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139話 ※
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野良ヴァンパイアについてどうなったのかはまだ明確に聞いていない。今、聞こうかと思ったがそれこそ秋星に「色気ない」「野暮」と言われても仕方ないだろうと思い、邦一は後で聞くことにした。その秋星は一旦血を飲むのを止め、邦一を座らせて足の間に顔を沈めている。
秋星の唾液にまみれた邦一のものは、情けないことにあっという間に白濁を吐き出した。
「悪い……。……くそ、早漏みたいな気分になる……」
唾液のおかげか恐らく普通よりもかなり気持ちがいいのだろうが、やはり微妙な思いにも駆られる。出したものをローション代わりにするのなら、出る手前で口から離してもらわなければならなかった。情けないことに結局間に合わず、秋星の口の中に出してしまった。
「俺は気にせんで。飲めたし、まだここ硬いし。そういえばここは猫みたいにならんでほんま良かったわ……」
秋星が、出しても尚硬いままの邦一の先を撫でてきた。ついピクリと反応しつつ邦一は怪訝な顔を向けた。
「猫みたい?」
「猫は妊娠させやすいよぉにめっちゃ刺激させるためにな、先っぽ、とげみたいになってんの知らん?」
「とげ」
「せやで。陰茎棘、言うんやけど……クニが興奮して所々猫の魔物らしーなるんはえぇけど、ここまであんなんになったら俺、嫌やで」
「……どんなのかはわからないけど俺もなんか嫌だ……」
微妙な顔で言えば笑われた。
「クニのはデカ過ぎやけど俺、好きやなぁ」
艶っぽさのある言い方に、邦一は照れ隠しのように顔を逸らし、自分の下腹部にまだほんのり覆い被さっている秋星のすべすべとした背中を見た。そこへ舌を這わせたいと思いつつ「俺の、使うんだろ」と呟く。
「うん。もっかい舐めよか? それとも先濡れてるしそのまま擦り付ける?」
秋星の様子に、擦り付ければ慣らす前に入れてしまいそうだと邦一はそっと思う。ふとまた背中を見た後にそして、「……順番間違えたな」と思った。
「秋星……」
名前を呼び、邦一は秋星を一旦起き上がらせると背中を自分の方へ向けさせた。秋星は擦り付けてくるものだと思っているのかそのまま四つん這いになる。プライドが高いくせにたまに見せてくるやたら積極的な従順さに、邦一は苦笑しつつも可愛さを覚えた。
邦一は秋星の背後に覆い被さるようにしてすべすべとした背中に舌を這わせた。
「な、に」
「舐めたくなった」
「ざりざりするんやけど」
「痛い?」
「気持ちえぇ」
ふっと笑うと邦一はそのまま口づけたり舌を滑らせたりしていく。本当に気持ちがいいようで秋星は度々背中を反らせてきた。尻の辺りまでくると邦一は手でその間を開く。
「クニ……? ちょ、待」
されるがままだった秋星が驚いたように抵抗を見せてきた。だが構わずに露になった蕾に舌をつけた。
「ちょお……」
抗議しようとしてくる秋星に構わず、邦一は中へ舌をゆっくり進入させていく。
「おま……どこに舌入れてんねん……腹壊すで……」
「魔物なのに?」
そういえば関係ないけれども魔物となってからも普通に今までと変わることのない自分の食生活が浮かんだ。味覚も特に変わった気はしない。魔物となって間もない頃に秋星に聞けば「魔物が皆、人間の食べもん気に食わん訳やない」と返ってきた。ただ、臨太郎もどちらかといえば猫の味覚に近いらしいので「ここの食べ物が何でも美味しく食べられるならいいよね、俺の眷属なのにズルい」などと言っていた。
「お前の腹ん中は絶対魔物ってより人間っぽいはずやし、壊すって!」
「その時はその時」
「クニ、普段堅くて頑固なくせに何でこーゆー時は柔軟性に溢れてんねん……!」
文句が多いのは不満というより恐らく照れ隠しだろう、と邦一は構わず続ける。嫌悪感は全くなかった。むしろ良くしたくて堪らない。
「ひ……、嫌や、て……、ん、ん……っ」
嫌だと言っていても秋星のものは硬いままだと邦一はそれに触れながら安心する。男同士なら少なくとも快楽を感じているかどうかわかりやすいのはありがたい。邦一としてはそろそろずいぶん慣れた行為ではあるが、それでも秋星が言うように野暮なので機微には疎いだろうと自分でもわかっている。
中を解しつつ秋星のものを扱いて刺激させていると、秋星が「も、アカンて……またイッてまう……」と弱い口調で囁いてきた。
前立腺を刺激したらいいだけでなく、肛門そのものが気持ちよくなれるのだと、邦一は秋星を見ていて最近知った。その秋星が普段自慰をしないのは、体の関係がなかった頃でも吸血行為で食欲だけでなく性欲も十分満たされていたからだと以前秋星が言っていた。自分の性器を弄って達することにあまり興味がない相手を手淫などで快楽の頂点に立たせることは、ただでさえ好きな相手を気持ち良くさせたいと思うだけでなく達成感のようなものが湧く。
「イッて」
邦一はさらに舌を入れられる限りの奥まで尖らせては動かし、手の動きも速めた。
「ん、んぅ……っ」
秋星が顔を枕に押しつけたようで、くぐもった声が聞こえた。それと同時に邦一の手にある熱がびくびくと震える。
「……お前先にイかせたん……ほんま意味なくない……?」
少し力のない声に、顔を離した邦一は笑みを浮かべた。
「うん、順番間違えたなって思った」
「……クニ、もっかいイく?」
「……そうだな」
のそのそと秋星が動こうとしたのでそれを留め、先ほど出したばかりだというのに激しく疼いて仕方なかった自分のものを秋星の後ろに宛がった。
「ここでイきたい」
「え、待って、その凶悪なもん、舌で慣らしただけで入れる気ぃなんっ?」
「舌だけでずいぶん柔らかくなってたけど」
体の関係を持つようになった最初の頃は中々柔らかくならなかったし、結構指で解したつもりでも、いざ挿入すると秋星はキツそうにしていたし邦一もキツかった。
だが最近はすぐに蕩けるように柔らかくなってくれる。
「……そぉなん……?」
どこか居たたまれなさそうな声が聞こえ、邦一は微笑んだ。
「うん。俺の形覚えてくれてて、すぐ受け入れてくれるしな」
「……もぉ聞きたない。わかったから、そんだらはよ入れて」
秋星の唾液にまみれた邦一のものは、情けないことにあっという間に白濁を吐き出した。
「悪い……。……くそ、早漏みたいな気分になる……」
唾液のおかげか恐らく普通よりもかなり気持ちがいいのだろうが、やはり微妙な思いにも駆られる。出したものをローション代わりにするのなら、出る手前で口から離してもらわなければならなかった。情けないことに結局間に合わず、秋星の口の中に出してしまった。
「俺は気にせんで。飲めたし、まだここ硬いし。そういえばここは猫みたいにならんでほんま良かったわ……」
秋星が、出しても尚硬いままの邦一の先を撫でてきた。ついピクリと反応しつつ邦一は怪訝な顔を向けた。
「猫みたい?」
「猫は妊娠させやすいよぉにめっちゃ刺激させるためにな、先っぽ、とげみたいになってんの知らん?」
「とげ」
「せやで。陰茎棘、言うんやけど……クニが興奮して所々猫の魔物らしーなるんはえぇけど、ここまであんなんになったら俺、嫌やで」
「……どんなのかはわからないけど俺もなんか嫌だ……」
微妙な顔で言えば笑われた。
「クニのはデカ過ぎやけど俺、好きやなぁ」
艶っぽさのある言い方に、邦一は照れ隠しのように顔を逸らし、自分の下腹部にまだほんのり覆い被さっている秋星のすべすべとした背中を見た。そこへ舌を這わせたいと思いつつ「俺の、使うんだろ」と呟く。
「うん。もっかい舐めよか? それとも先濡れてるしそのまま擦り付ける?」
秋星の様子に、擦り付ければ慣らす前に入れてしまいそうだと邦一はそっと思う。ふとまた背中を見た後にそして、「……順番間違えたな」と思った。
「秋星……」
名前を呼び、邦一は秋星を一旦起き上がらせると背中を自分の方へ向けさせた。秋星は擦り付けてくるものだと思っているのかそのまま四つん這いになる。プライドが高いくせにたまに見せてくるやたら積極的な従順さに、邦一は苦笑しつつも可愛さを覚えた。
邦一は秋星の背後に覆い被さるようにしてすべすべとした背中に舌を這わせた。
「な、に」
「舐めたくなった」
「ざりざりするんやけど」
「痛い?」
「気持ちえぇ」
ふっと笑うと邦一はそのまま口づけたり舌を滑らせたりしていく。本当に気持ちがいいようで秋星は度々背中を反らせてきた。尻の辺りまでくると邦一は手でその間を開く。
「クニ……? ちょ、待」
されるがままだった秋星が驚いたように抵抗を見せてきた。だが構わずに露になった蕾に舌をつけた。
「ちょお……」
抗議しようとしてくる秋星に構わず、邦一は中へ舌をゆっくり進入させていく。
「おま……どこに舌入れてんねん……腹壊すで……」
「魔物なのに?」
そういえば関係ないけれども魔物となってからも普通に今までと変わることのない自分の食生活が浮かんだ。味覚も特に変わった気はしない。魔物となって間もない頃に秋星に聞けば「魔物が皆、人間の食べもん気に食わん訳やない」と返ってきた。ただ、臨太郎もどちらかといえば猫の味覚に近いらしいので「ここの食べ物が何でも美味しく食べられるならいいよね、俺の眷属なのにズルい」などと言っていた。
「お前の腹ん中は絶対魔物ってより人間っぽいはずやし、壊すって!」
「その時はその時」
「クニ、普段堅くて頑固なくせに何でこーゆー時は柔軟性に溢れてんねん……!」
文句が多いのは不満というより恐らく照れ隠しだろう、と邦一は構わず続ける。嫌悪感は全くなかった。むしろ良くしたくて堪らない。
「ひ……、嫌や、て……、ん、ん……っ」
嫌だと言っていても秋星のものは硬いままだと邦一はそれに触れながら安心する。男同士なら少なくとも快楽を感じているかどうかわかりやすいのはありがたい。邦一としてはそろそろずいぶん慣れた行為ではあるが、それでも秋星が言うように野暮なので機微には疎いだろうと自分でもわかっている。
中を解しつつ秋星のものを扱いて刺激させていると、秋星が「も、アカンて……またイッてまう……」と弱い口調で囁いてきた。
前立腺を刺激したらいいだけでなく、肛門そのものが気持ちよくなれるのだと、邦一は秋星を見ていて最近知った。その秋星が普段自慰をしないのは、体の関係がなかった頃でも吸血行為で食欲だけでなく性欲も十分満たされていたからだと以前秋星が言っていた。自分の性器を弄って達することにあまり興味がない相手を手淫などで快楽の頂点に立たせることは、ただでさえ好きな相手を気持ち良くさせたいと思うだけでなく達成感のようなものが湧く。
「イッて」
邦一はさらに舌を入れられる限りの奥まで尖らせては動かし、手の動きも速めた。
「ん、んぅ……っ」
秋星が顔を枕に押しつけたようで、くぐもった声が聞こえた。それと同時に邦一の手にある熱がびくびくと震える。
「……お前先にイかせたん……ほんま意味なくない……?」
少し力のない声に、顔を離した邦一は笑みを浮かべた。
「うん、順番間違えたなって思った」
「……クニ、もっかいイく?」
「……そうだな」
のそのそと秋星が動こうとしたのでそれを留め、先ほど出したばかりだというのに激しく疼いて仕方なかった自分のものを秋星の後ろに宛がった。
「ここでイきたい」
「え、待って、その凶悪なもん、舌で慣らしただけで入れる気ぃなんっ?」
「舌だけでずいぶん柔らかくなってたけど」
体の関係を持つようになった最初の頃は中々柔らかくならなかったし、結構指で解したつもりでも、いざ挿入すると秋星はキツそうにしていたし邦一もキツかった。
だが最近はすぐに蕩けるように柔らかくなってくれる。
「……そぉなん……?」
どこか居たたまれなさそうな声が聞こえ、邦一は微笑んだ。
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「……もぉ聞きたない。わかったから、そんだらはよ入れて」
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