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【第2章 中井勝彦との出会い】
チタニアの王后たち 第5話
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幸之介とカーキは会場を出て、VIPルームに入った。
支配人が出てきて
『この度は中井勝彦のお買い上げありがとうございます。
お客様の奴隷として1週間お使いになれます』
と説明した。
着替えをした中井勝彦がVIPルームに入ってきた。
中井は、黙って幸之介に頭を下げた。
幸之介は中井勝彦を連れて、10年前ヒーローハウスのあった渋谷区のある場所にリムジンカーで移動した。
ヒーローハウスのあった場所は、今は70階建てのタワーマンションがそびえ立っていた。
それまで無言だった幸之介が
「中井勝彦さん、ここの最上階です」
と初めて言葉をかけた。
70階は一階丸ごと幸之介の所有になっていた。
通常一階には4世帯に分けられた間取りだったが、最上階の70階だけ特別だった。
まだ幸之介もカーキも仮面をつけたままだった。
中井勝彦は白いTシャツに綿パンの質素な身なりだった。
Tシャツもパンツもピチピチで、逞しい体のラインと股間の盛り上がりがセクシーだった。
これも顧客サービスの一つだった。
カーキが
{それでは私はここで失礼いたします}
と言ってマンションには入らず、去って行った。
幸之介は
「中井さん、どうぞ」
と言って広いマンションに案内した。
中井は、その豪華さにびっくりしたように
「すごいですね。東京に、こんなところがあったんですね」
と幸之介に話しかけた。
幸之介は仮面を外した。
中井が、またびっくりしたように
「ご、ご主人様、お若いんですね。こんな金持ちなのに・・・」
と信じられないと言う感じで話した。
「僕は西山幸之介、今年20歳です。
中井勝彦さん、どうぞよろしくお願いします」
と丁寧に話した。
中井は跪いて
「とんでもありません、ご主人様。どうかお許しください」
とひれ伏すので、幸之介は中井勝彦の傍に自分もしゃがんで
「そんなに気を遣うことないです。普通通りにしてください。
何か飲みたいもの、ありますか?」
と優しく聞いた。
中井は
「お許しください、何でもいたします」
と、少し怯えていた。
幸之介は
「中井勝彦さん、今まで相当辛い思いをしたんだろうな。可哀そうに」
と思っていた。
幸之介は中井の手を持ってソファに座らせた後
「僕が一目であなたを気に入ったんです。
あなたとお話がしたくて指名しただけです。
今まで酷い経験をなさったのかもしれませんが、僕は大好きな中井さんに嫌なことは絶対しません。
信じてください」
と言った。
それでも中井は
「俺はタチをすればいいんですか?受けをすればいいんですか?」
と聞いた。
幸之介は
「だから、話をしましょう。
もし、中井勝彦さんが僕を気に入ってくれたら、乳首だけ吸わせてください。
嫌ならしなくていいですよ」
と言った。
自分を一週間好きにするだけで20万ドルも払った人が、そんなはずがないと中井は、なかなか幸之介を信じなかった。
「中井さん、僕まだお酒、あんまり飲めないんです。
子供みたいですが、ジュースでいいですか?」
と聞いた。
「もちろんです。何でもいいです」
と中井は答えた。
幸之介は
「今夜は中井さんのこと、色々教えてください」
と言ってジュースを持ってきて、中井勝彦の横に座った。
中井は、まだ全部幸之介を信じていなかったが、ぽつりぽつりと話し始めた。
「自分は高校を卒業して18歳で上京して、JAPANプロレスに練習生として入りました。
5年前は、まだ今夜のような地下プロレスはなくて、大好きなプロレスができて幸せでした。
1年後にメジャーデビューして3年間、体を鍛えながら頑張ってきました。
それが大きく変わったのが1年前です。
JAPANプロレスが自分が、よく知らないギャング紛いの実業家に買われたときから、地下プロレスができたんです。
その前から、国民は上がるばかりの税金と下がるばかりの給料に苦しめられて、プロレスも観客が減り、自分たちもプロレスだけでは生きていけなくなっていました。
地下プロレスで体を売ると言うのは聞いていました。
生活のために、田舎の親に仕送りをするために我慢しようと思いました。
だけど地下プロレスの試合はプロレスではありませんでした。
若いレスラーは皆、射精させられて、それだけならまだ良いんですが、ケツ掘られるようになりました。
その後、お客様に買われて一週間、お客様の言いなりになるんです。
殺されることはない、体を大きく傷つけられることもないのは説明されていました。
だけどお客様によっては、酷いこともたくさんされました。
具体的には恥ずかしすぎて言えません」
「そうなんだ。僕は最近日本に帰って来たばかりなので、よく分からないんだけど、中井さんは今夜のような試合をして、いくら貰っているの?
良かったら教えてください」
「試合の報酬は1万円です」
「え?あんな辛い思いをして1万円⁈」
「はい、でももう昼のプロレスでは試合も少ないし、月に5万円も稼げません。
地下がないと暮らしていけないんです」
幸之介は唖然とした。
支配人が出てきて
『この度は中井勝彦のお買い上げありがとうございます。
お客様の奴隷として1週間お使いになれます』
と説明した。
着替えをした中井勝彦がVIPルームに入ってきた。
中井は、黙って幸之介に頭を下げた。
幸之介は中井勝彦を連れて、10年前ヒーローハウスのあった渋谷区のある場所にリムジンカーで移動した。
ヒーローハウスのあった場所は、今は70階建てのタワーマンションがそびえ立っていた。
それまで無言だった幸之介が
「中井勝彦さん、ここの最上階です」
と初めて言葉をかけた。
70階は一階丸ごと幸之介の所有になっていた。
通常一階には4世帯に分けられた間取りだったが、最上階の70階だけ特別だった。
まだ幸之介もカーキも仮面をつけたままだった。
中井勝彦は白いTシャツに綿パンの質素な身なりだった。
Tシャツもパンツもピチピチで、逞しい体のラインと股間の盛り上がりがセクシーだった。
これも顧客サービスの一つだった。
カーキが
{それでは私はここで失礼いたします}
と言ってマンションには入らず、去って行った。
幸之介は
「中井さん、どうぞ」
と言って広いマンションに案内した。
中井は、その豪華さにびっくりしたように
「すごいですね。東京に、こんなところがあったんですね」
と幸之介に話しかけた。
幸之介は仮面を外した。
中井が、またびっくりしたように
「ご、ご主人様、お若いんですね。こんな金持ちなのに・・・」
と信じられないと言う感じで話した。
「僕は西山幸之介、今年20歳です。
中井勝彦さん、どうぞよろしくお願いします」
と丁寧に話した。
中井は跪いて
「とんでもありません、ご主人様。どうかお許しください」
とひれ伏すので、幸之介は中井勝彦の傍に自分もしゃがんで
「そんなに気を遣うことないです。普通通りにしてください。
何か飲みたいもの、ありますか?」
と優しく聞いた。
中井は
「お許しください、何でもいたします」
と、少し怯えていた。
幸之介は
「中井勝彦さん、今まで相当辛い思いをしたんだろうな。可哀そうに」
と思っていた。
幸之介は中井の手を持ってソファに座らせた後
「僕が一目であなたを気に入ったんです。
あなたとお話がしたくて指名しただけです。
今まで酷い経験をなさったのかもしれませんが、僕は大好きな中井さんに嫌なことは絶対しません。
信じてください」
と言った。
それでも中井は
「俺はタチをすればいいんですか?受けをすればいいんですか?」
と聞いた。
幸之介は
「だから、話をしましょう。
もし、中井勝彦さんが僕を気に入ってくれたら、乳首だけ吸わせてください。
嫌ならしなくていいですよ」
と言った。
自分を一週間好きにするだけで20万ドルも払った人が、そんなはずがないと中井は、なかなか幸之介を信じなかった。
「中井さん、僕まだお酒、あんまり飲めないんです。
子供みたいですが、ジュースでいいですか?」
と聞いた。
「もちろんです。何でもいいです」
と中井は答えた。
幸之介は
「今夜は中井さんのこと、色々教えてください」
と言ってジュースを持ってきて、中井勝彦の横に座った。
中井は、まだ全部幸之介を信じていなかったが、ぽつりぽつりと話し始めた。
「自分は高校を卒業して18歳で上京して、JAPANプロレスに練習生として入りました。
5年前は、まだ今夜のような地下プロレスはなくて、大好きなプロレスができて幸せでした。
1年後にメジャーデビューして3年間、体を鍛えながら頑張ってきました。
それが大きく変わったのが1年前です。
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その前から、国民は上がるばかりの税金と下がるばかりの給料に苦しめられて、プロレスも観客が減り、自分たちもプロレスだけでは生きていけなくなっていました。
地下プロレスで体を売ると言うのは聞いていました。
生活のために、田舎の親に仕送りをするために我慢しようと思いました。
だけど地下プロレスの試合はプロレスではありませんでした。
若いレスラーは皆、射精させられて、それだけならまだ良いんですが、ケツ掘られるようになりました。
その後、お客様に買われて一週間、お客様の言いなりになるんです。
殺されることはない、体を大きく傷つけられることもないのは説明されていました。
だけどお客様によっては、酷いこともたくさんされました。
具体的には恥ずかしすぎて言えません」
「そうなんだ。僕は最近日本に帰って来たばかりなので、よく分からないんだけど、中井さんは今夜のような試合をして、いくら貰っているの?
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幸之介は唖然とした。
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