花束を咲良先生に(保育士)

未来教育花恋堂

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13 園児に謝らせたい ①

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13 園児に謝らせたい


  咲良先生が学校を卒業して,保育園の仕事に大分慣れてきたが,それでも園児達はドラマのように,次から次へと課題が発声する。それが,園児の成長につながるので,保育者の関わりは大切なのだ。
 
 太郎君とたかし君が何かあったみたいで言い争っている。太郎君が他の友達と室内で遊んでいて走って逃げたら,座って本を読んでいたたかし君にぶつかったようだ。

 栄子先生が,その様子を見ていたので二人の所に行って,
「たかし君,痛い所はな~い,大丈夫」
 たかし君の体の様子を調べ,次に,太郎君にも同じように怪我をしてないか確認してくれた。そして,
「太郎君,たかし君に謝りなさい!」

 たかし君は太郎君を見付ける。

「僕,悪くない!だって,そこにいたのが悪いじゃん,僕,謝らない!!」

「太郎君,ぶつかって悪いことをしたら,謝るの!,ほら!早く!・・・・」

 意固地になった太郎君はへそを曲げ,口もとんがっている。

「咲良先生~,ちょっと,来てください~~~~・・・・」

「栄子先生,どうしたんですか」

「太郎君がたかし君にぶつかる所を見ていたんですけど,それで太郎君にたかし君へ謝るように言ったんですが,謝らないで腹立てているんです,担任として,どうにかしてください,私は,職員室に用事があるので,行きます。

 咲良先生は,たかし君を見ると泣きそうな顔をしていて,太郎君はそっぽを向いてつぶやいていた。

「僕,悪くない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

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