恋愛 短編集

noraneko

文字の大きさ
7 / 13

罪深き恋

しおりを挟む
妻帯者が好きな訳ではないが、好きになるのがたまたま妻帯者が多いだけだ。


別に家庭を壊してまで、欲しいとは思ってない。


でも、そのとき好きな気持ちに嘘をつきたくない思ってるだけ。


「ねぇ、もう帰るの?」


「悪いけど今日は帰るよ。そうでなくても、遅くなるとうるさいんだ。」


シーツに包まりながら、ベッドの上から男の着替えを見つめる。


「少し先になるけれど、二人で旅行にいこう。」


「あなたは約束を破るためにつくの?          私はいつも先の約束はしないって前に言ったでしょ」


「本当だよ。旅行は行こう。今日は悪いと思ってる」


男はベッドに戻ると私の唇をキスで塞ぐ。


私はこの男がきっと少しの間好きだろう。


 「もういいから、帰って。怒られるわよ」


「あぁ、帰るよ。また、連絡する。愛してる。」


私は男が出て行き、少し安堵する。


彼はいつもの様に家族の元に普通の顔をして帰るのだろう。


きっと家では尻に敷かれているに違いない。
そう思ったら少し笑えた。


先の約束をしないのは、もう答えがみえているから。


もう彼とは別れよう。

好きなのはきっともう少しの間だけだ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます

おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」 そう書き残してエアリーはいなくなった…… 緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。 そう思っていたのに。 エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて…… ※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

幸せになれると思っていた

里見知美
恋愛
18歳になったら結婚しよう、と約束をしていたのに。 ある事故から目を覚ますと、誰もが私をいないものとして扱った。

【完結】本当に愛していました。さようなら

梅干しおにぎり
恋愛
本当に愛していた彼の隣には、彼女がいました。 2話完結です。よろしくお願いします。

断罪された薔薇の話

倉真朔
恋愛
悪名高きロザリンドの断罪後、奇妙な病気にかかってしまった第二王子のルカ。そんなこと知るよしもなく、皇太子カイルと彼の婚約者のマーガレットはルカに元気になってもらおうと奮闘する。  ルカの切ない想いを誰が受け止めてくれるだろうか。  とても切ない物語です。  この作品は、カクヨム、小説家になろうにも掲載中。   

気づいたときには遅かったんだ。

水瀬瑠奈
恋愛
 「大好き」が永遠だと、なぜ信じていたのだろう。

処理中です...