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第六章 星の救済
第86話 風の精霊
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ひゅうと鋭い風が吹き、シールドではじける。
「危ないな、シールドから出るなよ」
魔力を込め、いつもの様に土魔法を使い、池の中へ真っ直ぐに高さ一メートルほどの道を創る。
多分魔王の用意していた船は、すでに残骸となっていた。
「これを定期的にやってきて、三階の奥にある祭壇に魔力を供えるなんて、魔王も大変ですね」
シルヴィがため息を付く。
「まあだからこそ、最強のものが魔王になる」
ベネフィクスの言葉を思い出す。
「だから、精神支配であるウチョウは、候補から実は外れていた。あいつ自身はそんなに強くない」
「魔人族も色々あるなあ」
そんな事をベネフィクスと話をした。そして、魔人族でも一部の人間しか知らないよく分からない建物と武器の残骸が発見されている事を聞く。
『昔は、一種類しか人はおらず。よく分からないが、ナツース=ステラに住んでいた。この土地という意味だと思うが、この星の環境に合わせるために体を変化させたと書かれたプレートが見つかっている』
魔王は、この星とかの意味が分からなかったのだろうが、別の土地からではなく、別の星から来て、この星に合わなかったから身体を改造して種族を創ったようだ。
元のままに近いのが人間? 亜人、獣人の順番か? 魔法に適合させたのが魔族だろうか? それとも、魔族がベースで? いやそれはない、言っては悪いが魔人族は不定型な奴もいる。
この星に来て、適合できなかった体。魔素の影響を受けて変化したのが魔人族で、到着した地に残された? そして、ヒト型をベースに強化して、獣人へ。ちなみに亜人は人間と獣人どちらとも子どもが出来る。
人間は、獣人とは子どもが出来ない。魔人族は人間と同じ。獣人だけが変わっている?
あっいや。獣人はもしかして原住民か?
DNAとか見て分かるのかな?
謎と興味はあるが、調べる手がない。
うーん。アガロースゲルは寒天だったな。
できない事はないか。
分析系は専門じゃないんだよ。畜生。何を使えば良いかは分かっても、詳細な原理が分からん。それにゲルは均等に混ぜるのが面倒で、よく失敗すると先生が言っていた。後は電圧。急に降ろそうとするとマーカの両端が付いてこず不細工になる。
まあそれはいい。前魔王ベネフィクスから話を聞いたとき、随分悩んだ。
だがまあ、哺乳類が進化して、ホモサピエンスが残った地球。
この星で、幾多の獣人が同時に進化し、駆逐されずに共存し獣人へと進化した。
あり得ない話ではない。
SFだけどな。
そんなことを思い出しながら、湖の端っこ。対岸へ着く。
階段を見つけて、下へ降りる。
そして、崖から、落ちそうになる。
階段から即崖って何だよ。
「こりゃ。グランドキャニオンだな」
「この感じ、あの道照が喜んでいた、ゴーレムのダンジョンとそっくりですね」
シルヴィがキョロキョロしながら周りを確認する。
「金属なら良いが、土は勘弁だな」
そうぼやきながら、細い道を歩き始める。
崖の上から土砂崩れが来て、そいつが、ゴーレムに変化し始める。
それこそ、風魔法で撃ち抜く。
その時に隙を突いて襲ってくる風も、同時に破壊する。
この魔王ダンジョン。全階層を通して風が襲ってくる。
「風の精霊でも、住み着いているのかな?」
そんなフラグを立てながら、どんどんと進む。土ばかりだからコアを一発破壊。
躊躇など無い。
そうして、順調に進んでいたが、しょぼくれテレザが足を滑らして落ちそうになる。
崖下は数一〇メートル下に道路。
俺は、とっさにテレザを抱え、風魔法を使いながら壁を走る。
途中で、テレザの「んっ」とか「あっああ」とか言う声で気が抜ける。
「色っぽい声を出すな。力が抜ける」
「んんっ。だってぇ、抱え方が。あんっ。丁度刺激が」
落ちそうなテレザを、掬うように手を伸ばしたため、手の平が腹の方からお尻に向けて掴む形となっている。
「とっさに掴んだんだ。我慢しろ」
「そんなぁ。ああっ」
そう言って、壁を走る。
震動を使わなくても震動する。
無事下へ降り、道路へ着地。
「ああっ」
最後の刺激。到着と同時にぐったりするテレザ。
「あうあう。ううっ」
ぷるぷるしながら、訳の分からない事を言っている。
シルヴィは様子を見た瞬間に判断し、道を駆け下りてきた。
「テレザ、何をやっているのあなたは?」
「そういうな。昨日から調子悪かったみたいだし。事故だ」
「んもう。そうやって甘やかすから」
ぶつぶつ言いながらも、また歩き始める。
谷型ダンジョンは高低差や回り道があるから、直線二キロメートルくらいが、異常に遠くなる。
結構時間をかけて、奥の祭壇とやらへたどり着いた。
そしてまた、奇妙な像。
「こいつに流せば良いのか?」
よくわからんが、正面にある像に魔力を流しても何も起こらない。
入らず、周囲に霧散する感じだ。
「こっちの玉ではありませんか? 妙に綺麗だし」
シルヴィに言われて、直径三〇センチメートルほどの黒い玉に魔力を流す。
「そうか」
玉に手をかざして流し込む。
「んー、手応えがないな?」
はじかれる感じではない。すると、黒かった玉が透明に近くなってきた。
「魔力を流せって、どのくらいか分からないし、目一杯入れようか?」
ぼやきながら、どんどん追加する。すると、完全に透明になり、光を発するようになる。
そして、台座から流れるように形が崩れ、透明な女の人に、玉が変化をする。
「どうして、丁度手の辺りが胸に変化するんだ? 何かの悪意を感じるぞ」
手を離そうとすると。
「もう少し、お願いします」
そんな声が、頭に響く。
そしてとうとう、体が輝き始めた。
「ふう。満足しました。契約を。私に名前をください」
いきなり聞かれて悩む。
「何を司る?」
「風でございます。万物の流れ、四大精霊の一人」
そう言いながら、少しどやった感じ? 私は偉いのよという感じが感じられる。
「おおう。そうか」
風、風、風、何が良い?
つむじ? 疾風は男っぽいし。
「ああ。いぶきにしよう。それで良いか?」
「はい。契約はなりました。いぶきといたします」
そう言った瞬間。力が荒れ狂う。
少しして、落ち着いた後。
「私たちの力が弱っております。他の精霊は放っといてかまいませんので、力を取り戻した、火と私。後は土と水に力をお与えください。そうすれば、この星の活性は多少あげられます。土はあちらにおりますので、よろしくお願いします」
そう言って、いぶきは方向を指し示す。
思わず、そちらを見るが何もない。
だが、すましているいぶきの顔に、少し引きつった感じが見える。
「主様。このダンジョンは私の司る世界。このダンジョンのそちら側というわけではなく。星としてのあちら。すなわち、そうですね。あなた様の概念で北となります。よろしいですね。おわかり?」
いぶきの目が、駄目な上司扱いをしている。
「あっああ。もちろん、分かっているよ」
「それは何よりです」
俺達は逃げるように出てくると、景色が一変していた。
三階は、穏やかな高原。
二階は湖畔。
一階は、温泉だった。
「良い保養地ができたな」
温泉を見て、テレザのテンションが多少上がったようだ。
「危ないな、シールドから出るなよ」
魔力を込め、いつもの様に土魔法を使い、池の中へ真っ直ぐに高さ一メートルほどの道を創る。
多分魔王の用意していた船は、すでに残骸となっていた。
「これを定期的にやってきて、三階の奥にある祭壇に魔力を供えるなんて、魔王も大変ですね」
シルヴィがため息を付く。
「まあだからこそ、最強のものが魔王になる」
ベネフィクスの言葉を思い出す。
「だから、精神支配であるウチョウは、候補から実は外れていた。あいつ自身はそんなに強くない」
「魔人族も色々あるなあ」
そんな事をベネフィクスと話をした。そして、魔人族でも一部の人間しか知らないよく分からない建物と武器の残骸が発見されている事を聞く。
『昔は、一種類しか人はおらず。よく分からないが、ナツース=ステラに住んでいた。この土地という意味だと思うが、この星の環境に合わせるために体を変化させたと書かれたプレートが見つかっている』
魔王は、この星とかの意味が分からなかったのだろうが、別の土地からではなく、別の星から来て、この星に合わなかったから身体を改造して種族を創ったようだ。
元のままに近いのが人間? 亜人、獣人の順番か? 魔法に適合させたのが魔族だろうか? それとも、魔族がベースで? いやそれはない、言っては悪いが魔人族は不定型な奴もいる。
この星に来て、適合できなかった体。魔素の影響を受けて変化したのが魔人族で、到着した地に残された? そして、ヒト型をベースに強化して、獣人へ。ちなみに亜人は人間と獣人どちらとも子どもが出来る。
人間は、獣人とは子どもが出来ない。魔人族は人間と同じ。獣人だけが変わっている?
あっいや。獣人はもしかして原住民か?
DNAとか見て分かるのかな?
