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15.日常
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噂はより一層広まった…。会長はこうなるのを予想できなかったのか。リンとシノ、カナ3人。昼休みに生徒会室に呼び出された。
コンコン。失礼します。
「あー!いらっしゃい~!いきなり呼び出してごめんね~。」と前見た可愛い方の会長が出迎えてくれた。
「会長…。そのような態度で生徒と接しないでください。例え昔からの付き合いとしてもここは生徒会室です。生徒会長としての自覚はあるのですか…。」
椅子に座っていたメガネの女性が言った。あの人は確か…入学式に挨拶をしていた書記のエレノアさん。
エレノア「失礼しました。入学式で自己紹介はしましたが、紹介が遅れました。私はエレノア。生徒会では書記の仕事をしています。使う魔法は土。自己紹介はこれぐらいでいいですかね。用事がなければ私には話しかけないでください。それだけです。」
シノーラ「ひぇー。」
声に出てしまっているシノは置いといて…会長の雰囲気が変わった。会長としての口調みたいなのがあるのだろう。そのまま話出す。
会長「で話に戻りましょう。集会で話していた事…貴方たちに迷惑をかかるのは予想がつきました。しかし、あの言葉を実際に言ってみる事でどういう反応をするのか見てみたかったのです。私のやり方に貴方たちを巻き込んでしまって申し訳ないと思っています。生徒の反応で決心しました。私はこの学校を変えたいと思っています。」
この決意は本物だった。目を見ればわかる。だからリンはこの決心を応援したい。協力したい。と思う。
リン「迷惑だなんてとんでもないありません。私達は楽しくやっています。元々変な噂は流れていましたし会長が気にする事はありません。この学校を変えていくために私は自分に出来ることをみつけ、その考えに協力したいと考えます。」
シノとカナもウンウンと後ろで頷いている。
会長はニコッと笑い「ありがとう。助かるわ。これを伝えたかっただけなの、もう戻って大丈夫よ!来てくれてありがとう」
失礼しました。そう言って出た3人。シノが二人に質問をする。
シノ「気になったんだけどさ、エレノアさん?だったっけ?エレノアさんが使う土魔法ってどんなものなの??」
シノが詳しく知らないのは不思議な事じゃない。土魔法を使っている人は少ない。カナが説明してくれた。
カナ「土魔法はね、ただ単に土を操るだけの魔法なの。それなのに戦闘に役に立つ、戦えるって事は操るだけじゃないってこと!エレノアさんは確かそれを【ドール】って呼んでいたはず…。土で形を作りそれを操ることが可能でエレノアさんが作るドールは形様々らしいよ!土魔法を戦闘に使う人なんて今までにいないからみんな聞いた事なかったんだよ。土魔法って聞いたら農家しか思い浮かばないし、まぁエレノアさんの実家は本当に農家らしいけどさ」
シノ「そうなんだ!凄いね!エレノアさん!でもちょっと怖い…。」
さっきも思っていたことが口からでていたし、どれだけこの子は正直なんだろう。と思うリン。
カナリア「もう少しで昼休みが終わるからゆっくり教室に戻ろっか!」
シノ「うん!」
リン「シノはまるで子供みたい(笑)」
シノ「えー!なんでよー!酷い~!リンちゃ~ん!」
この平和な日常は長くは続かない。だってここは魔法師を目指すもの達が集まる所。サドワール学園。
死と隣り合わせということを忘れては行けない。誰であっても死ぬ可能性がある。それを理解しなければならない。
コンコン。失礼します。
「あー!いらっしゃい~!いきなり呼び出してごめんね~。」と前見た可愛い方の会長が出迎えてくれた。
「会長…。そのような態度で生徒と接しないでください。例え昔からの付き合いとしてもここは生徒会室です。生徒会長としての自覚はあるのですか…。」
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シノーラ「ひぇー。」
声に出てしまっているシノは置いといて…会長の雰囲気が変わった。会長としての口調みたいなのがあるのだろう。そのまま話出す。
会長「で話に戻りましょう。集会で話していた事…貴方たちに迷惑をかかるのは予想がつきました。しかし、あの言葉を実際に言ってみる事でどういう反応をするのか見てみたかったのです。私のやり方に貴方たちを巻き込んでしまって申し訳ないと思っています。生徒の反応で決心しました。私はこの学校を変えたいと思っています。」
この決意は本物だった。目を見ればわかる。だからリンはこの決心を応援したい。協力したい。と思う。
リン「迷惑だなんてとんでもないありません。私達は楽しくやっています。元々変な噂は流れていましたし会長が気にする事はありません。この学校を変えていくために私は自分に出来ることをみつけ、その考えに協力したいと考えます。」
シノとカナもウンウンと後ろで頷いている。
会長はニコッと笑い「ありがとう。助かるわ。これを伝えたかっただけなの、もう戻って大丈夫よ!来てくれてありがとう」
失礼しました。そう言って出た3人。シノが二人に質問をする。
シノ「気になったんだけどさ、エレノアさん?だったっけ?エレノアさんが使う土魔法ってどんなものなの??」
シノが詳しく知らないのは不思議な事じゃない。土魔法を使っている人は少ない。カナが説明してくれた。
カナ「土魔法はね、ただ単に土を操るだけの魔法なの。それなのに戦闘に役に立つ、戦えるって事は操るだけじゃないってこと!エレノアさんは確かそれを【ドール】って呼んでいたはず…。土で形を作りそれを操ることが可能でエレノアさんが作るドールは形様々らしいよ!土魔法を戦闘に使う人なんて今までにいないからみんな聞いた事なかったんだよ。土魔法って聞いたら農家しか思い浮かばないし、まぁエレノアさんの実家は本当に農家らしいけどさ」
シノ「そうなんだ!凄いね!エレノアさん!でもちょっと怖い…。」
さっきも思っていたことが口からでていたし、どれだけこの子は正直なんだろう。と思うリン。
カナリア「もう少しで昼休みが終わるからゆっくり教室に戻ろっか!」
シノ「うん!」
リン「シノはまるで子供みたい(笑)」
シノ「えー!なんでよー!酷い~!リンちゃ~ん!」
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