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愛する人 4
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地面を駆けて丸一日かかった行程を、空を翔けると半日もかからずに城に戻ることが出来た。
アルファムに抱えられたままヴァイスから降りて城の中に入る。
リオは、ヴァイスと自分が乗っていた栗毛の馬を連れて厩舎の方へ去って行った。
城の中に入ってすぐの所に立っていたシアンが、俺を見て安心したように長い息を吐いた。
「シアン、ごめんなさい…」
「ご無事で戻られて何よりです。が、お怪我をされてるではないですか。すぐに手当の準備を…」
「いい、シアン。今回は俺が治す」
「アルファム様のお怪我は?」
「これもカナに手伝ってもらって自分で治す。その間に食事を用意しておいてくれるか?」
「かしこまりました」
深く頭を下げてシアンが城の奥に去って行く。
俺は、アルファムに抱えられたまま部屋に入った。まだ離れてたったの一日しか経っていないのに、懐かしさで胸が詰まる。
アルファムは、部屋を横切って風呂場へ入り、そっと俺を床へ降ろした。
「カナ、もう少し我慢してくれよ」
「うん…、大丈夫」
アルファムが、俺の服をゆっくりと脱がせ始めた。切られた腕と足に服が擦れて痛かったけど、背中を大きく切られたアルファムの方がもっと痛いはずだ。
アルファムは俺の服を全部脱がすと、自身の服も脱ぎ捨てて全裸になった。
そして、俺の腕と足の傷を見るなり、眉をしかめて抱き寄せた。
「カナ、痛かっただろう?俺が守ってやれなくてすまない」
「アル…。俺、もっと強くなりたい。最低限、自分の身は自分で守れるようになって、アルに心配をかけさせたくない。それに…、俺よりアルの傷の方がひどいよ」
俺はアルファムの背中に腕を回し、傷ついた箇所にそっと触れる。
「このような傷は、何度か受けたことがある。何も心配するな」
「何度もって…。痛みに慣れないでよ…っ」
「ふっ、カナは優しいな。カナ、少し熱いが我慢しろよ」
「…うん」
アルファムが俺の身体を少し離すと、両腕の傷の箇所に手を当てた。
すると、手が触れている所が燃えているかのように熱くなって、俺は大きく肩を揺らして声を上げた。
「あっ!あ…つっ!うっ…」
あまりの熱さに、固く目を瞑って唇を噛みしめる。
アルファムが、下からすくい上げるように俺の唇にキスをする。ペロリと舐められて薄く目を開けると、とても甘い緑色の目が、俺を見ていた。
「ほら、もう治った。少しピンク色が残るが、これも徐々に消える。次は足だ。もう少し、頑張ってくれ…」
「はぁ…はぁ…っ、うん、大丈夫…」
チョンと鼻先を触れ合わせてキスをする。
俺の腕を握っていたアルファムの手が離れて、感じていた熱さが無くなった。
次に、アルファムが俺の前に膝を着いて、さっきのように、両足の傷の箇所に手を触れる。
また燃えているように熱くなり、熱さに耐えられなくなった俺は、足を震わせてペタンと床に座り込んだ。
アルファムに抱えられたままヴァイスから降りて城の中に入る。
リオは、ヴァイスと自分が乗っていた栗毛の馬を連れて厩舎の方へ去って行った。
城の中に入ってすぐの所に立っていたシアンが、俺を見て安心したように長い息を吐いた。
「シアン、ごめんなさい…」
「ご無事で戻られて何よりです。が、お怪我をされてるではないですか。すぐに手当の準備を…」
「いい、シアン。今回は俺が治す」
「アルファム様のお怪我は?」
「これもカナに手伝ってもらって自分で治す。その間に食事を用意しておいてくれるか?」
「かしこまりました」
深く頭を下げてシアンが城の奥に去って行く。
俺は、アルファムに抱えられたまま部屋に入った。まだ離れてたったの一日しか経っていないのに、懐かしさで胸が詰まる。
アルファムは、部屋を横切って風呂場へ入り、そっと俺を床へ降ろした。
「カナ、もう少し我慢してくれよ」
「うん…、大丈夫」
アルファムが、俺の服をゆっくりと脱がせ始めた。切られた腕と足に服が擦れて痛かったけど、背中を大きく切られたアルファムの方がもっと痛いはずだ。
アルファムは俺の服を全部脱がすと、自身の服も脱ぎ捨てて全裸になった。
そして、俺の腕と足の傷を見るなり、眉をしかめて抱き寄せた。
「カナ、痛かっただろう?俺が守ってやれなくてすまない」
「アル…。俺、もっと強くなりたい。最低限、自分の身は自分で守れるようになって、アルに心配をかけさせたくない。それに…、俺よりアルの傷の方がひどいよ」
俺はアルファムの背中に腕を回し、傷ついた箇所にそっと触れる。
「このような傷は、何度か受けたことがある。何も心配するな」
「何度もって…。痛みに慣れないでよ…っ」
「ふっ、カナは優しいな。カナ、少し熱いが我慢しろよ」
「…うん」
アルファムが俺の身体を少し離すと、両腕の傷の箇所に手を当てた。
すると、手が触れている所が燃えているかのように熱くなって、俺は大きく肩を揺らして声を上げた。
「あっ!あ…つっ!うっ…」
あまりの熱さに、固く目を瞑って唇を噛みしめる。
アルファムが、下からすくい上げるように俺の唇にキスをする。ペロリと舐められて薄く目を開けると、とても甘い緑色の目が、俺を見ていた。
「ほら、もう治った。少しピンク色が残るが、これも徐々に消える。次は足だ。もう少し、頑張ってくれ…」
「はぁ…はぁ…っ、うん、大丈夫…」
チョンと鼻先を触れ合わせてキスをする。
俺の腕を握っていたアルファムの手が離れて、感じていた熱さが無くなった。
次に、アルファムが俺の前に膝を着いて、さっきのように、両足の傷の箇所に手を触れる。
また燃えているように熱くなり、熱さに耐えられなくなった俺は、足を震わせてペタンと床に座り込んだ。
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