18 / 55
第二章 異世界暮らし
第18話 王の葛藤
しおりを挟む
「なに、ファースティナ王国の勇者達じゃと?」
「ええ、その力、本物です。仲を違えたらしく躊躇なく数千を消し去りました。それに、彼ら、矢で頭を射貫かれても死にません」
死なないのは、おそらく一人だけ。
ひょっとすると、もう一人。
「なんと、それは古の邪法、体への魂魄固定では無いのか?」
「死人でも無いようです」
「ふうむ」
それが本当なら、強力な味方。
しかし、ファースティナ王国にバレると、相当面倒なことになる。
「あー疲れた」
国境から、町へと帰ってきた。
戦争より、道中の方が疲れた。
「早くお風呂に入りたい」
女子達が叫ぶ。
大きめの浴槽を一気に浄化。
魔法で湯を溜めて、温度を安定させるためだけに、薪を数本くべる。
道中に捕まえた獲物をさばき、肉にして積み上げる。
待ち構えていた者達が、順に料理をしていく。
順に入る途中で、風呂の湯を浄化。
湯をたす。
不思議なことに、途中で俺が入っていっても、女子達が俺に対して、きゃーとも言わなくなった。
そして、最初はもじもじしていたが、最近は見せつけるようになってきた。
俺は男として、みられていないのかもしれない。
女の子達の心は、それと違っていた。
ああ、途中で増えた、ミリー達の影響もある。
彼女達の常識では、子をなすことが人生の目的。
「殿方に見られて喜ばれて、何が問題なんです? 私たちより立派な形で羨ましいです」
そう、興味を持ち、見られて触られるのは誉れだとか。
そして、八重。
事あるごとに、のろけ、俺とのエッチ時する様子を言いふらしていた。
「そう、感じてくると、女は全身が敏感になって……」
女子が八重の前に正座をして聞いている。
「優しく耳で愛を囁き、そのままはむっと耳を甘噛み。その後、舌先は、首筋へ。その間にも手は背中を優しく滑ると、お尻の割れ目へと……」
そう知らない間に、性教育というか、えっちい話がされていた。
あの快楽が、その快楽が、あっほれ。
そんな感じで。
おかげで、八重に頼まれて、湯を足しに行った時。
皆の視線が俺に向き、なぜか太ももをもじもじさせる子が増えた。
まあそんな感じで、自分の特技というか、料理とか掃除とか皆が張り切って行い始めた。
まあ、仲間達の雰囲気も良い感じだ。
そう思っていたが、ある日、現地で女の子を拾ったグループが姿を消した。
普通だったはずだが、本当に突然。
俺達が消息を追うと、どうやら町を出たようだ。
八重と女の子達は、放っとけばいいのよと冷たい感じだ。
まあ力が戻った現在、探そうと思えば探せる。
そんな日が過ぎ、俺達に通知が来た。
「王都へ来てくれまいかと、おっしゃられておる」
そうして俺達は、王都へ向けて出発をする。
まるで大名行列。
回りを兵が囲み、きっちり守られて。
野営でも、食い物まで供される。
ものすごくまずいが、手直しをしてなんとか食う。
当番が、貴族の坊ちゃんだとひどいものだ、普段どんな物を食っているのか知りたい。
ああ、すぐに知れた。
途中は町に泊まることもある。
上宿とされ、貴族とかも泊まる宿。
半腐りの肉を、香辛料やハーブで誤魔化し、焼いた物とか。
野菜の類いはほとんど無く、煮たものと焼いたもの、そして固いパンを使い、皿代わりにして、手掴み。
「これはひどいな、ほとんどの細菌は熱により死んでいても、腐り、産生された物質は残っている」
セレウス菌などは、熱でも死なずに嘔吐などの原因となる。
病原性大腸菌やウェルシュ菌、ボツリヌス菌。
有名どころは多数いる。
選択的に浄化をして、匂いの原因物質も抜く。
まあ熟成は進み、タンパク質が分解され、 グルタミン酸などのアミノ酸が増加をして、うま味などは増え柔らかい。
塩を足し、味を調える。
「どうかな?」
「あっすごーい」
俺達のテーブルで、食事なはずなのに妖しい光が煌めき、軽く火を通し直し、周囲には美味そうな匂いが広がる。
その後の騒ぎ、ひたすら美味いと言っていた声が聞こえたのか、オッサン達が集まってくる。
多分どこぞの貴族だろう。
俺達の回りに居る、護衛の兵達が前に出る。
「サンダース伯爵様ですね。我々は王命により護衛を行っております。申し訳ありませんが、お下がりください」
「ぬっ、わしは、その美味そうな匂いがする鳥を、そう一口頂ければよいのだ」
「伯爵様、申し訳ありません」
そう言うと、がっくりと落ち込んでしまう。
「一口だけなら良いぞ」
そう言って、トレンチャーに乗せて渡す。
「おお、すまない」
一口囓り、騒ぎ出す。
「おお…… これは、なんといううま味。肉は柔らかくジューシー。噛み締めると、うま味と塩味が口の中で、そうだ、音楽を奏でる。それほど絶妙にマッチしている。それに古くなった匂いや雑味が無い。同じシェフのはずなのにどうして」
「そうだ。古くなった匂いや味は、食っては駄目なんだ。俺達はそれに気がつき、浄化をした。下手に食うと病気になるからな」
そんな説明をすると、オッサンどころか、周りの兵達まで驚く。
「おい、これはどう言う事なんだ?」
聞くと、獲ってすぐは美味くないから、目にウジが湧くくらいまで寝かす。
ところが、温度管理などできないから腐る。
「適度に、腹の調子もよくなるし……」
野菜を食わないから、食事にあたると丁度出がよくなるとか……
皆思った、この世界やべえ……
ファースティナ王国では、家畜扱いで、ジャガイモばかりだったのが、逆に正解だったようだ。
サンダース伯爵には、鶏肉に小麦粉をつけ、油で揚げる料理を教えると喜んでくれた。皆は俺の意図に気が付きニヤニヤしていたが。
「ええ、その力、本物です。仲を違えたらしく躊躇なく数千を消し去りました。それに、彼ら、矢で頭を射貫かれても死にません」
死なないのは、おそらく一人だけ。
ひょっとすると、もう一人。
「なんと、それは古の邪法、体への魂魄固定では無いのか?」
「死人でも無いようです」
「ふうむ」
それが本当なら、強力な味方。
しかし、ファースティナ王国にバレると、相当面倒なことになる。
「あー疲れた」
国境から、町へと帰ってきた。
戦争より、道中の方が疲れた。
「早くお風呂に入りたい」
女子達が叫ぶ。
大きめの浴槽を一気に浄化。
魔法で湯を溜めて、温度を安定させるためだけに、薪を数本くべる。
道中に捕まえた獲物をさばき、肉にして積み上げる。
待ち構えていた者達が、順に料理をしていく。
順に入る途中で、風呂の湯を浄化。
湯をたす。
不思議なことに、途中で俺が入っていっても、女子達が俺に対して、きゃーとも言わなくなった。
そして、最初はもじもじしていたが、最近は見せつけるようになってきた。
俺は男として、みられていないのかもしれない。
女の子達の心は、それと違っていた。
ああ、途中で増えた、ミリー達の影響もある。
彼女達の常識では、子をなすことが人生の目的。
「殿方に見られて喜ばれて、何が問題なんです? 私たちより立派な形で羨ましいです」
そう、興味を持ち、見られて触られるのは誉れだとか。
そして、八重。
事あるごとに、のろけ、俺とのエッチ時する様子を言いふらしていた。
「そう、感じてくると、女は全身が敏感になって……」
女子が八重の前に正座をして聞いている。
「優しく耳で愛を囁き、そのままはむっと耳を甘噛み。その後、舌先は、首筋へ。その間にも手は背中を優しく滑ると、お尻の割れ目へと……」
そう知らない間に、性教育というか、えっちい話がされていた。
