夢ノコリ

hachijam

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二者択一の夢

2.

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二者択一の夢

そう書いて何だか、違うような気がした。選択肢がたくさんある夢、選べなかった夢の方が適切なような気がした。でも、書き直そうとして止めた。直感的に思った事の方が正しいような気がしたからだ。

始まりと終わりに続く道
選べない自分
選択肢は他にもある
選択肢は減るかもしれないし、増えるかもしれない

そう言えば、少し前に三ヶ嶋君が同じような夢を見たと言っていたのを思い出した。それが記憶の中にあって、見た夢なのかもしれないと思った。普段の生活の中でこんなに分かりやすい二者択一と言うのがあるのかなと思う。選択肢が少ない事は不自由に感じるけど、選択肢が多すぎるのもまた不自由な気がする。

実際にはもっと複雑で、選べるように見えて選べなかったり、選んだはずの道が違うところに繋がっていたりするものだと、少し悟った気分にもなった。選んだその時にはそれなりの理由を持っていたはずなのに、こんなはずじゃなかったと後悔したり、自分の選んだ方向と違う道を進んだり、結局、何かを選んだとしてもずっと迷ったままなのかもしれないと思った。

何だか朝から難しい事を考え始めているなと思う。それよりも、今日の事を考えた方が良いのかもしれない。何の服を着ていくか。そんな事を思う。天気はどうだろうか。昨日の天気予報でははっきりしない天気と言うとても曖昧な表現だった。梅雨真っ盛りのこの時期ではしょうがないだろう。

あまり張り切り過ぎている感じは出したくなかったけど、それなりには気をつかっている風を装いたいとは思う。ただ、前回、水族館に行った時と同じ格好はダメかなとも思う。結局のところ、選べるほどのレパートリーがあるのかなと思うけど、とりあえず、二者択一よりは選択肢がある物だなとは思った。

こういうので迷っている自分はどうなんだろう。周りから見ると状況を楽しんで見えるのだろうか。そういう気持ちは否定はしたくないけど、少し落ち着いてみてみると、ちょっと面倒だなと思ったりもする。ドタキャンするという選択肢はあるんだろうか。そんな事、自分には絶対に出来ないと思いながらちょっとだけ考えてみた。月曜から普通に大学がある事を考えると無理だなと思う。でも、大学だったら、別に一人で講義を受ける事も可能で、今後、二度と関わらないと考えれば、大丈夫なのかなと思ったりもした。それはさすがに、一人になってしまいそうで、怖いなと思ったけど、そういう選択肢も全くないわけでもないんだと思った。

意外と何でもなく、ちょっと嫌味を言われるぐらいで、スルー出来たりするのかなとも思った。その状況と今の面倒くさいという気持ちとどっちが良いのかは比べるまでも無かった。結局、無難な服を選ぶことにする。
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