかった。
「ありがとう、そうさせて貰うよ。香織の顔を見ながら食べられるのが嬉しい」
そういいながら顔中にキスを落としてきた。
あたしが至らないばかりに彼に心労を与えていたんだと反省した。でもこんなに喜んでくれるなんて。
八つ上の彼が可愛く思えて自分からもキスをしたら、少し驚いたみたいにあたしの顔を見た瞳が少しずつ憂いを帯びてきた。
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