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第4自摸「なかぬきなにそれえっちなはなし?」
しおりを挟む今日は肉ちゃんとネガ子とサキちゃんはセットで三人麻雀をしています。
「リーチ」
「私もリーチ」
「えっ! 2軒かあ。どうしようかな、2軒の一発目で現状トップ目かぁ…… まあ、仕方ない。タテチンのシャンテンだったんだけどナカヌキでオリよっかな」
「えっ、なになに? 一体何を言い出したわけ? タテチンのナカヌキって急に卑猥なこと言い出さないでよ。サキちゃん! 私たちはレディーなんだからね??」
「なっ!? 私だって心は淑女です! ちがうの。これはちょっと不用意に専門用語を連ねちゃっただけで…。ネガ子さんはわかるよね??」
「はい、少しは。タテチンというのは聞いたことがないですけどニュアンス的にメンゼンチンイツのことかと。シャンテンは一向聴のこと。ナカヌキっていうのは…… 崩したってことなんでしょうか。よくわからないけど卑猥だなって思いました…」
「ま、だいたい正解かな」
◉正解と解説
「タテチンっていうのは立てた状態の清一色。つまり鳴いてない清一。門前清一色のことね。私の育った雀荘ではこれはタテチンって言うの。少数派だけど、そこまで珍しい言い方ではないはずです。シャンテンはネガ子ちゃんの言う通り。一向聴を略したもの。これはつまりテンパイ一歩前。もうちょっとでアガれる形ってコトね。んで、ナカヌキだけど。これ、言われてみれば卑猥なワードにも聞こえるかもね」
「そうですよ。美女2人を前にして何を言い出したのかと」と肉ちゃんが自ら言う。
「全然そういうのじゃなくて、れっきとした麻雀用語なんだけど。中抜きっていうのはね、順子の真ん中を捨てることなんです。123の2とかね。つまり、もう復活不可能のコースで完全に諦めるってこと。これを順子の真ん中を抜き取ることから『中抜き』って言って、まあ言わば最後の手段。ベタオリですね」
「そーなんだー。あーつまり、さっきのは2軒リーチだったから仕方なく真ん中捨てて降りたってことなんだ」
「そゆこと!」
————
《サキちゃんと肉ちゃんの麻雀専門用語辞典》
その4『中抜き』
読み方【ナカヌキ】
順子面子の真ん中を抜き取って完全に撤退するオリ方。滅多にやるものではない。最後の手段的な選択。
〈合わせて覚えたい専門用語〉
『ベタ降り』
読み方【ベタオリ】
もう二度と復活するつもりのない完全撤退のこと。復活を狙っているのは迂回でありそれは『回し打ち』という。「ベタ降りだ」と口頭で言ってから「やっぱり復活」としてはならない。そもそも言わなければ問題ないが。
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