第2の人生は若返ってから

マユリ

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第4章 イトルア村

第46話 忠告は聞きましょう

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……窓の下から誰かが一階のドアを叩く音がします。
……眠いですが身体を起こしますと、…まだ叩いていますね。何か急用なんでしょうか?寝惚けた頭で立ち上がると下に降りました。凄い音がしますがなんでしょうか?
ドアを開けるとそこには見知らぬ男が2人立っていました。
…誰でしょうか?ザイルさん達の知り合いですかね?

「…お前はこの宿屋の知り合いか?」

「ザイルさん達のですか?今はお世話になっていますけど何か?」

「……そうか、お前にも恨みはないがしょうがない。」

「待て‼相手はまだ子供だぞ!」

「だが、これしかない。……すまんな恨むなら俺を恨んでくれ。」

「やっぱり、やめよう!今なら間に合う。」

「……もう遅いんだ。」

争う二人の雰囲気から徐々に目が覚めてくると、私が大変な立場にいる事がわかってきます。ヤバい逃げないといけないと思い振り向こうとした瞬間、足元に何かが投げ込まれたと思ったら足元が光出しました。

「…な、なに?」

言葉を発した瞬間眩い光に包まれ、光が収まると同時に目を開けると、

……森?
……もう一度目を閉じて開けると、やはり森の中です。


これって大変なやつですよね?確かジルさんにドアは開けるなと言われていたのに開けてしまってこんなに事に……。
…はい、私がいけませんでしたね。さて、どうしましょう?振り出しに戻った気持ちです。ただ、最初に比べると服に荷物もあるので気持ち的には全然心に余裕がありますけどね。
それよりも、アルさん達にまたご心配をお掛けしてしまいますね。あの顔心が痛むんですよね。…さて、それなら頑張って街に戻りますか!そして、街までそんなに離れてない事を祈りましょう。気分を前向きに進みます。
少し歩くとすぐに道に出る事ができ良かったのですが、この道エルセバードの街道と違いますね…。道が悪いですし、道幅も狭いですね。

…嫌な予感がしますが、とりあえず進みましょう。道沿いに行けばとりあえず街等に出られるはずです。それから少し進んで行くと煙が見えました。煙と言うことは人がいるはずです。
私はつい走りだし煙の見えた所まで行くと、そこはよくゲーム等に出てくる村と言うものでしょうか?がありました。エルセバードではなかったですが人里ですよ。何か手がかりが見つかるかも知れません。魔物対策の木の柵で覆われた入り口には、一人の男が立っていて門番にしては軽装な気がします。まっ、村だとしたら人が立っているだけでもちゃんとしている村なんでしょう。
私はその村の入り口に向かい歩きました。すると向こうの門番らしき人の方から走って近づいてきました。

「お嬢ちゃん、一人かい?誰か大人の人は?」

「一人ですよ。それに私は…」

「お嬢ちゃん一人だって!もしかして、はぐれたのかい?」

「はぐれたのではなくて、何か足元が光ったと思ったらこの近くの森の中にいて、それから…」

「なんてこった!じゃあ、お嬢ちゃん一人なんだね。可愛そうに…。よし、お兄さんに任せときなさい!」

そう言って私の手を繋ぐと村の中に入っていきました。その際私の訂正をこのお兄さんが遮り村の奥の大きな家につく頃には、「私は転移トラップで飛ばされた可愛そうな子供」が定着化しそうになっています。だって訂正しようにも、「大人の振りしなくても大丈夫なんだよ。」って感じになってしまいます。

……もう、そのままでいいです。

ちなみにこの大きな家は村長さんのお家で、この門番のお兄さんはその村長さんのお孫さんでした。

「じいちゃん、聞いてくれ!」

そう言って先程と同じように話をしました。私が流石に村長さんにはちゃんと話をし訂正しようにも、「何も心配するな、俺に任せとけ。」と言って聞いてくれません。

「…そんな事柄あったのか。大丈夫だよ。何も心配しないでこの村にいるといい。」

村長さんとお兄さんが涙を堪えていますけど、私そんなに可愛そうな子供に見えるのでしょうか?その後話をして、村の中央にある一件の小さな空き家を貸して貰える事になりました。
最初は、見た目子供ですから誰かの家で預け入れる話になったのですが、なんとか回避する事に成功しましたよ。それに本当は村の外れでも良かったのですが、それは危ないと却下されました。
とりあえず、今日は村長さんのお家に泊まることになり明日から空き家からの生活です。
部屋を一つお借りしてお泊まりですが、やはりお風呂は身体を拭くだけでした。
お風呂に入れないのは少しキツイですけど、初日で野宿にならなくて良かったですね。
とりあえず、明日の為にも寝ときますか。

……やはりアルさん達の生活は贅沢だったのを実感します。なんて言ったってベッドが全然違います。まっ、以前の地球の時とあまり変わらないので大丈夫ですけどね。

……おやすみなさい。












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