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「ファーブさんたちと合流しなきゃ...」
俺はアーバンを倒したのち、一人では分が悪いと悟って見方を探すことにする。
「こんな林の中じゃなあ...」
木のせいで少し先も見えなくなる。こうなるとあと頼れるのは音...
「...水音?あっちからか。てことは近くから林を出れるってことか」
俺は音のする方に歩き出した。
すると、空の方から声がした。
「おーい、そこにいるの、誰?」
あれは確か...アンナさんの声?
見上げると、アンナさんとミリアさんが浮いていた。ってか、アンナさん、こっちに向かってきてない?
「よけてください~~~」
拳をこちらに向けた状態のままアンナさんが飛んできていた。殴られる...
「STEP!」
俺はアンナさんの打撃を右手で受け止め、手の位置と衝撃を停止させた。
「すいません...」
地面にうつ伏せで倒れるアンナさんが謝る。
「大丈夫ですよ。僕、ダメージ全部帳消しできるので」
「気を付けてくださいね...私、人よりマナの伝導がよくって打撃がシャレにならない威力なんです」
「...気を付けてくださいね」
「はい」
「起き上がってください、なんか濡れてるし、いつまでも地べたに突っ伏してちゃ泥んこですよ」
「わっ、そうでした」
アンナさんは飛び上がるように体を起こした。身体能力が行動の隅ににじみ出ている。
「そういえば3人集まりましたけど、皆さんどんくらい倒しました?俺は一人です」
「私は0ね」
「私は3人です!」
「俺は1人やった。小隊長とかいうやつやってるババアだ」
「「「!?」」」
声の方を振り向くと、そこにリックがいた。
「小隊長?魔術も使えないアンタが?」
ミリアさんがリックによりながら聞く。
「おう。なんかメロメロにしてやるとか言ってたけど効かんかった」
リックは真顔のままだが自信満々に言う。
「すごいじゃな~い、さすが私の弟よ。マナと武器だけでそんなになんて偉いね~」
ミリアさんがリックを撫でまわす。リックはまんざらでもない表情だ。
シスコンにブラコンか。
「あとはファーブさんですね...」
「ああ、あの人は探さないほうがいいですよ」
「どうしてですか?」
「私たちが行っても足手まといなので」
「ああ...」
やっぱ強いのかあの人。
「うちのチームって索敵が弱くないですか?」
俺はふと思いついたことを言ってしまう。
「まあ、近づいてこられても負けないしね。先に気づかれることってあんまハンディにならないのよね」
「新メンバーの俺でさえ初撃もダメージ無効化できますね」
「私は近くならマナで感知できるので反応できます」
「俺もだな」
「私は大体の物は念力は止められる」
てことは結構防御力も強いんだ。全体的にステータス高いな。
異世界転生っぽい。
「てかいきなり連れてこられましたけど、この交流会どうなったら終わりなんですか」
俺の問いに、アンナさんが答える。
「敵を全滅させたらですけど」
「全...滅...」
「そうです。つまり私たちが死ななければ負けません」
「死ななければって...」
「死んでも処罰はないので、殺しに来る人もたまにいますよ。まあ、リック君はちゃんと殺さないように刀身での攻撃はしません」
「殺しって...そんなんでなんで交流会なんか...」
「こういうのがないとオルトとパラで喧嘩するんですよ。鬱憤を晴らすのが目的ですね」
なんでそんなに仲が悪いのか...
「ま、シルヴァってもともと二つの国だったししょうがないわね。それから30年以上争うなんてバカバカしくって付き合ってらんないけど」
心でも読んだかのようにミリアさんが答えた。
そうか...もともと敵国だったとかなんだろうな。
「じゃ、次はどう動きます?このままじっとしててもしょうがないですし、俺たち4人で合計5人倒してアドは一人、そんくらいすぐに返されますよ」
「そういっても、私たち索敵できないですし...」
「私らがひたすら生き残ればいいんじゃないの?」
「いや、俺たち以上の実力者が来ればすぐに全滅します」
「姉ちゃんの力を信じないのかよ!」
リックが口をはさんだ。あんましゃべらないくせに特定の話題には確実にかmkついてくんな...
