65 / 275
大食いの夢
5.
しおりを挟む
昨日、連絡した事で変な風にテンションが上がった割には、平凡な一日だったなと帰りの電車の中で思った。次につながる期待が全くない訳でも無かったし、そもそも、そこにつなげるための何かを考える日だったと思えば、それも仕方ないのかなと思う。でも、もう少し何かがあるのでは、はっきりとした次への道が見えるのではと思っていただけに、そういうのが無くてちょっとがっかりしたというのも事実だった。何だか、変な風にいろいろな事を期待している自分がいるのかもしれないと少し反省した。
それにしても、充がもう少し興味を示すかなと思ったけど、それほどでは無かったのが少し気になった。僕のテンションが上がっていたから、そう感じただけだろうか。全く興味を示さなかった訳でも、一応、提案があった事を考えれば、僕が過度に期待しすぎていただけなのかもしれない。ただ、あの感じだと積極的に期待しても良くないのかもしれないと思った。
もっと、自分でいろいろと考えていかないといけないのかなと思った。そう考えると、少し面倒な気もしてきた。結局のところ、僕は何を期待しているのかなと思った。良く分からないから、とりあえず、充と三ヶ嶋君のせいにして考えてみたけど、その充の反応が今ひとつだとどう考えて良いのか分からなくなった。
それに対して三ヶ嶋君は、結構、張り切っていた気がする。あの場面では特別な提案は無かったけど、すぐにも調べてきそうだなと思った。乗り気でない充の事は放っておいて、三ヶ嶋君のせいにして考えた方が良いのかもしれないと思った。何となく充がブレーキをかけているような感じが気にならなかったと言えば、嘘になるけど、そう考える事にした。良しと自分の中で納得する事にした。こういう事でくじけていては何も出来ないと思う事にする。何しろ、自分のためでは無く、友達のためなんだ、そう思うと楽に考える事が出来る気がした。
パスタ、パスタ、パスタと言うのが頭の中でよみがえってきた。何だろう。まだ、夢の中で見た事が気になっていたのだろうか。何かの記憶と重なる事があったのかと思う。何か妙な引っ掛かりを感じるのは気のせいだろうか。頭の中にメロディだけ浮かんで、その歌のタイトルが分からない。何となくそんなイメージだった。パスタの歌なんてあったかなんて思ったりするけど、それは恐らく間違った発想だろう。
帰りでお腹が空いているからなのかなと思う。何となくモヤモヤした気持ちのまま、パスタが食べたいなと少し思ったりしていた。
それにしても、充がもう少し興味を示すかなと思ったけど、それほどでは無かったのが少し気になった。僕のテンションが上がっていたから、そう感じただけだろうか。全く興味を示さなかった訳でも、一応、提案があった事を考えれば、僕が過度に期待しすぎていただけなのかもしれない。ただ、あの感じだと積極的に期待しても良くないのかもしれないと思った。
もっと、自分でいろいろと考えていかないといけないのかなと思った。そう考えると、少し面倒な気もしてきた。結局のところ、僕は何を期待しているのかなと思った。良く分からないから、とりあえず、充と三ヶ嶋君のせいにして考えてみたけど、その充の反応が今ひとつだとどう考えて良いのか分からなくなった。
それに対して三ヶ嶋君は、結構、張り切っていた気がする。あの場面では特別な提案は無かったけど、すぐにも調べてきそうだなと思った。乗り気でない充の事は放っておいて、三ヶ嶋君のせいにして考えた方が良いのかもしれないと思った。何となく充がブレーキをかけているような感じが気にならなかったと言えば、嘘になるけど、そう考える事にした。良しと自分の中で納得する事にした。こういう事でくじけていては何も出来ないと思う事にする。何しろ、自分のためでは無く、友達のためなんだ、そう思うと楽に考える事が出来る気がした。
パスタ、パスタ、パスタと言うのが頭の中でよみがえってきた。何だろう。まだ、夢の中で見た事が気になっていたのだろうか。何かの記憶と重なる事があったのかと思う。何か妙な引っ掛かりを感じるのは気のせいだろうか。頭の中にメロディだけ浮かんで、その歌のタイトルが分からない。何となくそんなイメージだった。パスタの歌なんてあったかなんて思ったりするけど、それは恐らく間違った発想だろう。
帰りでお腹が空いているからなのかなと思う。何となくモヤモヤした気持ちのまま、パスタが食べたいなと少し思ったりしていた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる