42 / 45
捕まえられた後は…
後話9.イルカの所在。
イルカのぬいぐるみのその後を( ̄▽ ̄;)
短いお話です。ラブラブな二人どすぅ~。
よろしくお願いします。
============
俺の瑠凪が可愛い事をしている。
いつかのデートで買った特大ぬいぐるみのイルカを抱っこしてソファで寝てやがった。
スピスピ寝てる寝顔を眺めながら、しっかりホールドされてるイルカがなんとも恨めしい。
プニっと指で頬を押してみる。
休日の彼と一緒に部屋でまったりしていた。映画でも観るかと動画配信サービスので、どれにするかと話してた。楽しかった。
唐突に手を打ち鳴らす彼。何かを思い出した様子の彼が、前から観たいと思ってるのがあるけどタイトル忘れたと言い出した。
聞き取りしながら、これか?アレか?と楽しくしてたんだよ。
ソレが急な本部からの呼び出しに瑠凪を置いて出掛けざるおえなかった。
出かけた時は午前中だったのに、もう夕暮れだ。
テレビは消えてる。画面は黒くなってるが、点いたままになってるようだ。どうもつけたまま寝てしまった感じか。
ローテーブルの上にメモがある。観たい映画を見つけたらしい。
「あ…タツオさん、おかえりなさい」
イルカに抱きついたまま寝ぼけ眼でポヤポヤと舌足らずな声音。
「ただいま」
この調子だと昼とか食べてないな。ひとりだと平気で食事を抜く。無理も効かなくなって来そうな年齢になる頃なんだが。肉ももう少しつきそうなんだが、細っこいな…。
寝乱れてる髪を梳いて、耳にかけてやる。
その流れで、チュッとキスをした。
緩く唇を喰み離れる。
まだ眠そうな目でこちらを見遣ってくる。もっとかまって欲しそうだな。
「さ、メシにしようか。……ちょっと話がある」
「ーーーなんかコワイ~。真面目なお話?」
声色は明るく言ってるけど、表情は固い。
俺は、不味ったらしい。不安にさせた。付け加えるか。
「旅行の話だ」
上着を脱いで、シャツの袖を捲りつつ、キッチンへ。
「旅行ッ?!」
ぬいぐるみを下敷きにして起き上がった。イルカがへしゃげてる。ははあん、いい気味だ。
「なにが食いたい? 有り合わせでいいか?」
冷蔵庫を覗き、適当に取り出す。
瑠凪がポムポム跳ねてる。
「ねぇ、ねぇ? 旅行って? なんで? ねぇ、なんで?」
可愛いが、ウキウキが止まらないか。ちょっと困ったな。ゆっくり話したかったんだが…。
「落ち着こうな? 悪い話じゃないって言いたかったんだが、これからの話をするだけだ」
結構野菜が残ってるな。ポトフにするか。話が先にした方がいいな。作りながらしていくか。
「分かった! 時間が出来るって事だねッ」
「カンがよろしい事で」
相変わらず、俺のいつもと違うウキウキを察して来やがった。
「僕、他の家事済ませてくるッ」
イルカがポイっと放置されて、乾燥機に足取り軽く向かって行った。
「よろ~」
俺もさっさと鍋に材料突っ込むか。
煮えるまでの時間、イルカと一緒の瑠凪を胡座の中に抱え込んで、今日あった出来事をかい摘んで話した。
不安なんだろう。イルカを抱き込んでいた。
いつの頃からか気づいたら、俺の匂いがすると言って抱きついてる事が多くなった。ここ暫く出てる事が多く、帰らない事も多々あった。以前も外泊なんて度々あったが、瑠凪は何かの違いを感じてたのかもしれない。
今は、俺が居るってのに。枕にして寝てるんじゃなかった。
「お疲れさま…」
俺の胸に顔を埋めるように擦り寄って来た。最近は更に留守にする事が多かったからな。ボンに全部引き継げた。俺は完全に裏方に移行だ。
金の流れの引き継ぎもだが、同時に血生臭い事も片付けていた。この辺が瑠凪を不安がらせてたんだろう。簡単にタマは獲らせねぇよ。
「温泉でも行こうか…」
雪見酒片手に瑠凪を可愛がってやろう。温泉でニャンニャンは瑠凪も魅力的だろう。
この前のドライブデートで遊んだアレは良かったな。アレまたしようかな。
「タツオさん、いやらしい事考えてるでしょ?」
ちょっとむくれた彼が上目遣いで睨んでる。でも、ちょっと目元が色っぽいですよ。尻がもじっとしてやがる。瑠凪もアレを思い出してるのか? 気が合うねぇ~。
「アレ入れたまま温泉街をブラつくか…」
「アレ、外は、ムリ…」
密やかに吐息を吐いてる。ローターの振動を身体が思い出してるのだろうか。身体も熱くなって来てる。想像が加速してきてるようだ。感じ易い身体だね。
「アレがダメなら別なのを用意しよう」
ニッと笑ってやると、ボンと真っ赤になって俺の腋に顔を押し込んできた。
見えてる肌が朱に染まってる。これで隠れてるつもりなんだもんな。ホントに小動物。
頭を撫でてやりながら、ニマニマが止まりません。さて、ナニ用意してやろうかなぁ…。
===========
ラブイチャしてるだけのが思い浮かんじゃって、文字に起こしたら、投稿しちゃおうかなぁ~と。
要らなかったですかね( ̄▽ ̄;)
こんなんですけど、お付き合いしてもいいよって方、お気に入りに登録やしおりは如何でしょう?
感想やいいねを頂けたら嬉しいです。
感想欄の↓下の方にスタンプや匿名でメッセージ送れるの設置してあるので、使ってみて下さい(๑╹ω╹๑ )
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。