26 / 37
episode.26
しおりを挟む
「…………それは何に対する謝罪だ?」
ベットの上でちゃんと背を正し、アルベールに誠心誠意謝罪をした。
だが、アルベールは何処か不満そうに顔を歪めている。
「お見合いを断るためとは言え、総監様を巻き込んでしまいました」
「君は見合いに前向きではなかったのか?」
「それはそうなんですが……正直、あの方と一緒になった自分を想像すると苦労する未来しか見えないんです」
パウルに会うまでは確かに前向きだった。
実際、目にしたパウルは極上の眼鏡男子だったが、あのチャラチャラ感がシルヴィを落ち着かせてくれた。
いくら女遊びをやめると宣言してくれたとしても、女好きと言うのは簡単に治るものではない。
それこそ、女好きを治す薬が欲しいぐらいだ。そんなものがあれば、世の女性達が血眼になって欲するだろう。
まあ、要は口では何とでも言えるって事。
パウルは商人だ。口が上手いことだって知ってる。そこまでシルヴィは馬鹿じゃない。
「そうか……なら、このまま私と恋仲という事にしといた方がいいだろう」
「いえいえいえ!!そんな滅相もない!!きっと縁談は破談になってますから大丈夫です!!」
これ以上アルベールに迷惑はかけられない。その一心で提案を否定したのだが、どうにも雲行き怪しい。
(ちょっと、なんか顔色が……)
明らかに怒っているのだが、その目の奥には微かに寂しげな感情も滲んでいた。
「……あの様子じゃ破談はないだろ……」
「え?何ですか?」
あまりにも小さな声で囁かれたので聞き取れなかった。
「……何でもない。とりあえず、暫くは私と恋仲という事にしといた方がいい。反論は聞かん」
「ええ!?」
「なんだ?私では不満か?」
「そう言う訳じゃないんですが……」
本当にいいのだろうか……
例えフリでもこの関係が終わったら、いつも通りに振る舞えるだろうか……
「それならいいだろ。な、シルヴィ?」
「~~~~~ッ!!!!!!」
耳元で名を呼ばれ、シルヴィは両手を握りしめ天を仰いだ。
いける!!この関係が解消しても、推しには変わりない!!
なんなら、今この時も推せる!!
涙を流しながら歓喜するシルヴィを見て、アルベールは「フッ」と優しく微笑んだ。
◈◈◈
半ば無理やりだが、恋仲という関係になれたアルベールは目の前で眠るシルヴィを愛おしい目で見つめていた。
(間に合ってよかった……)
アルベールはシルヴィが実家に戻る為、城を出たと聞くと慌てて馬を用意したのだ。
「あれ?どこ行くの?」
城の門の前で馬に跨るアルベールを見て、マティアスが声をかけた。
今日はアルベールにとっても勝負の日だと言う事は城に在中している者ならば知らない者はいない。
そんな日に出かける?そんな馬鹿な。
そう思って声をかけたのだ。
「……ちょっと出てくる」
「はあ!?今から!?もう申請の時間だろ!?」
「……日が暮れるまでには戻る」
「はっ!?え、ちょっと!!」
マティアスの引き止める声も聞かず、アルベールは馬を走せた。
それもこれもシルヴィの見合いの場に行く為。
(なにも邪魔しに行くんじゃない……)
どんな男か見るだけ。部下が変な男に引っかかるのは上司として許せんからな。
そう自分に言い聞かせ馬を走らせた。
前もって得た情報を頼りにやって来たのは、シルヴィの実家近くの町。
王都ほど賑わいもないが、どこも店の名に恥じぬものを扱っていると見えて活気はある。
アルベールはそんな町並みをみながらシルヴィを探した。
店までは把握出来なかったのだ。
そして、たまたま目に付いた料理店に足を踏み入れた。
踏み入れてすぐに、女性がぶつかってきた。
「あ、すみま……」
その女性を見て驚いた。
「君は……シルヴィ・ベルナールか?」
いつもは化粧など無縁で、髪など簡単に一つに縛っただけ。服装も白衣姿ばかり見ていたが、今目の前にいるのは派手やかなドレスに身を包み綺麗に髪を結い上げ、化粧まで施したシルヴィだった。
その美しい姿にアルベールは息を飲んだ。
それと同時に、見合い相手であるパウルに射殺さんばかりに睨みつけた。
パウルの為に時間をかけて綺麗にしたという事実がアルベールの黒い感情を増幅させる。
(何故、こんな奴のために……!!)
アルベールがそんな自分の感情と戦っている最中にも、パウルはアルベールを刺激する。
「僕の婚約者や」
その言葉にアルベールは心臓を鷲掴みされたように一瞬息が止まった。
すぐにシルヴィが否定してくれたおかげで我に返れたが、危うく息が出来ずに倒れるところだった。
(ああ、そうか……)
私は彼女、シルヴィ・ベル……いや、シルヴィのことが好きなのか……
ここまでしてようやく自分の気持ちに気がついた。
そこからは早かった。
シルヴィが自分と恋仲だとパウルに紹介したので、都合よくその話に乗った。
シルヴィはまさか私が乗ってくるとは思っていなかったようで、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていた。
自分の気持ちに気づいた今では、その顔ですら愛らしいと思ってしまうんだから恋というものは恐ろしい。
だが、パウルはそんな二人を怪しんだ。
それはそうだ。相手は商人と聞いた。取ってつけたような芝居を怪しまない方がおかしい。
しかし、アルベールは半ば無理やりにその場を後にした。
腕の中には至極幸せそうに眠るシルヴィがいる。
その顔を見ていると自然と顔が綻んでしまう。
「遅すぎる初恋だな……」
そう自嘲しながらシルヴィを見つめていた。
ベットの上でちゃんと背を正し、アルベールに誠心誠意謝罪をした。
だが、アルベールは何処か不満そうに顔を歪めている。
「お見合いを断るためとは言え、総監様を巻き込んでしまいました」
「君は見合いに前向きではなかったのか?」
「それはそうなんですが……正直、あの方と一緒になった自分を想像すると苦労する未来しか見えないんです」
パウルに会うまでは確かに前向きだった。
実際、目にしたパウルは極上の眼鏡男子だったが、あのチャラチャラ感がシルヴィを落ち着かせてくれた。
いくら女遊びをやめると宣言してくれたとしても、女好きと言うのは簡単に治るものではない。
それこそ、女好きを治す薬が欲しいぐらいだ。そんなものがあれば、世の女性達が血眼になって欲するだろう。
まあ、要は口では何とでも言えるって事。
パウルは商人だ。口が上手いことだって知ってる。そこまでシルヴィは馬鹿じゃない。
「そうか……なら、このまま私と恋仲という事にしといた方がいいだろう」
「いえいえいえ!!そんな滅相もない!!きっと縁談は破談になってますから大丈夫です!!」
これ以上アルベールに迷惑はかけられない。その一心で提案を否定したのだが、どうにも雲行き怪しい。
(ちょっと、なんか顔色が……)
明らかに怒っているのだが、その目の奥には微かに寂しげな感情も滲んでいた。
「……あの様子じゃ破談はないだろ……」
「え?何ですか?」
あまりにも小さな声で囁かれたので聞き取れなかった。
「……何でもない。とりあえず、暫くは私と恋仲という事にしといた方がいい。反論は聞かん」
「ええ!?」
「なんだ?私では不満か?」
「そう言う訳じゃないんですが……」
本当にいいのだろうか……
例えフリでもこの関係が終わったら、いつも通りに振る舞えるだろうか……
「それならいいだろ。な、シルヴィ?」
「~~~~~ッ!!!!!!」
耳元で名を呼ばれ、シルヴィは両手を握りしめ天を仰いだ。
いける!!この関係が解消しても、推しには変わりない!!
なんなら、今この時も推せる!!
涙を流しながら歓喜するシルヴィを見て、アルベールは「フッ」と優しく微笑んだ。
◈◈◈
半ば無理やりだが、恋仲という関係になれたアルベールは目の前で眠るシルヴィを愛おしい目で見つめていた。
(間に合ってよかった……)
アルベールはシルヴィが実家に戻る為、城を出たと聞くと慌てて馬を用意したのだ。
「あれ?どこ行くの?」
城の門の前で馬に跨るアルベールを見て、マティアスが声をかけた。
今日はアルベールにとっても勝負の日だと言う事は城に在中している者ならば知らない者はいない。
そんな日に出かける?そんな馬鹿な。
そう思って声をかけたのだ。
「……ちょっと出てくる」
「はあ!?今から!?もう申請の時間だろ!?」
「……日が暮れるまでには戻る」
「はっ!?え、ちょっと!!」
マティアスの引き止める声も聞かず、アルベールは馬を走せた。
それもこれもシルヴィの見合いの場に行く為。
(なにも邪魔しに行くんじゃない……)
どんな男か見るだけ。部下が変な男に引っかかるのは上司として許せんからな。
そう自分に言い聞かせ馬を走らせた。
前もって得た情報を頼りにやって来たのは、シルヴィの実家近くの町。
王都ほど賑わいもないが、どこも店の名に恥じぬものを扱っていると見えて活気はある。
アルベールはそんな町並みをみながらシルヴィを探した。
店までは把握出来なかったのだ。
そして、たまたま目に付いた料理店に足を踏み入れた。
踏み入れてすぐに、女性がぶつかってきた。
「あ、すみま……」
その女性を見て驚いた。
「君は……シルヴィ・ベルナールか?」
いつもは化粧など無縁で、髪など簡単に一つに縛っただけ。服装も白衣姿ばかり見ていたが、今目の前にいるのは派手やかなドレスに身を包み綺麗に髪を結い上げ、化粧まで施したシルヴィだった。
その美しい姿にアルベールは息を飲んだ。
それと同時に、見合い相手であるパウルに射殺さんばかりに睨みつけた。
パウルの為に時間をかけて綺麗にしたという事実がアルベールの黒い感情を増幅させる。
(何故、こんな奴のために……!!)
