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エピローグ
しおりを挟む一面に、芳しい色とりどりの美しい花々が、大地を覆い、所々に見える無骨な岩を彩っていた。 その中央に、長い金の髪の青年が見事な剣を大地に突き刺し、立ち尽くしている。
『ジャンは眠れるかな。 セイジュ』
涼やかな音色が風の様に響く。 大地に突き刺さっていた剣が消えて、代わりに一人の女が座っていた。
「ジャンは、大地の剣が作りだした生気を吸って生まれ変わったこの景色のある場所に、来たがっていた。 だから大丈夫だ」
ほんの少し前まで、ここはかさかさの荒れ地だった。 生きとし生けるモノの居ない死の大地。 世界には、まだ枯渇する大地が数多存在する。 それは、人間が生活する為に作り替え、そうしてその無理が大地に影響を及ぼした結果なのだ。 セイジュは目を細めて大地の剣の化身である“フィラ”を見る。
セイジュは静かにフィラの側に来ると、花畑を感傷に浸りながら見つめる、自然の具現に手を差し出た。
「さあ、行こう」
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