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タクヤとマサヨシ
3話
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おかしいとは後で多少は思った。なんの戸惑いもなくというか、あまりに返事が早すぎたというか。
ただ、あまりに淡々としすぎていたものの、いつも無表情な昌義を見慣れているので卓也がそれらに関して違和感がなかったと思うのは仕方ない。そして「いいですよ」という言葉に年甲斐もなくテンションが上がったせいもあったかもしれない。
いいと言われてからも何度か飲みに行っているが付き合うことになったはずだというのに以前となにも変わらなかった。せめていい雰囲気にしようと思ってもあの「無」の表情でじっと見られると、やりにくいことこの上ない。一度志生にも笑われたが、確かに気にせず押し倒しても昌義はただ無表情のまま見てきそうな気がした。
「なあ、終電もなくなったし俺んちこないか」
いつもは大抵終電前に店を出ているが、飲みに来た時間も遅かったためか店を出る段階で既に時間はギリギリだった。そしてそれに気づき、いっそなくなればいいんじゃねと思ったことはもちろん卓也としては口にしない。
俺の家に、と言った時の反応を少し期待したが、残念ながらというか案の定「っス」と頷く昌義の表情は変わらない。普通、彫刻のような相手に対して好きだと思うことすらおかしいのかもしれない。
卓也は思った。相手を好きになるのに理由はないとは言え、実際はなにかあるだろう。それがなにかの相性だったり性格だったり言葉だったり表情だったり。
まさか顔か、と思ったりもしたが、実際顔だけでいいならこの間知り合いがいらないと言うのに無理やり紹介してきた女が顔もそれなりの上にいい体をしていた。
男も女もいけるとはいえ、どっちでもいいなら女を選ぶというのに、紹介された時に卓也は「マサのが全然いいよな」と内心思っていた。
だいたい顔だけといえども昌義ほど無表情だとずっといるには普通限界がありそうだ。なのに卓也は今もこうして無反応の昌義がかわいいと思っている。
なんだろうな。
志生にも「どこに惚れたのか」と聞かれたが、卓也自身改めて考えてもよくわからなかった。
家に着くと「お前明日早番だっけ? 遅番?」と中に入りながら卓也は聞いた。
「遅番、だけど早く行きます」
「……お前な、髪好きなのもいいし仕事熱心なのもいいけどアシスタントのことも考えろよ」
冷蔵庫の中を漁りながら卓也は微妙な顔で昌義を見た。昌義は首を傾げている。
「お前がやたらめったら毎日早く出勤したらな、アシスタントがやりにくいだろうが。そういう配慮もしろよ」
「っス」
卓也の言葉に昌義は素直に頷く。
……あー、これかな。
ふと思った。無表情で無口とはいえ、全くの無反応ではない。どうでもよければ無反応でもあるが、卓也の誘いを断るように、無理なら無理、嫌なものは嫌だときっぱり示してくる。昌義は相手に合わせて自分を変えることはない。なにを考えているか基本分からなくてもそれはわかっていた。
そういう部分もいいと思えるし、そういう部分があるとわかっているからこそ、たまにこうして素直に肯定してくるとそれが妙に嬉しいというか擽られるのだ。
……言葉にはしにくいけど、なんだろうな、そういう部分が見えてくるのがまた好きなんだろうかな。
最初はなにを考えているかわからないけれどもなんか気になる、が発端だったのかもしれない。だがそんな感じがした。
先にシャワーを使わせようかと思ったが、自分があがった時になんとなく普通に寝てそうで、卓也は大人げないと思いながらも「先にシャワー使わせてくれ」と断った。昌義はただコクリと頷いてくる。
あーうん、やっぱかわいいんだろうな。
ニヤリと笑うと卓也は昌義の頭をくしゃりと撫で「テレビ観るなら勝手につけたらいい」と言いながらシャワーを使いに行った。
昌義は無表情のまま手を撫でられた部分に触れると、その後は卓也の置いていったペットボトルのお茶を時折飲みながらぼんやり座っていた。
シャワーから出た後、卓也はバスタオルと着替えを用意して昌義に渡す。
「ちゃんとパンツ新品だから」
「……っス」
昌義には茶を出しておきながら自分はビールを飲みつつテレビをつける。かといって特に観たいものはない。ちなみに自分がビールで昌義に茶なのはただ単に、昌義の体調を気遣ってのことだが大抵の相手からは「俺様気質」だと言われたりする。
ぼんやりテレビを観ながら、内心では「あいつ、わかってんのかな」と考えていた。付き合っている上に家に上げて、シャワー。ここまできて、いくらなんの展開も今までないといえどもわかりそうなものだが。
