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第7章 宇宙(そら)へ
第132話 解放
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農業星、プランターノ。
領主オリフィエル=ホーレルフォルスト、代々続く領主。
この星の開拓のため、領民と共に力を合わせた先々代とは違い、代を重ねる度に最悪となっていく。
主星からは何も言ってこず、初期には来ていた監査も来なくなってしまった。
つまり特権を使い、やり放題になっていた。
「あん? 領民どもが蜂起? たたきのめせ、殺すなよ。大事な道具だからな…… イヤ見せしめだ、数人なら吊るしてかまわん」
そう、絞首刑でそのまま吊るす。
見せしめだ。
だがこの時、彼は大事な物を見落としていた。
それは武装。
農民達は、いつもの農具ではなく、シールドと銃を装備。
ボディーアーマーは、鉛玉くらいならはじき返す。
そしてそんな蜂起は、幾つもの星で同時に起こっていた。
銀河連邦アトゥム。主星ヘリオポリスは荒廃の極だった。
人々はただ増殖し、食いあさり、ドラッグと酒をあおる。
仕事をしなくとも、毎月金が入ってくる。
当然人々の勤勉意欲は失せ、退廃的な生活へと落ちていった。
だが政府は、このおかげで人々の不満はなくなり安心できる。
そう、人々はこの頃、政治など完全に無関心になっていた。
そのため、政治家自体も荒廃し、自身の欲のために奔走をしていた。
財源は、周囲の星から取れば良い。
遠くは面倒だし、対費用的な問題があり、完全に無視。なので、近隣の銀河から限界まで吸い上げていた。
主星に住む者は、その金で特権的生活を謳歌する。
「ひどいですなぁ」
いま、アデル達と地表の様子を眺めている。
「そうだな。流れている思考は食い物と酒、それと今晩の相手しかないな」
俺が思考を読み、内容を伝える。
それを聞いて、皆が嫌そうな顔になる。
「実に生物的な思考ですわね。まあ人間も動物、極まれば元に戻ると言う事ね。適当に厄災を与えて、苦労をさせないと駄目なのかしら?」
アデルが怖いことを言い出した。
昔、世界的な流行病が流行した時に、日本でも『ベーシックインカム』制度を入れようと言っていたが、その危険性が、そのままひどくなったのがこの星のようだ。
完全に人の心は腐っている。
「選択的に、まともな人だけを救済できるのか?」
アデルに聞くと、彼女はとんでもない事を言い出した。
「このまま行くと、どうせ駄目になるから、瘴気が実体化する前に浄化を行いましょう」
瘴気の実体化、それは魔人が生まれるということ。
「あーそれは面倒だ」
「だから。えい」
アデルがなんとなく、かわいこぶりながら術を使う。
するとモニターの映像に変化が起こる。
人の姿が、心の闇に比例して変化をする。
そうまるで魔人族。
鬼が、町中に出現をして暴れ始める。
心の闇が深ければ体も大きくなる。
体が大きくなると、物理的に活動が厳しくなるため、周囲の人を喰らい体を大きくする。
そう子供の頃に聞いた、地獄が出現をした。
「これなら判りやすいでしょ」
そう言って、嬉しそうに笑う。
いい子いい子と、アデルの頭をなでながら、俺は考える。
神と悪魔は表裏一体だな。
「いやあぁ、たすけてぇ」
さすがに皆、逃げ惑う。
一応治安軍はある。
だが、長らく戦争もなく、人道的見地からゴム弾だったり、テーザー銃のような物で電気ショックを与えているようだ。
周囲には、催涙弾が撃ち込まれ、逆に善良な人々の退路が断たれていく。
鬼達は、そんなものなど気にせずに、元気そうに人を食っている。
今はロニーが船に居ないから安心していたのに、これだよ……
ロニーは辺境を制圧しに行っている。
どこの星も、領主は最悪で、特に主星近くの星系はノルマがきつく、農民達を働かすために、逆らえば妻や子どもを人質に取るようなことも行っているようだ。
実際、市民の前で晒され、辱める事までおこなう。
逆らえば反逆罪。
「これは、遠慮など必要ありませんね。くっくっく」
などと、満面の笑みを浮かべていたロニーがこええよ。
ながい付き合いになっているが、ちょっと判らない所がある。
思い返せば、ロニーの暴走で、結構状況悪化も多々あった気がする。
まあ良い。
周りの皆から、ロニーは絶対あなたを裏切らないから安心ね。
そんな感じで評価は高い。
理解していないのはヨシュートだけで、周りの皆はロニーの狂信ぶりを知っている。
ヨシュートと、それ以外。
ロニーの中では、ハッキリとした線引きがある。
さてそれは良いが、この混乱をどうしようか?
