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第四章 経済共和制の国
第53話 非常識さに恐怖する
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「何? フロア全部を冷やした?」
「ああ、通路から、ダンジョン側へ降りるところで、少し立ち止まって何かをしていると思ったら、ダンジョンのフロアを冷やしやがった。証拠は…… 奴らはもうすぐ帰ってくる。それで証明になるだろう」
ミレーヌは敬語も忘れ、ヴェロニクに説明をする。
「もう攻略が終わったのか? しかし、そんな馬鹿な魔法。物は確かに『冷却』を使えば冷やすことができる。だがしかし、あのダンジョンは若いから階数は浅いが、一階層事の広さは同じだろう。確かダンジョンは円形に広がった空間。距離は二キロメートルとかあるはずだ。容量はどのくらいになるか想像も付かない」
ヴェロニクには、ダンジョンの広さは分かるけど、正確な体積は分からない。
「とにかく、あの広い空間を冷やすなんて、あそこは鉄をも溶かす温度なんだぞ」
ミレーヌの首筋を持って揺さぶる。
当然、ミレーヌは持っていたコップから、水がこぼれ水をかぶる。
そんな時、ドアがノックされ、受付が顔を出す。
「隣の応接室に、神乃道照さんが来られています」
「分かった。すぐ行く」
ミレーヌの襟元を掴んだヴェロニクは、ほとんど口吻同士がくっつような状態。
受付の彼女は、一瞬目を見開きそっとドアを閉める。
「来ただろ?」
「そうだな、行ってくる」
そう言って歩き出したが、ヴェロニクの足は、震えていた。
規格外の魔法使い。ギルドの登録は、オピドムの町から始まっていた。
あそこは、エクシチウムの樹海があり、邪神が封じられている。
大陸の反対側。此処にその呪いが吹き出し、ダンジョンができた。この町に住むものなら知っている話。
「まさかな? 伝承に残る邪神なら、もっと邪悪だろう」
隣の部屋へ移動すると、ゆったりとお茶を飲んでいる三人。
頭に浮かんだ邪神とは、正反対のほのぼのした空気感。
「それは?」
ティーセットが、ギルドでいつも使っているものと違い、薄く白い。
「ああ、これは個人持ち。多少疲れたので、勝手にお茶を出して飲んでいた。ヴェロニクさんもどうですか?」
「いや、私は…… いや頂こう」
ぽすっと、力なく反対側のソファーへ座り込む。
「これが、火のダンジョンのクリスタルだ」
出したものは、薄く赤いクリスタル。
「報告は、もう受けただろ」
ヴェロニクは、それを聞いてビクッとなる。
追跡をしていたのが、ばれていた。ヴェロニクの目には、亜人の表情は分からないが、その落ち着いた雰囲気の下で、黒く塗られた短刀が、自身の首へ突きつけられている気がして仕方が無い。
だが、意を決して質問する。
「たしかに、これで、復活までしばらくは落ち着くだろう。ところで、資料を見たが、オピドムの町に来る前はどこにいたのだ? 王国も亜人は奴隷のはず。ハンターになど普通は登録できない。それが突然現れて、ハンターと商人ギルドの方で登録。画期的商品を発明し、登録をしている」
そう言って、器用に御茶を飲み出す。
「そう聞かれてもなあ、実際よく分からないんだ。気がついたときにはエクシチウムの樹海に倒れていた」
そう聞いて、ヴェロニクの右耳がピクッと反応する。
「そうか」
ただ、そう返したヴェロニクだが、毛に被われた肌の上を何かが這い回る感じがする。汗腺がないため汗はかかないが、自然と口が開き呼吸が荒くなる。
そして、鳥肌で毛がもふっと逆立つ。狼なのに。
エクシチウムの樹海。倒れていた? やはりこいつは邪神と何か関係があるのではないか? だがどう聞く?
「そのなんだ? フロア全体の温度を下げたって聞いたが、その魔力はどこから持って来た?」
「魔力を持って来た? 多分、自前ですよ」
そう聞いて、やっぱりと考える。
普通は、上位の術者でも冷やすとなれば、この建物くらいが限界だろう。
そのため、魔法補助の魔道具を使い、周辺の魔力を集めて使っている。
それも、戦争時には幾人もの術者が一つの場所に対して、同時に多くの魔法を実行すると、一時的に周囲の魔力は薄くなり、幾度も使うことはできない。
それが、この世界の決まりだ。
「普通は、そんな事など出来ない」
「えっ? できない?」
「そうだ。体内の魔力も、魔道具を使い大気中の魔力に干渉をしても、そんな事は出来ないはずだ」
そう言われて、考える。
「でも、一フロア直径二キロメートルとか、三キロメートルまでですよね。天井まで、今日の火のダンジョンなど二十メートルくらいだし、円柱状だと考えて。底面積掛ける高さでしょ。だったら二キロだと半径は一だし、簡単なので円周率に百分の二を掛ける。〇・〇六二八立方キロメートル? 結構大きいか? ピンとこないな」
「ちょっと待て、立方キロメートルとは何だ?」
「えっ、小学校五年生くらいで習う。体積」
「小学校とは?」
「ああ、学校です。この国にもありますよね」
亜人が学校だと? あり得ん。獣人でも行くのは一部の子ども達のみなのに。
「騎士学校とか、神学校だな、普通は家庭教師だが」
此処で気がついたが、俺のイメージとしてたぶん言葉はずっと日本語をしゃべっていた。
転移特典とかで言語変換みたいなものを使っているなら、もしかすると、こっちにない言葉は、そのまま相手に聞こえている?