「シャワーと着替え、ありがとうございます」
戻ってきた昌義は卓也にとって今すぐ押し倒したくなるなにかが漂っていた。
そういえば無表情なくせに普段も妙になにか出てるんだよなと卓也は内心苦笑した。だから一人でいると顔が綺麗なのもあるが前のようにナンパされたりもするのだろう。
「おう。……なあ、お前さ、一応聞くけど、付き合ってるの、わかってる?」
小さなコーヒーテーブルを挟んで座った昌義に卓也は改めて聞いた。本当はこのまま押し倒したいとは思ったが、やはりおかしい気がしている部分を明確にしておきたくなったのだ。
すると昌義は少し怪訝そうな顔を向けてきた。やだ、無表情じゃない表情……などと茶化してみたが卓也は直ぐに微妙な気分になった。
「……あー、やっぱそうなの? お前まじ、なんなの。俺と付き合うって、まさかああやって飲みに付き合えとか言われたって思ったんじゃねえだろうな!」
「いや、どこが好きでどこに行くことを言ってるのかはわからないけど構わない、と……」
「一緒なんだよ……! だいたい『お前が』好きっつったろーが! ベタ過ぎるだろうが……! 俺のかわいく喜んだ気持ち返せクソ! だいたいお前、ナンパとかわかってんだろ。そーゆーの疎い訳じゃねぇだろ? ったく、なんなんだよ」
片手で額あたりを覆いつつ、卓也は思いきり呆れ、嘆いた。
そうかもしれないとはなんとなく頭のどこかで感じていたのだろう。思ったよりはショックではない。しかしショックはショックだ。
「……オーナーからは嫌な感じ、漂ってこなかったんで……」
「は?」
なに言ってんだ、と卓也は顔を上げて昌義を見た。しかし見ても仕方がないくらい、相変わらず無表情ではあるが。
「……そういうこと、しないし……だから全く違うと思って」
「……普段無口なのは許してやる。だが俺を傷つけた罪は重いんだよ! だから心を配って、めいいっぱいわかるよう説明しろ」
眉をひそめて昌義の言うことを噛み砕こうとしたが全くもってなにを言っているのかがわからない。なので卓也はため息と頬杖をつきながら昌義をジッと見た。
「……俺、わりと昔から変な目で、見られやすいみたいで」
そりゃ無表情過ぎるからだろと言おうとして、卓也はだが口を閉じた。さっき思った、妙になにか出ている昌義を思う。そしてなんとなく理解した。
普段喋らない相手から話を聞きだすのは基本容易ではない。しかも相手は彫刻のような昌義だ。
それでもなんとか卓也は待ち、そして合間に簡素な質問や促しを交えて辛抱強く聞いた。
昔から変な目で、というのは予想通り「性的な目で」見られやすいということだった。さすがに詳しくは話してくれなかったが色々嫌な目に合ったのだろうとなんとなく卓也は思った。もしかしたらそれもあってこれほど無表情なのかもしれないとも思った。
「……前の店のオーナーにも、普段から妙に触られたり言われたり、してて」
それを聞いて卓也は歯をぎり、と噛みしめた。
実際美容院ではわりとセクハラは少なくない。従業員が客にすることもあるが、パワハラとも言える上司が部下にすることが案外多かったりする。
せっかくなりたい仕事を実現し、ようやく入った店でそんな目に合い、日々どうすればいいか悩むアシスタントを思うと例え相手が自分の好きな昌義でなくとも卓也は腸が煮えくりかえりそうな気持ちになっただろう。
「あ、だとしたら俺や志生だってセクハラめいたこと、言ってるかもしれない、よな」
だがふと普段の自分たちのことを思って呟くと昌義は首を振ってきた。
「さっきも言いましたが、オーナーは、あと志生さんもそういうこと、しないです。嫌な感じまったくないし、相手が本当に嫌がることは絶対、しない人だと、俺、思います」
ふと、前にも「……オーナーはそういうこと、しないじゃないですか」と言っていた昌義を卓也は思い出した。いつだって遠慮なく誘いを断ってくるので「お前、オーナーに対してちったぁ気をつかえよ」と言った時だ。
あの時どういう意味か聞いたが返事は特になかった。だが今なんとなくわかった気がする。そして昌義が前に勤めていた美容院のオーナーとやらに激しい怒りが湧いてきた。
卓也に対して「セクハラやパワハラをしないから、遠慮せずに断れる」ということを昌義は卓也に言ったんだと思われる。
それって前の時は逆にそれができなかったということじゃないのか。前のオーナーはなにをこいつにしてくれたのか。
「……っくそが……!」
「……オーナー?」
昌義が少しだけ怪訝そうな顔で卓也を見てきた。それで自分が我を忘れそうなほどに怒りを覚えていたのだと気づいた卓也は、一度深呼吸をして「いや、悪い」と謝る。
「……悪かったな」
怒りを露わにして悪かったと思い謝った後、改めて謝ったのは自分の態度に対してなのか付き合ってくれと気軽に言った言葉になのか。
あまり自分でもよくわからないまま口にしていた。
ただ、あまりに淡々としすぎていたものの、いつも無表情な昌義を見慣れているので卓也がそれらに関して違和感がなかったと思うのは仕方ない。そして「いいですよ」という言葉に年甲斐もなくテンションが上がったせいもあったかもしれない。
いいと言われてからも何度か飲みに行っているが付き合うことになったはずだというのに以前となにも変わらなかった。せめていい雰囲気にしようと思ってもあの「無」の表情でじっと見られると、やりにくいことこの上ない。一度志生にも笑われたが、確かに気にせず押し倒しても昌義はただ無表情のまま見てきそうな気がした。
「なあ、終電もなくなったし俺んちこないか」
いつもは大抵終電前に店を出ているが、飲みに来た時間も遅かったためか店を出る段階で既に時間はギリギリだった。そしてそれに気づき、いっそなくなればいいんじゃねと思ったことはもちろん卓也としては口にしない。
俺の家に、と言った時の反応を少し期待したが、残念ながらというか案の定「っス」と頷く昌義の表情は変わらない。普通、彫刻のような相手に対して好きだと思うことすらおかしいのかもしれない。
卓也は思った。相手を好きになるのに理由はないとは言え、実際はなにかあるだろう。それがなにかの相性だったり性格だったり言葉だったり表情だったり。
まさか顔か、と思ったりもしたが、実際顔だけでいいならこの間知り合いがいらないと言うのに無理やり紹介してきた女が顔もそれなりの上にいい体をしていた。
男も女もいけるとはいえ、どっちでもいいなら女を選ぶというのに、紹介された時に卓也は「マサのが全然いいよな」と内心思っていた。
だいたい顔だけといえども昌義ほど無表情だとずっといるには普通限界がありそうだ。なのに卓也は今もこうして無反応の昌義がかわいいと思っている。
なんだろうな。
志生にも「どこに惚れたのか」と聞かれたが、卓也自身改めて考えてもよくわからなかった。
家に着くと「お前明日早番だっけ? 遅番?」と中に入りながら卓也は聞いた。
「遅番、だけど早く行きます」
「……お前な、髪好きなのもいいし仕事熱心なのもいいけどアシスタントのことも考えろよ」
冷蔵庫の中を漁りながら卓也は微妙な顔で昌義を見た。昌義は首を傾げている。
「お前がやたらめったら毎日早く出勤したらな、アシスタントがやりにくいだろうが。そういう配慮もしろよ」
「っス」
卓也の言葉に昌義は素直に頷く。
……あー、これかな。
ふと思った。無表情で無口とはいえ、全くの無反応ではない。どうでもよければ無反応でもあるが、卓也の誘いを断るように、無理なら無理、嫌なものは嫌だときっぱり示してくる。昌義は相手に合わせて自分を変えることはない。なにを考えているか基本分からなくてもそれはわかっていた。
そういう部分もいいと思えるし、そういう部分があるとわかっているからこそ、たまにこうして素直に肯定してくるとそれが妙に嬉しいというか擽られるのだ。
……言葉にはしにくいけど、なんだろうな、そういう部分が見えてくるのがまた好きなんだろうかな。
最初はなにを考えているかわからないけれどもなんか気になる、が発端だったのかもしれない。だがそんな感じがした。
先にシャワーを使わせようかと思ったが、自分があがった時になんとなく普通に寝てそうで、卓也は大人げないと思いながらも「先にシャワー使わせてくれ」と断った。昌義はただコクリと頷いてくる。
あーうん、やっぱかわいいんだろうな。
ニヤリと笑うと卓也は昌義の頭をくしゃりと撫で「テレビ観るなら勝手につけたらいい」と言いながらシャワーを使いに行った。
昌義は無表情のまま手を撫でられた部分に触れると、その後は卓也の置いていったペットボトルのお茶を時折飲みながらぼんやり座っていた。
シャワーから出た後、卓也はバスタオルと着替えを用意して昌義に渡す。
「ちゃんとパンツ新品だから」
「……っス」
昌義には茶を出しておきながら自分はビールを飲みつつテレビをつける。かといって特に観たいものはない。ちなみに自分がビールで昌義に茶なのはただ単に、昌義の体調を気遣ってのことだが大抵の相手からは「俺様気質」だと言われたりする。
ぼんやりテレビを観ながら、内心では「あいつ、わかってんのかな」と考えていた。付き合っている上に家に上げて、シャワー。ここまできて、いくらなんの展開も今までないといえどもわかりそうなものだが。
「シャワーと着替え、ありがとうございます」
戻ってきた昌義は卓也にとって今すぐ押し倒したくなるなにかが漂っていた。
そういえば無表情なくせに普段も妙になにか出てるんだよなと卓也は内心苦笑した。だから一人でいると顔が綺麗なのもあるが前のようにナンパされたりもするのだろう。
「おう。……なあ、お前さ、一応聞くけど、付き合ってるの、わかってる?」
小さなコーヒーテーブルを挟んで座った昌義に卓也は改めて聞いた。本当はこのまま押し倒したいとは思ったが、やはりおかしい気がしている部分を明確にしておきたくなったのだ。
すると昌義は少し怪訝そうな顔を向けてきた。やだ、無表情じゃない表情……などと茶化してみたが卓也は直ぐに微妙な気分になった。
「……あー、やっぱそうなの? お前まじ、なんなの。俺と付き合うって、まさかああやって飲みに付き合えとか言われたって思ったんじゃねえだろうな!」
「いや、どこが好きでどこに行くことを言ってるのかはわからないけど構わない、と……」
「一緒なんだよ……! だいたい『お前が』好きっつったろーが! ベタ過ぎるだろうが……! 俺のかわいく喜んだ気持ち返せクソ! だいたいお前、ナンパとかわかってんだろ。そーゆーの疎い訳じゃねぇだろ? ったく、なんなんだよ」
片手で額あたりを覆いつつ、卓也は思いきり呆れ、嘆いた。
そうかもしれないとはなんとなく頭のどこかで感じていたのだろう。思ったよりはショックではない。しかしショックはショックだ。
「……オーナーからは嫌な感じ、漂ってこなかったんで……」
「は?」
なに言ってんだ、と卓也は顔を上げて昌義を見た。しかし見ても仕方がないくらい、相変わらず無表情ではあるが。
「……そういうこと、しないし……だから全く違うと思って」
「……普段無口なのは許してやる。だが俺を傷つけた罪は重いんだよ! だから心を配って、めいいっぱいわかるよう説明しろ」
眉をひそめて昌義の言うことを噛み砕こうとしたが全くもってなにを言っているのかがわからない。なので卓也はため息と頬杖をつきながら昌義をジッと見た。
「……俺、わりと昔から変な目で、見られやすいみたいで」
そりゃ無表情過ぎるからだろと言おうとして、卓也はだが口を閉じた。さっき思った、妙になにか出ている昌義を思う。そしてなんとなく理解した。
普段喋らない相手から話を聞きだすのは基本容易ではない。しかも相手は彫刻のような昌義だ。
それでもなんとか卓也は待ち、そして合間に簡素な質問や促しを交えて辛抱強く聞いた。
昔から変な目で、というのは予想通り「性的な目で」見られやすいということだった。さすがに詳しくは話してくれなかったが色々嫌な目に合ったのだろうとなんとなく卓也は思った。もしかしたらそれもあってこれほど無表情なのかもしれないとも思った。
「……前の店のオーナーにも、普段から妙に触られたり言われたり、してて」
それを聞いて卓也は歯をぎり、と噛みしめた。
実際美容院ではわりとセクハラは少なくない。従業員が客にすることもあるが、パワハラとも言える上司が部下にすることが案外多かったりする。
せっかくなりたい仕事を実現し、ようやく入った店でそんな目に合い、日々どうすればいいか悩むアシスタントを思うと例え相手が自分の好きな昌義でなくとも卓也は腸が煮えくりかえりそうな気持ちになっただろう。
「あ、だとしたら俺や志生だってセクハラめいたこと、言ってるかもしれない、よな」
だがふと普段の自分たちのことを思って呟くと昌義は首を振ってきた。
「さっきも言いましたが、オーナーは、あと志生さんもそういうこと、しないです。嫌な感じまったくないし、相手が本当に嫌がることは絶対、しない人だと、俺、思います」
ふと、前にも「……オーナーはそういうこと、しないじゃないですか」と言っていた昌義を卓也は思い出した。いつだって遠慮なく誘いを断ってくるので「お前、オーナーに対してちったぁ気をつかえよ」と言った時だ。
あの時どういう意味か聞いたが返事は特になかった。だが今なんとなくわかった気がする。そして昌義が前に勤めていた美容院のオーナーとやらに激しい怒りが湧いてきた。
卓也に対して「セクハラやパワハラをしないから、遠慮せずに断れる」ということを昌義は卓也に言ったんだと思われる。
それって前の時は逆にそれができなかったということじゃないのか。前のオーナーはなにをこいつにしてくれたのか。
「……っくそが……!」
「……オーナー?」
昌義が少しだけ怪訝そうな顔で卓也を見てきた。それで自分が我を忘れそうなほどに怒りを覚えていたのだと気づいた卓也は、一度深呼吸をして「いや、悪い」と謝る。
「……悪かったな」
怒りを露わにして悪かったと思い謝った後、改めて謝ったのは自分の態度に対してなのか付き合ってくれと気軽に言った言葉になのか。
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