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第三章 暗躍する者達
第33話 憂鬱
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雫は悩んでいた。
昨日のこと……
ちょっと目を離した隙に、アマンダが颯司のおち…… 下半身で遊んでいた。
雫も昔は遊んだことがある。
修行の後、風呂へ入っていたときに、やはり自分にない物は気になり見せ合いっことか……
今思い出すと恥ずかしい記憶。
自分でもまじまじ見ないところを、陸斗も……
いえ、颯司は見ている。
「何が歌麿よ。颯司もあんな事で元気にしちゃって……」
話を聞けば、いわゆる事故だが、颯司も抵抗せずにあんな……
「男の子だし、興味があるのよね」
そう言ってうじうじと。
あれを見たのが、朱莉なら昨夜のうちに、颯司の部屋へと突入をしただろう。
そう、この年頃は、身体的にも精神的にも不安定。
あと一年もすれば、人によっては難しい漢字で文章を作ってみたり、妙なポーズを考えたりし始める年頃だ。
その頃、アマンダも悩んでいた。
ボスにあんな事を……
最後にボーイフレンドとしてから、何年?
ここへ来て、肉体的充実があったけれど、目の前にあんなのがあると。
年を考えると、まだ成長をするだろう。
それで、あれ。
見たのは、そんなに幾つもはないが、比較的アマンダの周りはオープンな環境だった。ビーチでは水着も着ずにうろついたし、トップレスは当たり前。
うーむ。
昨夜は、ボスのあれのせいで、二時間ほど一人で……
こんど、私は忍術を習っているし、御礼として、ボスに教えるとを言うのも良いわね。アマンダの目が光る。
アマンダは気楽にそんなことを考えたが、雫に知られれば闇に葬られる危険性を思いつかなかった。
そして、役野 和希彼女は、やはり気になり、あの浮浪者を探していた。
経緯はどうであれ、彼らから解放された。
そのおかげで、少し前向きになることができていた。
カウンセリングは受けている。
そう被害者であることは、学校にも知られ、親も当然知った。
でも、目立たなかったクラスで目だち、正義感を持った女の子達と友達となった。
彼女達の欲したものは情報。
無理矢理だろうが、彼女は経験者。
そう興味のあるお年頃。
やりたい盛りの男子は、退けてくれるし便利。
中には居たのよ、考えのない男が。
「おまえ、肉便器をしていたんだって? 俺にもやらせろや」
私にそんな事を言った瞬間、周りで皆が立ち上がる。
「ギルティ。先生を呼んできて」
そう言って数人がその男子を捕まえ、先生が駆けつける。
男子は、停学か反省文。
そんな事が数回。
私は、エロ男子ホイホイと呼ばれた。
でもあの日々よりはマシ。
そして、悲しい目をしたあの人を思い出す。
数日だけ暮らした。
必要なことを聞いて、出て行ってしまったけれど、どこに居るのだろう。
その彼の中身は、タワマンの上で鬱々と考え事。
そして、颯司も困っていた。
昨日の感覚、あれは一体?
温かく包まれた。
気持ちが良かった。
ちょっと目の前にあるものが気になっていたときに、下半身で感じた。
多分なにをされたのかは、雫が見ていたはず。
だけど、聞くのはだめな気がする。
いや大丈夫かな?
そんな、もやもやした青春を、颯司達が送っていた頃。
「またやられたのか?」
「はい」
鬼達は姿を潜めていたが、車で組織の人間が動くとすぐに奴らがやって来る。
そうNシステムと一般に言われている自動車ナンバー自動読取装置や、交差点で信号の上に設置されたカメラ、その情報が速やかに共有されていた。
仕方が無く、出会い系アプリを使い君を食べちゃうぞとやっていたが、すぐに捕まる。
そう、生身で出歩くとすぐに感知された。
打つ手がない。
「仕方が無いいくぞ」
そう彼らはとうとう、竜脈からの力があふれるこの地を離れて、都会へと移動する。
そこでも、すぐに見つけ出されたが、餌は多かった。
「うわあ、格好いいお兄さんだ」
「なんだ俺に興味があるのか?」
「うーん。うん」
そんな子が意外と多い。
若く好奇心が高い女の子達、彼女達は、自身を餌として差し出すことになった。
「こら逃げるな」
とうとう、茨木童子も追い詰められる。
人間形態をやめて、本来の姿に戻ったのに、すでに腕は切り飛ばされた。
落ちた腕を、すぐに拾いくっ付けようとしたが、その拾うために伸ばした手を切られてしまった。
地に落ちた腕はいきなり燃え上がり、もう使えない。
鬼火を放ちながら応戦するが、奴らの方が火力が強い。
「畜生ここまで力を取り戻し、あと少しのとこで……」
そう鬼達は、意外と早く対応されたために、力が完全では無い。
悔しさの中で、滅されていく。
「この恨み、忘れるなぁ」
恨み言を言いつつ、燃えてしまう。
「終わったな。しかし、妙に美形な兄ちゃんだと思ったら鬼だったとは」
「ああ、だけど、身から出る匂いで分かっただろう?」
「犬じゃあるまいし、分かるかぁ」
彼ら父親達も、幼馴染みであり軽口をたたける相手だった。
そんな、平和な日本で、闇の底に恨み辛みがたまり、ガシャドクロが復活しようとしていた。
これには、鬼達の餌となった本人や、周りの恨みその辺りも大きく影響をした。
いま、地の底から凶悪な者達が這い出してきた……
昨日のこと……
ちょっと目を離した隙に、アマンダが颯司のおち…… 下半身で遊んでいた。
雫も昔は遊んだことがある。
修行の後、風呂へ入っていたときに、やはり自分にない物は気になり見せ合いっことか……
今思い出すと恥ずかしい記憶。
自分でもまじまじ見ないところを、陸斗も……
いえ、颯司は見ている。
「何が歌麿よ。颯司もあんな事で元気にしちゃって……」
話を聞けば、いわゆる事故だが、颯司も抵抗せずにあんな……
「男の子だし、興味があるのよね」
そう言ってうじうじと。
あれを見たのが、朱莉なら昨夜のうちに、颯司の部屋へと突入をしただろう。
そう、この年頃は、身体的にも精神的にも不安定。
あと一年もすれば、人によっては難しい漢字で文章を作ってみたり、妙なポーズを考えたりし始める年頃だ。
その頃、アマンダも悩んでいた。
ボスにあんな事を……
最後にボーイフレンドとしてから、何年?
ここへ来て、肉体的充実があったけれど、目の前にあんなのがあると。
年を考えると、まだ成長をするだろう。
それで、あれ。
見たのは、そんなに幾つもはないが、比較的アマンダの周りはオープンな環境だった。ビーチでは水着も着ずにうろついたし、トップレスは当たり前。
うーむ。
昨夜は、ボスのあれのせいで、二時間ほど一人で……
こんど、私は忍術を習っているし、御礼として、ボスに教えるとを言うのも良いわね。アマンダの目が光る。
アマンダは気楽にそんなことを考えたが、雫に知られれば闇に葬られる危険性を思いつかなかった。
そして、役野 和希彼女は、やはり気になり、あの浮浪者を探していた。
経緯はどうであれ、彼らから解放された。
そのおかげで、少し前向きになることができていた。
カウンセリングは受けている。
そう被害者であることは、学校にも知られ、親も当然知った。
でも、目立たなかったクラスで目だち、正義感を持った女の子達と友達となった。
彼女達の欲したものは情報。
無理矢理だろうが、彼女は経験者。
そう興味のあるお年頃。
やりたい盛りの男子は、退けてくれるし便利。
中には居たのよ、考えのない男が。
「おまえ、肉便器をしていたんだって? 俺にもやらせろや」
私にそんな事を言った瞬間、周りで皆が立ち上がる。
「ギルティ。先生を呼んできて」
そう言って数人がその男子を捕まえ、先生が駆けつける。
男子は、停学か反省文。
そんな事が数回。
私は、エロ男子ホイホイと呼ばれた。
でもあの日々よりはマシ。
そして、悲しい目をしたあの人を思い出す。
数日だけ暮らした。
必要なことを聞いて、出て行ってしまったけれど、どこに居るのだろう。
その彼の中身は、タワマンの上で鬱々と考え事。
そして、颯司も困っていた。
昨日の感覚、あれは一体?
温かく包まれた。
気持ちが良かった。
ちょっと目の前にあるものが気になっていたときに、下半身で感じた。
多分なにをされたのかは、雫が見ていたはず。
だけど、聞くのはだめな気がする。
いや大丈夫かな?
そんな、もやもやした青春を、颯司達が送っていた頃。
「またやられたのか?」
「はい」
鬼達は姿を潜めていたが、車で組織の人間が動くとすぐに奴らがやって来る。
そうNシステムと一般に言われている自動車ナンバー自動読取装置や、交差点で信号の上に設置されたカメラ、その情報が速やかに共有されていた。
仕方が無く、出会い系アプリを使い君を食べちゃうぞとやっていたが、すぐに捕まる。
そう、生身で出歩くとすぐに感知された。
打つ手がない。
「仕方が無いいくぞ」
そう彼らはとうとう、竜脈からの力があふれるこの地を離れて、都会へと移動する。
そこでも、すぐに見つけ出されたが、餌は多かった。
「うわあ、格好いいお兄さんだ」
「なんだ俺に興味があるのか?」
「うーん。うん」
そんな子が意外と多い。
若く好奇心が高い女の子達、彼女達は、自身を餌として差し出すことになった。
「こら逃げるな」
とうとう、茨木童子も追い詰められる。
人間形態をやめて、本来の姿に戻ったのに、すでに腕は切り飛ばされた。
落ちた腕を、すぐに拾いくっ付けようとしたが、その拾うために伸ばした手を切られてしまった。
地に落ちた腕はいきなり燃え上がり、もう使えない。
鬼火を放ちながら応戦するが、奴らの方が火力が強い。
「畜生ここまで力を取り戻し、あと少しのとこで……」
そう鬼達は、意外と早く対応されたために、力が完全では無い。
悔しさの中で、滅されていく。
「この恨み、忘れるなぁ」
恨み言を言いつつ、燃えてしまう。
「終わったな。しかし、妙に美形な兄ちゃんだと思ったら鬼だったとは」
「ああ、だけど、身から出る匂いで分かっただろう?」
「犬じゃあるまいし、分かるかぁ」
彼ら父親達も、幼馴染みであり軽口をたたける相手だった。
そんな、平和な日本で、闇の底に恨み辛みがたまり、ガシャドクロが復活しようとしていた。
これには、鬼達の餌となった本人や、周りの恨みその辺りも大きく影響をした。
いま、地の底から凶悪な者達が這い出してきた……
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