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プロローグ:勇者を越える冒険者はいらない
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「残念だが、お前は強くなりすぎた」
ダンジョン:"竜の横穴"第三六階層。
勇者アドラ率いる勇者パーティー四人に加え、単身の冒険者が一人。
彼の名前はゼロ・エドウィン。世界一のスキル保有数を誇り、誰もが認める世界最強の冒険者であり、今しがた片腕を失った男でもある。
「~~~~~~~~~~ッッッッッ!!!!!?!?」
ここに到達するまで、苦難を共に乗り越えてきた仲間たち。
三日前に、突然勇者パーティーの一員としてスカウトされた時は緊張で身構えたが、話してみれば意外と気さくな人たちで、寡黙気味なゼロでもすぐに打ち解けることができた。
短い時間だったが、本気で笑い合った仲間たち……。それなのに、今の彼らは、苦痛に顔を歪めるゼロを見下ろし、本気で嗤っているのだ。
「どうだ、痛いか? ……痛いよな。でも俺だって心が痛いんだぜ?」
「……だったら、何故こんなッ……!」
「お前のせいだよ」
冷たく重い声を響かせ、アドラはゼロの胸部を思い切り蹴飛ばした。
「普通の冒険者ごときが、勇者である俺より強くなっちゃあ駄目でしょ」
「ええ、そうですよ」
今度は天使のような囁きと共に、ゼロの右足はパチパチと音をたてて燃え上がった。
「うっ、うああああああああああああ!!!!」
ゼロは慌てて水魔法で消化を試みるが、相手は勇者パーティー屈指の魔法使いである金髪ロングの女性、フレイヤ。
ゼロが万全の状態でも、魔法で敵うことのない彼女の炎を、ましてや手負いである彼が消せるはずがない。
残りの魔力を残らず止血に注ぎ、彼はなけなしの魔力で産み出した風魔法で、燃え盛る自らの右足を付け根から切り裂いた。
「……ッぐ、うぅッ」
「無様ですね、ゼロ。いや――――死に損ないのおバカさん」
「……君まで、どうして……!!」
フレイヤは、とても心優しき女性だった。持ち前の治癒魔法で、仲間のどんな軽症でもすぐに治療し、ただ守られてばかりではなく、自身も全線に立ってモンスターと戦う勇ましさを兼ね備えた、そんな女性。
フレイヤが密かにアドラに好意を抱いている。そんなことはわかっていたはずだが、その美貌と優しさにゼロの心は奪われかけていた。それ故に、裏切られたという負の気持ちが沸き上がってくる。
「おいアドラ、フレイヤ。あんまり時間をかけるな。どれだけ傷ついたとしても、こいつはスキルを大量に持っている……油断はできない。さっきから俺のスキル『遅延』で発動を遅延してはいるが、いつまで抑えられるかはわからない」
最強の冒険者が、なぜこうも簡単に蹂躙されてしまったのか。
相手が勇者だから?
パーティー屈指の魔法使いがいるから?
答えは、そのどちらでもない。どこまでも慎重かつ口数の多い、ブラントという屈強な男がいたからだ。
ゼロはアドラに攻撃される瞬間をスキル『察知』で察知してはいたが、ブラントの『遅延』の効果で反応が遅れてしまった。その後も何度も反撃を試みたが、ことごとく遅れをとってしまう。
そのため、彼は治療に専念する他無かったのだ。
「仕方ないですね。ここまで弱っていれば、私の力でも十分抑制することができますよ」
「罪悪感の共有化。次はブラント、お前の番だぞ」
「……おう」
ガチャガチャと金属の鎧を鳴らし、ゼロへと近づくブラント。
痛みと怒りで呼吸を荒らげるゼロの右足を掴むと、足の付け根をぐっと押さえた。
「あんまり気は進まないんだがな。お前が抵抗できなかったのは俺のせいだ、今さらかける情もない……。いや、一言かけるとするならば」
ゼロの乾いた悲鳴と共に、ぶちっという筋繊維のちぎれる音が彼の意識を刺激した。
「――――!!!!」
「……お前は悪くないし、いいやつだよ。ただ、強くなりすぎただけだ。俺はお前のようなやつ、嫌いじゃ――――って、もう聞こえてないか」
ゼロは既に気を失い、失禁してしまっている。
「世界最強の醜態だ。しっかり目に焼き付けておこうぜ」
「見るに耐えない光景ですね」
「再起不能にしてから殺すべきだと提案したのは俺だが、いたぶれとは言ってないぞ。ですよね、シュード様」
「ああ」
もはやゴミ同然となったゼロを見下ろす三人の背後から、純白のフードを被った男が一人。
「僕サマより強いやつなんて、存在しないよね? フレイヤ」
「は、はい。シュード様こそが真の最強でございます」
「彼が仮の勇者である君より強くても、僕サマに勝てるレベルじゃないよね? アドラ」
「もっ、ももももちろんだぜ。確かにこんなやつ、いたぶるまでもなかったですぜ」
「高貴な僕サマはどうすべきかな? ブラント」
「はっ。時間はとらせません」
ブラントは左足と胴体を残したゼロの頭をつかみ上げた。その刹那、切羽詰まったかのような表情でアドラがゼロの左足を切り落とし、フレイヤは風魔法でゼロの体を奈落の上へと移動させた。
「宙魔法:コンプレス・プロージョン」
直後、ゼロの体は内側から膨張し、破裂音と共に鮮血が辺りに飛び散った。そのほとんどが滝のように奈落へ流れ落ちる中、ほんの一滴、指先ほどの小さな一滴がシュードの純白のコートを赤く塗らした。
「ッ!!!! 申し訳ございません、シュード様――」
「リフレクト」
赤い滴は、短い槍となってフレイヤの右目を貫いた。
「がっ、ぐぅっ、ぅううッ……!!」
声にならない呻き声をあげ、穴の空いた目元を押さえてその場に踞るフレイヤ。
「とっさにスキルを発動させてよかったよ。真の勇者のコートを右目一つで守れるだなんて、こんな名誉なこと他にないよね?」
「光栄でッ……ございます……!」
「……さ、行こっか。ここのダンジョンの主、不死竜フェニックスを倒しに」
遠足感覚で先を目指すシュードとブラント。その背後で、こそこそと互いを気遣う二人。
(だ、大丈夫かよフレイヤ。早く治癒魔法を)
(それが、ダメなんです。何度も試しているんですが、全く治らない……! きっと、無限に甦るフェニックスを倒す算段はこれだったんですよ。一度傷をつけたら二度と治癒しない、勇者特有の『反スキル』……!)
(……くそっ!)
それから、アドラ率いる――いや、シュード率いる勇者パーティーは、ダンジョンの最新部に眠るフェニックスを倒し、不老不死のスキル含んだフェニックスの血液を啜った。
ダンジョン:"竜の横穴"第三六階層。
勇者アドラ率いる勇者パーティー四人に加え、単身の冒険者が一人。
彼の名前はゼロ・エドウィン。世界一のスキル保有数を誇り、誰もが認める世界最強の冒険者であり、今しがた片腕を失った男でもある。
「~~~~~~~~~~ッッッッッ!!!!!?!?」
ここに到達するまで、苦難を共に乗り越えてきた仲間たち。
三日前に、突然勇者パーティーの一員としてスカウトされた時は緊張で身構えたが、話してみれば意外と気さくな人たちで、寡黙気味なゼロでもすぐに打ち解けることができた。
短い時間だったが、本気で笑い合った仲間たち……。それなのに、今の彼らは、苦痛に顔を歪めるゼロを見下ろし、本気で嗤っているのだ。
「どうだ、痛いか? ……痛いよな。でも俺だって心が痛いんだぜ?」
「……だったら、何故こんなッ……!」
「お前のせいだよ」
冷たく重い声を響かせ、アドラはゼロの胸部を思い切り蹴飛ばした。
「普通の冒険者ごときが、勇者である俺より強くなっちゃあ駄目でしょ」
「ええ、そうですよ」
今度は天使のような囁きと共に、ゼロの右足はパチパチと音をたてて燃え上がった。
「うっ、うああああああああああああ!!!!」
ゼロは慌てて水魔法で消化を試みるが、相手は勇者パーティー屈指の魔法使いである金髪ロングの女性、フレイヤ。
ゼロが万全の状態でも、魔法で敵うことのない彼女の炎を、ましてや手負いである彼が消せるはずがない。
残りの魔力を残らず止血に注ぎ、彼はなけなしの魔力で産み出した風魔法で、燃え盛る自らの右足を付け根から切り裂いた。
「……ッぐ、うぅッ」
「無様ですね、ゼロ。いや――――死に損ないのおバカさん」
「……君まで、どうして……!!」
フレイヤは、とても心優しき女性だった。持ち前の治癒魔法で、仲間のどんな軽症でもすぐに治療し、ただ守られてばかりではなく、自身も全線に立ってモンスターと戦う勇ましさを兼ね備えた、そんな女性。
フレイヤが密かにアドラに好意を抱いている。そんなことはわかっていたはずだが、その美貌と優しさにゼロの心は奪われかけていた。それ故に、裏切られたという負の気持ちが沸き上がってくる。
「おいアドラ、フレイヤ。あんまり時間をかけるな。どれだけ傷ついたとしても、こいつはスキルを大量に持っている……油断はできない。さっきから俺のスキル『遅延』で発動を遅延してはいるが、いつまで抑えられるかはわからない」
最強の冒険者が、なぜこうも簡単に蹂躙されてしまったのか。
相手が勇者だから?
パーティー屈指の魔法使いがいるから?
答えは、そのどちらでもない。どこまでも慎重かつ口数の多い、ブラントという屈強な男がいたからだ。
ゼロはアドラに攻撃される瞬間をスキル『察知』で察知してはいたが、ブラントの『遅延』の効果で反応が遅れてしまった。その後も何度も反撃を試みたが、ことごとく遅れをとってしまう。
そのため、彼は治療に専念する他無かったのだ。
「仕方ないですね。ここまで弱っていれば、私の力でも十分抑制することができますよ」
「罪悪感の共有化。次はブラント、お前の番だぞ」
「……おう」
ガチャガチャと金属の鎧を鳴らし、ゼロへと近づくブラント。
痛みと怒りで呼吸を荒らげるゼロの右足を掴むと、足の付け根をぐっと押さえた。
「あんまり気は進まないんだがな。お前が抵抗できなかったのは俺のせいだ、今さらかける情もない……。いや、一言かけるとするならば」
ゼロの乾いた悲鳴と共に、ぶちっという筋繊維のちぎれる音が彼の意識を刺激した。
「――――!!!!」
「……お前は悪くないし、いいやつだよ。ただ、強くなりすぎただけだ。俺はお前のようなやつ、嫌いじゃ――――って、もう聞こえてないか」
ゼロは既に気を失い、失禁してしまっている。
「世界最強の醜態だ。しっかり目に焼き付けておこうぜ」
「見るに耐えない光景ですね」
「再起不能にしてから殺すべきだと提案したのは俺だが、いたぶれとは言ってないぞ。ですよね、シュード様」
「ああ」
もはやゴミ同然となったゼロを見下ろす三人の背後から、純白のフードを被った男が一人。
「僕サマより強いやつなんて、存在しないよね? フレイヤ」
「は、はい。シュード様こそが真の最強でございます」
「彼が仮の勇者である君より強くても、僕サマに勝てるレベルじゃないよね? アドラ」
「もっ、ももももちろんだぜ。確かにこんなやつ、いたぶるまでもなかったですぜ」
「高貴な僕サマはどうすべきかな? ブラント」
「はっ。時間はとらせません」
ブラントは左足と胴体を残したゼロの頭をつかみ上げた。その刹那、切羽詰まったかのような表情でアドラがゼロの左足を切り落とし、フレイヤは風魔法でゼロの体を奈落の上へと移動させた。
「宙魔法:コンプレス・プロージョン」
直後、ゼロの体は内側から膨張し、破裂音と共に鮮血が辺りに飛び散った。そのほとんどが滝のように奈落へ流れ落ちる中、ほんの一滴、指先ほどの小さな一滴がシュードの純白のコートを赤く塗らした。
「ッ!!!! 申し訳ございません、シュード様――」
「リフレクト」
赤い滴は、短い槍となってフレイヤの右目を貫いた。
「がっ、ぐぅっ、ぅううッ……!!」
声にならない呻き声をあげ、穴の空いた目元を押さえてその場に踞るフレイヤ。
「とっさにスキルを発動させてよかったよ。真の勇者のコートを右目一つで守れるだなんて、こんな名誉なこと他にないよね?」
「光栄でッ……ございます……!」
「……さ、行こっか。ここのダンジョンの主、不死竜フェニックスを倒しに」
遠足感覚で先を目指すシュードとブラント。その背後で、こそこそと互いを気遣う二人。
(だ、大丈夫かよフレイヤ。早く治癒魔法を)
(それが、ダメなんです。何度も試しているんですが、全く治らない……! きっと、無限に甦るフェニックスを倒す算段はこれだったんですよ。一度傷をつけたら二度と治癒しない、勇者特有の『反スキル』……!)
(……くそっ!)
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