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【8】 ※
しおりを挟む『しゅうご、しゅき…。しゅきにぃ、ちてぇ~。ちんぽ、で、ジュボジュボ、しちぇ、ほしゅい。…しゅうご、しゅき……』
秀悟のスマホからオレの声がしてる。呂律が回らない言葉を紡いでる。
さっきまで、ソファでビッタリ身体をくっつけて、画像に音声データ、見つけたというそれらをオレに見せながら、消していった。
色々あった。目を逸らしたかったが、ちゃんと見届けないと。
ほっとしながら、それらが消されていくのを見つめていた。
ローテーブルに置かれたビデオカメラに違和感を感じながらも、消してくれた安堵に、久々に身体に温かい血液が流れてる気分に浸ってると、秀悟がとんでもない事を告げた。
「今回さ。これ録音しちゃった。可愛い告白。記念に持ってていい?」
そして、冒頭の音声だった。天井が映ってる。
「ソラは映ってないし、ソラって名前も入ってないだろう? 俺への可愛い告白だよ? 恋人記念に持っててもいいよね?」
「恋人?!」
「俺、ソラ好きだし、ソラも俺の事好きだろ? 好き同士って恋人じゃん。違う?」
「好き同士は恋人てのは、違わないと思うけど…」
ニコニコしてオレの顔を見ながら、頭を撫でてる。
「オレと秀悟がってのは…なんか違う気がする」
少し不機嫌気味に、ビデオカメラを手にした。
「恋人記念に、らぶらぶセックス撮ったのに…これ」
楽しそうに見せてきた。
『これから、らぶらぶセックスしまぁ~す。ソラも』
『しましゅぅ』
ベッドが全部入って、横からのアングルで撮られてる。三脚でも使われてたのだろうか。
オレと秀悟が映ってる。二人全裸でベッドに座って、チュッチュとキスをしてる。
トロンとしたオレが喋ってる。オレ……だった。
秀悟に抱きついて、アンアン啼きながら、あの太くて大きな陰茎を嬉しそうに受け入れ、脚を絡ませて、尻を振っている。
「やめて……消して…」
秀悟の腕を握り絞めた。
「なんで? ソラ気持ち良さそうだよ。嵌ってるのが映ってるのもあるよ」
早送りしてるのか、手元で操作して、再び見せてくる。
こちらに股を大きく開いて、膝裏に秀悟の手が見えるから、開かされてるのか。そして、尻穴にズッポリと刺さって、嵌まってるのは…。
下からズボズボと白濁が垂れでる孔に秀悟の逸物が抽挿されてる。
『あぅぅん、あぁぁ、イくぅぅん、イちゃうゥゥ…』
オレの陰茎はピクピクしてるけど、何も出してない。なのに身体はカクカクと揺れてイってる。
「ドライでイけちゃったんだよねぇ。完全にメスイキだね。可愛い」
画面を見ながら、秀悟がうっとりとしてる。
「これ……オレ?」
「そうだよぉ~。可愛い事言ってくれたのに、忘れちゃったの?」
早鐘の如き心臓の音が鼓膜を、全身を打っていた。
さっきまで、気を失っていた。
喘ぎまくったのか、喉が痛いし、身体もあちこち痛い。乳首は服に擦れて、変な感じがさっきからしてて……。
『セックス好きのソラくんは俺なしでは居れない身体になったね。大好きな俺だからかな?』
カクカクと頷いて、擦り寄るオレ。
「う、うそ。嘘だ」
「もうぉ。嘘じゃないよ。そんな事言うなら、こうするのは?」
カメラを閉じて、じっとこちらを見つめてる。閉じる直前のカメラから甘い喘ぎが流れていた。
「セックス無しで、恋人ごっこするってのは?」
女の子ならメロメロになりそうな笑顔で宣う。
「セックス無し…。恋人ごっこ?」
セックス無しは願ってもない事で。でも、恋人って……。
「だって、恋人って認めてくれないんだから、仕方がない。認めてくれるまで、恋人として接するから。ソラは俺が好きだって、自覚したら言ってくれたらいいから。…ね?」
押し切られて、頷いた。
もう一晩泊まる?とまた誘われたが、断って帰宅した。
帰宅してから、ビデオの映像を消して貰う話をしてない事に気づいた。あの音声も。
◇◇◇
ビデオをテレビに繋いで、鑑賞していた。
箍が外れたら、痴態が見れるとは思ってたが、囁く言葉をオウム返しで返してくるとは。
囁いたのを「言って?」とやってみると、思った以上の反応に小躍りしそうだった。
短い言葉を言わせるつもりだったが。あんなに喋ってくれるとは、いい音声が録れた。
あの後、気を良くして、ビデオカメラを準備してみた。
素直に応じてくれるソラの目はトロトロンで、全身で俺を好きと言っていた。
セックスだけじゃなくて、俺が好きなんだ。
恋愛初心者のソラくんには、男の俺に惚れてるのを認めれないだけだな。
もう堕ちてるも同然。
この短期間で素質が有ればこそだが、快楽を知った身体は、大層疼くだろうよ。これからどうなるか様子見だな。
くふふ…ははは……
笑いが止まらず、テレビの中で乱れ悶えて、俺に縋り付くソラを鑑賞しながら、缶ビールを傾けた。
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恋人ごっこ編へ( ̄∀ ̄)v
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