【R18】復讐を決意した傷もの令嬢は、魅惑の王弟殿下に甘く翻弄される 〜契約結婚の条件に夜伽が含まれていたなんて聞いてません!〜

ウリ坊

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日課 *

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 机の前に回ると、イクシオンは椅子の向きを変えてオリビアを待ち構えていた。
 
「ほら、座れ」

 ソロソロと近づき、イクシオンの前で立ち止まった。
 これまで何度か反抗したが、逆に酷い結果になったので、諦めて従うことにしている。
 
「……失礼、します……」

 抵抗を覚えながらそっと膝の上に座ると、すかさずイクシオンはオリビアの腰を引き寄せた。

「っ! 殿下っ」

「お前はいつまで経っても慣れないな」

 ぎゅっと抱き寄せられるとイクシオンの唇がちょうどオリビアの耳朶に触れる。

「ぁっ」

 擽ったさにピクリと小さく反応するが、態度には表さなかった。

「私が……望んだことではありませんし、こんなの、一生慣れません」

「そうか。じゃあお前が慣れるまで続けよう」

 背後から聞こえる声音には揶揄いが含まれ、それから逃れるようにオリビアは体を引いた。
 この返し方だと、イクシオンは一生オリビアにこの行為を続けるのだと言っているように聞こえる。

「私にそのような手管は通用いたしません。やりたければ殿下のお好きな美女とお楽しみください」

「我が妃は相変わらず冷たい」

 後ろから腕が回され、服の上からオリビアの慎ましやかな膨らみにそっと手が触れる。

「んっ」

 ただ乱暴に揉みしだかれるのではなく、イクシオンの触り方は丁寧でとても優しい。

「ぅ、……っ」

 胸が小さいなどと言わなければ良かったと、こうされるたびに後悔している。
 自分は気にしていないと何度か訴えたが、聞き入れてもらえなかった。
 あの時はまさかこんなことになるとは思っていなかった。
 イクシオンは細かいところまでよく覚えていて、毎日の日課のように胸を成長させるためだと、こうしてマッサージのように揉まれている。

「んっ……ふ」

 そしてただ揉むだけではなく、刺激を与えるようにオリビアの胸の先端まで指先で弄ってくる。
 先端を弄られるとすぐに甘い声があがってしまう。

「は、っ、んん……ん、ん!」

 ピリッとした子宮に直結するような鋭い快楽が走り、背中をしならせているとイクシオンが後ろから首筋に唇を当てて吸ってくる。

「あッ!」

 吸った箇所を舌で舐められ、ゾクゾクと肌が粟立つ。
 イクシオンの手も変わらず胸を包むように触り、先端の硬くなったとがりも指で摘み上げられ、そのたびに体が顕著に反応している。

「んぁッ! ぁ、あ!」

「ククッ、言葉は素っ気なくとも、体は素直に俺を求めているようだ」

 肩越しに笑いを含んだ声が聞こえ、オリビアはカッと頬が熱くなる。

「っ! そんな、ことは……んッ」

 自分の耳に響くような甘い声を聞いているのが嫌で、空いていた手で口元を押さえようとしたが、イクシオンの声にはばまれた。

「また縛られたくなかったら、声は抑えないほうがいいぞ?」

 怒るわけでもなく穏やかにさとすような言い方だが、言っていることは脅しと変わらない。

「んんッ、ひ、どいっ……」

 上まで挙げた手も虚しく、そのまま下へと下ろした。
 その様子が見えていたのか、イクシオンはさらに愛撫の手を激しく変えていく。
 
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