「体積。って分かります?」
「体積って何だ?」
カップを持って、中のお茶を指し示す。
「このお茶の量。普段どう言います?」
「お茶なら、何グラムだろう? 違うのか?」
「あーそうか。体積じゃなくて、重量なんだ。そうか」
うんうんと、一人で何かを納得している道照。とうとう聞く決意をする、ヴェロニク。
「聞いて良いか?」
「何でしょう?」
喉が渇く、緊張が半端ない。恐怖が体を縛る状態のヴェロニク。だが聞く。
「お前何者だ?」
「はい? 金級ハンター神乃道照ですが」
「違う。そういう意味じゃない」
ヴェロニクは、首を横に振る。
「では、どういう?」
「お前達は、知っているのか?」
道照が聞き返した質問には答えず、ヴェロニクはシルヴィとテレザに向けて聞く。
だが二人は、首をひねる。
「道照は、道照です。命の恩人で、おっお慕い申し上げています」
急に話を振られたシルヴィが、あわあわしながらそう言うと、テレザがしまったという顔になる。
「私も、大好きです」
テレザも宣言をする。
それを聞いて、ヴェロニクは頭を抱える。
その様子を見て考える道照。ヴェロニクが聞きたかったのは、多分それじゃないのだろう。
だがまあ、黙っておこう。獣人だしな。
余所の世界から、転移してきたなんて言えば、どうなるか分からない。
いや、体が若いみたいだし、某部分が凶悪…… 一部随分違うから、転移ではなく、転生かな?
こっちに来るときに、白い部屋とかもなく。いきなりだから説明しろと言われても、自分でも、何が何やら分からんしな。
「ああ、通路から、ダンジョン側へ降りるところで、少し立ち止まって何かをしていると思ったら、ダンジョンのフロアを冷やしやがった。証拠は…… 奴らはもうすぐ帰ってくる。それで証明になるだろう」
ミレーヌは敬語も忘れ、ヴェロニクに説明をする。
「もう攻略が終わったのか? しかし、そんな馬鹿な魔法。物は確かに『冷却』を使えば冷やすことができる。だがしかし、あのダンジョンは若いから階数は浅いが、一階層事の広さは同じだろう。確かダンジョンは円形に広がった空間。距離は二キロメートルとかあるはずだ。容量はどのくらいになるか想像も付かない」
ヴェロニクには、ダンジョンの広さは分かるけど、正確な体積は分からない。
「とにかく、あの広い空間を冷やすなんて、あそこは鉄をも溶かす温度なんだぞ」
ミレーヌの首筋を持って揺さぶる。
当然、ミレーヌは持っていたコップから、水がこぼれ水をかぶる。
そんな時、ドアがノックされ、受付が顔を出す。
「隣の応接室に、神乃道照さんが来られています」
「分かった。すぐ行く」
ミレーヌの襟元を掴んだヴェロニクは、ほとんど口吻同士がくっつような状態。
受付の彼女は、一瞬目を見開きそっとドアを閉める。
「来ただろ?」
「そうだな、行ってくる」
そう言って歩き出したが、ヴェロニクの足は、震えていた。
規格外の魔法使い。ギルドの登録は、オピドムの町から始まっていた。
あそこは、エクシチウムの樹海があり、邪神が封じられている。
大陸の反対側。此処にその呪いが吹き出し、ダンジョンができた。この町に住むものなら知っている話。
「まさかな? 伝承に残る邪神なら、もっと邪悪だろう」
隣の部屋へ移動すると、ゆったりとお茶を飲んでいる三人。
頭に浮かんだ邪神とは、正反対のほのぼのした空気感。
「それは?」
ティーセットが、ギルドでいつも使っているものと違い、薄く白い。
「ああ、これは個人持ち。多少疲れたので、勝手にお茶を出して飲んでいた。ヴェロニクさんもどうですか?」
「いや、私は…… いや頂こう」
ぽすっと、力なく反対側のソファーへ座り込む。
「これが、火のダンジョンのクリスタルだ」
出したものは、薄く赤いクリスタル。
「報告は、もう受けただろ」
ヴェロニクは、それを聞いてビクッとなる。
追跡をしていたのが、ばれていた。ヴェロニクの目には、亜人の表情は分からないが、その落ち着いた雰囲気の下で、黒く塗られた短刀が、自身の首へ突きつけられている気がして仕方が無い。
だが、意を決して質問する。
