続・SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」

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続・SuperHero準「乳首が感じるSuperHero物語」第62話

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その夜、西山準は望月享の部屋にいた。
望月が西山を抱こうとしたとき

「ちょっと待って享。カーキはいるか?出てこい」

望月は驚いて動揺した。
望月の部屋にカーキ星人が現れた。

{王后様、お久しぶりにございます。
しかし王后様、この部屋は危険でございます}

西山準は立ち上がり、右腕を前に出し、右手のひらから出す超能力で、カーキの首を絞めた。
そのまま準が右腕を上げるとカーキの体が持ち上がり宙に浮いた。

「誰に対して言っている。まずは正式に挨拶せよ」

西山が手を下ろすとカーキの体は床に落ちた。
カーキは片膝を床に付けて

{準王后様に拝謁でき、光栄にございます}

と挨拶した。

「カーキ、心配要らん。ヒーローハウスのバリアは昨日、俺が架け替えた。
この部屋はSuperHero星からは見えない」

{恐れ入ります、王后様、そうとも知らず、ご無礼お許しください}

「カーキ。いつまで冥王星再建のことを俺に黙って進めるつもりだ」

{お許しください。再建した後に、王后様をお迎えするつもりでした}

「俺の意見を聞かずにカーキ、お前の指図で再建するつもりか。
お前は冥王星の王か?答えろ、カーキ」

{お許しください。そのような意図は決してございません}

「お許しくださいは、もういい。さて、どこから聞こうかな?
隼人が、もうこの世にいないことは気づいている。間違いないか?」

{はい。隼人様のお体は、もうありません、が}

「享の中にいるのだな?」

{その通りにございます}

「隼人が享の中に入るために、人間の望月享を殺したのではあるまいな?
小太郎のように」

カーキは言葉に詰まった。

「こ、殺したのか?享を」

{いえ、決してそのようなことはございません。
それに隼人王は享様の体を乗っ取ったのではありません。
そのようなことを王后様が嫌っていたことを隼人王は一番よくご存じでした。
冥王星が爆発したあの日、望月享様は、たまたま急性心不全で命を落とされかけました。
それを直前でお救いし、享様の心の一部に入られただけでございます}

『西山、お前がそこまで感づいているとは知らなかった。
実は俺自身も隼人王の存在がよく分からないんだ』

「うん、よく分かる。隼人は享を殺さなかったんだ。
享自身が気が付かないように享の心の中に住んでるんだ。
その話は2人で後からゆっくりしよう、享」

『分かった、準』

「カーキ、ブラックはどうした?」

{ダーク星人来襲の折り、隼人王様を庇って戦死いたしました}

「そうか、可哀そうに。カーキ、勇希は無事か?」

{はい、私がお守りしています}

「会いたい」

{今は危険でございます、王后様。今しばらくのご辛抱を}

「分かった。カーキ、あまりお前と話せる時間がない。
冥王星再建のことはテレパシーで俺の脳に入れてくれ」

{かしこまりました}

「それから、今日からお前が仕えるのは享ではない。
王后である俺だ。異論はあるか?」

{ございません。王后様}

「亡き隼人はカーキを一番信頼していた。俺も信頼して良いのだな?」

{もちろんでございます。王后様}

「これからは、何かあったら、この部屋に呼ぶ」

{かしこまりました。では失礼いたします、王后様、享様}

そう言ってカーキは消えた。




『準、今まで黙っててごめん』

「ううん、カーキから言うなって止められてたんでしょ?
享が謝ることないよ」

『でも準、お前最近、本当に立派になったな。
俺なんか、カーキの言う通りに動くしか道はなかったのに』

「辛かった?享」

『準に会う前は少しな。
でも準に会ってから、この道が俺の幸せだと思うようになった』

「もう享ったらぁ、だったら今夜も俺を抱いてよ。
金玉の匂いも嗅がせてよ」

『当然だ、準』

望月享は、隼人そのままのテクニックで西山の乳首を吸った。

「あああああああん!乳首ぃ!乳首ぃ!
あああああああん!享、金玉、金玉ぁ!」

果てしなく淫猥な魔性の男、西山準だった。
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