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023 想定外の大反響
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ワインを樽詰してから半年が経った。
今日は熟成具合の確認を行う。
遺伝子改造したブドウが熟成にどれだけの影響を与えているか確認するためだ。
試飲はベルナール、リオン、アスタール、ブレナン、マールスの5人に頼んだ。
さすがに10歳の子供が試飲するわけにいかない。
精神的にはアラフォーだけにむず痒いところだ。
樽から出されたワインは早熟ながら綺麗な薄紅色をしていた。
まだブドウの甘い香りが微かに残っている。
糖度が高いためか思いの外アルコール分解が早く進んでいるようだ。
注ぎ口から漂う気の抜けた臭いは炭酸ガスだろう。
きっとアルコール分解によって生じたに違いない。
となると、シャンパンやスパークリングワインを作れるかもしれない。
これは可能性が広がる発見だ。
5人はグラスに注いだワインを丁寧にテイスティングしている。
眼で色味を、鼻で香りを確かめ、一口含んで味わいを確認する。
そうしてそれぞれが個々の判断を下すと、その結果が書面となって俺の前に提出された。
「皆の見解は一致してるな」
目を通した俺は笑みを浮かべた。
全員が満足との回答だったからだ。
特に若いアスタールとリオンには好評のようだ。
反対にブレナンとマールスは若干の物足りなさがあるらしい。
ベルナールによるとフルーティーな甘さと香りは良いが、ワインとしては早熟過ぎるとのことだ。
しかし味は文句の無いクオリティらしい。
「これは口当たりが軽く、香りが甘いので婦女子に人気が出そうですな」
マールスの言葉に同意するようにブレナンは頷いた。
「確かに。だが、儂等くらいの年齢には年季が足りん。一年くらい熟成させれば満足のいく仕上がりになるだろうが」
グラスを通してワインを眺めるブレナン。
陽光に向けると透き通った紅色が鮮やかに浮かぶ。
まるでルビーのような美しさだ。
「これは若年層に売れる逸品ッスね」
同じ仕草でグラスを眺めるアスタール。
商人の嗅覚だろうか。
確信を得たように会心の笑みを浮かべている。
儲けの青写真が浮かんでいる様子だ。
「私達には美味しい出来です。早熟なだけに深みが足りませんが、代わりに飲み易くて量が進むかもしれません」
5人の中で一番若いリオンが言うのだから説得力がある。
マールスとブレナンも同意らしく、アスタールに至っては描いた青写真に関連付けているようだ。
「この出来ならば若年層向けに生産しても良いかと。熟成には年月が必要ですので、その間の収入源としては理想的です」
ベルナールが冷静に算盤を弾く。
さすがは頼れる金庫番だ。
すでに生産量から計算し、割合を弾き出している様子だ。
熟成具合の確認を行うだけの予定が思わぬ流れになったものだ。
まったく嬉しい誤算である。
「わかった。試しに作って市場に流してみよう。反応次第で増産も検討する。アスタールは販売の際に反応を確かめてくれ」
「お任せくださいッス!」
大儲けの構図が脳内で完成したのだろう。
アスタールは意気込んで承知した。
試飲会から2週間ほど経ってアスタールが帰還した。
販売用に積んでいったワイン100本は見事に完売。
客の反応は予想以上に良く、狙い通り若年層や婦女子に人気があったそうだ。
「お疲れさま。どうやら上手くいったみたいだな」
「いやはや大人気だったッス。坊っちゃんの指示通り試飲させたら飛ぶように売れて、あっという間に無くなったッスよ」
「この分なら増産しても良さそうだな」
手応えを感じた俺は早熟用の苗木を新たに植える考えを示した。
ベルナールも異存は無いらしく、ブレナンに至っては「もっと多く植えましょう」と提案するほどだ。
ワイン園はブレナンに任せているため手間と労力が増えるぞと告げると。
「望むところです!むしろ願ったりかなったりというもの。ワイン作りが忙しくなれば、それだけ職人の腕も磨かれるのものです」
「まあ、それはそうかもしれないけど」
大丈夫か?
ブレナンの腕は信頼しているが、情熱が行き過ぎて空回りしやしないか。
どうにも不安が拭えない。
「あ~、ブレナンさんの提案に賛成ッス。ってか、増産した方がいいと思うッス」
「どうして?」
「これを見て欲しいッス」
アスタールは懐からメモ紙を取り出した。
書面には走り書きで名前と数字が記載されている。
「なんだこれ?」
「大量注文を受けてきたッス」
「大量注文?」
意味がわからず首を傾げた。
どうやらメモ紙には注文主の名前と注文数が記載されているらしい。
走り書きで文体が崩れているため読みづらいが、よくよく目を凝らすと確かに注文書の文面に見えなくもない。
「実はッスね」
アスタールは事の顛末を語った。
アスタールによると、試飲がキッカケで大量注文に結び付いたらしい。
ワインの品質を認知させるために試飲を行わせたのだが、その手法が斬新で話題となり、さらにワインのクオリティの高さも相まって瞬く間に噂が広まったそうだ。
その反響は飲食店の店主達の耳にも入った。
試飲した若者が店主に教えたらしい。
飲食店で取り扱ってはどうだ?と薦めたそうだ。
若者達にしてみれば交易商人から購入するのは安定的ではない。
常に商品が補充されていればいいが、売り切れてしまえば届くまで待たねばならないからだ。
しかも個人で注文するとなれば、それなりの量を購入しなければならない。
いくら美味くても限度というものがある。
だから飲食店の店主に薦めたのだ。
店舗で取引してもらえば安定的に安価で飲めると考えたのだろう。
飲食店ならば量も多く仕入れる必要があるからだ。
商売を生業とするだけに気になった店主達は続々とアスタールの店を訪れた。
最初は話のネタにと冷やかし気分だったらしい。
ワインなどどれも同じだろうと考えていたためだ。
しかし認識は大きく変えられる事となる。
そこで目の当たりにしたのは若年層と婦女子に好評を博する試飲の光景だった。
試しに試飲してみると、今までに味わったことの無いワインに大きな衝撃を受ける。
冷やかし気分は一瞬で消え失せ、店主達はアスタールを捕まえると次々に大量注文を持ちかけてきたのだ。
「……という訳ッス」
「まさか品質を認知させる試飲が回り回って大量注文に繋がるとは」
個人向け販売になるだろうと想定していただけに予想外の展開は嬉しい誤算だった。
まず飲食店には受け入れられないだろうと思っていたからだ。
「最近は若者向けの飲食店も増えてきてるッスから、需要と供給に合ったんじゃないッスかね」
「なるほど。僕は子供だから酒の事には疎いけど、そういう趣向に流れてるなら増産はアリだな」
「そうでしょうそうでしょう。ぜひご検討のほど宜しくお願いいたします」
ブレナンは上機嫌で首を縦に降った。
「わかったよ。ブレナンとアスタールの提案を採用する。ベルナール」
「はっ!」
「悪いけど増産の見直しを頼む。アスタールと相談して数字を割り出してくれ」
「承知いたしました」
増産を採択した途端にブレナンは両手を挙げて大喜びした。
労働が増えるというのに元気なオッサンだ。
俺は前世の自分を思い出し、ここまで仕事に前向きになった事は無かったなと思うのだった。
今日は熟成具合の確認を行う。
遺伝子改造したブドウが熟成にどれだけの影響を与えているか確認するためだ。
試飲はベルナール、リオン、アスタール、ブレナン、マールスの5人に頼んだ。
さすがに10歳の子供が試飲するわけにいかない。
精神的にはアラフォーだけにむず痒いところだ。
樽から出されたワインは早熟ながら綺麗な薄紅色をしていた。
まだブドウの甘い香りが微かに残っている。
糖度が高いためか思いの外アルコール分解が早く進んでいるようだ。
注ぎ口から漂う気の抜けた臭いは炭酸ガスだろう。
きっとアルコール分解によって生じたに違いない。
となると、シャンパンやスパークリングワインを作れるかもしれない。
これは可能性が広がる発見だ。
5人はグラスに注いだワインを丁寧にテイスティングしている。
眼で色味を、鼻で香りを確かめ、一口含んで味わいを確認する。
そうしてそれぞれが個々の判断を下すと、その結果が書面となって俺の前に提出された。
「皆の見解は一致してるな」
目を通した俺は笑みを浮かべた。
全員が満足との回答だったからだ。
特に若いアスタールとリオンには好評のようだ。
反対にブレナンとマールスは若干の物足りなさがあるらしい。
ベルナールによるとフルーティーな甘さと香りは良いが、ワインとしては早熟過ぎるとのことだ。
しかし味は文句の無いクオリティらしい。
「これは口当たりが軽く、香りが甘いので婦女子に人気が出そうですな」
マールスの言葉に同意するようにブレナンは頷いた。
「確かに。だが、儂等くらいの年齢には年季が足りん。一年くらい熟成させれば満足のいく仕上がりになるだろうが」
グラスを通してワインを眺めるブレナン。
陽光に向けると透き通った紅色が鮮やかに浮かぶ。
まるでルビーのような美しさだ。
「これは若年層に売れる逸品ッスね」
同じ仕草でグラスを眺めるアスタール。
