サークルのみんなと来た雪山旅行で全然滑れない僕と君は2人で

未来の小説家

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はじめてのスノーボード

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 すごい吹雪だ。全面雪景色で山全体がコースになっている。このスキー場は壮観だ。だけど僕は全然滑れない。だから端っこで立っては転けてを繰り返していた。一度端っこに行ってしまうとコースの中央に戻ることは初心者には困難だ。よくサークルのみんなは滑れるな。

 だけど僕の前でも滑れていない人がいる瑞稀だ。瑞稀も滑るのははじめてらしく苦戦している。僕は頑張って立ち上がって瑞稀の方に向かう。やばい、早くなってる止めれない、瑞稀とぶつかりそうだ。
「瑞稀ちゃん!あぶない!」
 あとちょっとの所でギリギリ自ら転けて事故は回避。瑞稀は笑っている。
「あはは。幹太不器用だね。」
と右手を差し出してきた。
「うるさいなぁもう。」
と言いながらも若干嬉しい。
 
 瑞稀右手を掴んで立ち上がろうとすると、瑞稀もつられて転けてしまった。僕の上に瑞稀がいる。全身が凍えている雪山では、人肌は暖かい。だけど僕は冷静になって瑞稀を僕から離した。両方仰向けになって空を見上げる。少し立つとゴーグルの上に雪がかかって何も見えなくなる。
「ごめんな。転かしちゃって。」
「ううん。なんか私このまま幹太と喋っていたいな。」
 僕はそっと横を向く。すると目の前に瑞稀の顔があった。 そのまま唇が重なった。
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