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第4章 イトルア村
第54話 旅立ち
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村に着くとそのまま家に向かうます。明日旅立つとなったので色々とお掃除をしたかったからです。あまり使っていないので汚れてはいませんが「立つ鳥跡を濁さず」と言いますし、綺麗にしましょう。
「この家の造り気に入ってたんですけどね。」
家に着いてそう思いました。立ち止まった私にアルさんが「そんなに気に入っていたんですか?」と尋ねられました。
「そうですね。お花が好きなので庭があるので沢山植える事が出来ますし。屋根裏部屋が秘密の部屋みたいでドキドキしませんか?」
「お花が大好きだと仰っていましたからね。屋根裏部屋がお好きだとは知りませんでしたが。」
「はい。…あ、そういえばジュエルはどうしたんですか?ドタバタしていたので忘れてました。……怒ってないですかね。」
「召喚の仕方を教えていませんでしたね。頭の中で召喚獣の事を思い浮かべながら名前を呼ぶと現れるんですよ。先に教えておくべきでした。すみません。」
アルさんに謝られますが、アルさんは悪くありませんよ。確認しなかった私が悪いのですから。恐る恐るジュエルを思い浮かべながら名前を呼ぶと、突然目の前にジュエルが現れたかと思ったら私に突進してきました。そして「キュッ。キュウ~。」とずっと鳴いていると思ったら、何となく目がウルウルしていて泣いているようにもみえます。
「忘れていてごめんね。寂しかったでしょ。」
沢山撫でていると、落ち着いてきたのか鳴き声はなくなり頬をスリスリしてきました。角がチクチクしますが、寂しくさせていたのでそこは我慢してやりたいようにさせます。
その後は、前のようにポシェットにジュエルを入れると片付けを始めます。ザイルさんは夕御飯の準備ですし、ジルさんはテントの中の部屋に籠っています。アルさんが掃除を手伝ってくれたので早く終わりました。今日は色々ありウトウトしていた私の為に早めにご飯を食べて眠る事にしました。
…皆さんすみません。
翌朝、早めに目が覚めキッチンに向かうと皆さん勢揃いでした。朝御飯を食べテントもしまい綺麗にして家を出ます。そして、お世話になった村長さんのお宅に向かうと、何故か村中がドタバタと騒がしいですね。何があったのでしょうか?村長さんのお宅も中でドタバタとしている感じがしたので扉の前でどうしようかと悩んでいると丁度ミランさんが出てきました。
「あら、マリちゃんおはよう。」
「ミランお母さん何かあったのですか?何か村中がドタバタと騒がしい感じがしますが。」
「そうだったわ!ドラゴンよ。ドラゴンが村の近くに現れたらしいのよ。昨日空を飛んでいるのを見た者もいるし、声も村まで聞こえてきたの!だから、村人を避難させる為の話し合いをしていたのよ。」
……心当たりがありますね。多分昨日アルさんが討伐したドラゴンだと思います。
「もしかして、そのドラゴンって赤い色で翼に傷がありました?」
「そう、そう聞いたわ。…そういえば、昨日森に出掛けたのよね。もしかして見掛けたの?大丈夫だった?怪我はないの?」
「大丈夫ですよ。それにそのドラゴンの事はもう大丈夫だと思います。」
「怪我はないのね。…って、ドラゴンの事は大丈夫だと思いますって、どういう意味なの?」
私が説明しようとすると、ザイルさんが私の肩を軽く叩いて「俺達から説明する。」と言って、アルさんとザイルさんが村長さん達と部屋で話し合い、その間私とミランお母さんにジルさんの女同士はお茶を飲みながら待つことになりました。暫くすると、アルさん達が出てきてちゃんと話し合いは終わり、ドラゴンも村人が見たものと同じドラゴンだと言う事と魔石の確認もできたそうです。傷の位置が決め手となりました。それにドラゴンは、一つの場所に2頭も現れないそうです。村長さんはとても喜んで、おもてなしをさせて欲しいと伝えましたが、ザイルさん達はそれを断り旅立つ事を伝えるととても残念そうでした。
「村の恩人に何も恩返しが出来ないのは心苦しい、せめてこれだけでも。」
と、何か袋を差し出しますがザイルさんは断りました。
「今回は、私達の連れがお世話になりました。もし貴殿方に会わなければどうなっていたのかわかりません。こちらこそ貴殿方は恩人なのです。なのでこれは受け取れませんよ。」
「……ありがとうございます。…マリ、この家はもう一つのお前の家だと思っていつでも遊びにきなさい。」
「ありがとうございます。マリちゃん病気なんかしないでね。元気でいるんだよ。」
「……お世話になりました。ありがとうございます。」
ミランお母さんに抱き締められて思わず泣きそうになりましたが堪えます。旅立ちは笑顔が一番ですからね。そのまま村の入り口まで村の人達にが見送りにきてくれました。本当に暖かい人達ばかりです。
……所でリックお兄さんが見えませんが、どうしたのでしょうか?ミランお母さんに聞いたら、隣の村にいる奥さんの所に話を伝えに走ったみたいです。臨月で里帰りをしているらしくドラゴンの事もあり伝えに行ったみたいですが、ドラゴンの件も落ち着いたので、その連絡をしにまた別の人がその村まで今から出掛けるそうです。
リックお兄さんにお別れ出来なかったのは残念ですが、皆に見送られ村を出ます。私達が見えなくなるまで手を振ってくれるその姿にまた泣きそうになってしまいましたが、明るいザイルさんとジルさんの声それに優しく手を握ってくれるアルさんがいたので堪える事が出来ました。
よし、エルセバードに帰りますよ。
「この家の造り気に入ってたんですけどね。」
家に着いてそう思いました。立ち止まった私にアルさんが「そんなに気に入っていたんですか?」と尋ねられました。
「そうですね。お花が好きなので庭があるので沢山植える事が出来ますし。屋根裏部屋が秘密の部屋みたいでドキドキしませんか?」
「お花が大好きだと仰っていましたからね。屋根裏部屋がお好きだとは知りませんでしたが。」
「はい。…あ、そういえばジュエルはどうしたんですか?ドタバタしていたので忘れてました。……怒ってないですかね。」
「召喚の仕方を教えていませんでしたね。頭の中で召喚獣の事を思い浮かべながら名前を呼ぶと現れるんですよ。先に教えておくべきでした。すみません。」
アルさんに謝られますが、アルさんは悪くありませんよ。確認しなかった私が悪いのですから。恐る恐るジュエルを思い浮かべながら名前を呼ぶと、突然目の前にジュエルが現れたかと思ったら私に突進してきました。そして「キュッ。キュウ~。」とずっと鳴いていると思ったら、何となく目がウルウルしていて泣いているようにもみえます。
「忘れていてごめんね。寂しかったでしょ。」
沢山撫でていると、落ち着いてきたのか鳴き声はなくなり頬をスリスリしてきました。角がチクチクしますが、寂しくさせていたのでそこは我慢してやりたいようにさせます。
その後は、前のようにポシェットにジュエルを入れると片付けを始めます。ザイルさんは夕御飯の準備ですし、ジルさんはテントの中の部屋に籠っています。アルさんが掃除を手伝ってくれたので早く終わりました。今日は色々ありウトウトしていた私の為に早めにご飯を食べて眠る事にしました。
…皆さんすみません。
翌朝、早めに目が覚めキッチンに向かうと皆さん勢揃いでした。朝御飯を食べテントもしまい綺麗にして家を出ます。そして、お世話になった村長さんのお宅に向かうと、何故か村中がドタバタと騒がしいですね。何があったのでしょうか?村長さんのお宅も中でドタバタとしている感じがしたので扉の前でどうしようかと悩んでいると丁度ミランさんが出てきました。
「あら、マリちゃんおはよう。」
「ミランお母さん何かあったのですか?何か村中がドタバタと騒がしい感じがしますが。」
「そうだったわ!ドラゴンよ。ドラゴンが村の近くに現れたらしいのよ。昨日空を飛んでいるのを見た者もいるし、声も村まで聞こえてきたの!だから、村人を避難させる為の話し合いをしていたのよ。」
……心当たりがありますね。多分昨日アルさんが討伐したドラゴンだと思います。
「もしかして、そのドラゴンって赤い色で翼に傷がありました?」
「そう、そう聞いたわ。…そういえば、昨日森に出掛けたのよね。もしかして見掛けたの?大丈夫だった?怪我はないの?」
「大丈夫ですよ。それにそのドラゴンの事はもう大丈夫だと思います。」
「怪我はないのね。…って、ドラゴンの事は大丈夫だと思いますって、どういう意味なの?」
私が説明しようとすると、ザイルさんが私の肩を軽く叩いて「俺達から説明する。」と言って、アルさんとザイルさんが村長さん達と部屋で話し合い、その間私とミランお母さんにジルさんの女同士はお茶を飲みながら待つことになりました。暫くすると、アルさん達が出てきてちゃんと話し合いは終わり、ドラゴンも村人が見たものと同じドラゴンだと言う事と魔石の確認もできたそうです。傷の位置が決め手となりました。それにドラゴンは、一つの場所に2頭も現れないそうです。村長さんはとても喜んで、おもてなしをさせて欲しいと伝えましたが、ザイルさん達はそれを断り旅立つ事を伝えるととても残念そうでした。
「村の恩人に何も恩返しが出来ないのは心苦しい、せめてこれだけでも。」
と、何か袋を差し出しますがザイルさんは断りました。
「今回は、私達の連れがお世話になりました。もし貴殿方に会わなければどうなっていたのかわかりません。こちらこそ貴殿方は恩人なのです。なのでこれは受け取れませんよ。」
「……ありがとうございます。…マリ、この家はもう一つのお前の家だと思っていつでも遊びにきなさい。」
「ありがとうございます。マリちゃん病気なんかしないでね。元気でいるんだよ。」
「……お世話になりました。ありがとうございます。」
ミランお母さんに抱き締められて思わず泣きそうになりましたが堪えます。旅立ちは笑顔が一番ですからね。そのまま村の入り口まで村の人達にが見送りにきてくれました。本当に暖かい人達ばかりです。
……所でリックお兄さんが見えませんが、どうしたのでしょうか?ミランお母さんに聞いたら、隣の村にいる奥さんの所に話を伝えに走ったみたいです。臨月で里帰りをしているらしくドラゴンの事もあり伝えに行ったみたいですが、ドラゴンの件も落ち着いたので、その連絡をしにまた別の人がその村まで今から出掛けるそうです。
リックお兄さんにお別れ出来なかったのは残念ですが、皆に見送られ村を出ます。私達が見えなくなるまで手を振ってくれるその姿にまた泣きそうになってしまいましたが、明るいザイルさんとジルさんの声それに優しく手を握ってくれるアルさんがいたので堪える事が出来ました。
よし、エルセバードに帰りますよ。
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