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試練
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いよいよ二回戦、気合を入れて始まる予定が、たった数分の挨拶で事態はおかしくなった。
亜美:ちょっと、さっきの何??
瑠奈:..........分からない....というか挨拶?
亜美:あれが挨拶?物凄い嫌悪感が悠先輩から漂ってたけど
瑠奈:.........試合に影響ないといいけど。向こうの選手の一人が挑発的だったから......
亜美:あぁ.............それは、如何なものか......
悠は他の先輩たちの話には耳を傾けてはいるものの、少しばかりあっちの選手のことが気になっているようだった。そして試合が始まった。
亜美:うーーん、敵ながら見事だね。特にあのFW!すっごいスピードで迫力あるよね
瑠奈:エースなんだって。自分で言ってた
亜美:自己肯定感が高いが故のあのプレーって感じだね。でも!うちのエースだって負けてないよ!ほら!悠先輩だって!
そう言って悠を見た時、瑠奈は違和感を覚えた。少し、乱れていた。悠の動きや表情がいつもと違うことに瑠奈は気づき、思わず立ち上がった。
亜美:どした?!
瑠奈:............何か、いつもと違うなって
亜美:え、何が違うって?
瑠奈:........気のせいかな。悠先輩、少し焦ってるっていうか、あの大城蓮って人と対面した時に動きが固くなってる感じがして
新藤:それは気のせいじゃないかもな。
亜美:えーー!先生もそう思うんですか?全然分かんない
新藤:まるで、因縁の相手を見るような目だな.......
瑠奈:............初対面のはずなんですけどね....
ベンチの方でそう話している間、悠は自分の気持ちのコントロールができていないことを分かっていた。
蓮:もう、息上がってんで?俺に付くと、限界が来るのが早うなるんやない?
悠:相手が誰だろうと一緒だと思うけど?それに、好き放題にプレイされる訳にはいかないからな
蓮:もしかして、嫉妬させてもうた?
悠:..........は?
蓮:可愛いもんなーあのマネージャーさん。もしかして彼女さんやった?
悠:......................
蓮:あぁ、まだそんなんじゃないんかーー。なら、俺にもチャンスあるっちゅうことやんな?(笑)
その言葉に、悠はまたしてもペースを乱され、必死に追いかけていたボールも捉えることが出来ず、抜かされてしまった。
亜美:あぁー!........抜かされちゃった......
瑠奈:あのままじゃ体力の消耗が激しすぎる.......一旦タイム入れますか?
顧問:..........いや、もうすぐ前半戦が終わる。それまで待つ方がいいだろう
しかし、前半戦を終える数秒という時に先程の勢いに乗った蓮があっという間にゴール前に駆け込み、DFを抜かし、見事に点を入れに来た。
亜美:えぇー!先制点取られちゃった.......
瑠奈:そんな.....................
新藤:.....................
ここで前半戦が終わり、後半戦までに休憩が入った。顧問から指示があったり、水分補給を取ったりしている間、悠は浮かない表情で瑠奈も声を掛けようにも掛ける言葉が思いつかなかった。そんなことまで見越して新藤が動いた。
新藤:お前の目標は初戦突破で終わりなのか?
悠:..........そんな訳ないだろ
新藤:一時的な感情で動いた結果がこれだ。常に目標があるなら、余計な感情は入ってこない。
悠:そんなの分かってるよ!!..........
新藤:関東大会に出場して、そこから成し遂げたいことがお前にとって一番の目標なんじゃないか?
新藤は直接的には言わなかったものの、瑠奈へと想いや今回に賭ける決意を分かっているかのような言葉に、悠は少し驚いていた。
新藤:だったら、まずは優勝しなきゃな。じゃないと馬鹿らしいだろ?今までの努力も勇気も、挑発に踊らされちまったら。
悠:...................あぁ、分かってる。
目つきが変わった。もう何にも動じないようなその目に、自然と掛ける言葉を考えることはなかった。もう大丈夫、そう瑠奈は思えた。ここからが大逆転を迎える希望だった。
亜美:ちょっと、さっきの何??
瑠奈:..........分からない....というか挨拶?
亜美:あれが挨拶?物凄い嫌悪感が悠先輩から漂ってたけど
瑠奈:.........試合に影響ないといいけど。向こうの選手の一人が挑発的だったから......
亜美:あぁ.............それは、如何なものか......
悠は他の先輩たちの話には耳を傾けてはいるものの、少しばかりあっちの選手のことが気になっているようだった。そして試合が始まった。
亜美:うーーん、敵ながら見事だね。特にあのFW!すっごいスピードで迫力あるよね
瑠奈:エースなんだって。自分で言ってた
亜美:自己肯定感が高いが故のあのプレーって感じだね。でも!うちのエースだって負けてないよ!ほら!悠先輩だって!
そう言って悠を見た時、瑠奈は違和感を覚えた。少し、乱れていた。悠の動きや表情がいつもと違うことに瑠奈は気づき、思わず立ち上がった。
亜美:どした?!
瑠奈:............何か、いつもと違うなって
亜美:え、何が違うって?
瑠奈:........気のせいかな。悠先輩、少し焦ってるっていうか、あの大城蓮って人と対面した時に動きが固くなってる感じがして
新藤:それは気のせいじゃないかもな。
亜美:えーー!先生もそう思うんですか?全然分かんない
新藤:まるで、因縁の相手を見るような目だな.......
瑠奈:............初対面のはずなんですけどね....
ベンチの方でそう話している間、悠は自分の気持ちのコントロールができていないことを分かっていた。
蓮:もう、息上がってんで?俺に付くと、限界が来るのが早うなるんやない?
悠:相手が誰だろうと一緒だと思うけど?それに、好き放題にプレイされる訳にはいかないからな
蓮:もしかして、嫉妬させてもうた?
悠:..........は?
蓮:可愛いもんなーあのマネージャーさん。もしかして彼女さんやった?
悠:......................
蓮:あぁ、まだそんなんじゃないんかーー。なら、俺にもチャンスあるっちゅうことやんな?(笑)
その言葉に、悠はまたしてもペースを乱され、必死に追いかけていたボールも捉えることが出来ず、抜かされてしまった。
亜美:あぁー!........抜かされちゃった......
瑠奈:あのままじゃ体力の消耗が激しすぎる.......一旦タイム入れますか?
顧問:..........いや、もうすぐ前半戦が終わる。それまで待つ方がいいだろう
しかし、前半戦を終える数秒という時に先程の勢いに乗った蓮があっという間にゴール前に駆け込み、DFを抜かし、見事に点を入れに来た。
亜美:えぇー!先制点取られちゃった.......
瑠奈:そんな.....................
新藤:.....................
ここで前半戦が終わり、後半戦までに休憩が入った。顧問から指示があったり、水分補給を取ったりしている間、悠は浮かない表情で瑠奈も声を掛けようにも掛ける言葉が思いつかなかった。そんなことまで見越して新藤が動いた。
新藤:お前の目標は初戦突破で終わりなのか?
悠:..........そんな訳ないだろ
新藤:一時的な感情で動いた結果がこれだ。常に目標があるなら、余計な感情は入ってこない。
悠:そんなの分かってるよ!!..........
新藤:関東大会に出場して、そこから成し遂げたいことがお前にとって一番の目標なんじゃないか?
新藤は直接的には言わなかったものの、瑠奈へと想いや今回に賭ける決意を分かっているかのような言葉に、悠は少し驚いていた。
新藤:だったら、まずは優勝しなきゃな。じゃないと馬鹿らしいだろ?今までの努力も勇気も、挑発に踊らされちまったら。
悠:...................あぁ、分かってる。
目つきが変わった。もう何にも動じないようなその目に、自然と掛ける言葉を考えることはなかった。もう大丈夫、そう瑠奈は思えた。ここからが大逆転を迎える希望だった。
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