謎と興味はあるが、調べる手がない。
うーん。アガロースゲルは寒天だったな。
できない事はないか。
分析系は専門じゃないんだよ。畜生。何を使えば良いかは分かっても、詳細な原理が分からん。それにゲルは均等に混ぜるのが面倒で、よく失敗すると先生が言っていた。後は電圧。急に降ろそうとするとマーカの両端が付いてこず不細工になる。
まあそれはいい。前魔王ベネフィクスから話を聞いたとき、随分悩んだ。
だがまあ、哺乳類が進化して、ホモサピエンスが残った地球。
この星で、幾多の獣人が同時に進化し、駆逐されずに共存し獣人へと進化した。
あり得ない話ではない。
SFだけどな。
そんなことを思い出しながら、湖の端っこ。対岸へ着く。
階段を見つけて、下へ降りる。
そして、崖から、落ちそうになる。
階段から即崖って何だよ。
「こりゃ。グランドキャニオンだな」
「この感じ、あの道照が喜んでいた、ゴーレムのダンジョンとそっくりですね」
シルヴィがキョロキョロしながら周りを確認する。
「金属なら良いが、土は勘弁だな」
そうぼやきながら、細い道を歩き始める。
崖の上から土砂崩れが来て、そいつが、ゴーレムに変化し始める。
それこそ、風魔法で撃ち抜く。
その時に隙を突いて襲ってくる風も、同時に破壊する。
この魔王ダンジョン。全階層を通して風が襲ってくる。
「風の精霊でも、住み着いているのかな?」
そんなフラグを立てながら、どんどんと進む。土ばかりだからコアを一発破壊。
躊躇など無い。
そうして、順調に進んでいたが、しょぼくれテレザが足を滑らして落ちそうになる。
崖下は数一〇メートル下に道路。
俺は、とっさにテレザを抱え、風魔法を使いながら壁を走る。
途中で、テレザの「んっ」とか「あっああ」とか言う声で気が抜ける。
「色っぽい声を出すな。力が抜ける」
「んんっ。だってぇ、抱え方が。あんっ。丁度刺激が」
落ちそうなテレザを、掬うように手を伸ばしたため、手の平が腹の方からお尻に向けて掴む形となっている。
「とっさに掴んだんだ。我慢しろ」
「そんなぁ。ああっ」
そう言って、壁を走る。
震動を使わなくても震動する。
無事下へ降り、道路へ着地。
「ああっ」
最後の刺激。到着と同時にぐったりするテレザ。
「あうあう。ううっ」
ぷるぷるしながら、訳の分からない事を言っている。
シルヴィは様子を見た瞬間に判断し、道を駆け下りてきた。
「テレザ、何をやっているのあなたは?」
「そういうな。昨日から調子悪かったみたいだし。事故だ」
「んもう。そうやって甘やかすから」
ぶつぶつ言いながらも、また歩き始める。
谷型ダンジョンは高低差や回り道があるから、直線二キロメートルくらいが、異常に遠くなる。
結構時間をかけて、奥の祭壇とやらへたどり着いた。
そしてまた、奇妙な像。
「こいつに流せば良いのか?」
よくわからんが、正面にある像に魔力を流しても何も起こらない。
入らず、周囲に霧散する感じだ。
「こっちの玉ではありませんか? 妙に綺麗だし」
シルヴィに言われて、直径三〇センチメートルほどの黒い玉に魔力を流す。
「そうか」
玉に手をかざして流し込む。
「んー、手応えがないな?」
はじかれる感じではない。すると、黒かった玉が透明に近くなってきた。
「魔力を流せって、どのくらいか分からないし、目一杯入れようか?」
ぼやきながら、どんどん追加する。すると、完全に透明になり、光を発するようになる。
そして、台座から流れるように形が崩れ、透明な女の人に、玉が変化をする。
「どうして、丁度手の辺りが胸に変化するんだ? 何かの悪意を感じるぞ」
手を離そうとすると。
「もう少し、お願いします」
そんな声が、頭に響く。
そしてとうとう、体が輝き始めた。
「ふう。満足しました。契約を。私に名前をください」
いきなり聞かれて悩む。
「何を司る?」
「風でございます。万物の流れ、四大精霊の一人」
そう言いながら、少しどやった感じ? 私は偉いのよという感じが感じられる。
「おおう。そうか」
風、風、風、何が良い?
つむじ? 疾風は男っぽいし。
「ああ。いぶきにしよう。それで良いか?」
「はい。契約はなりました。いぶきといたします」
そう言った瞬間。力が荒れ狂う。
少しして、落ち着いた後。
「私たちの力が弱っております。他の精霊は放っといてかまいませんので、力を取り戻した、火と私。後は土と水に力をお与えください。そうすれば、この星の活性は多少あげられます。土はあちらにおりますので、よろしくお願いします」
そう言って、いぶきは方向を指し示す。
思わず、そちらを見るが何もない。
だが、すましているいぶきの顔に、少し引きつった感じが見える。
「主様。このダンジョンは私の司る世界。このダンジョンのそちら側というわけではなく。星としてのあちら。すなわち、そうですね。あなた様の概念で北となります。よろしいですね。おわかり?」
いぶきの目が、駄目な上司扱いをしている。
「あっああ。もちろん、分かっているよ」
「それは何よりです」
俺達は逃げるように出てくると、景色が一変していた。
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