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第1章 はじまり
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すると、数分もしないうちに彼から返事がきた。
【侑さん? LINEありがとうございます。
長沢です。よろしくお願いします。
バイトお疲れ様です】
会って話したときと同様、落ち着いた文体だ。お互いの呼び方をどうしようかと考え、
【壮介さんのことなんて呼べばいいですか?】
と聞くと
【さん付け以外ならなんでも大丈夫だよ。
呼び捨てがいいな。**くんでもOKです!
てかタメ口でいいよ。侑さんは?】
こう返ってきたので
【本当? じゃあお言葉に甘えてタメで……。
そうくんって呼ぶね。
付き合ってない男のひとに呼び捨てされるの抵抗あるから、それ以外ならなんでもいいよ】
と送り返したのだ。呼び捨てが嫌だなんて面倒くさいことを言ってしまったと後悔したのは言うまでもないのだが、
【呼び捨ていやなんだ……。
侑さんか侑ちゃん、どっちがいい?】
と訊かれて
【迷うなあ、どっちでもいいよ】
とこれまた煮えきれないことを言ってしまう。
【侑さん? LINEありがとうございます。
長沢です。よろしくお願いします。
バイトお疲れ様です】
会って話したときと同様、落ち着いた文体だ。お互いの呼び方をどうしようかと考え、
【壮介さんのことなんて呼べばいいですか?】
と聞くと
【さん付け以外ならなんでも大丈夫だよ。
呼び捨てがいいな。**くんでもOKです!
てかタメ口でいいよ。侑さんは?】
こう返ってきたので
【本当? じゃあお言葉に甘えてタメで……。
そうくんって呼ぶね。
付き合ってない男のひとに呼び捨てされるの抵抗あるから、それ以外ならなんでもいいよ】
と送り返したのだ。呼び捨てが嫌だなんて面倒くさいことを言ってしまったと後悔したのは言うまでもないのだが、
【呼び捨ていやなんだ……。
侑さんか侑ちゃん、どっちがいい?】
と訊かれて
【迷うなあ、どっちでもいいよ】
とこれまた煮えきれないことを言ってしまう。
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