「たしかに、これで、復活までしばらくは落ち着くだろう。ところで、資料を見たが、オピドムの町に来る前はどこにいたのだ? 王国も亜人は奴隷のはず。ハンターになど普通は登録できない。それが突然現れて、ハンターと商人ギルドの方で登録。画期的商品を発明し、登録をしている」
そう言って、器用に御茶を飲み出す。
「そう聞かれてもなあ、実際よく分からないんだ。気がついたときにはエクシチウムの樹海に倒れていた」
そう聞いて、ヴェロニクの右耳がピクッと反応する。
「そうか」
ただ、そう返したヴェロニクだが、毛に被われた肌の上を何かが這い回る感じがする。汗腺がないため汗はかかないが、自然と口が開き呼吸が荒くなる。
そして、鳥肌で毛がもふっと逆立つ。狼なのに。
エクシチウムの樹海。倒れていた? やはりこいつは邪神と何か関係があるのではないか? だがどう聞く?
「そのなんだ? フロア全体の温度を下げたって聞いたが、その魔力はどこから持って来た?」
「魔力を持って来た? 多分、自前ですよ」
そう聞いて、やっぱりと考える。
普通は、上位の術者でも冷やすとなれば、この建物くらいが限界だろう。
そのため、魔法補助の魔道具を使い、周辺の魔力を集めて使っている。
それも、戦争時には幾人もの術者が一つの場所に対して、同時に多くの魔法を実行すると、一時的に周囲の魔力は薄くなり、幾度も使うことはできない。
それが、この世界の決まりだ。
「普通は、そんな事など出来ない」
「えっ? できない?」
「そうだ。体内の魔力も、魔道具を使い大気中の魔力に干渉をしても、そんな事は出来ないはずだ」
そう言われて、考える。
「でも、一フロア直径二キロメートルとか、三キロメートルまでですよね。天井まで、今日の火のダンジョンなど二十メートルくらいだし、円柱状だと考えて。底面積掛ける高さでしょ。だったら二キロだと半径は一だし、簡単なので円周率に百分の二を掛ける。〇・〇六二八立方キロメートル? 結構大きいか? ピンとこないな」
「ちょっと待て、立方キロメートルとは何だ?」
「えっ、小学校五年生くらいで習う。体積」
「小学校とは?」
「ああ、学校です。この国にもありますよね」
亜人が学校だと? あり得ん。獣人でも行くのは一部の子ども達のみなのに。
「騎士学校とか、神学校だな、普通は家庭教師だが」
此処で気がついたが、俺のイメージとしてたぶん言葉はずっと日本語をしゃべっていた。
転移特典とかで言語変換みたいなものを使っているなら、もしかすると、こっちにない言葉は、そのまま相手に聞こえている?
「体積。って分かります?」
「体積って何だ?」
カップを持って、中のお茶を指し示す。
「このお茶の量。普段どう言います?」
「お茶なら、何グラムだろう? 違うのか?」
「あーそうか。体積じゃなくて、重量なんだ。そうか」
うんうんと、一人で何かを納得している道照。とうとう聞く決意をする、ヴェロニク。
「聞いて良いか?」
「何でしょう?」
喉が渇く、緊張が半端ない。恐怖が体を縛る状態のヴェロニク。だが聞く。
「お前何者だ?」
「はい? 金級ハンター神乃道照ですが」
「違う。そういう意味じゃない」
ヴェロニクは、首を横に振る。
「では、どういう?」
「お前達は、知っているのか?」
道照が聞き返した質問には答えず、ヴェロニクはシルヴィとテレザに向けて聞く。
だが二人は、首をひねる。
「道照は、道照です。命の恩人で、おっお慕い申し上げています」
急に話を振られたシルヴィが、あわあわしながらそう言うと、テレザがしまったという顔になる。
「私も、大好きです」
テレザも宣言をする。
それを聞いて、ヴェロニクは頭を抱える。
その様子を見て考える道照。ヴェロニクが聞きたかったのは、多分それじゃないのだろう。
だがまあ、黙っておこう。獣人だしな。
余所の世界から、転移してきたなんて言えば、どうなるか分からない。
いや、体が若いみたいだし、某部分が凶悪…… 一部随分違うから、転移ではなく、転生かな?
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