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4.リエリー、ちょっと恋しちゃった
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アティカス「君に発言を許した覚えはないぞ。君は王族の事をなめているとしか考えられない。リエリーみたいに親しくしたら仲良くなれると思ったか?君のは親しくもなんでもないただの無礼だってことにいい加減気づいてほしいものだな。」
ビクっと固まる雰囲気をぶち壊すようにリエリーが話す。
リエリー「アティカス!悪口じゃなかったってどういうこと?!ちゃんと言ってたわよ!可愛いすぎて鬱陶しいとか色々と!とにかく勝手に話に乗ったのは私でアイラさんは単純にアティカスが好きだったってだけじゃだめなの?!」
アティカス「元々はそうだったかもしれないが度が過ぎるって話だよ。とにかく君は自分のせいで誰かが罪に問われるのは嫌だと思う。でも王族の威厳を守るためには仕方がないことなんだ。編入してきて間もないけど退学という罰だけを与えようと思うんだ。」
リエリー「退学か…。まぁ決定権はアティカスにあるんだし文句ないよ…。追放レベルのものだって話を聞いてたらわかったから…。」
追放ものだと勘づいていた。しかし、話に乗ってしまった以上なんとか罪を軽くすべく自分がしたと必要以上に言っていたがアティカスにはバレていた。この世界が少女漫画の世界だと知って原作通り進めたいというアイラの話を断れなかったのも事実。
アティカス「わかってくれてありがとう。ということで今日限りでアイラ・レイリル。君は退学だ。リエリーのおかげで退学だけで済んだんだ。ありがたく思うことだな。」
その一言で断罪は終了した。パーティーは元々後日に開催するとアイラの知らない所で告知されており、退学で済んだ。
もちろんアイラの両親は大激怒。アティカス様に謝罪をしに行き爵位などの剥奪ではなかったことに感謝した。アイラは一か月の謹慎とし、反省してほしかったのだが「悪役令嬢が悪役として行動してないのがおかしいのよ!」と一人叫び散らかす日々。
今思えばある日を境に性格が変わったこともあり、両親は精神の病気にかかってしまったのだと思っていた。
そして「こんな世界主人公の私にふさわしくない!もう一度やり直して見せる!」と言葉を残し自殺したという。
その情報は両親とアティカスのみ。リエリーが知ったらきっと気にするとして海外に逃亡したことになっていた。
断罪の日の夜、アティカスはリエリーに伝えた。
アティカス「リエリー、君はこの婚約が家によるものだといまだに思っているだろう。それは違う。幼いとき頭はいいし、マナーは完璧で努力家なのにどこか抜けて素直な君の事が好きになったんだ。僕が両親に頼んでリエリーの両親にも頼んで婚約までできたのに未だにそれが伝わっていないのが悲しいと思う反面自由な君が好きな僕もいるから君は自由でも僕が絶対に逃がさないし、好きになってくれて離れれなくなるリエリーでも全部好きだから安心して素直に生きてくれたらいいからね。」
と自分の今の気持ちを精一杯伝えた。少女漫画の事を思い出してしまったからこそこの婚約は原作になぞられたものだと思っていた。しかし原作の結末を知っていたアイラを振ってまで自分を選んだことでこれはアティカスの本当の気持ちなんだとわかった。
リエリーは思う。照れながら本心を話してくれたアティカスを可愛いと思う反面、真剣な目はカッコいいと思ってしまった。
今ちょっとアティカスに恋しちゃってるかもと顔を真っ赤にして自覚してしまったリエリーは恥ずかしいと思いながらもアティカスの気持ちに向き合う決意をした。
リエリー「ちょっとドキっとしたから時間の問題かもね」と。
素直にドキっとしたことをそのまま伝えてくれるリエリーにまた心を打ちぬかれる。アティカスの愛情は終わることのない永遠なものになるだろう。【完】
ビクっと固まる雰囲気をぶち壊すようにリエリーが話す。
リエリー「アティカス!悪口じゃなかったってどういうこと?!ちゃんと言ってたわよ!可愛いすぎて鬱陶しいとか色々と!とにかく勝手に話に乗ったのは私でアイラさんは単純にアティカスが好きだったってだけじゃだめなの?!」
アティカス「元々はそうだったかもしれないが度が過ぎるって話だよ。とにかく君は自分のせいで誰かが罪に問われるのは嫌だと思う。でも王族の威厳を守るためには仕方がないことなんだ。編入してきて間もないけど退学という罰だけを与えようと思うんだ。」
リエリー「退学か…。まぁ決定権はアティカスにあるんだし文句ないよ…。追放レベルのものだって話を聞いてたらわかったから…。」
追放ものだと勘づいていた。しかし、話に乗ってしまった以上なんとか罪を軽くすべく自分がしたと必要以上に言っていたがアティカスにはバレていた。この世界が少女漫画の世界だと知って原作通り進めたいというアイラの話を断れなかったのも事実。
アティカス「わかってくれてありがとう。ということで今日限りでアイラ・レイリル。君は退学だ。リエリーのおかげで退学だけで済んだんだ。ありがたく思うことだな。」
その一言で断罪は終了した。パーティーは元々後日に開催するとアイラの知らない所で告知されており、退学で済んだ。
もちろんアイラの両親は大激怒。アティカス様に謝罪をしに行き爵位などの剥奪ではなかったことに感謝した。アイラは一か月の謹慎とし、反省してほしかったのだが「悪役令嬢が悪役として行動してないのがおかしいのよ!」と一人叫び散らかす日々。
今思えばある日を境に性格が変わったこともあり、両親は精神の病気にかかってしまったのだと思っていた。
そして「こんな世界主人公の私にふさわしくない!もう一度やり直して見せる!」と言葉を残し自殺したという。
その情報は両親とアティカスのみ。リエリーが知ったらきっと気にするとして海外に逃亡したことになっていた。
断罪の日の夜、アティカスはリエリーに伝えた。
アティカス「リエリー、君はこの婚約が家によるものだといまだに思っているだろう。それは違う。幼いとき頭はいいし、マナーは完璧で努力家なのにどこか抜けて素直な君の事が好きになったんだ。僕が両親に頼んでリエリーの両親にも頼んで婚約までできたのに未だにそれが伝わっていないのが悲しいと思う反面自由な君が好きな僕もいるから君は自由でも僕が絶対に逃がさないし、好きになってくれて離れれなくなるリエリーでも全部好きだから安心して素直に生きてくれたらいいからね。」
と自分の今の気持ちを精一杯伝えた。少女漫画の事を思い出してしまったからこそこの婚約は原作になぞられたものだと思っていた。しかし原作の結末を知っていたアイラを振ってまで自分を選んだことでこれはアティカスの本当の気持ちなんだとわかった。
リエリーは思う。照れながら本心を話してくれたアティカスを可愛いと思う反面、真剣な目はカッコいいと思ってしまった。
今ちょっとアティカスに恋しちゃってるかもと顔を真っ赤にして自覚してしまったリエリーは恥ずかしいと思いながらもアティカスの気持ちに向き合う決意をした。
リエリー「ちょっとドキっとしたから時間の問題かもね」と。
素直にドキっとしたことをそのまま伝えてくれるリエリーにまた心を打ちぬかれる。アティカスの愛情は終わることのない永遠なものになるだろう。【完】
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