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新しい人生
ハールside…4
しおりを挟むあれ、と言いドアを見る父
既に何か言われたのだろう
「それは…どういう…」
「お披露目した日には何かしら仕掛けてくるだろう。危険に晒す事はしないと思うが…さっき落人を恋人にすると言いに来てな、シルバーのとこに来たのが乙女の場合も踏まえ、お披露目の時に決めると言っていた」
やはり兄が問題か。
兄は未だに独身なのだ…
種無しだと噂されている。
兄の恋人は既に11人の子持ちだ
だが兄は相性が悪いのだと言う
噂もあながち間違いではないのかもしれない
「その落人とは…「ピンクの乙女だ。昨日のパーティーのあと既に相性の確認をしたようでな…」
会ったその日に事に及んだ事実に驚く
それと同時に少し安心した
(ピンクの乙女と勝手によろしくすればいい。だがその為には…)
「陛下、そこでお願いがあるのですが…ホークを今日の乙女の旦那にする申請をすると同時に私の恋人申請もさせて頂きたく…「プッ………くくっ…」今日はよくお笑いになるんですね…」
冷めた視線を向けてると自覚はあったが
真剣に話してるにも関わらず笑った父上が悪い
「くっ…はぁ、すまんすまん。いきなり真剣に何を言うのかと思えば…くっ、ん゙ん゙!それで?落人は旦那と恋人の事は理解出来ているのか?他の落人はほとんどが理解出来てなかったが…」
(ホークは問題ない、が僕は…いや、旦那の人数を任されたんだ。恋人になれない事はないだろう)
と思い記憶を辿る
「…問題ないです。」
その言葉に今までで以上に驚く父
うっすら涙を浮かべ、そうか…と一言
「…分かった。あれの事は私も注意して見ておこう。では、話はそれくらいにして報告を頼む」
女性の意見が1番なこの世界
旦那の数は女性が決めるのが常識であるのに
エアは旦那の意見を尊重するのだ。
恋人があんなにも可愛らしくて自慢したくなってしまったのだ
「話が出たついでに補足させてもらうと、旦那の数はホークと僕に任せるそうなので通達の際には僕達の許可がないと近寄りも出来ない事を明確にお願いします」
止まらず早口で自慢気に言った事に気付き後悔した
絶対また笑われるのだろう、と
すると父上はポカーンと固まってる…
まぁ、嘘じゃないしいいか。とお茶を飲む
少し経って糸が切れたかの様に立ち上がる父
「そっ、そんな乙女っ!!いてたまるか!!!」
「ブッッ」
大きな声でそんな事を言い、急な事でお茶を吹き出してしまった
口を吹きながら驚く父をスルーする事にする
「まぁ、事実ですしそう言われたので…とりあえず報告を続けます。」
「したい事はこれから見つける事になりました。それとステータスですが…こちらを」
そう言いメモしたステータスを渡しながら
補足も忘れない。
「称号…これ、は…」
やはり驚くのは愛し子という称号
「これ、お前‥周知させていいのか?他国からも求婚が来る事になるぞ…」
「いえ、ですので愛し子は抜きで通達して頂きたいのです。」
「なるほどなぁ…それは、まぁなんとかなるが…このインベントリ、とはレアだな。商人が1番欲しがるな…」
「まぁ分かった。息子の恋人だ、悪いようにはしないさ。下がっていいぞ」
「はっ失礼致します!」
父にお願い事をしたのはこれで2回目だ
前回は成人後も城にいさせてほしいとお願いしたのだが
案外すんなり許可が通ったと思い出す
きっと今の言葉も守ってくれるのだろうと
無意識に信用してる事に内心驚く
きっと、いや多分兄があれだからだろうけど…
種無しだと後継ぎが望めないしな…
とも思っておく。
親だからと無償に信用する程子供ではない。
期待と違っても傷付かないよう疑う心も忘れてはならない
無性にエアに会いたくなり準備を整え
再びエアの元へ急いだ
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