「もう少し待って。この星、百億以上も人が居て多すぎるから減らしましょ」
アデルまでこれだ。
きっと、ここに来るまで、生活を豊かにするため、星を食い荒らしたのだろう。
ほとんど山など残っておらず、環境も最悪だ。
自然が環境をコントロールするのではなく、人工的に酸素濃度などもコントロールを行っている。
王は、錬金術師。
行きすぎた科学偏重の行政。
結果のみで、課程など気にしないと、こうなるという悪しき見本がこの星だ。
自然は造った物のみ。
人が全てをコントロール……
さて、そんな頃、辺境では。
「ほおら、旦那が見ているぞ」
「おやめ、あううっ…… ください。こっ子どもに食べさせる物がなくて…… 決して領主様に逆らう気ではありません」
街の広場。
組まれた櫓の上で、その女の人はうつ伏せで、首と体を木馬のような物に拘束されている。
兵が調査した時に、納屋の屋根裏から麦が発見された。
無論、家族の為に、収穫時にこっそりと秘匿したもの。
配給制だが、その量では絶対に足りない。
そのため、食べられる物をこっそりと育てたり、丘や川で採取していた。
だが、時期によっては全く採れる物がない。
そのため彼女は、禁を犯した。
見せしめ……
晴れ渡る空の下、その役人は役得とばかり、街の人達の視線が集まる中で、彼女を後ろから突き上げる。
鞭で打ちながら。
そんな時、空から声が消える。
「あー、愚民ども。ヨシュート様の統治を受け入れろ。人として真っ当な生活をさせてやる。神民となれ…… だが、愚か者は必要ない」
そんな声の後、小役人の頭が吹き飛んだ。
ロニー登場。
彼の辞書には、ヨシュート様の崇拝以外の文字はない。
後は、神民となるか、敵かその二択だ。
領主オリフィエル=ホーレルフォルスト、代々続く領主。
この星の開拓のため、領民と共に力を合わせた先々代とは違い、代を重ねる度に最悪となっていく。
主星からは何も言ってこず、初期には来ていた監査も来なくなってしまった。
つまり特権を使い、やり放題になっていた。
「あん? 領民どもが蜂起? たたきのめせ、殺すなよ。大事な道具だからな…… イヤ見せしめだ、数人なら吊るしてかまわん」
そう、絞首刑でそのまま吊るす。
見せしめだ。
だがこの時、彼は大事な物を見落としていた。
それは武装。
農民達は、いつもの農具ではなく、シールドと銃を装備。
ボディーアーマーは、鉛玉くらいならはじき返す。
そしてそんな蜂起は、幾つもの星で同時に起こっていた。
銀河連邦アトゥム。主星ヘリオポリスは荒廃の極だった。
人々はただ増殖し、食いあさり、ドラッグと酒をあおる。
仕事をしなくとも、毎月金が入ってくる。
当然人々の勤勉意欲は失せ、退廃的な生活へと落ちていった。
だが政府は、このおかげで人々の不満はなくなり安心できる。
そう、人々はこの頃、政治など完全に無関心になっていた。
そのため、政治家自体も荒廃し、自身の欲のために奔走をしていた。
財源は、周囲の星から取れば良い。
遠くは面倒だし、対費用的な問題があり、完全に無視。なので、近隣の銀河から限界まで吸い上げていた。
主星に住む者は、その金で特権的生活を謳歌する。
「ひどいですなぁ」
いま、アデル達と地表の様子を眺めている。
「そうだな。流れている思考は食い物と酒、それと今晩の相手しかないな」
俺が思考を読み、内容を伝える。
それを聞いて、皆が嫌そうな顔になる。
「実に生物的な思考ですわね。まあ人間も動物、極まれば元に戻ると言う事ね。適当に厄災を与えて、苦労をさせないと駄目なのかしら?」
アデルが怖いことを言い出した。
昔、世界的な流行病が流行した時に、日本でも『ベーシックインカム』制度を入れようと言っていたが、その危険性が、そのままひどくなったのがこの星のようだ。
完全に人の心は腐っている。
「選択的に、まともな人だけを救済できるのか?」