商人の嗅覚だろうか。
確信を得たように会心の笑みを浮かべている。
儲けの青写真が浮かんでいる様子だ。
「私達には美味しい出来です。早熟なだけに深みが足りませんが、代わりに飲み易くて量が進むかもしれません」
5人の中で一番若いリオンが言うのだから説得力がある。
マールスとブレナンも同意らしく、アスタールに至っては描いた青写真に関連付けているようだ。
「この出来ならば若年層向けに生産しても良いかと。熟成には年月が必要ですので、その間の収入源としては理想的です」
ベルナールが冷静に算盤を弾く。
さすがは頼れる金庫番だ。
すでに生産量から計算し、割合を弾き出している様子だ。
熟成具合の確認を行うだけの予定が思わぬ流れになったものだ。
まったく嬉しい誤算である。
「わかった。試しに作って市場に流してみよう。反応次第で増産も検討する。アスタールは販売の際に反応を確かめてくれ」
「お任せくださいッス!」
大儲けの構図が脳内で完成したのだろう。
アスタールは意気込んで承知した。
試飲会から2週間ほど経ってアスタールが帰還した。
販売用に積んでいったワイン100本は見事に完売。
客の反応は予想以上に良く、狙い通り若年層や婦女子に人気があったそうだ。
「お疲れさま。どうやら上手くいったみたいだな」
「いやはや大人気だったッス。坊っちゃんの指示通り試飲させたら飛ぶように売れて、あっという間に無くなったッスよ」
「この分なら増産しても良さそうだな」
手応えを感じた俺は早熟用の苗木を新たに植える考えを示した。
ベルナールも異存は無いらしく、ブレナンに至っては「もっと多く植えましょう」と提案するほどだ。
ワイン園はブレナンに任せているため手間と労力が増えるぞと告げると。
「望むところです!むしろ願ったりかなったりというもの。ワイン作りが忙しくなれば、それだけ職人の腕も磨かれるのものです」
「まあ、それはそうかもしれないけど」
大丈夫か?
ブレナンの腕は信頼しているが、情熱が行き過ぎて空回りしやしないか。
どうにも不安が拭えない。
「あ~、ブレナンさんの提案に賛成ッス。ってか、増産した方がいいと思うッス」
「どうして?」
「これを見て欲しいッス」
アスタールは懐からメモ紙を取り出した。
書面には走り書きで名前と数字が記載されている。
「なんだこれ?」
「大量注文を受けてきたッス」
「大量注文?」
意味がわからず首を傾げた。
どうやらメモ紙には注文主の名前と注文数が記載されているらしい。
走り書きで文体が崩れているため読みづらいが、よくよく目を凝らすと確かに注文書の文面に見えなくもない。
「実はッスね」
アスタールは事の顛末を語った。
アスタールによると、試飲がキッカケで大量注文に結び付いたらしい。
ワインの品質を認知させるために試飲を行わせたのだが、その手法が斬新で話題となり、さらにワインのクオリティの高さも相まって瞬く間に噂が広まったそうだ。
その反響は飲食店の店主達の耳にも入った。
試飲した若者が店主に教えたらしい。
飲食店で取り扱ってはどうだ?と薦めたそうだ。
若者達にしてみれば交易商人から購入するのは安定的ではない。
常に商品が補充されていればいいが、売り切れてしまえば届くまで待たねばならないからだ。
しかも個人で注文するとなれば、それなりの量を購入しなければならない。
いくら美味くても限度というものがある。
だから飲食店の店主に薦めたのだ。
店舗で取引してもらえば安定的に安価で飲めると考えたのだろう。
飲食店ならば量も多く仕入れる必要があるからだ。
商売を生業とするだけに気になった店主達は続々とアスタールの店を訪れた。
最初は話のネタにと冷やかし気分だったらしい。
ワインなどどれも同じだろうと考えていたためだ。
しかし認識は大きく変えられる事となる。
そこで目の当たりにしたのは若年層と婦女子に好評を博する試飲の光景だった。
試しに試飲してみると、今までに味わったことの無いワインに大きな衝撃を受ける。
冷やかし気分は一瞬で消え失せ、店主達はアスタールを捕まえると次々に大量注文を持ちかけてきたのだ。
「……という訳ッス」
「まさか品質を認知させる試飲が回り回って大量注文に繋がるとは」
個人向け販売になるだろうと想定していただけに予想外の展開は嬉しい誤算だった。
まず飲食店には受け入れられないだろうと思っていたからだ。
「最近は若者向けの飲食店も増えてきてるッスから、需要と供給に合ったんじゃないッスかね」
「なるほど。僕は子供だから酒の事には疎いけど、そういう趣向に流れてるなら増産はアリだな」
「そうでしょうそうでしょう。ぜひご検討のほど宜しくお願いいたします」
ブレナンは上機嫌で首を縦に降った。
「わかったよ。ブレナンとアスタールの提案を採用する。ベルナール」
「はっ!」
「悪いけど増産の見直しを頼む。アスタールと相談して数字を割り出してくれ」
「承知いたしました」
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