アルベールがそんな自分の感情と戦っている最中にも、パウルはアルベールを刺激する。
「僕の婚約者や」
その言葉にアルベールは心臓を鷲掴みされたように一瞬息が止まった。
すぐにシルヴィが否定してくれたおかげで我に返れたが、危うく息が出来ずに倒れるところだった。
(ああ、そうか……)
私は彼女、シルヴィ・ベル……いや、シルヴィのことが好きなのか……
ここまでしてようやく自分の気持ちに気がついた。
そこからは早かった。
シルヴィが自分と恋仲だとパウルに紹介したので、都合よくその話に乗った。
シルヴィはまさか私が乗ってくるとは思っていなかったようで、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていた。
自分の気持ちに気づいた今では、その顔ですら愛らしいと思ってしまうんだから恋というものは恐ろしい。
だが、パウルはそんな二人を怪しんだ。
それはそうだ。相手は商人と聞いた。取ってつけたような芝居を怪しまない方がおかしい。
しかし、アルベールは半ば無理やりにその場を後にした。
腕の中には至極幸せそうに眠るシルヴィがいる。
その顔を見ていると自然と顔が綻んでしまう。
「遅すぎる初恋だな……」
そう自嘲しながらシルヴィを見つめていた。
1
あなたにおすすめの小説
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
白い結婚のはずが、旦那様の溺愛が止まりません!――冷徹領主と政略令嬢の甘すぎる夫婦生活
しおしお
恋愛
政略結婚の末、侯爵家から「価値がない」と切り捨てられた令嬢リオラ。
新しい夫となったのは、噂で“冷徹”と囁かれる辺境領主ラディス。
二人は互いの自由のため――**干渉しない“白い結婚”**を結ぶことに。
ところが。
◆市場に行けばついてくる
◆荷物は全部持ちたがる
◆雨の日は仕事を早退して帰ってくる
◆ちょっと笑うだけで顔が真っ赤になる
……どう見ても、干渉しまくり。
「旦那様、これは白い結婚のはずでは……?」
「……君のことを、放っておけない」
距離はゆっくり縮まり、
優しすぎる態度にリオラの心も揺れ始める。
そんな時、彼女を利用しようと実家が再び手を伸ばす。
“冷徹”と呼ばれた旦那様の怒りが静かに燃え――
「二度と妻を侮辱するな」
守られ、支え合い、やがて惹かれ合う二人の想いは、
いつしか“形だけの夫婦”を超えていく。
人質姫と忘れんぼ王子
雪野 結莉
恋愛
何故か、同じ親から生まれた姉妹のはずなのに、第二王女の私は冷遇され、第一王女のお姉様ばかりが可愛がられる。
やりたいことすらやらせてもらえず、諦めた人生を送っていたが、戦争に負けてお金の為に私は売られることとなった。
お姉様は悠々と今まで通りの生活を送るのに…。
初めて投稿します。
書きたいシーンがあり、そのために書き始めました。
初めての投稿のため、何度も改稿するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
小説家になろう様にも掲載しております。
読んでくださった方が、表紙を作ってくださいました。
新○文庫風に作ったそうです。
気に入っています(╹◡╹)
結婚結婚煩いので、愛人持ちの幼馴染と偽装結婚してみた
夏菜しの
恋愛
幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。
彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。
そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。
彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。
いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。
のらりくらりと躱すがもう限界。
いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。
彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。
これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?
エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】悪役令嬢は何故か婚約破棄されない
miniko
恋愛
平凡な女子高生が乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった。
断罪されて平民に落ちても困らない様に、しっかり手に職つけたり、自立の準備を進める。
家族の為を思うと、出来れば円満に婚約解消をしたいと考え、王子に度々提案するが、王子の反応は思っていたのと違って・・・。
いつの間にやら、王子と悪役令嬢の仲は深まっているみたい。
「僕の心は君だけの物だ」
あれ? どうしてこうなった!?
※物語が本格的に動き出すのは、乙女ゲーム開始後です。
※ご都合主義の展開があるかもです。
※感想欄はネタバレ有り/無しの振り分けをしておりません。本編未読の方はご注意下さい。
没落令嬢は僻地で王子の従者と出会う
ねーさん
恋愛
運命が狂った瞬間は…あの舞踏会での王太子殿下の婚約破棄宣言。
罪を犯し、家を取り潰され、王都から追放された元侯爵令嬢オリビアは、辺境の親類の子爵家の養女となった。
嫌々参加した辺境伯主催の夜会で大商家の息子に絡まれてしまったオリビアを助けてくれたダグラスは言った。
「お会いしたかった。元侯爵令嬢殿」
ダグラスは、オリビアの犯した罪を知っていて、更に頼みたい事があると言うが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる