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0. プロローグ
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私、須々木かや、は普通高校に通う女子高生である。運悪く通学途中で交通事故にあって死にかけているらしい。いつもの通学路で青信号を渡っていたはずなのに、突然の衝撃を受けてから記憶がない。
意識を失ったにも関わらず、状況を把握できているのには理由がある。私はその状況を、少し上から見ている。どうやら体から魂が抜けてしまい、幽霊?になってしまったみたい。気づいたらこうなっていた。感覚はいつもと変わらない。けれど自然な感じでふわふわ浮いているし、自由に動けるし、足もある。
ぐったり倒れている私の体を見てみる。細かな擦り傷はあるものの、死んでいるようには見えないし、寝ているようにしか見えない。死にかけている「らしい」というのは、不幸中の幸いか、事故現場の近くに医療従事者の方がいたらしく、すぐに駆け付けて観てくれた。「まだ助かる!」と言って今は処置をしてくれている。看護婦さん?今は看護師さんか。医療のことはよくわからないけど必死に心臓マッサージをしてくれている。すごく感謝!ありがとう!がんばれ私!
ただ、その人の目の前に行っても、声をかけても反応してくれない。今の私はほかの人からは見えていないし、大声をあげても声が届かないないみたい。そうか!私は今、幽霊だからか!変な納得で少し冷静になれた。
落ち着けたことで少し余裕ができた。周りを見渡してみると、近くに私をひいた?と思われる自動車と、運転していた人かな?が焦った様子で電話をしていた。救急に連絡しているみたい。逃げないだけマシ、なの、かな?
しばらくして遠くから救急車のサイレンが聞こえてくる。助かるのかなぁ、私。そんなことを考えていると、「ごほっ」という咳き込みとともに呼吸が戻った!私は「うぅ、、」とうめき声をあげた。
処置をしてくれた人が「いったんは大丈夫なはずです!」と言って、救急車に引き継がれて病院に向かう。あらためて感謝!これで文字通り、めでたく私は息を吹き返したのでした!よかった!
救急車に乗るのも初めてだわ。救急隊員の人が何度か通信をして受け入れ病院が決まったみたい。私を乗せた救急車がサイレンを再び鳴らして発進した。
ふと、我に返る。
「えぇっ!?ちょっと!!」
霊の私はまだここにいるんですけど!?
意識を失ったにも関わらず、状況を把握できているのには理由がある。私はその状況を、少し上から見ている。どうやら体から魂が抜けてしまい、幽霊?になってしまったみたい。気づいたらこうなっていた。感覚はいつもと変わらない。けれど自然な感じでふわふわ浮いているし、自由に動けるし、足もある。
ぐったり倒れている私の体を見てみる。細かな擦り傷はあるものの、死んでいるようには見えないし、寝ているようにしか見えない。死にかけている「らしい」というのは、不幸中の幸いか、事故現場の近くに医療従事者の方がいたらしく、すぐに駆け付けて観てくれた。「まだ助かる!」と言って今は処置をしてくれている。看護婦さん?今は看護師さんか。医療のことはよくわからないけど必死に心臓マッサージをしてくれている。すごく感謝!ありがとう!がんばれ私!
ただ、その人の目の前に行っても、声をかけても反応してくれない。今の私はほかの人からは見えていないし、大声をあげても声が届かないないみたい。そうか!私は今、幽霊だからか!変な納得で少し冷静になれた。
落ち着けたことで少し余裕ができた。周りを見渡してみると、近くに私をひいた?と思われる自動車と、運転していた人かな?が焦った様子で電話をしていた。救急に連絡しているみたい。逃げないだけマシ、なの、かな?
しばらくして遠くから救急車のサイレンが聞こえてくる。助かるのかなぁ、私。そんなことを考えていると、「ごほっ」という咳き込みとともに呼吸が戻った!私は「うぅ、、」とうめき声をあげた。
処置をしてくれた人が「いったんは大丈夫なはずです!」と言って、救急車に引き継がれて病院に向かう。あらためて感謝!これで文字通り、めでたく私は息を吹き返したのでした!よかった!
救急車に乗るのも初めてだわ。救急隊員の人が何度か通信をして受け入れ病院が決まったみたい。私を乗せた救急車がサイレンを再び鳴らして発進した。
ふと、我に返る。
「えぇっ!?ちょっと!!」
霊の私はまだここにいるんですけど!?
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