28 / 59
28話 シューク様の背中
しおりを挟む
シューク様の裸になった背中には、多少減り、若干色が薄くなったとは言っても、つる草の黒い呪いの文様が、まだびっしりと、そして色濃く残っている。
私は聖女の白い制服を脱ぎ、シュミーズも脱いで、ベッドに上がった。
これからすることは、背中と背中を合わせることなのだけれど、さて、どうしたものかと考えた。
今まで癒す対象は目の前にあったから、背中の後ろにあるなんて、初めてのことでやりにくい。
「では、失礼します。」
私は、ドロワーズを穿いた足を広げて、後ろ向きにシューク様の腰をまたいだ。
それから腰を沈めてぺたんと座ったのだけれど、王族のお尻の上に座るなんて、不敬以外の何ものでもないんだろうな・・・などと、しょうもないことを考えてしまった。
そしてゆっくりと身体を倒して背中と背中を密着させた。
「今から治療を始めます。」
普段の癒しの治療なら、対象に手をかざすか、直接触るのだけれど、今回はどちらもできなくて、手のやり場に困ってしまった。
だから私は胸の上で指を組み、念じることにした。
治れ治れ治れ・・・シューク様の竜の呪いを消して!
私の背中がぽうっと熱くなり、神聖力が背中からシューク様の背中へと流れていく。
治れ治れ治れ・・・竜の呪いよ、早く消えなさい!
神聖力の流れの動きや量を感じることができるようになった私は、自分の身体にどれくらいの神聖力が残っているのかも、わかるようになっていた。
大量の神聖力をシューク様に注ぎ続けて、もう残りわずか・・・。
このままでは枯渇する・・・
お願いだから、早く終わって・・・
私は最後の神聖力を注ぎ込んだ・・・。
残念なことに、私は治療の終わりを告げられぬまま、意識を手放した。
俺は、仕事が終わってから、頭の中はエクレーヌのことばかり考えていた。
今夜エクレーヌが来る。
前回は苦痛に苦しみ、とても正気ではなく、彼女が癒しの治療をしてくれていても、それを見ることができなかった。
だが、今回は違う。
最初から最後まで、正気の俺のままで彼女を見ていることができるのだ。
寝着に着替えてベッドに座り、俺は今か今かとエクレーヌを待った。
これから過ごす二人の夜を想像していると、顔が熱くなってくる。
時間通りに彼女が来た。
すぐにでも抱きしめて唇を奪いたかったが、俺は我慢した。
彼女は治療のために来たのであって、俺との行為が目的で来たわけではないのだから・・・。
「それでは、シューク様、背中の癒しの治療を始めましょう。」
エクレーヌの可愛いらしい声が、これは治療なのだと告げる。
俺の胸にグサッと刺さる言葉ではあったが、俺は言われた通りに背中を出して、ベッドでうつ伏せになった。
そして、ちらりとエクレーヌを盗み見る。
彼女は真剣な顔で聖女の制服を脱ぎ、シュミーズも脱いだ。
前に見た時も思ったが、彼女の胸のふくらみはとても形が良い。
柔らかいのに張りと適度な弾力があって、それにとても敏感だ。
ああ、もう一度、そのふくらみにむしゃぶりつきたい。
舐め回して、あなたを感じさせたい・・・。
私は聖女の白い制服を脱ぎ、シュミーズも脱いで、ベッドに上がった。
これからすることは、背中と背中を合わせることなのだけれど、さて、どうしたものかと考えた。
今まで癒す対象は目の前にあったから、背中の後ろにあるなんて、初めてのことでやりにくい。
「では、失礼します。」
私は、ドロワーズを穿いた足を広げて、後ろ向きにシューク様の腰をまたいだ。
それから腰を沈めてぺたんと座ったのだけれど、王族のお尻の上に座るなんて、不敬以外の何ものでもないんだろうな・・・などと、しょうもないことを考えてしまった。
そしてゆっくりと身体を倒して背中と背中を密着させた。
「今から治療を始めます。」
普段の癒しの治療なら、対象に手をかざすか、直接触るのだけれど、今回はどちらもできなくて、手のやり場に困ってしまった。
だから私は胸の上で指を組み、念じることにした。
治れ治れ治れ・・・シューク様の竜の呪いを消して!
私の背中がぽうっと熱くなり、神聖力が背中からシューク様の背中へと流れていく。
治れ治れ治れ・・・竜の呪いよ、早く消えなさい!
