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13.イライラな気持ち
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ヤバいと思った。
最初はただただ腹立たしかった。見当違いの腹立たしさだとは利央もわかってはいた。自分の兄が大事だからと言って彼女候補に嫉妬してどうする。
だいたい嫉妬という感情自体いくら兄が好きだからといってもおかしい。自分の兄を独占したいという子どもっぽい感情だと利央は自分を情けなく思う。
それでもとりあえず律が顔を赤くして帰ってきた原因が彼女もしくは彼女候補なのかどうかだけでもはっきりさせたかった。はっきりしたらこの妙に落ち着かない気持ちがまた変わってくるかもしれない。
だが風呂から出てきた律に聞くと彼女ではないと言われた。ただ一緒に飲んでいた人だと。そして多分からかわれてキスされたのだと。
利央はさらにイライラとした。
誰だよじゃあそれ。何なの、どこの誰で何してる人なんだよ。ていうかどうでもいい相手にからかうだけでキスなんてするかよ。
最初香水の匂いが何となくふわりとした時は一瞬、もっと先まで律は……? と思った利央だが、結局キスだけと聞いてもイライラは解消するどころか増すだけだった。
何とか落ち着こうと下を向いたままだったがようやく頭を上げてから言った言葉は「油断しすぎ」だった。
「そんなことないって。ていうかいくら俺に隙があっても俺男だし女性に押し倒されるわけないだろ」
律は困ったように笑いながら言ってくる。
現にキスされているくせに何言ってんのこの人。
腹立たしい気持ちがおさまらない。律に腹を立てるのは見当違いだとは利央も思う。だが警戒心も何もない律が危なっかしくてたまらないし、簡単にキスされる律はやはり腹が立つ。
俺がしても簡単に許すんじゃないの?
一瞬そう思った利央は、さすがにないわと思いつつも、キスされた後で抱きつかれたと律から聞いてイライラが頂点に達した。
「ほんっと兄貴、隙しかない」
「そんなこと……」
また否定してこようとした律を利央は押し倒す。
ほら、こうやって簡単に押し倒されている。
実際口にも出しながら利央は自分の下でポカンとしている律を見た。今まだ少し顔が赤いのは、キスされたせいではなく風呂に入っていたからだろう。多分酒はあまり飲んでいないだろうとは律を見ていたらわかる。
ただ、自分の下で赤くなって自分を見てくる律に、利央はハッとなった。そしてヤバいと思った。
「……って! だってどこの世界に弟に対して警戒する兄がいる?」
しかし律にそう突っ込まれ妙に冷静になった。ため息ついて自分の兄を起こす。
そうだよな、兄だし、そして俺は弟。だいたいなんていうかイライラしすぎだろ俺。
首を振って利央は立ち上がった。
「とりあえずあまりボーっとしてたらろくなことねぇって兄貴」
「してないのになぁ。でもうん、心配してくれてるんだよね、りおは。……ありがとう」
背後で礼を言う律はきっとニッコリ笑っているのだろう。
「おやすみ」
「うん、おやすみ」
相変わらず背後で律の声を聞きながら利央は先に二階へ上がった。
親が残してくれた家はけっして広い家ではない。それでも二人暮らしなら十分で、それぞれ自分の部屋もあった。
親が残してくれて、そして兄が維持してくれている家だなと利央は布団の上に横になって思った。
普通高校生なら固定資産税といった税金の事など知らないかもしれない。利央も最近までは知らなかった。たまたま見つけた封筒を開けて通知の連絡を見て知った。学費やこういった税金の高さに驚き、それらをちゃんと払ってくれている兄に改めて驚きとそして尊敬を覚える。
そんな兄に対して本当に自分はおかしかったと利央は枕に顔を埋めた。
「俺に甘えてくれないとかいじけたこと思ってるだけじゃなくてあんなことでイライラして……なっさけねぇ」
そりゃ兄貴も俺に甘えられるわけないよな。
声に出して改めて落ち込んだ後ため息ついた。しかもイライラした挙句押し倒した時に感じた、もやっとした気持ちがよくわからない。
律を利央は本当に大切だし大好きだ。だが先ほどの感じは、何か違う気がした。
わけもわからずヤバいと思った。本当によくわからなかったが、とりあえずヤバい、と。このままいない方がいいような気がして、さっさと自分の部屋に引きこもった。
「……何だろうな。俺。よくわからん……」
そういう時は寝るに限る。寝たらきっと忘れる。寝つきはいい方ではないが眠れたら、きっと。
昔小さかった頃は親が急に傍からいなくなったことがショックで、怖い夢や辛い夢を見ては目を覚まして律に迷惑をかけていた。その後流石にそういったことはなくなっていったが、あまり何やら考えると眠れなくなってしまう。
何も考えずに寝ろ、俺。
しばらく寝返りを打った後ようやく眠れたはずだったが、目覚ましの音が聞こえた際に思ったのは「寝足りない」だった。
とりあえず目覚ましを止め、少しだけ布団の中でまどろみつつシーツの感触を楽しむ。朝起きなければいけないこの瞬間の布団が残念なことにいつも一番気持ちいいと思いつつ、利央は起き上がった。
ちょっと前までは目を覚ましてから朝ごはんと弁当について考えていたのだが、それをすると朝に限って下手すれば寝てしまうため、欲望に何とか打ち勝って即布団から出るようにしている。
そっと部屋を出てから一階へ降り、顔を洗って食事の準備をする。
昨日は一応兄貴飲み会だったし、朝ごはんはパンじゃなくご飯にしようか。飲んだら味噌汁が美味いって前に言ってたしな。
そんなことを考えながら冷蔵庫の中を見て適当に弁当に入れるものと朝ごはんに出すものを決める。朝は簡単なものしか作らない。というか作れないというのが正しい。
とりあえず今のところ卵には困らないので出し巻きを作る事にした。卵を多めに入れて弁当用と朝ごはん用を兼用する。もちろん作るのは利央なので毎回いびつな出し巻きになる。白身がしっかり混ざっていない断面とか、表面がみりん等のせいですぐに焦げてしまい綺麗な黄金色には程遠くなったり。それでも綺麗に巻けたのなら及第点だ。下手をすればちゃんと巻けなくて出汁の味がするスクランブルエッグになることもあった。
今日はとりあえず巻けたのでよしとする。やはり焦げて表面はいい色だが断面のところどころが茶色いが、それは見なかったことにする。
味噌汁にはなめこを入れた。律が作ってくれるなめこの味噌汁はとても美味しかった。少し赤っぽい濃い色をした味噌汁だった気がする。
味噌の種類等よく分からない利央はきっとこれが基本だろうと買っている味噌をどんな具でも使う。うすい黄土色というか。それでもなめこは美味しいのだが、やはり何か味が違う。味見してみて少しだけ首を傾げた後に利央は残りの弁当のおかずを用意していった。
味噌汁と出汁巻きに全然合わないが作るのが楽なので作った、弁当にも入れているほうれん草のソテーもどきも添えた。ちなみに電子レンジでチンだ。
そして出来たところで律を起こしに行こうとしたら「おはよう、味噌汁の匂いだ」とニッコリしている律が台所に入ってきた。
「おはよ、兄貴」
「ちょっと顔洗ってくる」
「ん。何か疲れてそうだけど大丈夫?」
「あー、なかなか寝つけなかったからかなぁ。大丈夫だけどね」
律がニッコリしたまま答えてきた。
「寝つけ……? 布団に入ったら即寝られる兄貴が? 何か悩みごとでもあるのか? 兄貴、俺でよかったら……」
寝つけなかったと聞いてピクリと反応した利央に、洗面所へ向かおうとした律はおかしそうに振り向いてきた。
「違うよ。りおに叱られたから反省してただけだよ。別に油断してるわけじゃないんだけどね、でもりおに心配かけたんだったら気をつけないとなぁって」
そういえば、と利央はそっと口をひきつらせた。寝てスッキリしたのか今の今まで気にしなかったが、利央が勝手にイライラして怒っていたようなものに対し律をむしろ悩ませてしまったのだろうかと、今すぐ穴があったら入りたくなった。
「ご、ごめん、兄貴……その、昨日は……」
「何謝ってるの。ご飯、お腹空いてるから大盛りでよろしくね」
謝ろうとしたらさらにニッコリ言われた。何ていうかこれが大人の反応なのかなと、洗面所へ向かった律の後ろ姿を見ながらほんのりどこか虚しい気持ちで利央は思っていた。
忘れていたわけではないが、自分も気にしてなかったくせに、押し倒したりした事を何となくスルーされたような気がして、利央はまたため息つく。
ほんと自分勝手すぎ、とそして自分に突っ込んだ。
最初はただただ腹立たしかった。見当違いの腹立たしさだとは利央もわかってはいた。自分の兄が大事だからと言って彼女候補に嫉妬してどうする。
だいたい嫉妬という感情自体いくら兄が好きだからといってもおかしい。自分の兄を独占したいという子どもっぽい感情だと利央は自分を情けなく思う。
それでもとりあえず律が顔を赤くして帰ってきた原因が彼女もしくは彼女候補なのかどうかだけでもはっきりさせたかった。はっきりしたらこの妙に落ち着かない気持ちがまた変わってくるかもしれない。
だが風呂から出てきた律に聞くと彼女ではないと言われた。ただ一緒に飲んでいた人だと。そして多分からかわれてキスされたのだと。
利央はさらにイライラとした。
誰だよじゃあそれ。何なの、どこの誰で何してる人なんだよ。ていうかどうでもいい相手にからかうだけでキスなんてするかよ。
最初香水の匂いが何となくふわりとした時は一瞬、もっと先まで律は……? と思った利央だが、結局キスだけと聞いてもイライラは解消するどころか増すだけだった。
何とか落ち着こうと下を向いたままだったがようやく頭を上げてから言った言葉は「油断しすぎ」だった。
「そんなことないって。ていうかいくら俺に隙があっても俺男だし女性に押し倒されるわけないだろ」
律は困ったように笑いながら言ってくる。
現にキスされているくせに何言ってんのこの人。
腹立たしい気持ちがおさまらない。律に腹を立てるのは見当違いだとは利央も思う。だが警戒心も何もない律が危なっかしくてたまらないし、簡単にキスされる律はやはり腹が立つ。
俺がしても簡単に許すんじゃないの?
一瞬そう思った利央は、さすがにないわと思いつつも、キスされた後で抱きつかれたと律から聞いてイライラが頂点に達した。
「ほんっと兄貴、隙しかない」
「そんなこと……」
また否定してこようとした律を利央は押し倒す。
ほら、こうやって簡単に押し倒されている。
実際口にも出しながら利央は自分の下でポカンとしている律を見た。今まだ少し顔が赤いのは、キスされたせいではなく風呂に入っていたからだろう。多分酒はあまり飲んでいないだろうとは律を見ていたらわかる。
ただ、自分の下で赤くなって自分を見てくる律に、利央はハッとなった。そしてヤバいと思った。
「……って! だってどこの世界に弟に対して警戒する兄がいる?」
しかし律にそう突っ込まれ妙に冷静になった。ため息ついて自分の兄を起こす。
そうだよな、兄だし、そして俺は弟。だいたいなんていうかイライラしすぎだろ俺。
首を振って利央は立ち上がった。
「とりあえずあまりボーっとしてたらろくなことねぇって兄貴」
「してないのになぁ。でもうん、心配してくれてるんだよね、りおは。……ありがとう」
背後で礼を言う律はきっとニッコリ笑っているのだろう。
「おやすみ」
「うん、おやすみ」
相変わらず背後で律の声を聞きながら利央は先に二階へ上がった。
親が残してくれた家はけっして広い家ではない。それでも二人暮らしなら十分で、それぞれ自分の部屋もあった。
親が残してくれて、そして兄が維持してくれている家だなと利央は布団の上に横になって思った。
普通高校生なら固定資産税といった税金の事など知らないかもしれない。利央も最近までは知らなかった。たまたま見つけた封筒を開けて通知の連絡を見て知った。学費やこういった税金の高さに驚き、それらをちゃんと払ってくれている兄に改めて驚きとそして尊敬を覚える。
そんな兄に対して本当に自分はおかしかったと利央は枕に顔を埋めた。
「俺に甘えてくれないとかいじけたこと思ってるだけじゃなくてあんなことでイライラして……なっさけねぇ」
そりゃ兄貴も俺に甘えられるわけないよな。
声に出して改めて落ち込んだ後ため息ついた。しかもイライラした挙句押し倒した時に感じた、もやっとした気持ちがよくわからない。
律を利央は本当に大切だし大好きだ。だが先ほどの感じは、何か違う気がした。
わけもわからずヤバいと思った。本当によくわからなかったが、とりあえずヤバい、と。このままいない方がいいような気がして、さっさと自分の部屋に引きこもった。
「……何だろうな。俺。よくわからん……」
そういう時は寝るに限る。寝たらきっと忘れる。寝つきはいい方ではないが眠れたら、きっと。
昔小さかった頃は親が急に傍からいなくなったことがショックで、怖い夢や辛い夢を見ては目を覚まして律に迷惑をかけていた。その後流石にそういったことはなくなっていったが、あまり何やら考えると眠れなくなってしまう。
何も考えずに寝ろ、俺。
しばらく寝返りを打った後ようやく眠れたはずだったが、目覚ましの音が聞こえた際に思ったのは「寝足りない」だった。
とりあえず目覚ましを止め、少しだけ布団の中でまどろみつつシーツの感触を楽しむ。朝起きなければいけないこの瞬間の布団が残念なことにいつも一番気持ちいいと思いつつ、利央は起き上がった。
ちょっと前までは目を覚ましてから朝ごはんと弁当について考えていたのだが、それをすると朝に限って下手すれば寝てしまうため、欲望に何とか打ち勝って即布団から出るようにしている。
そっと部屋を出てから一階へ降り、顔を洗って食事の準備をする。
昨日は一応兄貴飲み会だったし、朝ごはんはパンじゃなくご飯にしようか。飲んだら味噌汁が美味いって前に言ってたしな。
そんなことを考えながら冷蔵庫の中を見て適当に弁当に入れるものと朝ごはんに出すものを決める。朝は簡単なものしか作らない。というか作れないというのが正しい。
とりあえず今のところ卵には困らないので出し巻きを作る事にした。卵を多めに入れて弁当用と朝ごはん用を兼用する。もちろん作るのは利央なので毎回いびつな出し巻きになる。白身がしっかり混ざっていない断面とか、表面がみりん等のせいですぐに焦げてしまい綺麗な黄金色には程遠くなったり。それでも綺麗に巻けたのなら及第点だ。下手をすればちゃんと巻けなくて出汁の味がするスクランブルエッグになることもあった。
今日はとりあえず巻けたのでよしとする。やはり焦げて表面はいい色だが断面のところどころが茶色いが、それは見なかったことにする。
味噌汁にはなめこを入れた。律が作ってくれるなめこの味噌汁はとても美味しかった。少し赤っぽい濃い色をした味噌汁だった気がする。
味噌の種類等よく分からない利央はきっとこれが基本だろうと買っている味噌をどんな具でも使う。うすい黄土色というか。それでもなめこは美味しいのだが、やはり何か味が違う。味見してみて少しだけ首を傾げた後に利央は残りの弁当のおかずを用意していった。
味噌汁と出汁巻きに全然合わないが作るのが楽なので作った、弁当にも入れているほうれん草のソテーもどきも添えた。ちなみに電子レンジでチンだ。
そして出来たところで律を起こしに行こうとしたら「おはよう、味噌汁の匂いだ」とニッコリしている律が台所に入ってきた。
「おはよ、兄貴」
「ちょっと顔洗ってくる」
「ん。何か疲れてそうだけど大丈夫?」
「あー、なかなか寝つけなかったからかなぁ。大丈夫だけどね」
律がニッコリしたまま答えてきた。
「寝つけ……? 布団に入ったら即寝られる兄貴が? 何か悩みごとでもあるのか? 兄貴、俺でよかったら……」
寝つけなかったと聞いてピクリと反応した利央に、洗面所へ向かおうとした律はおかしそうに振り向いてきた。
「違うよ。りおに叱られたから反省してただけだよ。別に油断してるわけじゃないんだけどね、でもりおに心配かけたんだったら気をつけないとなぁって」
そういえば、と利央はそっと口をひきつらせた。寝てスッキリしたのか今の今まで気にしなかったが、利央が勝手にイライラして怒っていたようなものに対し律をむしろ悩ませてしまったのだろうかと、今すぐ穴があったら入りたくなった。
「ご、ごめん、兄貴……その、昨日は……」
「何謝ってるの。ご飯、お腹空いてるから大盛りでよろしくね」
謝ろうとしたらさらにニッコリ言われた。何ていうかこれが大人の反応なのかなと、洗面所へ向かった律の後ろ姿を見ながらほんのりどこか虚しい気持ちで利央は思っていた。
忘れていたわけではないが、自分も気にしてなかったくせに、押し倒したりした事を何となくスルーされたような気がして、利央はまたため息つく。
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