アデルに聞くと、彼女はとんでもない事を言い出した。
「このまま行くと、どうせ駄目になるから、瘴気が実体化する前に浄化を行いましょう」
瘴気の実体化、それは魔人が生まれるということ。
「あーそれは面倒だ」
「だから。えい」
アデルがなんとなく、かわいこぶりながら術を使う。
するとモニターの映像に変化が起こる。
人の姿が、心の闇に比例して変化をする。
そうまるで魔人族。
鬼が、町中に出現をして暴れ始める。
心の闇が深ければ体も大きくなる。
体が大きくなると、物理的に活動が厳しくなるため、周囲の人を喰らい体を大きくする。
そう子供の頃に聞いた、地獄が出現をした。
「これなら判りやすいでしょ」
そう言って、嬉しそうに笑う。
いい子いい子と、アデルの頭をなでながら、俺は考える。
神と悪魔は表裏一体だな。
「いやあぁ、たすけてぇ」
さすがに皆、逃げ惑う。
一応治安軍はある。
だが、長らく戦争もなく、人道的見地からゴム弾だったり、テーザー銃のような物で電気ショックを与えているようだ。
周囲には、催涙弾が撃ち込まれ、逆に善良な人々の退路が断たれていく。
鬼達は、そんなものなど気にせずに、元気そうに人を食っている。
今はロニーが船に居ないから安心していたのに、これだよ……
ロニーは辺境を制圧しに行っている。
どこの星も、領主は最悪で、特に主星近くの星系はノルマがきつく、農民達を働かすために、逆らえば妻や子どもを人質に取るようなことも行っているようだ。
実際、市民の前で晒され、辱める事までおこなう。
逆らえば反逆罪。
「これは、遠慮など必要ありませんね。くっくっく」
などと、満面の笑みを浮かべていたロニーがこええよ。
ながい付き合いになっているが、ちょっと判らない所がある。
思い返せば、ロニーの暴走で、結構状況悪化も多々あった気がする。
まあ良い。
周りの皆から、ロニーは絶対あなたを裏切らないから安心ね。
そんな感じで評価は高い。
理解していないのはヨシュートだけで、周りの皆はロニーの狂信ぶりを知っている。
ヨシュートと、それ以外。
ロニーの中では、ハッキリとした線引きがある。
さてそれは良いが、この混乱をどうしようか?
「もう少し待って。この星、百億以上も人が居て多すぎるから減らしましょ」
アデルまでこれだ。
きっと、ここに来るまで、生活を豊かにするため、星を食い荒らしたのだろう。
ほとんど山など残っておらず、環境も最悪だ。
自然が環境をコントロールするのではなく、人工的に酸素濃度などもコントロールを行っている。
王は、錬金術師。
行きすぎた科学偏重の行政。
結果のみで、課程など気にしないと、こうなるという悪しき見本がこの星だ。
自然は造った物のみ。
人が全てをコントロール……
さて、そんな頃、辺境では。
「ほおら、旦那が見ているぞ」
「おやめ、あううっ…… ください。こっ子どもに食べさせる物がなくて…… 決して領主様に逆らう気ではありません」
街の広場。
組まれた櫓の上で、その女の人はうつ伏せで、首と体を木馬のような物に拘束されている。
兵が調査した時に、納屋の屋根裏から麦が発見された。
無論、家族の為に、収穫時にこっそりと秘匿したもの。
配給制だが、その量では絶対に足りない。
そのため、食べられる物をこっそりと育てたり、丘や川で採取していた。
だが、時期によっては全く採れる物がない。
そのため彼女は、禁を犯した。
見せしめ……
晴れ渡る空の下、その役人は役得とばかり、街の人達の視線が集まる中で、彼女を後ろから突き上げる。
鞭で打ちながら。
そんな時、空から声が消える。
「あー、愚民ども。ヨシュート様の統治を受け入れろ。人として真っ当な生活をさせてやる。神民となれ…… だが、愚か者は必要ない」
そんな声の後、小役人の頭が吹き飛んだ。
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