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第二章 宇宙人来襲
第30話 秘密
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「うーむ」
バサッと出す。意識的に出すのは出来る。だが、力を使ったり、レベルがアップすると勝手に出る。
この時は、意識をしても消せないな。
「これはあれかな、昔マイリが言っていた、魂の階位の問題で、翼が生えるというあれか?」
「ええ。魂が肥大化をして、肉体の容量を超えてしまった時の。要するに進化ね」
この時はそう思っていたが、実は、はみ出したエネルギー。
そうでなければ、消える事への説明ができない。
「なるほどね」
目の前のオークを、消滅させる。
「体に収まらない魂か。偽装か何かが出来ないのかね」
「リングならあるわよ」
「ああ、変身リングね。あの子供だましの」
「この星なら、きっとばれないわよ」
「それもそうか」
彼女に取り寄せて貰う。
大きさの関係で、右手の中指に指輪をはめる。リングを右手の中指にはめると、邪気から身を守るとか意味があるらしい。そんな事を思い出す。
誤魔化しだが、リングの力で、何とか対応できた。羽が消えたようなので、家へと帰る。
あっそうそう。犬としての登録名も面倒だからマイリにした。
犬だと、家から出かけるのに、散歩という言い訳ができるから良いね。
家へ帰ると、「お帰り」といいながら、何故か皆がじっとりとみてくる。
思わず、後ろを振り返る。当然誰も居ない。
「竜ちゃんだよね」
彩が聞いてくる。
「えっ。そうだよ」
そう答えるが、じっとりと見てくる。
「どうして、恐竜なの?」
「へっ。あっ」
あわてて、指輪を外す。
「あっ戻った」
通りがかった、伶菜まで驚いていた。
「何それ? ゆびわ」
「あーうん。モンスターを倒したら、ドロップをして」
「へー。恐竜人? に変化できるって、どんな意味があるのかしら?」
彩がおもしろがって、手を伸ばしてくる。
「やめときなさいよ。もし変化をして戻れなくなったら討伐対象よ」
伶菜がそう言うと、のびてきていた手が引っ込む。
「それもそうね。竜ちゃんも、おもしろがって使わないほうが良いわよ。戻れなくなったら、本当の竜ちゃんになるから」
そう言って、彩とまどか。そして、伶菜が笑う。
これの設定って、どうやるんだったっけ? 指輪を見つめる。
あとで、マイリと悩もう。
「うーん。基本は、遺伝子情報を読んで動作するはずなのに。本当にミー=キャエルっていま地球人なの? 周りの子が言っていた言葉だと、皆にはドラガシメル人として見えていたと言うことでしょう?」
「お前は、どう見えていたんだ?」
「普通の地球人」
「それは、どういう事だ? これは光学的に光をゆがめて、絵を見せるものじゃなかったのか?」
そう言うと彼女も悩み始める。
「ノーマルじゃないのかもしれない。宇宙船に積んであったから、賢者の造ったものだとしたら、秘匿性を高めるために、精神波で直接相手の視覚をコントロールをしているのかも?」
彼女は悩みながらそう言うが、それなら機械をごまかせない。性能的にグレードが下がっていることになる。
「それはおかしい。カメラをごまかせない事になる」
「ああっ。それもそうね。単純に光学タイプのほうが良いわね」
「マニュアルは?」
「あるでしょ。普通にイメージをすれば、脳にロードされるはず」
ああ、そうだった。
もう一度はめ直し、意識を集中する。
「おおっ。ロードしたという事は、ミー=キャエルなのね。おめでとう。今は種族が違う様だけれど、望めば、あなた用のオプテミウムモデルを用意できているわ。連絡を待っているから、帰ってくるなら彼女に伝えてね」
そう言って、いきなりメッセージが切れる。
そして、仕様が頭へロードされる。
この指輪はやはり特別製。
自分のイメージした姿を、光学的にも精神的にも強制的に与える。
さっきは、マイリと話をしていて、過去の自分を思い出していた。
だからデフォルトでは、ドラガシメル人としてみせる。
だが、マイリは、俺を地球人としてみている。
だから、指輪はマイリに対してだけ、意図的にそう見せた。
高性能の為、面倒な状態が作られた。
地球人の羽なしを、基本として記憶させ、デフォルトにする。
今度は、マイリに対しては、ミー=キャエルとしての姿をデフォルトとしてみる。
「なっ。ミー=キャエル。あなた……」
犬なのに、驚き。目を見開く。そして、その双眼から涙がこぼれ始める。
「ずるいわよ」
そう言って、寝転がっている俺の胸に顔を埋める。
「嫌か? それなら地球人に変えるが?」
すると、呆れたような顔になる。
「そういうのを、意地悪というのよ。何千年も生きているのに、あなたは本当に……」
そう言って、親愛の情を示す。顎を擦り付けてくる。
「お邪魔かな?」
いつもの様に、伶菜がやって来る。
「いや。お疲れ」
そう言って布団の端を捲り、伶菜を迎える。
「この娘、あなたと交尾をしたいのよ」
「知っている。だが、あと二人も一緒だろ」
「ああ。そうね」
そう言われて、マイリは思い出す。
ミー=キャエルを見たときの、二人の変化。
匂いと発汗。そして心拍数と、体温の上昇。
すべてが、感情を示している。
「この国では、基本は一夫一婦制といって、基本は一番と決まっている」
「あら。それは素敵ね」
「だが、そのせいで、遺伝子の多様性は広がりが遅い。驚異的な病原菌をまだ克服できていないから、何かの時には滅ぶ可能性がある」
「私たちも昔在ったわね。歴史で習ったわ」
先祖が地球を離れ、他の銀河で、居住可能な惑星を発見。
居住環境を整えていく中で、土着の単細胞生物が凶悪化。
早急に、賢者達が対応し。人口が三〇パーセント減っただけで沈静化をさせた。
彼らは、特異であり。炭素系ではなく、ケイ素系の生物で網をくぐり抜けた。
ドラガシメル人なら、必ず習う年表だ。
「ねえ。昨日から気になっていたけれど、その犬と知り合いなの? それとその言葉は何語なの?」
伶菜の双眸が、此方を見つめる。
まあ犬が言葉をしゃべり、俺と会話をしている。
疑問は、もっともだ。
真剣な目。それを見て、俺はついごまかしてしまった。
抱きしめて、キスをする。
びっくりした様子の彼女は、俺の肩に腕を回したままこういった。
「分かった。いえるようになったら言ってね。それと、私に触れてくれると嬉しい」
そう言うと、真っ赤になって俺の胸に顔を埋める。
バサッと出す。意識的に出すのは出来る。だが、力を使ったり、レベルがアップすると勝手に出る。
この時は、意識をしても消せないな。
「これはあれかな、昔マイリが言っていた、魂の階位の問題で、翼が生えるというあれか?」
「ええ。魂が肥大化をして、肉体の容量を超えてしまった時の。要するに進化ね」
この時はそう思っていたが、実は、はみ出したエネルギー。
そうでなければ、消える事への説明ができない。
「なるほどね」
目の前のオークを、消滅させる。
「体に収まらない魂か。偽装か何かが出来ないのかね」
「リングならあるわよ」
「ああ、変身リングね。あの子供だましの」
「この星なら、きっとばれないわよ」
「それもそうか」
彼女に取り寄せて貰う。
大きさの関係で、右手の中指に指輪をはめる。リングを右手の中指にはめると、邪気から身を守るとか意味があるらしい。そんな事を思い出す。
誤魔化しだが、リングの力で、何とか対応できた。羽が消えたようなので、家へと帰る。
あっそうそう。犬としての登録名も面倒だからマイリにした。
犬だと、家から出かけるのに、散歩という言い訳ができるから良いね。
家へ帰ると、「お帰り」といいながら、何故か皆がじっとりとみてくる。
思わず、後ろを振り返る。当然誰も居ない。
「竜ちゃんだよね」
彩が聞いてくる。
「えっ。そうだよ」
そう答えるが、じっとりと見てくる。
「どうして、恐竜なの?」
「へっ。あっ」
あわてて、指輪を外す。
「あっ戻った」
通りがかった、伶菜まで驚いていた。
「何それ? ゆびわ」
「あーうん。モンスターを倒したら、ドロップをして」
「へー。恐竜人? に変化できるって、どんな意味があるのかしら?」
彩がおもしろがって、手を伸ばしてくる。
「やめときなさいよ。もし変化をして戻れなくなったら討伐対象よ」
伶菜がそう言うと、のびてきていた手が引っ込む。
「それもそうね。竜ちゃんも、おもしろがって使わないほうが良いわよ。戻れなくなったら、本当の竜ちゃんになるから」
そう言って、彩とまどか。そして、伶菜が笑う。
これの設定って、どうやるんだったっけ? 指輪を見つめる。
あとで、マイリと悩もう。
「うーん。基本は、遺伝子情報を読んで動作するはずなのに。本当にミー=キャエルっていま地球人なの? 周りの子が言っていた言葉だと、皆にはドラガシメル人として見えていたと言うことでしょう?」
「お前は、どう見えていたんだ?」
「普通の地球人」
「それは、どういう事だ? これは光学的に光をゆがめて、絵を見せるものじゃなかったのか?」
そう言うと彼女も悩み始める。
「ノーマルじゃないのかもしれない。宇宙船に積んであったから、賢者の造ったものだとしたら、秘匿性を高めるために、精神波で直接相手の視覚をコントロールをしているのかも?」
彼女は悩みながらそう言うが、それなら機械をごまかせない。性能的にグレードが下がっていることになる。
「それはおかしい。カメラをごまかせない事になる」
「ああっ。それもそうね。単純に光学タイプのほうが良いわね」
「マニュアルは?」
「あるでしょ。普通にイメージをすれば、脳にロードされるはず」
ああ、そうだった。
もう一度はめ直し、意識を集中する。
「おおっ。ロードしたという事は、ミー=キャエルなのね。おめでとう。今は種族が違う様だけれど、望めば、あなた用のオプテミウムモデルを用意できているわ。連絡を待っているから、帰ってくるなら彼女に伝えてね」
そう言って、いきなりメッセージが切れる。
そして、仕様が頭へロードされる。
この指輪はやはり特別製。
自分のイメージした姿を、光学的にも精神的にも強制的に与える。
さっきは、マイリと話をしていて、過去の自分を思い出していた。
だからデフォルトでは、ドラガシメル人としてみせる。
だが、マイリは、俺を地球人としてみている。
だから、指輪はマイリに対してだけ、意図的にそう見せた。
高性能の為、面倒な状態が作られた。
地球人の羽なしを、基本として記憶させ、デフォルトにする。
今度は、マイリに対しては、ミー=キャエルとしての姿をデフォルトとしてみる。
「なっ。ミー=キャエル。あなた……」
犬なのに、驚き。目を見開く。そして、その双眼から涙がこぼれ始める。
「ずるいわよ」
そう言って、寝転がっている俺の胸に顔を埋める。
「嫌か? それなら地球人に変えるが?」
すると、呆れたような顔になる。
「そういうのを、意地悪というのよ。何千年も生きているのに、あなたは本当に……」
そう言って、親愛の情を示す。顎を擦り付けてくる。
「お邪魔かな?」
いつもの様に、伶菜がやって来る。
「いや。お疲れ」
そう言って布団の端を捲り、伶菜を迎える。
「この娘、あなたと交尾をしたいのよ」
「知っている。だが、あと二人も一緒だろ」
「ああ。そうね」
そう言われて、マイリは思い出す。
ミー=キャエルを見たときの、二人の変化。
匂いと発汗。そして心拍数と、体温の上昇。
すべてが、感情を示している。
「この国では、基本は一夫一婦制といって、基本は一番と決まっている」
「あら。それは素敵ね」
「だが、そのせいで、遺伝子の多様性は広がりが遅い。驚異的な病原菌をまだ克服できていないから、何かの時には滅ぶ可能性がある」
「私たちも昔在ったわね。歴史で習ったわ」
先祖が地球を離れ、他の銀河で、居住可能な惑星を発見。
居住環境を整えていく中で、土着の単細胞生物が凶悪化。
早急に、賢者達が対応し。人口が三〇パーセント減っただけで沈静化をさせた。
彼らは、特異であり。炭素系ではなく、ケイ素系の生物で網をくぐり抜けた。
ドラガシメル人なら、必ず習う年表だ。
「ねえ。昨日から気になっていたけれど、その犬と知り合いなの? それとその言葉は何語なの?」
伶菜の双眸が、此方を見つめる。
まあ犬が言葉をしゃべり、俺と会話をしている。
疑問は、もっともだ。
真剣な目。それを見て、俺はついごまかしてしまった。
抱きしめて、キスをする。
びっくりした様子の彼女は、俺の肩に腕を回したままこういった。
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