94 / 135
第5章 獣人国平定
第94話 高み
しおりを挟む
周りの若い者達は、そのレベル差を理解できず、闇雲に突っ込みワンパンで破壊されていく。
見ていれば、立っている三人、その攻撃エリアに足を踏み入れた瞬間に、はじけ飛んでいるように見える。
何か障壁か?
そう見えるが違う、輪郭がぼやける一瞬に、パンチや蹴りが放たれている。
「この二人、生き物としての限界を超え、はるか高みにいる」
そう…… 彼は理解をした。
体に纏うオーラ。それが、暗闇の中で、光を増していく。
それは、聖的な色である白を超えて、金色を纏いだす。
金色のオーラ。それは、神の領域……
そこで思い出した。
スタローン家の小僧が負けたとき、奴は体の半分を失ったと。
それを治した。
そんな事が出来るのは神だけ、大げさに噂が広まったのでしょう。神官達はそうほざいていたが、それこそが狭い常識からの答え。
それを裏付けるように、あのスタローン家の小僧は本戦でも強さを見せている……
そうあの強さで、負けたと言う事だ……
情報はすべて揃っていた。
おのれの常識の中で、その情報の意味を見ようとしなかっただけ。
実際、今目で見ている現実がそれを証明している。
この者達の、種族、いや生き物を超えた強さ。
ドラゴンでさえも、こやつらは殴り殺せるだろう。
そして、このメス。
魔法の発動が普通ではない。
並列に、別々の属性を基礎魔法のように扱う。
そして、死角がない。
どこからも、矢が届かない。
こちらの者が放つ矢には、魔法が乗せてある。
鉄の扉でも貫く矢だ。
それが、空中で燃え尽きる。
だめだ、こいつ達、いやこの方達は神だ……
認めたくはないが、そこに気がついてしまった。
迎え撃とうと思ったが、近くにすら寄ることが出来ない。
今攻撃が出来るのは、修行の足りない未熟者達。
判る者達は遠巻きに見ておる。
だがそんな時間もわずかで、彼らは止まらなかった。
遠巻きにしていた者達も、一瞬でつめられて意識を飛ばす。
そして、その牙は長老へと届く。
「手を出してはいけなかったのじゃあ」
長老は見た、人知を超えた高みを。
獣王など、児戯レベルだと言うことを……
まあ、そんなわけで、スミス家のウインチくんは、気合いは合ったが、ヨシュートを舐めたため、ワンパンの餌食となった。
そして、二回戦はコールのみ。
三回戦、事実上の準決勝。
パッタイ=クルーズとスヴャトスラフ=スタローンの戦い。
「それでは開始」
コールと共に気迫がみなぎる。
「久しぶりだな、地方で負けたようだが、ここまで上がってくるとはな」
「俺達は、知らなかったんだよ。遙かな高みを」
ヨシュートに習った洗練された体術を思い出す。
弱きものが強きものに勝つための技、それこそが体術。
竜人族は生まれた時から強く、その力を有効に相手へとぶつけるのが技の基本。
そう、言わば技が、多少フェイントが入っていても素直。
出るタイミングと方向が判れば、躱せるし止められる。
そのため竜人族は強き者になるために、それでも止められない剛拳を磨く。
一撃必殺。
パッタイはその中での強者。
実際先ほどから始まった攻撃、旧態依然とした手法。
そう、全然違うのだよ。
基本が……
「うらぁ」
「攻撃時に声を出すと、力が逃げるぞ」
突き出されてきた拳をそっと上から掴む。
上から下へ。
「おおっ?」
手が押し下げられた。
その隙に、スヴャトスラフは突き出された拳を躱しながら、体を向かって右へと流し、そして、そのままさらに近寄ってくる。
自身のスピードと、奴のスピード。
倍になった力が、俺の腹に突き刺さった。
「ぐえっ」
つい口から、呼吸が漏れる。
パンチをだして緩んだ筋肉の装甲、それがぶち抜かれる。
そして、少し前屈みとなった自分の口から、ぱくんと音がする。
膝を打ち込んだ後、足を引きながら、奴の左手が下から俺の下顎へ、そこから掌底が突き上がってきた。
「ごっ」
そして、またのけぞった俺のボディが、がら空きとなる。
また奴の右拳が、俺の腹へと打ち込まれた。
動きが、すべて円運動。
俺達の技とは、根本的に何かが違う。
半年前、家同士の交流戦で戦ったときは、圧倒的な力で押し切られた。
その時にも敵わなかった。
だが、いくつか返すことが出来た。
でも今回、奴との距離が圧倒的に開いた。
こいつは、この短い時間で何を見て、何を経験したんだぁ……
「ぐはっ」
力が下むきにきた。足が地面に着いている以上、力がすべて、俺の体に……
立っている棒を横に薙ぎ、へし折るのは難しい。
蹴っても、横にはね飛ぶだけで力が逃げる。
斜め上から、地面に押しつけるように蹴れば、力の逃げが少ない。
それをやられた。
逆に、剣道のつばぜり合いのように、相手の体勢を崩すときは離れ際に、押し上げるように離れる。
すると、相手の足は浮き反応が遅れる。
スヴャトスラフは、体を貫く一本の棒をイメージし、体の動きをすべて円運動で行った。
戻る動作、それすらも、次の攻撃の力となる。
脱力を行い、回転による力、それに魔力を乗せて筋肉を活性化。
そして、相手の体に拳があたった瞬間引き締め、力を相手の体に置いてくる。
拳があたった所から、衝撃が波となって広がっていく。
その衝撃波は、パッタイにとって未知のもの。
「ぐはっ」
それが最後だった、あっという間に彼は膝をつき苦しみ始める。
だがどう気合いを入れても、足に来て力が入らなかった。
「勝者、スタローン家」
そのコールで、会場にざわめきが広がる。
地方予選で負けるほど、弱いんじゃないのか?
他家により、ばら撒かれた噂が随分広がっていた。
だが、ここまですべて圧勝。
何が何だか判らない。
「いやあ勝ったあ、お嬢ちゃんの言うとおりだあ」
「少しは戻って来てよかったですね。ふふっ」
獲物は、生かさず殺さずデスよね、ベルトーネ様。
かわいい長い耳が、嬉しそうな感じで揺れる。
見ていれば、立っている三人、その攻撃エリアに足を踏み入れた瞬間に、はじけ飛んでいるように見える。
何か障壁か?
そう見えるが違う、輪郭がぼやける一瞬に、パンチや蹴りが放たれている。
「この二人、生き物としての限界を超え、はるか高みにいる」
そう…… 彼は理解をした。
体に纏うオーラ。それが、暗闇の中で、光を増していく。
それは、聖的な色である白を超えて、金色を纏いだす。
金色のオーラ。それは、神の領域……
そこで思い出した。
スタローン家の小僧が負けたとき、奴は体の半分を失ったと。
それを治した。
そんな事が出来るのは神だけ、大げさに噂が広まったのでしょう。神官達はそうほざいていたが、それこそが狭い常識からの答え。
それを裏付けるように、あのスタローン家の小僧は本戦でも強さを見せている……
そうあの強さで、負けたと言う事だ……
情報はすべて揃っていた。
おのれの常識の中で、その情報の意味を見ようとしなかっただけ。
実際、今目で見ている現実がそれを証明している。
この者達の、種族、いや生き物を超えた強さ。
ドラゴンでさえも、こやつらは殴り殺せるだろう。
そして、このメス。
魔法の発動が普通ではない。
並列に、別々の属性を基礎魔法のように扱う。
そして、死角がない。
どこからも、矢が届かない。
こちらの者が放つ矢には、魔法が乗せてある。
鉄の扉でも貫く矢だ。
それが、空中で燃え尽きる。
だめだ、こいつ達、いやこの方達は神だ……
認めたくはないが、そこに気がついてしまった。
迎え撃とうと思ったが、近くにすら寄ることが出来ない。
今攻撃が出来るのは、修行の足りない未熟者達。
判る者達は遠巻きに見ておる。
だがそんな時間もわずかで、彼らは止まらなかった。
遠巻きにしていた者達も、一瞬でつめられて意識を飛ばす。
そして、その牙は長老へと届く。
「手を出してはいけなかったのじゃあ」
長老は見た、人知を超えた高みを。
獣王など、児戯レベルだと言うことを……
まあ、そんなわけで、スミス家のウインチくんは、気合いは合ったが、ヨシュートを舐めたため、ワンパンの餌食となった。
そして、二回戦はコールのみ。
三回戦、事実上の準決勝。
パッタイ=クルーズとスヴャトスラフ=スタローンの戦い。
「それでは開始」
コールと共に気迫がみなぎる。
「久しぶりだな、地方で負けたようだが、ここまで上がってくるとはな」
「俺達は、知らなかったんだよ。遙かな高みを」
ヨシュートに習った洗練された体術を思い出す。
弱きものが強きものに勝つための技、それこそが体術。
竜人族は生まれた時から強く、その力を有効に相手へとぶつけるのが技の基本。
そう、言わば技が、多少フェイントが入っていても素直。
出るタイミングと方向が判れば、躱せるし止められる。
そのため竜人族は強き者になるために、それでも止められない剛拳を磨く。
一撃必殺。
パッタイはその中での強者。
実際先ほどから始まった攻撃、旧態依然とした手法。
そう、全然違うのだよ。
基本が……
「うらぁ」
「攻撃時に声を出すと、力が逃げるぞ」
突き出されてきた拳をそっと上から掴む。
上から下へ。
「おおっ?」
手が押し下げられた。
その隙に、スヴャトスラフは突き出された拳を躱しながら、体を向かって右へと流し、そして、そのままさらに近寄ってくる。
自身のスピードと、奴のスピード。
倍になった力が、俺の腹に突き刺さった。
「ぐえっ」
つい口から、呼吸が漏れる。
パンチをだして緩んだ筋肉の装甲、それがぶち抜かれる。
そして、少し前屈みとなった自分の口から、ぱくんと音がする。
膝を打ち込んだ後、足を引きながら、奴の左手が下から俺の下顎へ、そこから掌底が突き上がってきた。
「ごっ」
そして、またのけぞった俺のボディが、がら空きとなる。
また奴の右拳が、俺の腹へと打ち込まれた。
動きが、すべて円運動。
俺達の技とは、根本的に何かが違う。
半年前、家同士の交流戦で戦ったときは、圧倒的な力で押し切られた。
その時にも敵わなかった。
だが、いくつか返すことが出来た。
でも今回、奴との距離が圧倒的に開いた。
こいつは、この短い時間で何を見て、何を経験したんだぁ……
「ぐはっ」
力が下むきにきた。足が地面に着いている以上、力がすべて、俺の体に……
立っている棒を横に薙ぎ、へし折るのは難しい。
蹴っても、横にはね飛ぶだけで力が逃げる。
斜め上から、地面に押しつけるように蹴れば、力の逃げが少ない。
それをやられた。
逆に、剣道のつばぜり合いのように、相手の体勢を崩すときは離れ際に、押し上げるように離れる。
すると、相手の足は浮き反応が遅れる。
スヴャトスラフは、体を貫く一本の棒をイメージし、体の動きをすべて円運動で行った。
戻る動作、それすらも、次の攻撃の力となる。
脱力を行い、回転による力、それに魔力を乗せて筋肉を活性化。
そして、相手の体に拳があたった瞬間引き締め、力を相手の体に置いてくる。
拳があたった所から、衝撃が波となって広がっていく。
その衝撃波は、パッタイにとって未知のもの。
「ぐはっ」
それが最後だった、あっという間に彼は膝をつき苦しみ始める。
だがどう気合いを入れても、足に来て力が入らなかった。
「勝者、スタローン家」
そのコールで、会場にざわめきが広がる。
地方予選で負けるほど、弱いんじゃないのか?
他家により、ばら撒かれた噂が随分広がっていた。
だが、ここまですべて圧勝。
何が何だか判らない。
「いやあ勝ったあ、お嬢ちゃんの言うとおりだあ」
「少しは戻って来てよかったですね。ふふっ」
獲物は、生かさず殺さずデスよね、ベルトーネ様。
かわいい長い耳が、嬉しそうな感じで揺れる。
1
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる