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元禄十四年、松の廊下で起きた刃傷沙汰によって起きた大騒動は、中国まで波及した。無理もあるまい、何せ事件を起こしたのは赤穂藩藩主、浅野内匠頭なのである、赤穂とは、播磨国の要所であり、当然のように近隣の藩も巻き込まれることになる。そもそも幕祖家康からして長門・薩摩などの叛乱を警戒して姫路を初め、あらゆる手を尽くしてきたのだ、その姫路にほど近い赤穂が割れた。ゆゆしき自体であった。
それでは、その元禄赤穂事件の記録を、赤穂城引き渡しの場面から吉良邸討ち入りまでを、巻き込まれた脇役端役の中の、垣屋弾正忠の視点より見ていきたいと思う。
それでは、その元禄赤穂事件の記録を、赤穂城引き渡しの場面から吉良邸討ち入りまでを、巻き込まれた脇役端役の中の、垣屋弾正忠の視点より見ていきたいと思う。
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