「そういうわけじゃない。ファーブさんが『3番目』なら2番目は向こうにいるんでしょ?その人なんかが襲ってきたら誰が対処するんですか」
「確かに。そうするとじゃあその2番目ってのは誰が倒すのよ」
「ファーブさんです」
「は?アンタ馬鹿?ファーブさんが3番目でそれより強い2番目って自分で言ってんじゃない」
「順位っていうのは強さの要素じゃなくて評価です。順位が高いから強いんじゃなくて、強いから順位が高い」
「なら二番は三番より強いんじゃない」
「超えるしかありません。ファーブさんを信じましょう」
「そんな...あんなヘタレがそんなことできると思ってんの?」
「そこです。そこには俺らが加勢する必要があります」
「でも私たち4人じゃ二番には勝てないんでしょ?行ったところで無駄なんじゃない?」
「はい。なのでもっとたくさんの人を加勢に呼ばなくちゃいけません」
「でも相手の人数分こちらも削れるわ」
「なので俺たちで処理していきます。敵大将以外を殲滅したら、ファーブさんに加勢して対敵大将戦です」
「勝てるの?」
「...わかりませんが、きっとこれが一番可能性が高いと思います」
「...そう。私は乗るわ」
「姉ちゃんが乗るなら俺も」
姉弟が賛同した。
「私は乗れません」
アンナさんが異を唱える。
「敵大将の魔術の概要、知ってますか?」
「いえ」
「明確に聞いたわけではありませんが、彼の術種は未来予知だといわれています。そんな相手にパット考えた作戦が通用すると思えません」
「未来予知...なら、予知しても回避し見れない状況を作るのが理想ですが、どれくらい先まで読めるかを確かめる必要があります。ものによってはごり押しで勝てるでしょう」
「...」
「なんにせよ、敵は殲滅しましょう。一人より複数人の方が安全です」
「でもこのまま一塊も効率が悪いわ。2・2で別れましょう」
「俺姉ちゃんと」
リックが即答する。
「じゃあ俺はアンナさんとですね。急ぎましょう。ファーブさんと敵大将が交戦する前に片づけたいので」
「そうですね。じゃあ、早く行きましょう!うずうずしてきましたよ~」
俺たちはアンナ・リヒトペア、リック・ミリアペアで手分けして殲滅に向かった。
俺はアーバンを倒したのち、一人では分が悪いと悟って見方を探すことにする。
「こんな林の中じゃなあ...」
木のせいで少し先も見えなくなる。こうなるとあと頼れるのは音...
「...水音?あっちからか。てことは近くから林を出れるってことか」
俺は音のする方に歩き出した。
すると、空の方から声がした。
「おーい、そこにいるの、誰?」
あれは確か...アンナさんの声?
見上げると、アンナさんとミリアさんが浮いていた。ってか、アンナさん、こっちに向かってきてない?
「よけてください~~~」
拳をこちらに向けた状態のままアンナさんが飛んできていた。殴られる...
「STEP!」
俺はアンナさんの打撃を右手で受け止め、手の位置と衝撃を停止させた。
「すいません...」
地面にうつ伏せで倒れるアンナさんが謝る。
「大丈夫ですよ。僕、ダメージ全部帳消しできるので」
「気を付けてくださいね...私、人よりマナの伝導がよくって打撃がシャレにならない威力なんです」
「...気を付けてくださいね」
「はい」
「起き上がってください、なんか濡れてるし、いつまでも地べたに突っ伏してちゃ泥んこですよ」
「わっ、そうでした」
アンナさんは飛び上がるように体を起こした。身体能力が行動の隅ににじみ出ている。
「そういえば3人集まりましたけど、皆さんどんくらい倒しました?俺は一人です」
「私は0ね」
「私は3人です!」
「俺は1人やった。小隊長とかいうやつやってるババアだ」
「「「!?」」」
声の方を振り向くと、そこにリックがいた。
「小隊長?魔術も使えないアンタが?」
ミリアさんがリックによりながら聞く。
「おう。なんかメロメロにしてやるとか言ってたけど効かんかった」
リックは真顔のままだが自信満々に言う。
「すごいじゃな~い、さすが私の弟よ。マナと武器だけでそんなになんて偉いね~」
ミリアさんがリックを撫でまわす。リックはまんざらでもない表情だ。
シスコンにブラコンか。
「あとはファーブさんですね...」
「ああ、あの人は探さないほうがいいですよ」
「どうしてですか?」
「私たちが行っても足手まといなので」
「ああ...」
やっぱ強いのかあの人。
「うちのチームって索敵が弱くないですか?」
俺はふと思いついたことを言ってしまう。
「まあ、近づいてこられても負けないしね。先に気づかれることってあんまハンディにならないのよね」
「新メンバーの俺でさえ初撃もダメージ無効化できますね」
「私は近くならマナで感知できるので反応できます」
「俺もだな」
「私は大体の物は念力は止められる」
てことは結構防御力も強いんだ。全体的にステータス高いな。
異世界転生っぽい。
「てかいきなり連れてこられましたけど、この交流会どうなったら終わりなんですか」
俺の問いに、アンナさんが答える。
「敵を全滅させたらですけど」
「全...滅...」
「そうです。つまり私たちが死ななければ負けません」
「死ななければって...」
「死んでも処罰はないので、殺しに来る人もたまにいますよ。まあ、リック君はちゃんと殺さないように刀身での攻撃はしません」
「殺しって...そんなんでなんで交流会なんか...」
「こういうのがないとオルトとパラで喧嘩するんですよ。鬱憤を晴らすのが目的ですね」
なんでそんなに仲が悪いのか...
「ま、シルヴァってもともと二つの国だったししょうがないわね。それから30年以上争うなんてバカバカしくって付き合ってらんないけど」
心でも読んだかのようにミリアさんが答えた。
そうか...もともと敵国だったとかなんだろうな。
「じゃ、次はどう動きます?このままじっとしててもしょうがないですし、俺たち4人で合計5人倒してアドは一人、そんくらいすぐに返されますよ」
「そういっても、私たち索敵できないですし...」
「私らがひたすら生き残ればいいんじゃないの?」
「いや、俺たち以上の実力者が来ればすぐに全滅します」
「姉ちゃんの力を信じないのかよ!」
リックが口をはさんだ。あんましゃべらないくせに特定の話題には確実にかmkついてくんな...
「そういうわけじゃない。ファーブさんが『3番目』なら2番目は向こうにいるんでしょ?その人なんかが襲ってきたら誰が対処するんですか」
「確かに。そうするとじゃあその2番目ってのは誰が倒すのよ」
「ファーブさんです」
「は?アンタ馬鹿?ファーブさんが3番目でそれより強い2番目って自分で言ってんじゃない」
「順位っていうのは強さの要素じゃなくて評価です。順位が高いから強いんじゃなくて、強いから順位が高い」
「なら二番は三番より強いんじゃない」
「超えるしかありません。ファーブさんを信じましょう」
「そんな...あんなヘタレがそんなことできると思ってんの?」
「そこです。そこには俺らが加勢する必要があります」
「でも私たち4人じゃ二番には勝てないんでしょ?行ったところで無駄なんじゃない?」
「はい。なのでもっとたくさんの人を加勢に呼ばなくちゃいけません」
「でも相手の人数分こちらも削れるわ」
「なので俺たちで処理していきます。敵大将以外を殲滅したら、ファーブさんに加勢して対敵大将戦です」
「勝てるの?」
「...わかりませんが、きっとこれが一番可能性が高いと思います」
「...そう。私は乗るわ」
「姉ちゃんが乗るなら俺も」
姉弟が賛同した。
「私は乗れません」
アンナさんが異を唱える。
「敵大将の魔術の概要、知ってますか?」
「いえ」
「明確に聞いたわけではありませんが、彼の術種は未来予知だといわれています。そんな相手にパット考えた作戦が通用すると思えません」
「未来予知...なら、予知しても回避し見れない状況を作るのが理想ですが、どれくらい先まで読めるかを確かめる必要があります。ものによってはごり押しで勝てるでしょう」
「...」
「なんにせよ、敵は殲滅しましょう。一人より複数人の方が安全です」
「でもこのまま一塊も効率が悪いわ。2・2で別れましょう」
「俺姉ちゃんと」
リックが即答する。
「じゃあ俺はアンナさんとですね。急ぎましょう。ファーブさんと敵大将が交戦する前に片づけたいので」
「そうですね。じゃあ、早く行きましょう!うずうずしてきましたよ~」
俺たちはアンナ・リヒトペア、リック・ミリアペアで手分けして殲滅に向かった。
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