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第1章~すみれの陥落~
地獄の人間ごみ箱~脱水編4~
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「まさに人間三角コーナーだなwウケル」
「じゃあそのごみの水分がちゃんと抜けるまでしばらくその場で座ってて。あ、おしりが床についてるおいつまでたっても水が抜けないから正座しててね。」
そういうといじめっ子は再び男子トイレを出ていってしまった。すみれの鼻はマヒしていてよくわかっていなかったが、男子トイレは相当刺激の強い臭いで充満していた。普通の人間が長時間いられる環境ではなかった。
「(正座しないと......)」
そう思ったすみれは体お起こそうとしたが、上手く起こせない。それもそのはずである、全身に水分を大量に吸収したごみをまとっているのである。その鎧は見た目以上に重かった。しかし命令に背くわけにはいかない。すみれは力を振り絞って体を持ち上げ正座の体制へとたどり着いた。しかし、体がいつもより重いということは正座をした時の足への負担が大きいことを意味する。すみれは普段正座を指定手足がしびれるようなことはなかったが、今回は強く足の血管が圧縮されたため足がしびれてしまった。ここからが地獄だった。いつ帰ってくるかもわからないいじめっ子を足がしびれながらも正座で待ち続けなければならないのだ。当然トイレの中には時計もない。あれから何分経ったんだろう。あと何分であの人たちは来るのだろう。いつ終わるかわからない責めほど辛いものはない。全身は今までで最も強い不快感で包まれている。なぜ他人の痰や下り物を地肌に密着させて水分を抜かなければならないのだろうか。少し動くだけでも、それはまるで触手のように全身を撫でまわす。すみれは早くこの地獄から解放されたかった。
「じゃあそのごみの水分がちゃんと抜けるまでしばらくその場で座ってて。あ、おしりが床についてるおいつまでたっても水が抜けないから正座しててね。」
そういうといじめっ子は再び男子トイレを出ていってしまった。すみれの鼻はマヒしていてよくわかっていなかったが、男子トイレは相当刺激の強い臭いで充満していた。普通の人間が長時間いられる環境ではなかった。
「(正座しないと......)」
そう思ったすみれは体お起こそうとしたが、上手く起こせない。それもそのはずである、全身に水分を大量に吸収したごみをまとっているのである。その鎧は見た目以上に重かった。しかし命令に背くわけにはいかない。すみれは力を振り絞って体を持ち上げ正座の体制へとたどり着いた。しかし、体がいつもより重いということは正座をした時の足への負担が大きいことを意味する。すみれは普段正座を指定手足がしびれるようなことはなかったが、今回は強く足の血管が圧縮されたため足がしびれてしまった。ここからが地獄だった。いつ帰ってくるかもわからないいじめっ子を足がしびれながらも正座で待ち続けなければならないのだ。当然トイレの中には時計もない。あれから何分経ったんだろう。あと何分であの人たちは来るのだろう。いつ終わるかわからない責めほど辛いものはない。全身は今までで最も強い不快感で包まれている。なぜ他人の痰や下り物を地肌に密着させて水分を抜かなければならないのだろうか。少し動くだけでも、それはまるで触手のように全身を撫でまわす。すみれは早くこの地獄から解放されたかった。
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