神聖力の流れの動きや量を感じることができるようになった私は、自分の身体にどれくらいの神聖力が残っているのかも、わかるようになっていた。
大量の神聖力をシューク様に注ぎ続けて、もう残りわずか・・・。
このままでは枯渇する・・・
お願いだから、早く終わって・・・
私は最後の神聖力を注ぎ込んだ・・・。
残念なことに、私は治療の終わりを告げられぬまま、意識を手放した。
俺は、仕事が終わってから、頭の中はエクレーヌのことばかり考えていた。
今夜エクレーヌが来る。
前回は苦痛に苦しみ、とても正気ではなく、彼女が癒しの治療をしてくれていても、それを見ることができなかった。
だが、今回は違う。
最初から最後まで、正気の俺のままで彼女を見ていることができるのだ。
寝着に着替えてベッドに座り、俺は今か今かとエクレーヌを待った。
これから過ごす二人の夜を想像していると、顔が熱くなってくる。
時間通りに彼女が来た。
すぐにでも抱きしめて唇を奪いたかったが、俺は我慢した。
彼女は治療のために来たのであって、俺との行為が目的で来たわけではないのだから・・・。
「それでは、シューク様、背中の癒しの治療を始めましょう。」
エクレーヌの可愛いらしい声が、これは治療なのだと告げる。
俺の胸にグサッと刺さる言葉ではあったが、俺は言われた通りに背中を出して、ベッドでうつ伏せになった。
そして、ちらりとエクレーヌを盗み見る。
彼女は真剣な顔で聖女の制服を脱ぎ、シュミーズも脱いだ。
前に見た時も思ったが、彼女の胸のふくらみはとても形が良い。
柔らかいのに張りと適度な弾力があって、それにとても敏感だ。
ああ、もう一度、そのふくらみにむしゃぶりつきたい。
舐め回して、あなたを感じさせたい・・・。
19
あなたにおすすめの小説
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました
ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。
幼馴染の勇者に「魔王を倒して帰ってきたら何でもしてあげる」と言った結果
景華
恋愛
平和な村で毎日を過ごす村娘ステラ。
ある日ステラの長年の想い人である幼馴染であるリードが勇者として選ばれ、聖女、女剣士、女魔術師と共に魔王討伐に向かうことになる。
「俺……ステラと離れたくない」
そんなリードに、ステラは思わずこう告げる。
「そうだ‼ リードが帰ってきたら、私がリードのお願い、一つだけなんでも叶えてあげる‼」
そんなとっさにステラから飛び出た約束を胸に、リードは村を旅立つ。
それから半年、毎日リードの無事を祈り続けるステラのもとに、リードの史上最速での魔王城攻略の知らせが届く。
勇者一行はこれからたくさんの祝勝パーティに参加した後、故郷に凱旋するというが、それと同時に、パーティメンバーである聖女と女剣士、そして女魔術師の話も耳にすることになる。
戦いの昂りを鎮める役割も担うという三人は、戦いの後全員が重婚の認められた勇者の嫁になるということを知ったステラは思いを諦めようとするが、突然現れたリードは彼女に『ステラの身体《約束のお願い》』を迫って来て──?
誰がどう見ても両片思いな二人がお願いをきっかけに結ばれるまで──。
続・ド派手な髪の男にナンパされたらそのまま溺愛されました
かほなみり
恋愛
『ド派手な髪の男にナンパされたらそのまま溺愛されました』、『ド派手な髪の男がナンパしたら愛する女を手に入れました』の続編です。こちらをお読みいただいた方が分かりやすくなっています。ついに新婚生活を送ることになった二人の、思うようにいかない日々のお話です。
ハードモードな異世界で生き抜いてたら敵国の将軍に捕まったのですが
影原
恋愛
異世界転移しても誰にも助けられることなく、厳しい生活を送っていたルリ。ある日、治癒師の力に目覚めたら、聖堂に連れていかれ、さらには金にがめつい師によって、戦場に派遣されてしまう。
ああ、神様、お助けください! なんて信じていない神様に祈りを捧げながら兵士を治療していたら、あれこれあって敵国の将軍に捕まっちゃった話。
敵国の将軍×異世界転移してハードモードな日々を送る女
-------------------
続以降のあらすじ。
同じ日本から来たらしい聖女。そんな聖女と一緒に帰れるかもしれない、そんな希望を抱いたら、木っ端みじんに希望が砕け散り、予定調和的に囲い込まれるハードモード異世界話です。
前半は主人公視点、後半はダーリオ視点。
獅子の最愛〜獣人団長の執着〜
水無月瑠璃
恋愛
獅子の獣人ライアンは領地の森で魔物に襲われそうになっている女を助ける。助けた女は気を失ってしまい、邸へと連れて帰ることに。
目を覚ました彼女…リリは人化した獣人の男を前にすると様子がおかしくなるも顔が獅子のライアンは平気なようで抱きついて来る。
女嫌いなライアンだが何故かリリには抱きつかれても平気。
素性を明かさないリリを保護することにしたライアン。
謎の多いリリと初めての感情に戸惑うライアン、2人の行く末は…
ヒーローはずっとライオンの姿で人化はしません。
侯爵令嬢ヴェロニカの推し活~義弟の恋を応援していたはずが、最初から逃げ場はありませんでした~
春野ふぶき
恋愛
貴族の家督は男子のみが継げる世界。
侯爵家の一人娘ヴェロニカは、家を継ぐために迎えられた義弟ルートヴェルを、前世日本人の感覚で「推し」として崇拝していた。
容姿端麗で完璧な義弟には、いずれふさわしい伴侶が現れる。
そう信じ、彼の恋を応援し続けるヴェロニカは、自分が選ばれる未来など想像もしない。
しかし彼女の献身は、義弟の静かな執着と独占欲を確実に育てていた。
「姉上は、最初から僕のものですよ」
勘違いに気づいた時には、すでに逃げ道は閉ざされている。
甘く、重く、逃がさない――義弟の歪んだ執着に囚われるTL短編。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる