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無言で手を引かれて奥の部屋に行った。扉を閉めて、彼は部屋の惨状よりもわたしを見た。
「おチビ、お前下着をつけていないだろう」
「えっ!」
ギクッ、ノーブラ、ノーパンが彼にバレていた。
「俺がまだ見ていない、おチビの大事な所をマークレに見せたのか?」
彼が見ていない所? ハッとしてブンブン首を振った。
「見せていない、マークレ殿下は何も見ていないから」
「ほんとうか? じゃーいまから俺がおチビに怪我がないか見てやる、シャツを脱げ!」
「えぇ! 脱げないよ」
シャツを脱げと迫って来る、彼から逃げようとして足がもつれた。
「あっ!」
「おチビ!」
ドテン‼︎
「っ……いててっ」
思いっきり転んでしまい、その拍子にシャツが捲れて、彼に煩わせることなく生のお尻を見せた。
「ルー兄、見ないで!」
わたしの声が部屋に響いく。
彼も慌てて。
「早く、そのお尻を隠せ!」
顔を真っ赤にした彼にシャツを引っ張られて、お尻を素早く隠され。
+
お風呂場で洗った下着を確認していると、脱衣所から覗いた。
「下着は乾いたのか?」
「……えーっと、まだ半乾きです」
「そうか……まあ今日一晩乾かせば乾くか。明日は早いから寝るか、おチビも疲れただろう?」
「はい」
返事をして、お風呂場から寝室に向かった。待っていた彼の大きな手に引っ張られて、きつく抱きしめられる。
「おチビがマークレに何もされていなくて、よかった……辛い目に遭うのは俺だけでいい」
彼はそう言い更にきつくわたしを抱きしめた。
「ルー兄、マークレ殿下から助けてくれて、ありがとう」
「あぁ、俺も頑張ったが。父上が来てくれてよかった。それと……おチビは王子の時の俺を知ってるんだよな。ごめんな、記憶がなくて……」
わたしは首を振る。
「ううん、記憶がなくてもいい。ルー兄がこうしているのだもの、嬉しい」
会えないと思っていた、彼の温かな体温と鼓動を感じて。止まっていた涙がまた溢れた。優しい、ルー兄……が、ルイさんだとすると。
ゲームのカルノは初恋の人と結ばれたことになる?ゲームでは彼の説明はなかったし、2人が結ばれてゲームも終わっていた。
もし、続きがあるのだとしたら……何年か後にルイさんがルー兄だと知って、カルノはあまりの嬉しさに泣いていまうわね。
「あのさ、おチビ」
「なんですか?」
「俺を呼ぶとき、ルー兄もいいけど、ルケーイ……ルイがいいな」
「ルイさん?」
「違う、ルイ。呼び捨てがいい」
呼び捨て?
「わかった……ルイ」
そう呼ぶと、彼は尻尾を揺らし嬉しそうに笑った。
+
ベッドでぐっすり眠る、おチビの寝顔を見ていた。
「俺の事をもっと、もっと好きになって…」
俺の腕の中で寝息を立てるおチビ、顔が緩む、絶対に離さないからな覚悟しとけよ。
「にゅうん」
「ふふ、また変な寝言だな」
まさか、おチビの初恋が俺だとわは。その時の俺もおチビが気に入っていたのかな? そうだよな再び出会って、こんなに気に入ってるんだ。
「俺でいっぱいにする、島に行って結婚したい」
でも、おチビはまだ16歳か……早く18歳にならないかな。このシャツの下が裸だなんて、シャツをめくったら丸見えなんだよな。
だから転んだ拍子にめくれてお尻を出すんだ、小さくて可愛いお尻だった…もう少し見たいなぁ
「このシャツをめくれば……ごくり」
「んっ」
「「「お、おチビ!!」」」
俺の体を跨ぐように足を上げやがった。
「おい、巻きつくなって」
はぁ、シャツをめくらなくても全部見えちまったぞ。俺に巻き付いたまま眠る、おチビから甘い香りもした。
「俺の好きな香りだ…」
「ちゅちゅ」
「ちゅ?」
今度は口を尖らせてたおチビの小さな唇……俺は、そっと口付けをして、おチビの柔らかな唇を楽しんだ。
「……相変わらず、寝相が悪い」
あの日の森。その匂いに誘われて来てみれば、木の上に可愛い女の子が寝ていた。連れて帰っても怖がられる…かな?
しかし俺を見て怖がるどころか目を輝かせた。下着姿を見せたり、俺のベッドに寝るわ、俺の胸に顔を埋めたおチビ……優しく抱きしめると擦り寄ってくる。
「ひゅい…」
「おチビ、俺はね、ずっと寂しかったんだ…君に会えてよかった」
おチビを起こさないように優しく抱きしめた…
「……くっ、楽しみしていた学園にも行けず、城を追い出されて…」
3年もここに1人だったんだ。俺を大事にしてくれる父上に会いたくても…父上はこの国の国王だ。会えてもせいぜい、一カ月に二、三回だった。
獣人の仲間が出来てリトと手紙のやり取りは楽しい。結構、筆まめなリトは島での出来事を事細かく教えてくれる。
すぐにでも行きたがったが、俺は弟マクーレが立派に国王になるのを見届けたかった。それから島に移住しょうと思っていたが…あの趣味はないよな。
マークレは廃嫡されて、小さな俺の弟が次の王太子、国王となるだろう。
おチビの髪にキスをして、俺も甘い香りに包まれて眠りに落ちる。
「どんどん俺を知って、もっと俺を好きになって……おチビ」
「おチビ、お前下着をつけていないだろう」
「えっ!」
ギクッ、ノーブラ、ノーパンが彼にバレていた。
「俺がまだ見ていない、おチビの大事な所をマークレに見せたのか?」
彼が見ていない所? ハッとしてブンブン首を振った。
「見せていない、マークレ殿下は何も見ていないから」
「ほんとうか? じゃーいまから俺がおチビに怪我がないか見てやる、シャツを脱げ!」
「えぇ! 脱げないよ」
シャツを脱げと迫って来る、彼から逃げようとして足がもつれた。
「あっ!」
「おチビ!」
ドテン‼︎
「っ……いててっ」
思いっきり転んでしまい、その拍子にシャツが捲れて、彼に煩わせることなく生のお尻を見せた。
「ルー兄、見ないで!」
わたしの声が部屋に響いく。
彼も慌てて。
「早く、そのお尻を隠せ!」
顔を真っ赤にした彼にシャツを引っ張られて、お尻を素早く隠され。
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お風呂場で洗った下着を確認していると、脱衣所から覗いた。
「下着は乾いたのか?」
「……えーっと、まだ半乾きです」
「そうか……まあ今日一晩乾かせば乾くか。明日は早いから寝るか、おチビも疲れただろう?」
「はい」
返事をして、お風呂場から寝室に向かった。待っていた彼の大きな手に引っ張られて、きつく抱きしめられる。
「おチビがマークレに何もされていなくて、よかった……辛い目に遭うのは俺だけでいい」
彼はそう言い更にきつくわたしを抱きしめた。
「ルー兄、マークレ殿下から助けてくれて、ありがとう」
「あぁ、俺も頑張ったが。父上が来てくれてよかった。それと……おチビは王子の時の俺を知ってるんだよな。ごめんな、記憶がなくて……」
わたしは首を振る。
「ううん、記憶がなくてもいい。ルー兄がこうしているのだもの、嬉しい」
会えないと思っていた、彼の温かな体温と鼓動を感じて。止まっていた涙がまた溢れた。優しい、ルー兄……が、ルイさんだとすると。
ゲームのカルノは初恋の人と結ばれたことになる?ゲームでは彼の説明はなかったし、2人が結ばれてゲームも終わっていた。
もし、続きがあるのだとしたら……何年か後にルイさんがルー兄だと知って、カルノはあまりの嬉しさに泣いていまうわね。
「あのさ、おチビ」
「なんですか?」
「俺を呼ぶとき、ルー兄もいいけど、ルケーイ……ルイがいいな」
「ルイさん?」
「違う、ルイ。呼び捨てがいい」
呼び捨て?
「わかった……ルイ」
そう呼ぶと、彼は尻尾を揺らし嬉しそうに笑った。
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ベッドでぐっすり眠る、おチビの寝顔を見ていた。
「俺の事をもっと、もっと好きになって…」
俺の腕の中で寝息を立てるおチビ、顔が緩む、絶対に離さないからな覚悟しとけよ。
「にゅうん」
「ふふ、また変な寝言だな」
まさか、おチビの初恋が俺だとわは。その時の俺もおチビが気に入っていたのかな? そうだよな再び出会って、こんなに気に入ってるんだ。
「俺でいっぱいにする、島に行って結婚したい」
でも、おチビはまだ16歳か……早く18歳にならないかな。このシャツの下が裸だなんて、シャツをめくったら丸見えなんだよな。
だから転んだ拍子にめくれてお尻を出すんだ、小さくて可愛いお尻だった…もう少し見たいなぁ
「このシャツをめくれば……ごくり」
「んっ」
「「「お、おチビ!!」」」
俺の体を跨ぐように足を上げやがった。
「おい、巻きつくなって」
はぁ、シャツをめくらなくても全部見えちまったぞ。俺に巻き付いたまま眠る、おチビから甘い香りもした。
「俺の好きな香りだ…」
「ちゅちゅ」
「ちゅ?」
今度は口を尖らせてたおチビの小さな唇……俺は、そっと口付けをして、おチビの柔らかな唇を楽しんだ。
「……相変わらず、寝相が悪い」
あの日の森。その匂いに誘われて来てみれば、木の上に可愛い女の子が寝ていた。連れて帰っても怖がられる…かな?
しかし俺を見て怖がるどころか目を輝かせた。下着姿を見せたり、俺のベッドに寝るわ、俺の胸に顔を埋めたおチビ……優しく抱きしめると擦り寄ってくる。
「ひゅい…」
「おチビ、俺はね、ずっと寂しかったんだ…君に会えてよかった」
おチビを起こさないように優しく抱きしめた…
「……くっ、楽しみしていた学園にも行けず、城を追い出されて…」
3年もここに1人だったんだ。俺を大事にしてくれる父上に会いたくても…父上はこの国の国王だ。会えてもせいぜい、一カ月に二、三回だった。
獣人の仲間が出来てリトと手紙のやり取りは楽しい。結構、筆まめなリトは島での出来事を事細かく教えてくれる。
すぐにでも行きたがったが、俺は弟マクーレが立派に国王になるのを見届けたかった。それから島に移住しょうと思っていたが…あの趣味はないよな。
マークレは廃嫡されて、小さな俺の弟が次の王太子、国王となるだろう。
おチビの髪にキスをして、俺も甘い香りに包まれて眠りに落ちる。
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