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第二章 組織
神ヒナノのハッキング
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「……ごめんなさい。私が、2人を上界に、送ることは、諦める。だから、この縄を――」
「念の為だから。別に変なことはしないさ。安心してくれるかな」
縄で縛られ身動きが取れなくなっているヒナノの懇願を、レンガイは一蹴した。レンガイの言葉を信用していないのか、ヒナノは困った顔をした。それを見たプーアは自身の髪を撫でながら言う。
「匂いで幻影を見抜く変態の言うことなんて嘘にしか聞こえないわよね。話半分に聞いておいたほうがいいわ」
声かけは逆効果だったようで、ヒナノの困った顔はより一層深まった。レンガイはため息をつく。
「僕はプーアちゃん以外の女性には興味がないから。いや、そんなことを言いたいんじゃなくて。ヒナノさん、君は上界の命令でここまで来たらしいね。……短時間でこんな正確な位置を特定するなんて、凄い探査能力だ」
「……私の、特技。情報のことなら、なんでも」
なんだか凄いメカニックな格好はそのせいか。プーアは納得した。基本的には無機質な声のトーン、すかした表情なのも、なんとなく理解できる。
「なるほど。それで、僕は君にいくつか聞かなければいけないことがあるんだ」
ヒナノは意外にもすんなりと頷いた。
「まず、君は……誰から指令を出された?」
「……それは、神アンナプルナ」
ヒナノはそっぽを向いた。
「アンナプルナ……なかなかシャレの聞いた名前だね。あ、プーアちゃんは分からないか。アンナプルナってのは、この地球で難攻不落と言われる山の1つだよ。登山者数に対して死亡者数が異常に多いんだ。はてさて、アンナプルナさんは合わせたのか、それ……とも偶然か……」
レンガイは腕組みをし、ブツブツと何かを呟く。
「それにしてもアンナプルナって言いにくい名前ね。アンナに略していいかしら?」
「……別に、なんでも。それより、私も、気になることが、ある。神レンガイ、お前も、神アンナプルナの手下だった、はず。なのに、なぜ、神アンナプルナの名前を、知らない?」
「僕にもあれこれ指示を出されていたけど、会ったことも見たこともないんだ。僕に命令してくるのはいつもゴンザってヤツだったから」
「……神ゴンザを、知っている、のか」
「もちろん。というか彼と僕とプーアちゃんは幼馴染さ。ね、プーアちゃん!」
レンガイはプーアの頭に手をおいた。プーアはムッとする。
「嫌になるわ。物心ついた頃から、周りには破壊衝動持ちの筋肉バカとストーカー気質のアホしかいないのよ」
「え、プーアちゃん、あの頃は君の方からいろいろ――」
プーアは頭の上におかれていた手をはらって、レンガイの言葉を遮るように言った。
「なんでもないから! 話を戻しましょう。アナタの……アンナとやらが統べている組織って、どういう組織なの?」
「……話せば、長くなる。それでも、いい?」
「構わないから、できる限り、全部話してくれ」
「念の為だから。別に変なことはしないさ。安心してくれるかな」
縄で縛られ身動きが取れなくなっているヒナノの懇願を、レンガイは一蹴した。レンガイの言葉を信用していないのか、ヒナノは困った顔をした。それを見たプーアは自身の髪を撫でながら言う。
「匂いで幻影を見抜く変態の言うことなんて嘘にしか聞こえないわよね。話半分に聞いておいたほうがいいわ」
声かけは逆効果だったようで、ヒナノの困った顔はより一層深まった。レンガイはため息をつく。
「僕はプーアちゃん以外の女性には興味がないから。いや、そんなことを言いたいんじゃなくて。ヒナノさん、君は上界の命令でここまで来たらしいね。……短時間でこんな正確な位置を特定するなんて、凄い探査能力だ」
「……私の、特技。情報のことなら、なんでも」
なんだか凄いメカニックな格好はそのせいか。プーアは納得した。基本的には無機質な声のトーン、すかした表情なのも、なんとなく理解できる。
「なるほど。それで、僕は君にいくつか聞かなければいけないことがあるんだ」
ヒナノは意外にもすんなりと頷いた。
「まず、君は……誰から指令を出された?」
「……それは、神アンナプルナ」
ヒナノはそっぽを向いた。
「アンナプルナ……なかなかシャレの聞いた名前だね。あ、プーアちゃんは分からないか。アンナプルナってのは、この地球で難攻不落と言われる山の1つだよ。登山者数に対して死亡者数が異常に多いんだ。はてさて、アンナプルナさんは合わせたのか、それ……とも偶然か……」
レンガイは腕組みをし、ブツブツと何かを呟く。
「それにしてもアンナプルナって言いにくい名前ね。アンナに略していいかしら?」
「……別に、なんでも。それより、私も、気になることが、ある。神レンガイ、お前も、神アンナプルナの手下だった、はず。なのに、なぜ、神アンナプルナの名前を、知らない?」
「僕にもあれこれ指示を出されていたけど、会ったことも見たこともないんだ。僕に命令してくるのはいつもゴンザってヤツだったから」
「……神ゴンザを、知っている、のか」
「もちろん。というか彼と僕とプーアちゃんは幼馴染さ。ね、プーアちゃん!」
レンガイはプーアの頭に手をおいた。プーアはムッとする。
「嫌になるわ。物心ついた頃から、周りには破壊衝動持ちの筋肉バカとストーカー気質のアホしかいないのよ」
「え、プーアちゃん、あの頃は君の方からいろいろ――」
プーアは頭の上におかれていた手をはらって、レンガイの言葉を遮るように言った。
「なんでもないから! 話を戻しましょう。アナタの……アンナとやらが統べている組織って、どういう組織なの?」
「……話せば、長くなる。それでも、いい?」
「構わないから、できる限り、全部話してくれ」
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