15 / 15
セレスティア王立学園編
16.現在に至る過去①
しおりを挟む
父との会合が終わり、皆の居る別室へと廊下を歩きながら二人の女生徒の事を思い浮かべます。
学園登校1日目にして欠席をしてしまったのは事が事だけに仕方がないとは思いまが、ハルさんとテルルの二人まで欠席させてしまったのは申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ですがテルルの機転とハルさんのアーティファクトが無ければ爺は確実に既にこの世には居なくなっていたでしょう。
本当にアーティファクトとは凄いものです。
しかしアーティファクトですか……幼い日の頃を思い出しますね。
(「戦争ですか。なんだか怖い話ですね」)
(「でしょ?だから戦争が始まる前にアーティファクトを集めて聖女になるんだ」)
あの赤い髪の少年は元気にしているでしょうか。
10年前、突然私の前から消えた赤髪の少年。
彼が余りにも楽しそうにアーティファクト探しを語るものだったので、彼が消えてしまった後私は独りでアーティファクト探しに明け暮れたんでしたっけ。
――――
――
――――10年前。
「アレク?朝早くからそんな恰好をしてどこか行くの?」
「しーーっ!と言うかなんでこんな朝早くに居るの!?」
「べ、別にアレクの寝顔を見ようと早起きしたわけじゃな、ないんだからね!」
「……そうなんです?」
「そ、そうよ!」
「だからシーーっ!」
そこで漸く私がこっそり家から出たい事を察したテルル嬢。
「どこに行くの?」
顔を寄せ小声で話しかける彼女の顔が近すぎて少し緊張します。
ロリコンじゃありませんが、美女が約束された美少女です。
そりゃ緊張します。
「アーティファクト探しだよ」
「アーティファクト?」
彼女はアーティファクトを知らない様なので私が説明してあげようと、赤髪の少年から聞いていた内容をかいつまんで説明すると。
「人の能力を上げたり色々な効果が発現したりするアイテム?」
「大まかにはそんな感じのアイテムですね」
「それを探しに行くの?」
「ええ。ですがまずは冒険者ギルドか図書館で情報集めですね」
「そーなんだ……手伝おうか?」
私の目の前に回り込み、首を傾げながらそんな事を美少女に言われて断れる人は居ません!
目ぼしい情報があれば探しに出かけるつもりでしたが、今日は情報集めだけにすれば問題ないでしょう。
「お力をお貸し下さい公爵令嬢様」
私は綺麗に一礼する。
「し、仕方がないわね!」
そして私達二人は、この後に起こる2回分人生一番の事件が起こるとは思いもしなかったのです。
**********************
後日修正します。
学園登校1日目にして欠席をしてしまったのは事が事だけに仕方がないとは思いまが、ハルさんとテルルの二人まで欠席させてしまったのは申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ですがテルルの機転とハルさんのアーティファクトが無ければ爺は確実に既にこの世には居なくなっていたでしょう。
本当にアーティファクトとは凄いものです。
しかしアーティファクトですか……幼い日の頃を思い出しますね。
(「戦争ですか。なんだか怖い話ですね」)
(「でしょ?だから戦争が始まる前にアーティファクトを集めて聖女になるんだ」)
あの赤い髪の少年は元気にしているでしょうか。
10年前、突然私の前から消えた赤髪の少年。
彼が余りにも楽しそうにアーティファクト探しを語るものだったので、彼が消えてしまった後私は独りでアーティファクト探しに明け暮れたんでしたっけ。
――――
――
――――10年前。
「アレク?朝早くからそんな恰好をしてどこか行くの?」
「しーーっ!と言うかなんでこんな朝早くに居るの!?」
「べ、別にアレクの寝顔を見ようと早起きしたわけじゃな、ないんだからね!」
「……そうなんです?」
「そ、そうよ!」
「だからシーーっ!」
そこで漸く私がこっそり家から出たい事を察したテルル嬢。
「どこに行くの?」
顔を寄せ小声で話しかける彼女の顔が近すぎて少し緊張します。
ロリコンじゃありませんが、美女が約束された美少女です。
そりゃ緊張します。
「アーティファクト探しだよ」
「アーティファクト?」
彼女はアーティファクトを知らない様なので私が説明してあげようと、赤髪の少年から聞いていた内容をかいつまんで説明すると。
「人の能力を上げたり色々な効果が発現したりするアイテム?」
「大まかにはそんな感じのアイテムですね」
「それを探しに行くの?」
「ええ。ですがまずは冒険者ギルドか図書館で情報集めですね」
「そーなんだ……手伝おうか?」
私の目の前に回り込み、首を傾げながらそんな事を美少女に言われて断れる人は居ません!
目ぼしい情報があれば探しに出かけるつもりでしたが、今日は情報集めだけにすれば問題ないでしょう。
「お力をお貸し下さい公爵令嬢様」
私は綺麗に一礼する。
「し、仕方がないわね!」
そして私達二人は、この後に起こる2回分人生一番の事件が起こるとは思いもしなかったのです。
**********************
後日修正します。
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ナイスミドルな国王に生まれ変わったことを利用してヒロインを成敗する
ぴぴみ
恋愛
少し前まで普通のアラサーOLだった莉乃。ある時目を覚ますとなんだか身体が重いことに気がついて…。声は低いバリトン。鏡に写るはナイスミドルなおじ様。
皆畏れるような眼差しで私を陛下と呼ぶ。
ヒロインが悪役令嬢からの被害を訴える。元女として前世の記憶持ちとしてこの状況違和感しかないのですが…。
なんとか成敗してみたい。
悪役令嬢の取り巻き令嬢(モブ)だけど実は影で暗躍してたなんて意外でしょ?
無味無臭(不定期更新)
恋愛
無能な悪役令嬢に変わってシナリオ通り進めていたがある日悪役令嬢にハブられたルル。
「いいんですか?その態度」
良くある事でしょう。
r_1373
恋愛
テンプレートの様に良くある悪役令嬢に生まれ変っていた。
若い頃に死んだ記憶があれば早々に次の道を探したのか流行りのざまぁをしたのかもしれない。
けれど酸いも甘いも苦いも経験して産まれ変わっていた私に出来る事は・・。
婚約者を奪い返そうとしたらいきなり溺愛されました
宵闇 月
恋愛
異世界に転生したらスマホゲームの悪役令嬢でした。
しかも前世の推し且つ今世の婚約者は既にヒロインに攻略された後でした。
断罪まであと一年と少し。
だったら断罪回避より今から全力で奪い返してみせますわ。
と意気込んだはいいけど
あれ?
婚約者様の様子がおかしいのだけど…
※ 4/26
内容とタイトルが合ってないない気がするのでタイトル変更しました。
悪役令嬢だったので、身の振り方を考えたい。
しぎ
恋愛
カーティア・メラーニはある日、自分が悪役令嬢であることに気づいた。
断罪イベントまではあと数ヶ月、ヒロインへのざまぁ返しを計画…せずに、カーティアは大好きな読書を楽しみながら、修道院のパンフレットを取り寄せるのだった。悪役令嬢としての日々をカーティアがのんびり過ごしていると、不仲だったはずの婚約者との距離がだんだんおかしくなってきて…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる