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41話
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何考えているんだ、と聖恒はとてつもなく呆れたように遥希を見ていた。
「どうかしたか」
「どうかしたかじゃないよね、兄さん。何それ」
「何と言われてもな。俺も予定外で」
色々と意味がわからない。
「だいたいその、何でめぐちゃんを泊まりで海へ誘ったの?」
「お前は真和くんと二人で海やプールへ行ったりしないのか?」
「行くけど旅館に予約取ってまでは行かないよ!」
高校生だからかもしれないけども、と内心少し思ったが流す。
「そうか」
「……兄さん……めぐちゃんのこと……好きなの……」
情けないことに少し泣きそうな気分にさえなった。返事がないので、やはり返答に困ってかと聖恒は俯き加減だった顔を上げ、遥希を少し睨むように見た。すると遥希が口元を押さえていて、まるで悶絶しているように見える。
「……兄さん?」
「あーほんともう。俺はお前が好きだよ、聖恒。恵もいいやつで好きだけど、俺が好きなお前が好きな相手だというのも大きい」
「……は?」
「旅行はプレゼントするから楽しんでこい」
「……え? あ? ちょ、え、待っ」
把握できないと聖恒は思った。思考が追いつかない。数学が苦手だった頃の文章問題よりも難解だと思った。
「えー……? と……。兄さんは……とりあえずめぐちゃんのこと、そういう好きじゃない、ってことで合ってんの、か?」
「俺は女が好きだけど」
「いや、そこは俺もそうなんだけど……って、それにそうだ、俺が男好きになってることとかもあの、スルーなのか?」
結構そこは遥希なら気にしそうなのにと思いながら聞けば「あぁ、それな……」とため息つかれた。ギクリとしていると抱き寄せられる。
「兄さ……?」
「お前がかわいすぎてちょっとお前とか恵とかの性別忘れてたんだ」
どうしよう、兄さんが色々大丈夫だろうか。
恰好よくて頭もいい、尊敬する兄をこんな風に心配したのは初めてだったが仕方ない。気を取り直して「……えっと……じゃあ性別思い出してる今は?」と聞く。
「……受け入れた後だったから……」
「そ、そっか……。……、……でもなんでバレたの?」
「いや、そりゃな……」
何故バレたのかと聞けば抱き寄せていた聖恒の体を離し、今度は遥希が生温い顔で聖恒を見てきた。
結局あまりなんだったのかわからないまま、とりあえず遥希が恵のことをそういう風に好きではないとわかっただけでもかなり聖恒はホッとしていた。おまけにアルバイトしているし払うと言ったが、ひたすら「お金はいらない」と言われた。
「お前、恵と旅行行きたいがために初めてアルバイトまでしたんだろ。いいって、否定するな。ならそのバイト代で旅行行くのが一番かもだけど、俺がそれに関わらないの寂しいから、せめてプレゼントってことで関わらせて」
まだアルバイト代が手に入ってはないが、一応貯めている貯金も多少あるにはある。だがそう言ってきた遥希に聖恒は甘えさせてもらうことにした。
恵からはその後遥希と海へ行くことの報告が携帯であった。その時はちゃんと伝えてくれる恵が嬉しいながらも、実は自分が行くんだと言えなかった。言ったら恵は「じゃあ行かない」と言うかもしれないからだ。
色々ドキドキしたまま当日を迎えた。一人で新幹線に乗るのは何気に初めてで、勝手があまりわからないまま座席を探していたら、気づけば目の前に恵がいた。そして聖恒をとても驚いたように見ている。
「や、やあ、めぐちゃん」
少し挙動不審になりそうな自分を抑え、にこやかに手を上げて挨拶をしたつもりだった。しかし言った後で自分でも「今の挨拶は何だよ……」と微妙になる。
「な、何できよがここに……?」
「あー……、えっと、とりあえず俺、座ってもいいかな」
「え? あ、ああ……? ほんとなんで……」
怪訝そうにしながらも恵が頷くと、聖恒は通路側の座席に腰を下ろした。お互い、気まずくなる必要はないというのに何となく黙ってしまう。だがとりあえず聖恒が口火を切った。
「あ、そうか。飲み物、俺も買ってきたらよかった! 普通に電車乗る感覚だった」
「べ、別に俺のを飲んでくれていい、……っていうか本当に何できよがここに? はるは?」
遥希が恵のことをそういう意味で好きではないとわかっても、やはり名前呼びは落ち着かないなと聖恒はそっと思った。
「……あー、兄さん、急に大学の用事できてしまって……だからその、俺にくれ、た」
「そう、なのか」
遥希からそう言うようにと言われていたことを口にすると、恵が微妙な顔をしながら頷いてきた。納得した、というよりはとりあえず一応わかった、という風に見える。
「って流れだけど本当はね、兄さんが俺のためにプレゼントしてくれたみたい」
「は?」
基本冷めていても今まで人とのつき合いを適当にしてきたつもりはない。嫌な時は嫌だと言ったし、一見ほわほわとしているように見えても丸く収めるために変に周りに合わせるタイプではなかった。それでも恵と知り合って初めて「この人にいいところを見せたい。自分の嫌なところは見られたくない」と思うようになった。
そうして恵つき合うようになり「自分の全てを知ってもらい、それでも好きでいて欲しい」と今は思っている。前のように周りに合わせる気がないのではなく、ただストレートにひたすら嘘のない自分をさらけ出したい。
正直、兄から貰った旅行なのだと恵に言うのは恰好悪いと思う。本当なら自分の力で稼いで旅行をプレゼントしたかった。でも自分を思って用意してくれた遥希のことはとても嬉しかったし、それを隠すなんてできないと思ったし、嘘をついた状態では恵との初めての旅行をちゃんと楽しめないような気がした。
聖恒の話を聞いた後で、恵はまた「そうなのか」と先ほどと同じことを口にした。だが今度は笑っている。
「何で笑ってるの、めぐちゃん。俺、やっぱ恰好悪い?」
「きよの何が恰好悪いんだ? 君ら兄弟が愛しいなあって思っただけだよ」
「何それ……つか兄さんも愛しいの?」
それはちょっと嬉しくないと思って聞けば「そうじゃなくて、何ていえばいいのか。兄弟愛っていいなあって感じ」とまた笑ってきた。
「ま、ますます、なんだよ……」
「いまさら照れなくても」
「照れてない」
「そうか。……まあこれで、はるのおかしな言動も理解したよ。すごくしっかりして落ち着いた人だなって印象だったのが最近かなりぐらついてたから」
その言葉を聞いて、どうにも複雑だと聖恒は思った。自慢の兄の威厳が軌道修正されたことは喜ばしいが、それにより聖恒のハラハラも増える気もする。
「ん? どうかしたのか」
「めぐちゃん、兄さんに鞍替えしたら嫌だよ?」
少し目線を外しながら言えば、一瞬の間の後に「かわいいなあ」と頭を撫でられた。かわいいと言われるのも頭を撫でられるのも嬉しいが、やはりこれも複雑な気持ちだなと聖恒は思った。
「……めぐちゃんのほうがかわいいもん」
「ふふ」
「……。で、ね? めぐちゃん、俺と海行くの、嫌じゃない?」
海へ行くのはもちろん嫌ではないだろう。それはわかっている。別に海が嫌いだと聞いたことないし、聖恒もちゃんと今のところ自分は愛されてるとわかっている。
だが、泊まりだ。
「え、あ、……うん」
聖恒が暗に含めた意味合いを察したのかどうかわからないが、恵は顔を赤らめながら頷いてきた。
「どうかしたか」
「どうかしたかじゃないよね、兄さん。何それ」
「何と言われてもな。俺も予定外で」
色々と意味がわからない。
「だいたいその、何でめぐちゃんを泊まりで海へ誘ったの?」
「お前は真和くんと二人で海やプールへ行ったりしないのか?」
「行くけど旅館に予約取ってまでは行かないよ!」
高校生だからかもしれないけども、と内心少し思ったが流す。
「そうか」
「……兄さん……めぐちゃんのこと……好きなの……」
情けないことに少し泣きそうな気分にさえなった。返事がないので、やはり返答に困ってかと聖恒は俯き加減だった顔を上げ、遥希を少し睨むように見た。すると遥希が口元を押さえていて、まるで悶絶しているように見える。
「……兄さん?」
「あーほんともう。俺はお前が好きだよ、聖恒。恵もいいやつで好きだけど、俺が好きなお前が好きな相手だというのも大きい」
「……は?」
「旅行はプレゼントするから楽しんでこい」
「……え? あ? ちょ、え、待っ」
把握できないと聖恒は思った。思考が追いつかない。数学が苦手だった頃の文章問題よりも難解だと思った。
「えー……? と……。兄さんは……とりあえずめぐちゃんのこと、そういう好きじゃない、ってことで合ってんの、か?」
「俺は女が好きだけど」
「いや、そこは俺もそうなんだけど……って、それにそうだ、俺が男好きになってることとかもあの、スルーなのか?」
結構そこは遥希なら気にしそうなのにと思いながら聞けば「あぁ、それな……」とため息つかれた。ギクリとしていると抱き寄せられる。
「兄さ……?」
「お前がかわいすぎてちょっとお前とか恵とかの性別忘れてたんだ」
どうしよう、兄さんが色々大丈夫だろうか。
恰好よくて頭もいい、尊敬する兄をこんな風に心配したのは初めてだったが仕方ない。気を取り直して「……えっと……じゃあ性別思い出してる今は?」と聞く。
「……受け入れた後だったから……」
「そ、そっか……。……、……でもなんでバレたの?」
「いや、そりゃな……」
何故バレたのかと聞けば抱き寄せていた聖恒の体を離し、今度は遥希が生温い顔で聖恒を見てきた。
結局あまりなんだったのかわからないまま、とりあえず遥希が恵のことをそういう風に好きではないとわかっただけでもかなり聖恒はホッとしていた。おまけにアルバイトしているし払うと言ったが、ひたすら「お金はいらない」と言われた。
「お前、恵と旅行行きたいがために初めてアルバイトまでしたんだろ。いいって、否定するな。ならそのバイト代で旅行行くのが一番かもだけど、俺がそれに関わらないの寂しいから、せめてプレゼントってことで関わらせて」
まだアルバイト代が手に入ってはないが、一応貯めている貯金も多少あるにはある。だがそう言ってきた遥希に聖恒は甘えさせてもらうことにした。
恵からはその後遥希と海へ行くことの報告が携帯であった。その時はちゃんと伝えてくれる恵が嬉しいながらも、実は自分が行くんだと言えなかった。言ったら恵は「じゃあ行かない」と言うかもしれないからだ。
色々ドキドキしたまま当日を迎えた。一人で新幹線に乗るのは何気に初めてで、勝手があまりわからないまま座席を探していたら、気づけば目の前に恵がいた。そして聖恒をとても驚いたように見ている。
「や、やあ、めぐちゃん」
少し挙動不審になりそうな自分を抑え、にこやかに手を上げて挨拶をしたつもりだった。しかし言った後で自分でも「今の挨拶は何だよ……」と微妙になる。
「な、何できよがここに……?」
「あー……、えっと、とりあえず俺、座ってもいいかな」
「え? あ、ああ……? ほんとなんで……」
怪訝そうにしながらも恵が頷くと、聖恒は通路側の座席に腰を下ろした。お互い、気まずくなる必要はないというのに何となく黙ってしまう。だがとりあえず聖恒が口火を切った。
「あ、そうか。飲み物、俺も買ってきたらよかった! 普通に電車乗る感覚だった」
「べ、別に俺のを飲んでくれていい、……っていうか本当に何できよがここに? はるは?」
遥希が恵のことをそういう意味で好きではないとわかっても、やはり名前呼びは落ち着かないなと聖恒はそっと思った。
「……あー、兄さん、急に大学の用事できてしまって……だからその、俺にくれ、た」
「そう、なのか」
遥希からそう言うようにと言われていたことを口にすると、恵が微妙な顔をしながら頷いてきた。納得した、というよりはとりあえず一応わかった、という風に見える。
「って流れだけど本当はね、兄さんが俺のためにプレゼントしてくれたみたい」
「は?」
基本冷めていても今まで人とのつき合いを適当にしてきたつもりはない。嫌な時は嫌だと言ったし、一見ほわほわとしているように見えても丸く収めるために変に周りに合わせるタイプではなかった。それでも恵と知り合って初めて「この人にいいところを見せたい。自分の嫌なところは見られたくない」と思うようになった。
そうして恵つき合うようになり「自分の全てを知ってもらい、それでも好きでいて欲しい」と今は思っている。前のように周りに合わせる気がないのではなく、ただストレートにひたすら嘘のない自分をさらけ出したい。
正直、兄から貰った旅行なのだと恵に言うのは恰好悪いと思う。本当なら自分の力で稼いで旅行をプレゼントしたかった。でも自分を思って用意してくれた遥希のことはとても嬉しかったし、それを隠すなんてできないと思ったし、嘘をついた状態では恵との初めての旅行をちゃんと楽しめないような気がした。
聖恒の話を聞いた後で、恵はまた「そうなのか」と先ほどと同じことを口にした。だが今度は笑っている。
「何で笑ってるの、めぐちゃん。俺、やっぱ恰好悪い?」
「きよの何が恰好悪いんだ? 君ら兄弟が愛しいなあって思っただけだよ」
「何それ……つか兄さんも愛しいの?」
それはちょっと嬉しくないと思って聞けば「そうじゃなくて、何ていえばいいのか。兄弟愛っていいなあって感じ」とまた笑ってきた。
「ま、ますます、なんだよ……」
「いまさら照れなくても」
「照れてない」
「そうか。……まあこれで、はるのおかしな言動も理解したよ。すごくしっかりして落ち着いた人だなって印象だったのが最近かなりぐらついてたから」
その言葉を聞いて、どうにも複雑だと聖恒は思った。自慢の兄の威厳が軌道修正されたことは喜ばしいが、それにより聖恒のハラハラも増える気もする。
「ん? どうかしたのか」
「めぐちゃん、兄さんに鞍替えしたら嫌だよ?」
少し目線を外しながら言えば、一瞬の間の後に「かわいいなあ」と頭を撫でられた。かわいいと言われるのも頭を撫でられるのも嬉しいが、やはりこれも複雑な気持ちだなと聖恒は思った。
「……めぐちゃんのほうがかわいいもん」
「ふふ」
「……。で、ね? めぐちゃん、俺と海行くの、嫌じゃない?」
海へ行くのはもちろん嫌ではないだろう。それはわかっている。別に海が嫌いだと聞いたことないし、聖恒もちゃんと今のところ自分は愛されてるとわかっている。
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