あの快楽が、その快楽が、あっほれ。
そんな感じで。
おかげで、八重に頼まれて、湯を足しに行った時。
皆の視線が俺に向き、なぜか太ももをもじもじさせる子が増えた。
まあそんな感じで、自分の特技というか、料理とか掃除とか皆が張り切って行い始めた。
まあ、仲間達の雰囲気も良い感じだ。
そう思っていたが、ある日、現地で女の子を拾ったグループが姿を消した。
普通だったはずだが、本当に突然。
俺達が消息を追うと、どうやら町を出たようだ。
八重と女の子達は、放っとけばいいのよと冷たい感じだ。
まあ力が戻った現在、探そうと思えば探せる。
そんな日が過ぎ、俺達に通知が来た。
「王都へ来てくれまいかと、おっしゃられておる」
そうして俺達は、王都へ向けて出発をする。
まるで大名行列。
回りを兵が囲み、きっちり守られて。
野営でも、食い物まで供される。
ものすごくまずいが、手直しをしてなんとか食う。
当番が、貴族の坊ちゃんだとひどいものだ、普段どんな物を食っているのか知りたい。
ああ、すぐに知れた。
途中は町に泊まることもある。
上宿とされ、貴族とかも泊まる宿。
半腐りの肉を、香辛料やハーブで誤魔化し、焼いた物とか。
野菜の類いはほとんど無く、煮たものと焼いたもの、そして固いパンを使い、皿代わりにして、手掴み。
「これはひどいな、ほとんどの細菌は熱により死んでいても、腐り、産生された物質は残っている」
セレウス菌などは、熱でも死なずに嘔吐などの原因となる。
病原性大腸菌やウェルシュ菌、ボツリヌス菌。
有名どころは多数いる。
選択的に浄化をして、匂いの原因物質も抜く。
まあ熟成は進み、タンパク質が分解され、 グルタミン酸などのアミノ酸が増加をして、うま味などは増え柔らかい。
塩を足し、味を調える。
「どうかな?」
「あっすごーい」
俺達のテーブルで、食事なはずなのに妖しい光が煌めき、軽く火を通し直し、周囲には美味そうな匂いが広がる。
その後の騒ぎ、ひたすら美味いと言っていた声が聞こえたのか、オッサン達が集まってくる。
多分どこぞの貴族だろう。
俺達の回りに居る、護衛の兵達が前に出る。
「サンダース伯爵様ですね。我々は王命により護衛を行っております。申し訳ありませんが、お下がりください」
「ぬっ、わしは、その美味そうな匂いがする鳥を、そう一口頂ければよいのだ」
「伯爵様、申し訳ありません」
そう言うと、がっくりと落ち込んでしまう。
「一口だけなら良いぞ」
そう言って、トレンチャーに乗せて渡す。
「おお、すまない」
一口囓り、騒ぎ出す。
「おお…… これは、なんといううま味。肉は柔らかくジューシー。噛み締めると、うま味と塩味が口の中で、そうだ、音楽を奏でる。それほど絶妙にマッチしている。それに古くなった匂いや雑味が無い。同じシェフのはずなのにどうして」
「そうだ。古くなった匂いや味は、食っては駄目なんだ。俺達はそれに気がつき、浄化をした。下手に食うと病気になるからな」
そんな説明をすると、オッサンどころか、周りの兵達まで驚く。
「おい、これはどう言う事なんだ?」
聞くと、獲ってすぐは美味くないから、目にウジが湧くくらいまで寝かす。
ところが、温度管理などできないから腐る。
「適度に、腹の調子もよくなるし……」
野菜を食わないから、食事にあたると丁度出がよくなるとか……
皆思った、この世界やべえ……
ファースティナ王国では、家畜扱いで、ジャガイモばかりだったのが、逆に正解だったようだ。
サンダース伯爵には、鶏肉に小麦粉をつけ、油で揚げる料理を教えると喜んでくれた。皆は俺の意図に気が付きニヤニヤしていたが。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる